trailmarkerの山遊び

telemarkski trailrunning の活動記録です。

2015年07月

20150727 甲斐駒ケ岳から鋸岳

北沢峠→駒津峰→甲斐駒ケ岳→第二高点→鋸岳→角兵衛沢→戸台

天候:晴れ

天気良し。状況もそろっている。いずれは滑らねばならない斜面。その下見は夏のうちに。

自身南アルプス主要稜線最後となる鋸岳に行ってきた。完全狙い撃ちをすれば行けたであろうが、天気やその他タイミングに阻まれ遠ざかっていたので行ってみることにした。

戸台のゲート前に到着して仮眠を取るものの、朝一番のバスに乗ろうとしたら前のバス停から既に満員ということで、それはないだろう~って思いつつ、その後の運転手が飛ばしてくれたおかげもあり30分ほどのビハインドでスタート。

甲斐駒まで1時間ちょいかな~っておもって飛ばすけど、結構大変ではないか。結局、駒津峰まで1時間かからないくらい、仲間をまって甲斐駒山頂まで2時間かからない程度で到着。まずはウォームアップ。山頂はさすがは百名山。人が多い。
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最近、黒戸から八丁をラウンドする人が多いらしく、この日も一人先行していた。
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忠実に尾根を追っていけばいいわけだけど、途中から結構濃い林をトラバース気味に入る。
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一箇所だけ長い鎖場があったが、ホールドだらけ。やがて六合目小屋まで降りる。建て替えられていて非常に綺麗だった。水場が近くにあるはずだが、場所を調べてなかったのと、結構下りそうだったのでパス。

その後、トラバースで一回ロスト。先頭からそのまま芋づる式に間違えてしまった。とりあえずは尾根へ藪を詰めてリカバッて事なきを得たが気を付けないと。
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もうすでにトウヤクリンドウが咲いているとは、、、夏は始まったばかりのはずなのに!
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途中で休憩をしていたらなんと!地図をなくしてしまったT_Tもう情報の古い山と高原地図だったけど、やはりショック。中ノ川乗越への下りの途中の写真だが、右下が乗越。正面第二高点に向けて正面の草も微妙に生えたガレたルンゼを詰める。
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こんなガレでもウスユキソウもきれいに咲いているし。
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タカネビランジも咲いていた。
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踏み跡明瞭。ガレて大変かと思いきや思ったよりサクッと上ることができた。ただ小さい落石は置きやすいので慎重に進んだ。
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なんと第二高点直下にマツムシソウが!!!早すぎる。稜線の雪がなくなるのは南も早かったのか。。。
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第二高点から甲斐駒を振り返る。結構歩いてきたな。左手の烏帽子の稜線にロストした時詰めて修正した。
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第二高点で男女ペアと会う。初めて人にあった。
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第二高点からの下り。ここでちゃんと調べていなかったことが祟ってしまった。汗 大ギャップの超え方が今ひとわからない。なぜか遥か上には鎖もあるしよくわからん。大きく走るルンゼに降り立つこともできない。どこからトラバースしようとしてもいけない。もう少ししたからと思ったら大きなロックバンドに阻まれる。いっそのこと張って懸垂にしようか悩んだけど、もう一度、小尾根の樹林帯を見に行ったら明瞭な踏み跡が。。。

一時間はロスしてしまった。
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大ギャップを下側から回り込んだところに!オアシス!岩から水が染み出している!!!これは冷えていて非常に美味しい!一気に元気になった。水分を節約しまくっていて元気がなかったのでいっきに生き返った。
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正面の大ギャップから走るルンゼを超えてしたからトラバースしたところ。右上のロックバンドが先ほどロストしたとき進めなくなったロックバンド。右手の樹林帯には明瞭な踏み跡があった。
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水を補給して岩場をトラバると鹿の窓ルンゼに入る。噂通り無駄にながい鎖。こんなにいらんでしょうに、、、っていうかこんな長い鎖よく設置したと感心した。しかし鹿の窓がみえ、水も補給されてみんなテンションマックス。敗戦ムードが一変。笑
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定番の、、、鎖だけでなく残置だらけ。。。冬はともかく夏は鎖もいらないような気がした。
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林道のバスからも見える鹿の窓。素晴らしい限り!
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鹿の窓を超えると第一高点への最後、小ギャップ。ここはみんな懸垂やら何やらいっていたのでいかがなものかと思ったが、ホールドも足場も豊富でまったくもって問題なし。ザイルを張る必要もなく全員フリーで楽々突破。降りるのに懸垂!?と正直思ってしまうほど簡単。ただし慎重に登る必要はあるが。
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第一高点に到着。大ギャップでのロストもあって結構時間を要したが素晴らしい風景。下の角兵衛沢には下山者の姿が見えた。
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沢の出合いから角兵衛沢へ。。。これは、、、正直かなり終わっていた。。。これは過去の情報通りひどい有様。これで標高差1300Mも降りるのか。。。全然踏まれていないせいもあって、大きな石も容赦なく動きまくってものすごく下りにくい。雪があって滑りだったらどんなに快適なことか。

