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今年4月にアメリカのニューメキシコ州で実施された、アタリVCS版「E.T.」埋立て現場の発掘プロジェクトは、もともとドキュメンタリー映画の企画から始まったものでした。作品は今のところ「アタリ ゲームオーバー」(Atari: Game Over)というタイトルで製作中ですが、先日その予告編が公表されました。

映画の一部は先日開催されたComic Conなるイベントで公開されているのですが、この時の様子を伝えた「ゲーム・インフォーマー」誌の記事によると、イベントの司会は本作の監督である脚本家のザック・ペンで、会場にはアタリVCS版「E.T.」の作者であるプログラマのハワード・スコット・ウォーショーと、アタリ創業者のノーラン・ブッシュネルも出席し、それぞれ観衆に挨拶したとのことです。

この映画はXBoxエンタテインメント・スタジオの製作なのですが、マイクロソフトは同スタジオを数か月後に閉鎖することを発表しており、作品の先行きが危ぶまれていました。もっとも、このように予告編が出たことからも分かるとおり、製作自体に支障はないようです。

もっとも、作品自体は「E.T.」発掘プロジェクトの記録という当初の予定にとどまらず、アタリという会社の浮き沈みまで描くものになりそうです。


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主な登場人物はウォーショー、ブッシュネルのほか、監督のザック・ペンと、地元のコンサルタントで今回の発掘作業を指揮したジョー・レワンドスキーという面々です。この4人を中心に、当時のゲーム業界人がいろいろ登場するものと思われます。

作品自体は今のところXboxのネットワークで今年秋に配信される予定ですが、DVDなどのパッケージでの販売も検討中とのことです。




Watching E.T. Excavation Documentary Atari: Game Over's Rough Cut - GameInformer.com