富良野・美瑛ノロッコ号
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車両:DE15形+510系客車
種別:普通(3号車指定席)
運行開始:1998年7月
運行区間:旭川・美瑛~富良野(富良野線)
車内販売:無し
運賃・料金:乗車券1,290円(旭川~富良野)

フラノラベンダーエクスプレス
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車両:キハ261系5000番台
種別:特急(普通車一部指定席)
運行開始:1999年6月
運行区間:札幌~富良野(函館本線・根室本線)
車内販売:日にち・区間によって異なる
運賃・料金:乗車券2,860円(札幌~富良野)+指定席特急券2,360円=合計5,220円

 『前回(1日目)』は特急「ニセコ号」に乗車して車窓から初秋の道南エリアを満喫しました。「今回(2日目)」は「富良野・美瑛ノロッコ号」と「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車して道央の植物や自然を堪能します。

「富良野・美瑛ノロッコ1号」に乗車
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本日の旅は旭川駅よりスタート。

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駅には「ノロッコ号」のご案内が掲示してありました。

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旭川10:00発の「富良野・美瑛ノロッコ1号」に乗車します。車両は機関車(DE15形)+510系客車3両です。こちらが先頭のように見えますが客車側にも運転台が設置されているので、下り列車は客車が先頭、機関車が最後尾となります。ヘッドマークにはスズランの花が描かれています。

車内
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トロッコ車両という事もあり開放的な車内が特徴的です。今の時期は使いませんが、1号車にはダルマストーブも設置されています。

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今回は3号車の窓側の席を予約しました。指定席料金は840円で“えきねっと”のチケットレスサービスを利用する事もできます。指定席車両はフリーWi-Fiも設置されているそうです。

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自由席の1・2号車は「富良野・美瑛ノロッコ号」の幕が飾られていますが、指定席の3号車はラベンダーの造花が天井に飾られています。

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3号車には“花の見頃カレンダー”やバスのりばの案内など沿線の観光に役立つ情報が掲示されています。

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1号車にはカウンターも設置してあります(画像左)。かつてはここで車内販売も行われていましたが、現在は営業していません。ドア付近にはクイズも掲載されていました(画像右)。

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カウンターの反対側にはおもいでノートなども置いてありました。

車窓(旭川~ラベンダー畑間)
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旭川駅を出発するとすぐにカーブを曲がります。車窓からは宗谷本線の高架線路が見えます。

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カーブを曲がり切ったら忠別川を渡ります。

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列車は田畑の中を快走します。

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旭川駅を出発して30分、列車は美瑛駅に停車しました。当駅では旭川行の普通列車と行き違いの為12分間停車します。

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美瑛駅を出発すると車窓から赤い屋根の家と丘が見えてきました。列車はこの区間の景色を見てもらう為に減速します。

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だんだんと十勝連峰が近くなってきました。

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美馬牛~上富良野間では“富良野平原開拓発祥之地”の碑も見る事ができます。

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11:13に臨時駅のラベンダー畑駅に到着しました。

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ラベンダー畑駅は6~9月の期間限定で開設する駅で「富良野・美瑛ノロッコ号」3往復と一部の臨時列車のみが停車します。

観光
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当駅から徒歩約7分の場所に位置しているのが『ファーム富田』です。ラベンダーの時期が有名ですが、初秋もサルビアやケイトウといった花で彩られます。

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ファーム富田で花を楽しんだ後は近くの『とみたメロンハウス』へ向かいました。富良野はメロンの産地としても有名で、甘くて果汁溢れる富良野メロンを使用したスイーツなどが味わえます。

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駅から少し歩くと富良野線の橋と十勝連峰が見えました。

車窓(ラベンダー畑~富良野間)
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ラベンダー畑駅に戻り、13:45発の「富良野・美瑛ノロッコ3号」に乗車します。

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車窓には十勝連峰と田畑が広がります。

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13:59に富良野駅へ到着しました。

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「ノロッコ号」の隣には「フラノラベンダーエクスプレス」の車両も停車していました。富良野の二大観光列車が揃いました。