本当にこんな下りにくいのは久しぶりだ。。。拷問のような下りを終えてやっとのことで戸台川へ。川沿いに快適に最初は走れた。
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川とか沢には結構多い。シナノナデシコ。

その後は快適に消化試合!なんて思っていたら全然そうはいかない。。。大きな堰堤を右岸側にわたってそこから車のあとが残っているような林道があったのだが。。。道が台風の影響でなくなってしまっている箇所多数。沢に入らないように大高巻きとかしまくっていて難儀。というか無駄な踏み跡だらけで鬱陶しい。途中から耐えられなくなっていっきに沢の中へはいって河原沿い進んでやっとのことで到着。

12時間も行動する羽目になるとは。。。かなりの時間を要したけど天気が約束されていたこともあって充実した山行となった。

天気図と解説
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前線は北海道まで北上。九州には台風が上陸。東日本、西日本ともに高気圧の背にはいって天気がいいものの、暖湿な空気がはいって猛烈な暑さになった。

20150725 白毛門白毛門沢 沢登り

土合→東黒沢出合→白毛門沢→白毛門→土合

天候:晴れ

8年前によく一緒に沢登りに行っていた友人が久しぶりに一時帰国。それなら当然沢に行くしかないでしょう!この激暑いなかどこにしようか悩んだけど、翌日のことも考えずワンデイで行ける谷川の沢に決まり!

ということで水量が多そうだけど白毛門に行くことにした。

前回が水量が少なかった思い出があったのでどうかな~っておもいつつ、凄い量の水が流れていた。朝東京を出発して谷川へ。なんと土砂崩落でロープウェイがやっていないらしい。関係がないとはいえ情報としてインプットしておく必要がある。
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入渓点は馬蹄形の入り口から。水が濁るほど水量が多い。むう。大丈夫か?!ということで早速遡行開始。暑いのでジャブジャブ進めるのはありがたい。

白毛門沢の出合前にあるハナゲの滝は今回すごい水量だった。
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見えないところから轟音が聞こえていたので覚悟はしていたが、ちょっとびっくりした。笑
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右岸側の水量の脇を登ってサクサクと進む。それにしても暑い。小滝を連続して登ると東黒沢の出合へ。水量が一気に減ったとはいえまだまだ豊富。
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暑かったので泳いだり。

サクサクと進むがヌメリが結構酷い。西ゼンとかにしなくてよかった~~~。ヌメリを注意しながらもナメはいい^^気持ちよく進み、5Mトイ。
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ヌメリまくり。笑

快適に進むがやはり暑い。。奥多摩と違って上がオープンなため日差しが直に。。。水の中に積極的に入る仲間たち。笑 水中眼鏡にバタフライで泳ぐ元水泳部員。笑
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タラタラのセンの下部は左岸から取付き水流の横を直登してクリア。IMGP4304
結構ヌメリがあって登りにくかった。上部も左岸から行けそうだったけど、全員行けるか微妙だったので右岸を巻いた。

大ナメの前の6Mは普通に左岸から行けるけど真正面から突破が結構テクニカル。頑張って登ることはできたけど、無駄に時間を使ってしまった。
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自分は正面左手のバンドを使って登ったがかなり微妙。
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仲間は右手に入って水流の中に足がかりを見つけて突破できた。笑
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定番の幕岩が出てくるとかなり登ってきた
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上にはジジとババが!結構登ってきた!!途中雪渓があり水が非常に冷たかったが気持ちよい!更に登るとぬるくなった。笑
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水量が無くなってからはサクサクと登りつめる。
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山頂で沢の服は脱いでさわやかになる^^気持ちが良いが、谷川は雲の中。
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下山途中にジジとババ。新潟方面は天気悪くないのにねえ。

