20150727 甲斐駒ケ岳から鋸岳
北沢峠→駒津峰→甲斐駒ケ岳→第二高点→鋸岳→角兵衛沢→戸台
天候:晴れ
天気良し。状況もそろっている。いずれは滑らねばならない斜面。その下見は夏のうちに。
自身南アルプス主要稜線最後となる鋸岳に行ってきた。完全狙い撃ちをすれば行けたであろうが、天気やその他タイミングに阻まれ遠ざかっていたので行ってみることにした。
戸台のゲート前に到着して仮眠を取るものの、朝一番のバスに乗ろうとしたら前のバス停から既に満員ということで、それはないだろう~って思いつつ、その後の運転手が飛ばしてくれたおかげもあり30分ほどのビハインドでスタート。
甲斐駒まで1時間ちょいかな~っておもって飛ばすけど、結構大変ではないか。結局、駒津峰まで1時間かからないくらい、仲間をまって甲斐駒山頂まで2時間かからない程度で到着。まずはウォームアップ。山頂はさすがは百名山。人が多い。
最近、黒戸から八丁をラウンドする人が多いらしく、この日も一人先行していた。
忠実に尾根を追っていけばいいわけだけど、途中から結構濃い林をトラバース気味に入る。
一箇所だけ長い鎖場があったが、ホールドだらけ。やがて六合目小屋まで降りる。建て替えられていて非常に綺麗だった。水場が近くにあるはずだが、場所を調べてなかったのと、結構下りそうだったのでパス。
その後、トラバースで一回ロスト。先頭からそのまま芋づる式に間違えてしまった。とりあえずは尾根へ藪を詰めてリカバッて事なきを得たが気を付けないと。
もうすでにトウヤクリンドウが咲いているとは、、、夏は始まったばかりのはずなのに!
途中で休憩をしていたらなんと!地図をなくしてしまったT_Tもう情報の古い山と高原地図だったけど、やはりショック。中ノ川乗越への下りの途中の写真だが、右下が乗越。正面第二高点に向けて正面の草も微妙に生えたガレたルンゼを詰める。
こんなガレでもウスユキソウもきれいに咲いているし。
タカネビランジも咲いていた。
踏み跡明瞭。ガレて大変かと思いきや思ったよりサクッと上ることができた。ただ小さい落石は置きやすいので慎重に進んだ。
なんと第二高点直下にマツムシソウが!!!早すぎる。稜線の雪がなくなるのは南も早かったのか。。。
第二高点から甲斐駒を振り返る。結構歩いてきたな。左手の烏帽子の稜線にロストした時詰めて修正した。
第二高点で男女ペアと会う。初めて人にあった。
第二高点からの下り。ここでちゃんと調べていなかったことが祟ってしまった。汗 大ギャップの超え方が今ひとわからない。なぜか遥か上には鎖もあるしよくわからん。大きく走るルンゼに降り立つこともできない。どこからトラバースしようとしてもいけない。もう少ししたからと思ったら大きなロックバンドに阻まれる。いっそのこと張って懸垂にしようか悩んだけど、もう一度、小尾根の樹林帯を見に行ったら明瞭な踏み跡が。。。
一時間はロスしてしまった。
大ギャップを下側から回り込んだところに!オアシス!岩から水が染み出している!!!これは冷えていて非常に美味しい!一気に元気になった。水分を節約しまくっていて元気がなかったのでいっきに生き返った。
正面の大ギャップから走るルンゼを超えてしたからトラバースしたところ。右上のロックバンドが先ほどロストしたとき進めなくなったロックバンド。右手の樹林帯には明瞭な踏み跡があった。
水を補給して岩場をトラバると鹿の窓ルンゼに入る。噂通り無駄にながい鎖。こんなにいらんでしょうに、、、っていうかこんな長い鎖よく設置したと感心した。しかし鹿の窓がみえ、水も補給されてみんなテンションマックス。敗戦ムードが一変。笑
定番の、、、鎖だけでなく残置だらけ。。。冬はともかく夏は鎖もいらないような気がした。
林道のバスからも見える鹿の窓。素晴らしい限り!
