ゲームレガシー

アップル、アタリ、コモドールといった海外レトロPCゲームについて。【推薦】 レトロコンピュータを扱った傑作マンガ「WAVE」が電子書籍で復刊→ このブログについて→

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ウィザードリィとウルティマ、コンピュータRPG古典2作の40年前に作られた改造シナリオがあいついで発掘

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ゲームの独自改造は70年代のアーケードに始まりますが、80年代のPCゲームでも同じ動きが起こっていました。これに拍車をかけたのがコンストラクション機能の流行で、1982年に出たビル・バッジの名作、ピンボール・コンストラクション・セットに始まり、シューティングやカーレースなど様々な分野のゲーム作成ソフトが続いています。またエディット機能を備えた作品も出るようになり、ロードランナーなどではユーザーが作った独自面を交換する動きが広まったりもしていました。

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何の保証もない世界~80年代初頭の希少な海外PCゲームソフトの巧妙な偽造品があいついで見つかったことと、それがもたらした波紋について

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今に始まったことではありませんが、レトロゲームの世界には偽造品が多く出回っており、しかもその出来栄えは精巧になる一方で、鑑定自体が難しくなっています。

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RPGひとすじ40年~ウルティマの作者にして業界の大ベテラン、リチャード・ギャリオットがその足跡を振り返る公開インタビュー

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ゲームの長い歴史において、ウルティマの作者、リチャード・ギャリオットほど数多くのエピソードに彩られた人物もいないでしょう。

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偶然か必然か~数々の制約がもたらした成果としてのウィザードリィとコンピュータRPGの日本伝来

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ウィザードリィのすぐれた点といえば、そのバランスの良さと、そしてシンプルであることに徹しているところでしょう。

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映像でみる昭和の電気街~イギリスのテレビ番組に残された1984年秋葉原の日常

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今では外国からの観光客で混雑するようになって久しい秋葉原ですが、すでに80年代初めには海外マスコミに取り上げられるようになっていました。もっともそれは今とは違い、世界でも有数の電気街として注目を集めていたのですが。
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インターネット・アーカイブが初期マッキントッシュのエミュレーションを開始 意外な方面からの反応も

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今年の4月と、すこし前のことになりますが、インターネット・アーカイブでマッキントッシュのソフトウェアが利用できるようになりました。といっても、もちろんエミュレーションの話で、しかも今回対象となるのは最初期のものです。具体的な時期としては、マッキントッシュが登場した1984年から89年までになります。
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救えるものと、こぼれ落ちるもの〜フロッピーディスクに囚われた80年代アップルⅡのソフトウェアを解放する職人ハッカーの苦闘

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現在、全世界のアップルⅡユーザーの注目を一手に集める存在がいます。それが4am、午前4時と名乗るハッカーで、膨大な量におよぶアップルⅡソフトウェアのコピープロテクトを外しては共有するという試みをもう何年間も続けているのです。続きを読む

世代を超えた交流から生まれた1983年作アップルⅡゲームのリメイク 「ダイノ・エッグス・リバース」(Dino Eggs Rebirth)がSteamに登場 日本語対応も

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今年6月、配信サイトのSteamに一作のゲームが登場しました。「ダイノ・エッグス・リバース」(Dino Eggs Rebirth)というアクションゲームで、かつてアップルⅡで好評を博した作品のリメイクです。
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アタリ2600からKinectまで~1980年代の名作RPG「バーズ・テイル3」「ドラゴンウォーズ」の作者、レベッカ・ハイネマン(Rebecca Heineman) インタビュー

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今となっては考えにくいことですが、かつてゲーム開発という仕事は、実に敷居の低いものでした。熱意と能力さえあれば、たとえ未成年の子供であっても職にありつけたのです。もちろんそこには運や状況も関係しているのですが、若くして業界入りした人々は日本にもアメリカにも大勢いました。ここで紹介するレベッカ・ハイネマン氏もそのひとりです。
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「何も必要としないことが、すべてを引き寄せる」~米人気サイトの有名人企画に登場したスティーブ・ウォズニアック、一般参加者の質問に答える