久しぶりに行ったけど、今回は水量も多く非常に楽しむことができた。素晴らしい一日であった。ただ日焼けが。。。笑

天気図と解説
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梅雨前線は北海道の付近まで北上し東日本は高気圧の圏内。概ね良好な天気であった。しかし台風の接近にともなって南西諸島や九州の南部では湿った空気が入りやすく天気の崩れるところもあった。

20150719 おんたけウルトラトレイル 100K

長野県王滝村

天候:曇り時々雨

今年は、、、正直超絶練習不足。IZUで酷い目にあったので練習すればいいのに、後回しにした末にこの日を迎えてしまった。突貫工事的な調整はしたので大きく痛めることはないとは思う。

例の如く、恐るべき海の日三連休。仲間と10時半に地元を出発するも東京脱出に3時間近くかかる。どこもかしこも渋滞だらけで嫌になる。なんとか渋滞を抜けて昼食をとって伊那のデリシアで買い物をして王滝村へ。

デリシア焼きそばには2013年酷い目にあっているのでなるべく食べやすいものを購入する。会場はすでに満車状態。キャパを完全に超えているような。100マイル(160K)の仲間は早速準備。済ませて王滝食堂へ。猪豚丼を食し、小学校へとおもったら!!

なんとスタート地点が変わっている!!汗 スタートまで15分しかない!汗 なんと今年はスタートが松原スポーツ公園になっていた。知らんかった!いつもの小学校だとばかりおもっていて食堂でゆっくりしすぎた。汗 即公園へ戻り仲間をスタートラインへ。ぎりぎり間に合った。汗 これからは気をつけます。
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160キロの旅が始まろうとしている。神主さんのお祈り。

みんな出発したので自分たちのスタートまでまだ4時間あるので車で仮眠。ウツラウツラできただけでも良し。準備を済ませいざスタートラインへ。とりあえず渋滞等はないので後ろの方でもいいのだが、あまり後だと抜くのが大変なので若干前のほうで。仲間たちとも健闘を祈ることもできずにそのままスタート。

ロードを走って林道へ。みんな早い!序盤からすごく飛ばしている。展開が早い。かなーり息が上がっている人が多く、後半持たないよ~って言ってあげたい気持ちを抑えつつ。自分のペースを守る。登りになると自分の得意な分結構抜ける。序盤はみんな元気で下りで追いつかれるの繰り返し。

うーん。今日は身体の調子があまり良くないようだ。正直身体が重い。最初の20数キロくらいのエイドがすごく遠く感じた。スタートから2時間が経過。ここでジェルを補給。水分を多めにとってリスタート。ロードをスタートすると100マイルの選手がちらちらと。一人他の知人もいたので頑張ってと声をかけて抜かせてもらう。段々と登りでも歩く選手が増えてきた。ここは抜き時!ということで走って抜いていく。長い登りを経て第一関門へ。3時間45分。ルートが変わって距離が延びていたので、まあこのタイムは悪くはないのかな。もう少し頑張れたかもだけど、調子が微妙だったので贅沢を言えない。

ハーフサイズのバナナ4本を食べて、水をがぶ飲みしてスタート。そこからはしばらくはずっと平行移動。後ろから永遠についてくるのではないか?と思うほどペースが一緒の人とずっと走る。段々と身体の重さが復活してきたよかった。脚は当然疲れてきているのだけど、なんとか50キロ地点の小エイドまで快適に走ることができた。ここで水を飲みつつ、スティンガーワッフルを食べる。雨がちょっと降っているけどむしろ快適。手前でヘッドライトをしまったので頭を気にせず進める。

小エイドの人にちょっとだまされたことが、、、次の関門が63キロといわれた。おかしいな?もう少しあったようななどと過去の記憶を思いつつも言っているのだから間違いないとあと13キロとおもって走り始める。途中60キロを越えたあたりで辛い上りがやってくる。ここは歩くかどうか本当に悩んだけど遅くなろうがなんだろうが走ると決めていたので、走り続けた。本当に辛かった。

いよいよ63キロを越えた。エイドは?腹が減った。補給もしたいけど、第二関門には自分の送った荷物があるのでその食料を食べたい。ということで我慢するが、、、ってそもそもドコモの携帯電話が通じるポイント過ぎたか?おかしい。第二関門前に必ずあるはずなのだが。。。通り過ぎたのか?と思いつつ、進む。65キロ過ぎても一向にやってこない第二関門。食べるものを我慢して走っていたが我慢できなくなってジェルを投入。おかげでかなり消耗して、ヘロヘロになってしまった。。。