鹿の窓を超えると第一高点への最後、小ギャップ。ここはみんな懸垂やら何やらいっていたのでいかがなものかと思ったが、ホールドも足場も豊富でまったくもって問題なし。ザイルを張る必要もなく全員フリーで楽々突破。降りるのに懸垂!?と正直思ってしまうほど簡単。ただし慎重に登る必要はあるが。
第一高点に到着。大ギャップでのロストもあって結構時間を要したが素晴らしい風景。下の角兵衛沢には下山者の姿が見えた。
沢の出合いから角兵衛沢へ。。。これは、、、正直かなり終わっていた。。。これは過去の情報通りひどい有様。これで標高差1300Mも降りるのか。。。全然踏まれていないせいもあって、大きな石も容赦なく動きまくってものすごく下りにくい。雪があって滑りだったらどんなに快適なことか。
本当にこんな下りにくいのは久しぶりだ。。。拷問のような下りを終えてやっとのことで戸台川へ。川沿いに快適に最初は走れた。
川とか沢には結構多い。シナノナデシコ。
その後は快適に消化試合!なんて思っていたら全然そうはいかない。。。大きな堰堤を右岸側にわたってそこから車のあとが残っているような林道があったのだが。。。道が台風の影響でなくなってしまっている箇所多数。沢に入らないように大高巻きとかしまくっていて難儀。というか無駄な踏み跡だらけで鬱陶しい。途中から耐えられなくなっていっきに沢の中へはいって河原沿い進んでやっとのことで到着。
12時間も行動する羽目になるとは。。。かなりの時間を要したけど天気が約束されていたこともあって充実した山行となった。
天気図と解説
前線は北海道まで北上。九州には台風が上陸。東日本、西日本ともに高気圧の背にはいって天気がいいものの、暖湿な空気がはいって猛烈な暑さになった。
北沢峠→駒津峰→甲斐駒ケ岳→第二高点→鋸岳→角兵衛沢→戸台
天候:晴れ
天気良し。状況もそろっている。いずれは滑らねばならない斜面。その下見は夏のうちに。
自身南アルプス主要稜線最後となる鋸岳に行ってきた。完全狙い撃ちをすれば行けたであろうが、天気やその他タイミングに阻まれ遠ざかっていたので行ってみることにした。
戸台のゲート前に到着して仮眠を取るものの、朝一番のバスに乗ろうとしたら前のバス停から既に満員ということで、それはないだろう~って思いつつ、その後の運転手が飛ばしてくれたおかげもあり30分ほどのビハインドでスタート。
甲斐駒まで1時間ちょいかな~っておもって飛ばすけど、結構大変ではないか。結局、駒津峰まで1時間かからないくらい、仲間をまって甲斐駒山頂まで2時間かからない程度で到着。まずはウォームアップ。山頂はさすがは百名山。人が多い。
最近、黒戸から八丁をラウンドする人が多いらしく、この日も一人先行していた。
忠実に尾根を追っていけばいいわけだけど、途中から結構濃い林をトラバース気味に入る。
一箇所だけ長い鎖場があったが、ホールドだらけ。やがて六合目小屋まで降りる。建て替えられていて非常に綺麗だった。水場が近くにあるはずだが、場所を調べてなかったのと、結構下りそうだったのでパス。
その後、トラバースで一回ロスト。先頭からそのまま芋づる式に間違えてしまった。とりあえずは尾根へ藪を詰めてリカバッて事なきを得たが気を付けないと。
もうすでにトウヤクリンドウが咲いているとは、、、夏は始まったばかりのはずなのに!
