高松セミナーは、個人的にも初めての高松訪問でした。
飛行機搭乗まで少し散歩でもできたらと、海か山か考え“こんぴらさん”をお参りしました

そのこんぴらさんにて、優しいおばあさんに出会えたこともあり、すっかり高松好きです

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それはこんぴらさんお参り後のバス停での出来事でした。

バスが来るまでの10分くらい、木陰のベンチで本を読んでいました。
白い犬と散歩している前歯の無いおばあちゃんに話しかけられました。

おばあちゃん:暑いね〜お兄さんはどこから来たんだい?

私:東京からです。これから東京に帰るところです。

お:仕事かい?旅行でこんぴらさんに来たのかい?

私:仕事できました。今朝まで高松でした。

お:そうかい。バッグ(ビジネスバッグ)は重いだろう。
  こういう時は、リュックサックがいいよ。手が疲れるよ。

私:ありがとうございます。


(おばあちゃんがベンチの隣に腰かけました。) 

お:で、お兄さんはどこから来たんだい?

私:
(えっ?と思いつつも・・・)東京です。仕事できました。

お:そうかい。私も一度東京に行ったことがあるよ。
  賑やかなところだよね。お兄さんは仕事かい?

私:はい。コンピュータの仕事をしてます。

お:うちの孫も、自宅で一日中なんだかコンピュータでやってるよ。
  何をしているかは、さっぱり分からんけど食べさせてくれてるよ。
  お兄さんは30歳になったのかい?

私:
(ちょっと嬉しく思ったりもうすぐ42歳です。

お:そうかい。で、どこ・・・東京にこれから帰るんだね。


(バスが来たので確認すると、観光バスで空港行きのバスではありませんでした。)

お:空港行きか、しっかり確認するんだよ。
  それで、もし今日バスが来なかったら、うちに泊まっていいよ。

私:
(えっ?と思いつつも・・・)ありがとうございます!けど、帰らないとなりません。

お:うちは二軒あって、住んでいるのは、すぐそこだよ。犬と二人だから部屋があるよ。
  お茶はあるかい?ちょっと飲んでいくかい?

私:ありがとうございます。残念ですが、もう時間がないんです。

お:今度来たときには、うちにおいでよ。


(バスが来たので、ベンチを離れました。)

私:ありがとうございました!おばあちゃんもお元気で!

お:毎日、1回でいいから、こんぴらさんに向かって、手を合わせるんだよ。



バスの乗客は私一人でした。そして、窓の外でおばあちゃんが手を振り続けています。
私も写真を撮りたいと思いつつも、手を振り返し続けました

こんなに手を振ったのは、子供たちの幼稚園の運動会以来だと思いました・・・
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友人に話したら「都会の人だね〜こんな話はごまんとあるよ。」と返され、
ちょっと悔しく思いつつも、人の温かさがまだまだあることが嬉しくなった高松でした。

追伸
こんぴらさんの写真です
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※785段の参道の石段にて、本宮到着です
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※団体ツアーはここが最終到着地の様でした。まだ上があります。
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※中腹からの眺めです。
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※ツアー客に紛れて・・・、ガイドさんのお話に耳を傾けました
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※風情のある石段です。
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※登り甲斐があります。汗だくになりました
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※平日の早朝なので、人も少ないです。ただ、スーツで革靴姿は私だけです
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※本当に誰もいません・・・
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※もちろん、1368段登って頂上です。往復1時間弱でした。
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※昔から、高いところと展望台が好きでした・・・
うどん
※登り口にあるうどん屋さんにパソコンを含めて荷物を預かっていただきました。
行きと帰りと1杯ずつ、“ぶっかけうどん”をいただきました・・・



こういう旅のブログを書いている私は、とても楽しいです
月末なのに“長いなぁ〜”というみなさまには、大変失礼いたしました