結局その後にドコモのポイントが現れ、第二関門は68キロ地点にあった。はっきり言って適当なことをいっていた50キロ地点のスタッフに怒りを覚えた。いい加減なことを言われてやられた人が非常に多かったらしい。5キロもずれていれば当然か。怒

ヘロヘロになって第二関門へ。ここでデポしたゼリー系の補給が出来る。お腹が減った。結局、ガッツギアとアミノバイタルのエナジージェル*2の3つも投入した。笑 荷物を戻してさらにエイドのオレンジをすこしもらって、リスタート。第二関門からのスタート。長い登り。辛い、、、

なんとか登りを終えて下り基調と平地なので自分なりにスピードを上げて走った。辛いけど抜かれるのも嫌なので進む。大きく折り返すと遥か彼方に見える第二関門が、、、。もうあそこには戻りたくないな。って思いつつ。笑

そのまま足取りは重いものの自分なりにはスピードを上げて第三関門へ。第三関門は長い下りの下にあるので気持ち的に楽だ。

ここは待ちに待ったソーメン!おかわりはせず、一杯だけ食して、トマトを2粒もらってスタート。ここからしばらく長い登り。これを乗り切らねば。と思いつつ、気持ちが緩んで歩いてしまった。。。しばらく歩いていたら後ろから気迫の感じる走りで走ってくる選手が!なんと100マイルのトップ選手。しばらく並走をするが、なんとなくいてたまらなくなって先に行ってもらった。

しかし、、、それで火が付いた。自分よりここで40キロも多く走っている選手に抜かれるなんて何事ぞ!ここで追いかけなかったら男じゃない!!ってことで火が付いた。登りも走るなら今でしょ。って言いながら走る。しばらくふてくされていた時間があったので追いつけなかったけど、いい感じに進むことができた。二回の登りを経て、最後の下り。頑張って走る。11時間切れるか!まさに瀬戸際。。。

最後の96キロエイドはよりもせず完全スルー。11時間まで残り35分。できる限り走るしかない。満身創痍な自分にとって限界のスピードで走る。最終エイドから7キロもあることで諦めていた選手を拾って頑張って走る。 諦めてはいかん!最後まで諦めず走った。

会場が近づいてきた。しかし、、、最後会場への登りで残りが5分切っていた。。。しかも登りだし、、、最後はちょっと諦めムードになってしまったが、、、。最後の頑張りは自分なりにかなりがんばれたと思う。

●11時間1分46秒 18位

1000人以上出走していたので、まあ一応上位5%以内という最低ラインは維持できたし順位的には満足の行く結果であった。ただ、、、第三からのリスタート、第二からのリスタートは課題だと改めて感じた。歩いてしまっては大幅にタイムが遅れることが分かっていても歩いていしまう弱い自分がある。正直、究極の局面で弱さを出してしまう自分に腹が立つ。

これを克服しない限りは勝ちとは言えないだろう。もっと精進せねば。。。

消費:カーボショッツ*8、ハニースティンガーgold*1(ハニースティンガーのgoldはちょっと食べたら気持ち悪くなりそうだった)、ハニースティンガーワッフルチョコ*1、アミノ酸4本、アミノバイタルガッツギア*1(第二)、アミノバイタルゼリー*2(第二)
※エイドがあるので、水は500mlのボトルだけで十分だった、余分に500ml持っていたが不要で第二関門あたりで水を捨てた。
 
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結構な好タイムでゴールした山の後輩。今後が期待できそう。
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ゴールが心配だった仲間も無事ゴール。
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100マイルに出場した仲間も無事ゴール。素晴らしい。とても自分はあそこを160キロ走ろうと思えない。笑
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翌日はパワースポットでまったり。笑 

天気図と解説
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当初は高気圧が広がり天気が安定するはずだったが、さすがは台風一過、自身の予測をまったく覆してサブハイの勢力は後退気味。前線に伴って日本海にクビレができ、弱いながらも高気圧があるが暖湿な空気が南西から入りやすく雲が発達しやすく雨が降りやすい天気となった。 