途中で休憩をしていたらなんと!地図をなくしてしまったT_Tもう情報の古い山と高原地図だったけど、やはりショック。中ノ川乗越への下りの途中の写真だが、右下が乗越。正面第二高点に向けて正面の草も微妙に生えたガレたルンゼを詰める。
こんなガレでもウスユキソウもきれいに咲いているし。
タカネビランジも咲いていた。
踏み跡明瞭。ガレて大変かと思いきや思ったよりサクッと上ることができた。ただ小さい落石は置きやすいので慎重に進んだ。
なんと第二高点直下にマツムシソウが!!!早すぎる。稜線の雪がなくなるのは南も早かったのか。。。
第二高点から甲斐駒を振り返る。結構歩いてきたな。左手の烏帽子の稜線にロストした時詰めて修正した。
第二高点で男女ペアと会う。初めて人にあった。
第二高点からの下り。ここでちゃんと調べていなかったことが祟ってしまった。汗 大ギャップの超え方が今ひとわからない。なぜか遥か上には鎖もあるしよくわからん。大きく走るルンゼに降り立つこともできない。どこからトラバースしようとしてもいけない。もう少ししたからと思ったら大きなロックバンドに阻まれる。いっそのこと張って懸垂にしようか悩んだけど、もう一度、小尾根の樹林帯を見に行ったら明瞭な踏み跡が。。。
一時間はロスしてしまった。
大ギャップを下側から回り込んだところに!オアシス!岩から水が染み出している!!!これは冷えていて非常に美味しい!一気に元気になった。水分を節約しまくっていて元気がなかったのでいっきに生き返った。
正面の大ギャップから走るルンゼを超えてしたからトラバースしたところ。右上のロックバンドが先ほどロストしたとき進めなくなったロックバンド。右手の樹林帯には明瞭な踏み跡があった。
水を補給して岩場をトラバると鹿の窓ルンゼに入る。噂通り無駄にながい鎖。こんなにいらんでしょうに、、、っていうかこんな長い鎖よく設置したと感心した。しかし鹿の窓がみえ、水も補給されてみんなテンションマックス。敗戦ムードが一変。笑
定番の、、、鎖だけでなく残置だらけ。。。冬はともかく夏は鎖もいらないような気がした。
林道のバスからも見える鹿の窓。素晴らしい限り!
鹿の窓を超えると第一高点への最後、小ギャップ。ここはみんな懸垂やら何やらいっていたのでいかがなものかと思ったが、ホールドも足場も豊富でまったくもって問題なし。ザイルを張る必要もなく全員フリーで楽々突破。降りるのに懸垂!?と正直思ってしまうほど簡単。ただし慎重に登る必要はあるが。
第一高点に到着。大ギャップでのロストもあって結構時間を要したが素晴らしい風景。下の角兵衛沢には下山者の姿が見えた。
沢の出合いから角兵衛沢へ。。。これは、、、正直かなり終わっていた。。。これは過去の情報通りひどい有様。これで標高差1300Mも降りるのか。。。全然踏まれていないせいもあって、大きな石も容赦なく動きまくってものすごく下りにくい。雪があって滑りだったらどんなに快適なことか。
本当にこんな下りにくいのは久しぶりだ。。。拷問のような下りを終えてやっとのことで戸台川へ。川沿いに快適に最初は走れた。
川とか沢には結構多い。シナノナデシコ。
その後は快適に消化試合!なんて思っていたら全然そうはいかない。。。大きな堰堤を右岸側にわたってそこから車のあとが残っているような林道があったのだが。。。道が台風の影響でなくなってしまっている箇所多数。沢に入らないように大高巻きとかしまくっていて難儀。というか無駄な踏み跡だらけで鬱陶しい。途中から耐えられなくなっていっきに沢の中へはいって河原沿い進んでやっとのことで到着。
12時間も行動する羽目になるとは。。。かなりの時間を要したけど天気が約束されていたこともあって充実した山行となった。
天気図と解説
前線は北海道まで北上。九州には台風が上陸。東日本、西日本ともに高気圧の背にはいって天気がいいものの、暖湿な空気がはいって猛烈な暑さになった。