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アメリカの大手掲示板サイトRedditには、有名人が一般からの質問に答えるAMA(Ask Me Anything)という名物企画があり、これまでオバマ大統領を始め、各界から幅広い人々が起用されてきました。
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1982年のアメリカに吹き荒れたウィザードリィ旋風と、その様子を伝える当時の雑誌記事

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コンピュータRPGを代表する二大シリーズといえばウィザードリィとウルティマですが、いずれも1981年に発売されたものの、時期的にはウルティマが先に出ていました。
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最初期のコンピュータ・ショップ「バイト・ショップ」(The Byte Shop)店長が語る、無名時代のウォズとジョブズ

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史上初のコンピュータショップは何なのかという問いは、もはや正確なところは分からないのが実情ですが、その最有力候補に挙げられるのが、1975年12月カリフォルニアで開店した「バイト・ショップ」(The Byte Shop)でしょう。
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アップル公認、個性的な外観でコレクターに人気のアップルⅡ互換機 通称「ブラック・アップル」

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世界中で製造されたアップルⅡ互換機のほぼすべてはアップルに無断で作られた違法クローンですが、例外もないわけではありません。その数少ない例が、アメリカの光学機器メーカー、ベルハウエル(Bell and Howell)が1980年頃から教育機関向けに販売していたモデルです。
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初期コンピュータRPGの傑作「ファンタジー」(Phantasie)の作者、ウィンストン・ダグラス・ウッド インタビュー

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1985年はコンピュータRPGにとってひさびさの当たり年でした。長いあいだ「ウィザードリイ」「ウルティマ」の二大シリーズが圧倒的だったのですが、ようやくそれを脅かすような存在が現れたのです。「バーズ・テイル」「ウィザーズ・クラウン」「オルタネイト・リアリティ」と歴史的な名作が次々と発表され、「ファンタジー」(Phantasie)もそのひとつでした。

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「ロードランナー」の魂とは何か~作者ダグ・スミス、1999年の貴重なインタビュー

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先日、亡くなったことが伝えられた「ロードランナー」の作者ダグ・スミスですが、ここでは追悼の意も込めて、貴重なインタビューを紹介したいと思います。続きを読む

元爆撃機乗りも感心させた戦術シミュレーション 「50ミッション・クラッシュ」(50 Mission Crush)

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1984年、SSI社から「50ミッション・クラッシュ」というゲームが発売されました。アップル、アタリ、コモドールの8ビットPC向けの作品で、第二次大戦の米空軍によるヨーロッパ爆撃作戦に基づいたものです。続きを読む

素人が趣味で作った旧ソ連のアップルⅡ互換機 「アガット」

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東側のコンピュータについては、今なお分からない部分が多いのですが、その中で例外的に、西側でも早くから知られていたマシンがあります。1980年代に旧ソ連で製造されたアップルⅡ互換機「アガット」(Агат)です。続きを読む

「アップルⅡDOSのソース公開」という報道に見るアップルの変化

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つい先週のことですが、カリフォルニアにあるコンピュータ歴史博物館が「アップルⅡDOSのソースコードが公開された」と発表しました。このニュースはすぐさま、あちこちのサイトで取り上げられたのですが、当初はどうしてこのことが広く話題になっているのかよく分かりませんでした。続きを読む

高値で取引されるアップルⅡのゲームと、形あるモノだけが持つ魅力について

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最近のことですが、面白い動画がYouTubeに登場しました。アップルⅡの数あるゲームのうち、とりわけ高い価値をもつ作品を10位まで紹介するというものです。価値といってもいろいろですが、ここでは「ネットオークションで過去に取引された金額」が基準になっています。続きを読む

初期のシエラ・オンラインとハイレゾ・アドベンチャー・シリーズ その3 「ダーク・クリスタル」

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意欲的な大作は期待外れに終りましたが、幸いにもシエラ自体の経営は揺らぎませんでした。とはいえ、周囲の状況は激変のただなかにありました。のんびりとしていたPCゲーム業界も、次第に外部の目にさらされるようになり、従来の体質を改める必要が生じていたのです。続きを読む
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