20150712 中央アルプス木曽駒ヶ岳から空木岳 登山

千畳敷→木曽駒ヶ岳→檜尾岳→空木岳→菅ノ台

天候:晴れ

場所を選べば絶好の天気。こんな週末に土曜日は出勤。なんてこったい。

日曜日は沢登りに行くつもりだったのだけど、仲間からのプッシュもあり、自分には大きな因縁のある中央アルプスに行くことにした。

この山塊。。。2年前の自身の事故を思い出す。激痛での下山。よく自力下山できたと今でも思う。体力増強の重要性を改めて感じた2013年9月。約2年が経過。行ってみたいと言いたかった仲間も遠慮がちだったよう。笑

今回は実に天気が良い。駒ケ根から2100M登って空木岳から縦走するプランを提案。仲間たちもみんな考えたが、結局最終的には登りをずるすることになった。よくよく考えれば次週はおんたけ100キロなので、疲労を残さない意味ではこれでよかったのかも。

菅の台バス停付近はさすがは梅雨の中休み、天気の良い週末とだけあって、凄い人の数。。。ほとんどが駒ヶ岳であろうが、人多すぎ!結構待つことにはなったが定刻より早く動かしてくれたおかげでおくれも少なく千畳敷へ。
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ここの風景はいつみても美しい。ポスターのような風景。バックには南アルプス。甲斐駒から塩見、聖までよく見えた。人が多い中での登り出し。さすがにこの人数ということもあり、抜けない箇所も多く、ゆっくりと登ることに。
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美しいハクサンイチゲが沢山!
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オヤマノエンドウも山頂直下に生えていた。稜線に乗ってしまえば広がり、人もまだ少なめなので一気に駒ヶ岳。
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全員半袖短パン。笑 それにしても北アルプスが美しい。岳沢までしっかり見える。御嶽は煙がよくわからなかった。いずれにしても素晴らしい天気だ。午後にはこの視界はないだろう。ってことで人が増える前に撮影して歩を進める。
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イワツメクサ
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タカネツメクサ

宝剣はさすがに混雑気味だが、一応場所的には誰もかれも登ってくるところではないので落ち着いた雰囲気。恒例の!剣の穂先へ。笑
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いい歳して何をやっているかといいながらもやらずにはいられない。笑 そこから稜線の移動。
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若干危険個所もあるが、この辺は素直なルート。
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サクサクと進んで島田娘の付近からは軽く走ることもできる。気持ちよいスカイラン!久しぶりに高いところを走っている。
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ハハコヨモギ
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固有種!!!ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)贅沢に生えていた!

適度なアップダウンを繰り返して檜尾岳。この稜線、宝剣から先は途端に人が少なくなる。ほんとあったのは数パーティーのみ。おかげで気分がいい!サクサクと進むが、やはりロープウェイでワープしたせいもあり仲間の足取りが激重い。笑
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チシマギキョウもたくさん生えていた!

逆に自分は調子が上がってきて身体が軽い。サクサクと登ることができる。義仲の力水を飲みにちょっと寄り道して一気に空木へ。調子が上がったおかげもあり、25分で登ることができた。

仲間を待っているうちにみるみると雲が。。。天気が下り坂なことを考えると南駒は諦めるか。。。また行けばいいはなしなので。

ということで早々に下ることに。序盤は走りにくいのでゆっくり目にはしり、大地獄、小地獄を超えたあたりからはしりやすくなりおしゃべりしながら快適なラン。調子を崩した仲間も復活の予兆が。というころには下についてしまった。

空木での雲はちょっと残念だったけど、全体を通して素晴らしい天気だったので良しとしよう。

天気図と解説
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問題の台風は東シナ海から黄海のほうへ。その影響もあって九州は天気がくずれた。しかし関東付近はサブハイの圏内。クジラの背のような高気圧の影響で天気が安定した。ただ南西から湿った空気が入りやすく雲が多い所も多かった。

20150705 火打山から焼山周回 カモシカ山行

笹ヶ峰牧場→高谷池ヒュッテ→火打山→影火打→焼山→金山→天狗原→金山登山口→笹ヶ峰牧場

天候:晴れのち曇

前日は走って、飲んで、車で走って、仮眠。そして今日。久しぶりにハードな週末。笑 前線から逃げ、比較的天気が持ちそうなところといえば東北のほうか頚城しかない。待っていたのは雪渓地獄、行動時間12時間の41キロ、累積3000Mを超える久しぶりにきたダイ・ハード系山行になった。久しぶりにすごく大変な山行であった。でも、達成感は抜群な一日!