根室本線(富良野~東鹿越間)
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来年3月で根室本線の富良野~東鹿越間は廃線になります。そこで東鹿越駅まで乗ってみる事にします。

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富良野駅からしばらくの間は平地を走行しますが、だんだんと山の中へ入っていきます。

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かなやま湖が見えてくると列車は終点の東鹿越駅に到着します。

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終点の東鹿越駅に到着しました。ここから新得方面へ線路が繋がっていましたが、2016年の台風の影響で東鹿越~新得間は不通となっており、代行バスへ乗り換える必要があります。この区間も来年3月に復旧されぬまま廃線になる事が決まっています。

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根室本線で再び富良野駅へ戻ってきました。

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時間があったので富良野駅から徒歩5分程の場所に位置する“唯我独尊”という店でオムカレーを注文しました。この地域では『富良野オムカレー推進協議会』という組織があるようにオムカレーを街全体で推しているようです。

「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車
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富良野駅より「フラノラベンダーエクスプレス」に乗車し札幌へ戻ります。特急「ニセコ号」は“はまなす編成”でしたが、こちらは富良野に縁のある“ラベンダー編成”です。

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この“ラベンダー編成”は北海道などの支援を受けて運行しており、その旨が車内にも書かれています。

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その為1・5号車の側面には北海道のシンボルが描かれています。

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車内は“はまなす編成”と殆ど同じなので異なる点のみ紹介します。1号車のラウンジは“ラベンダー編成”にちなんで“ラベンダーラウンジ”となっています。

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ラウンジのレイアウトなどは“はまなすラウンジ”と変わりませんが、車内に専用の”乗車記念のボード(画像左)と“ふらのまっぷ”(画像右)が置いてある点が異なります。ラウンジでは“週末トレインマルシェ”や“フラノトレインマルシェ”といったイベントが開催される事もあります。イベント詳細はこちらのページをご確認ください。

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車内に飾られている写真も“はまなす編成”とは異なります。

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「ノロッコ号」と比べると車窓の見どころは少ないですが、夕暮れの田園風景といった北海道ならではの景色を見る事ができます。

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根室本線と函館本線が合流する滝川駅に到着しました。車掌がアナウンスで「THE ROYAL EXPRESS」が停車している事を教えてくれました。

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 18:50に札幌駅へ到着しました。札幌駅到着前には車掌による札幌市の観光案内放送も行われました。この日は札幌で1泊して翌日に新千歳空港から飛行機で帰りました。

乗車証明書
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「富良野・美瑛ノロッコ号」と「フラノラベンダーエクスプレス」で1枚ずつ貰えます。裏面で繋がるようにデザインされています。
 以上が「富良野・美瑛ノロッコ号」と「フラノラベンダーエクスプレス」の乗車記となります。前者はトロッコ車両という事もあり、爽やかな風を感じながら列車の旅を過ごせたのが魅力的でした。後者はラウンジなどの車内設備も良かったですし、「THE ROYAL EXPRESS」や札幌市内の観光案内を車掌さんが放送してくれたのも印象的でした。なお今年の「富良野・美瑛ノロッコ号」「フラノラベンダーエクスプレス」の運行は9月24日までの土曜・休日となります。
 富良野・美瑛はラベンダーのイメージが強かったですが、サルビアなどの初秋の花畑を彩る花や青空に映える十勝連峰など魅力的な風景を楽しめました。ですが今回行く事ができなかった観光地も多いですし、6・7月は「富良野・美瑛ノロッコ号」の機関車も異なるようなので、ラベンダーの時期に再び訪れたいと思いました。
  今回は『ふらの・びえいフリーきっぷ』を利用しました。4日間有効で金額は7,400円です。札幌からフリーエリアまでの往復自由席特急料金も代金に含まれており、片道530円追加代金を支払えば指定席を取ることもできます。


参考
JR北海道『JRで行く富良野 美瑛 観光列車のご紹介』
JTBキャンブックス『全国トロッコ列車』笹田昌宏・岸由一郎(2001年5月1日発行)