本日開幕の第31回全日本高等学校女子サッカー選手権。
今大会のキーヴィジュアルは、例年とは異なる動的なイメージです。
ぎゅっと握った拳に闘志が……いいですねえ。
では、恒例のユニフォーム勢力図をご紹介していきます。
今大会ではブランドの乗り換えがなかったのが特徴的です。
1位 7校 PUMA(前回5校)
昨年度2位だったPUMAが首位に立ちました(男子の高校サッカーでも採用校が最多のようです)。拙ブログでユニフォームのデータをとりはじめた23回大会からの採用校数を見ると、基本的に4~5校で推移している(25回大会では6校)のですが、今大会では2校増となりました。増加の2校は初出場の尚志と高川学園です。
尚志
前橋育英
聖カピタニオ
姫路女学院
高川学園
AICJ
柳ヶ浦
2位 6校 mizuno(前回7校)
26回大会で7校出場となって以来、6~7校の間で推移し5年連続首位をキープしてきましたが、今回は1校減でPUMAに逆転されました。専修大北上の全国大会出場が叶わなかったことによる減少です。
聖和学園
日本航空
大阪学芸
追手門学院
四国学院大香川西
神村学園
3位 3校 asics (前回3校)
25回大会で7校を記録しましたが、27回大会以降は3校で固定しています。この3校は23回大会から安定のasics採用校です。いずれも中国・四国地方の高校なのは、asicsが神戸に拠点をおく企業であることと関係があるのでしょうか。
日ノ本学園
岡山県作陽
鳴門渦潮
PENALTY(前回2校)
26回大会で一旦姿を消しましたが27回大会で復活、29回大会からは3回連続で増加しています。
常磐木学園は30回大会で長年採用してきたDIADORAからのまさかの乗り換え。今大会での増加は初出場の旭川実業です。
旭川実業
常磐木学園
京都精華
new balance(前回2校)
ランニングシューズのイメージの強い new balance ですが、サッカー界では後発ブランドです(2015年参入)。2019年の27回大会で2校が登場し、以来2~3校で推移しています。今大会出場の修徳と藤枝順心は2017年にどちらもNIKEから乗り換えで採用開始しています。鎮西学院は長らくmizuno採用校でしたが28回大会で4年ぶりに全国大会出場した際には new balance に乗り換え済(2017年に変更したようです)でした。
修徳
藤枝順心
鎮西学院
以下、次のようになっています
2校
adidas(前回4校)
23回大会では最大勢力で5校を占めていましたが、24回大会以降、PUMAに逆転されてしまいました。昨年度の4校から2校減ですが、乗り換えはなく、鹿島学園と福井工大附福井の出場が叶わなかったための減少です。
開志学園JSC
東海大福岡
umbro(前回2校)
23回大会では4校が採用していましたが、この5年ほどは2~3校で推移しています。umbro採用校は長期継続のイメージがあるのですが、29回大会では福井工大附福井がadidasに乗り換えています。今回出場の2校はumbroで不変です。とはいえ、Jリーグでここ数年の間にFC東京やガンバ大阪がumbroとのサプライヤー契約を終了するなど、縮小傾向にあるのは気になるところです。
北海道大谷室蘭
常葉大附属
1校
hummel(前回2校)
高校の部活ウェアを見ていると採用校が多そうに見えるhummelですが、高校女子サッカー(全国大会)では意外に少なく、23回大会以来一貫して採用校は2校で固定していました。今大会の1校減は広島文教大附の出場が叶わなかったことによるものです。
星槎国際湘南
SVOLME(前回2校)
23回大会以来の動きを見ると、散発的に採用校1校が出場しているという印象です(それが筑陽学園でした)。前回大会は筑陽学園と、3年連続出場となった暁星国際の2校が揃ったのですが、今大会では暁星国際のみとなり、再び1校に戻りました。
暁星国際
ATHLETA(前回1校)
27回大会から1校採用ですが、これは帝京長岡が一貫して出場しているためです。サッカー部ではATHLETA採用校が少なくないはずのですが、高校女子サッカー(全国大会)では出場校の採用は増えていません。
帝京長岡
UNDER ARMOUR(前回0校)
28回大会以来3年ぶりに復活しました。24回から28回大会までは採用校1校出場でしたが、これは今回と同じで十文字のみです。UNDER ARMOUR は2010年代以来愛用者が急速に増えている印象で、日常的にもウェアはよく見かけますが、高校女子サッカー(全国大会)では勢力が拡大していません。
十文字
YONEX(前回0校)
ラケットスポーツのイメージが強いYONEXがサッカーウェアに参入したのは2012年。高校女子サッカー(全国大会)では、27回大会から29回大会まで3回連続で1校が採用していました。これは秀岳館が3年連続で出場していたためです。秀岳館は第26回大会ではasicsを採用していましたが、次の大会で乗り換えています。今大会では初出場の佐久長聖が唯一の採用校となっています。
佐久長聖
macron(前回0校)
欧州サッカーではメジャーなブランドですが、日本ではまだまだこれから。1976年にイタリアで野球用具輸入会社として設立され、2001年からサッカーウェアに参入しました。2016年のUEFA欧州選手権でアルバニア代表がmacronのユニフォームを着用したことで注目されるようになったようです。
霞ヶ浦
初日におこなわれる1回戦でのユニフォームブランド組合せを以下に掲載します。
高川学園VS前橋育英がPUMA対決、日ノ本学園VS鳴門渦潮がasics対決となります。
尚志(PUMA)VS開志学園JSC(adidas)がそれぞれのブランドらしい王道デザインの対戦、そして初出場校VS常連校の激突で興味深いと思います。