信濃町インターの道の駅で仮眠。6時起床、7時前出発の笹ヶ峰牧場を7時半出発となった。 序盤は木道をすすむ。明け方までずっと雨が降っていたこともあり木道出ないところはグチョグチョ。でもまあ、降っていないだけましか。十二曲をガシガシと登るが流石にアルコールが抜けるまで辛い。
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十二曲りを登りきると斜度は緩やかに。しかし雪渓がではじめる。まだまだ余裕。笑
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ベニバナイチゴ
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高谷池ヒュッテは結構人が多い。さすがは百名山。うちら以外は火打山ピストン。
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雪渓見ると結構まだ滑れるではないか!
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ハクサンコザクラ。高谷池から先の湿原にたくさん咲いていました!^^
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サンカヨウ
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結構雪渓は多いけど、トレイルはしっかりと火打山までついていた。
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ヤマオダマキ。火打山直下にやたらと群生している場所があった。
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テガタチドリ!たくさん咲いていた!こんなに咲いているところはそうはないとおもう。エヴァの使徒にしかみえん。笑
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キヌガサソウも焼山抜けた後まで人が踏み入れなさそうな、かなりマニアックな場所にたくさん咲いていた。
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コバイケイソウ。一昨年当たり年だったため、去年は皆無だったが、今年はあたりか!?
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焼山までの道は不明瞭で藪こぎもおおかったけど、こんなお花の道も多くてすごく楽しかった!
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焼山東面。滑ったのを思い出す。笑 しかし、アノ雪渓。どう登るのか。汗
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ミヤマクワガタ。キレット周辺に咲いていました^^
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恐怖の雪渓。こいつは無理だということで草付きへ。しかし草付きも地面が非常に緩く、落石地獄。慎重に草をもちながら標高を稼ぐ。かなり大変だった。一般には本当におすすめできない。アイゼンピッケルがないと相当危険。
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胴抜切戸から1時間以上かかった。雪渓に大苦戦。
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3月頭にカチカチの氷の壁だったところを。改めて降りるとすごい斜度だった。大変なわけだ。笑

その後、泊岩付近から雪渓で一瞬ロストしかかったけど、復帰。ガスガスと雪渓に大苦戦。金山周りは無理と判断して富士見峠から地獄谷方面に下ることにした。しかし、、、斜面がかなり崩落していて、そこは突破したら雪渓地獄。はるか下まで雪渓があり、滑り出したら完全アウト。装備もない。ガスもでて視界不良。ルーファイに時間がかかりすぎる。雪渓のせいで素直に進めない。

再度ルートを戻り、金山ルートから尾根をたどることに戻す。ロスはあったけど、雪渓でのトラバースと急斜面行を考えれば全然まし。林道は頑張るか。笑
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ツマトリソウ。久しぶりに端の色が残っているのを発見!^^w 稜線は再びお花天国だったが、、、金山手前は東面をトラバースが多く、かなりきわどい雪渓トラバースだらけ。的確なルーファイが要求される。
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ショウジョウバカマ。結構でかい!かなり大きいサイズ! トレイルはヤブが多く、雪渓を登りつつ金山を目指す。
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なんとか金山に到着。ここまでくれば一般道だ!っておもったら、またしても雪渓地獄で、結局天狗原までどころか天狗原からの下りも最後尾根に取り付いても崩落と雪渓にやられまくり。ヤブで素足は傷だらけ。最後の最後まで雪渓を滑り降りたりしながら下って林道へ。

林道に到着してほっと一息。といいながらもここから14キロもあるのかーーーー。気持ち的にはすでに終わり気味だが、暗くなるのも嫌なので走ることに。登りも下りもちゃんと走る。崩落もひどく、デブリがすごいところもあって、なによりも長くて、すごく大変だった。

なんとか19時に笹ヶ峰に到着して終了。距離は41キロ。なによりも普通の41キロでなくあれだけの雪渓地獄とかを含めてのなんで本当に大変であった。ちょっと甘く見ていたが、すごく楽しくエキサイティングな一日であった。

風呂に入ることもできずそのまま帰路に着いた。

天気図と解説
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前日同様前線が南岸に停滞して全国的に雲と雨が主体。ただ日本海に若干不明瞭ながらも高気圧があったため、北陸の一部では高気圧が優勢。そのため頚城山塊は昼過ぎまでは晴れ、大きな崩れは一日通してなかった。 

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