今大会のキーヴィジュアルは、例年とは異なる動的なイメージです。
ぎゅっと握った拳に闘志が……いいですねえ。
では、恒例のユニフォーム勢力図をご紹介していきます。
今大会ではブランドの乗り換えがなかったのが特徴的です。
1位 7校 PUMA(前回5校)
昨年度2位だったPUMAが首位に立ちました(男子の高校サッカーでも採用校が最多のようです)。拙ブログでユニフォームのデータをとりはじめた23回大会からの採用校数を見ると、基本的に4~5校で推移している(25回大会では6校)のですが、今大会では2校増となりました。増加の2校は初出場の尚志と高川学園です。
尚志
前橋育英
聖カピタニオ
姫路女学院
高川学園
AICJ
柳ヶ浦
2位 6校 mizuno(前回7校)
26回大会で7校出場となって以来、6~7校の間で推移し5年連続首位をキープしてきましたが、今回は1校減でPUMAに逆転されました。専修大北上の全国大会出場が叶わなかったことによる減少です。
聖和学園
日本航空
大阪学芸
追手門学院
四国学院大香川西
神村学園
3位 3校 asics (前回3校)
25回大会で7校を記録しましたが、27回大会以降は3校で固定しています。この3校は23回大会から安定のasics採用校です。いずれも中国・四国地方の高校なのは、asicsが神戸に拠点をおく企業であることと関係があるのでしょうか。
日ノ本学園
岡山県作陽
鳴門渦潮
PENALTY(前回2校)
26回大会で一旦姿を消しましたが27回大会で復活、29回大会からは3回連続で増加しています。
常磐木学園は30回大会で長年採用してきたDIADORAからのまさかの乗り換え。今大会での増加は初出場の旭川実業です。
旭川実業
常磐木学園
京都精華
new balance(前回2校)
ランニングシューズのイメージの強い new balance ですが、サッカー界では後発ブランドです(2015年参入)。2019年の27回大会で2校が登場し、以来2~3校で推移しています。今大会出場の修徳と藤枝順心は2017年にどちらもNIKEから乗り換えで採用開始しています。鎮西学院は長らくmizuno採用校でしたが28回大会で4年ぶりに全国大会出場した際には new balance に乗り換え済(2017年に変更したようです)でした。
修徳
藤枝順心
鎮西学院
以下、次のようになっています
2校
adidas(前回4校)
23回大会では最大勢力で5校を占めていましたが、24回大会以降、PUMAに逆転されてしまいました。昨年度の4校から2校減ですが、乗り換えはなく、鹿島学園と福井工大附福井の出場が叶わなかったための減少です。
開志学園JSC
東海大福岡
umbro(前回2校)
23回大会では4校が採用していましたが、この5年ほどは2~3校で推移しています。umbro採用校は長期継続のイメージがあるのですが、29回大会では福井工大附福井がadidasに乗り換えています。今回出場の2校はumbroで不変です。とはいえ、Jリーグでここ数年の間にFC東京やガンバ大阪がumbroとのサプライヤー契約を終了するなど、縮小傾向にあるのは気になるところです。
北海道大谷室蘭
常葉大附属
1校
hummel(前回2校)
高校の部活ウェアを見ていると採用校が多そうに見えるhummelですが、高校女子サッカー(全国大会)では意外に少なく、23回大会以来一貫して採用校は2校で固定していました。今大会の1校減は広島文教大附の出場が叶わなかったことによるものです。
星槎国際湘南
SVOLME(前回2校)
23回大会以来の動きを見ると、散発的に採用校1校が出場しているという印象です(それが筑陽学園でした)。前回大会は筑陽学園と、3年連続出場となった暁星国際の2校が揃ったのですが、今大会では暁星国際のみとなり、再び1校に戻りました。
暁星国際
ATHLETA(前回1校)
27回大会から1校採用ですが、これは帝京長岡が一貫して出場しているためです。サッカー部ではATHLETA採用校が少なくないはずのですが、高校女子サッカー(全国大会)では出場校の採用は増えていません。
帝京長岡
UNDER ARMOUR(前回0校)
28回大会以来3年ぶりに復活しました。24回から28回大会までは採用校1校出場でしたが、これは今回と同じで十文字のみです。UNDER ARMOUR は2010年代以来愛用者が急速に増えている印象で、日常的にもウェアはよく見かけますが、高校女子サッカー(全国大会)では勢力が拡大していません。
十文字
YONEX(前回0校)
ラケットスポーツのイメージが強いYONEXがサッカーウェアに参入したのは2012年。高校女子サッカー(全国大会)では、27回大会から29回大会まで3回連続で1校が採用していました。これは秀岳館が3年連続で出場していたためです。秀岳館は第26回大会ではasicsを採用していましたが、次の大会で乗り換えています。今大会では初出場の佐久長聖が唯一の採用校となっています。
佐久長聖
macron(前回0校)
欧州サッカーではメジャーなブランドですが、日本ではまだまだこれから。1976年にイタリアで野球用具輸入会社として設立され、2001年からサッカーウェアに参入しました。2016年のUEFA欧州選手権でアルバニア代表がmacronのユニフォームを着用したことで注目されるようになったようです。
霞ヶ浦
初日におこなわれる1回戦でのユニフォームブランド組合せを以下に掲載します。
高川学園VS前橋育英がPUMA対決、日ノ本学園VS鳴門渦潮がasics対決となります。
尚志(PUMA)VS開志学園JSC(adidas)がそれぞれのブランドらしい王道デザインの対戦、そして初出場校VS常連校の激突で興味深いと思います。
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