ゲームレガシー

アップル、アタリ、コモドールといった海外レトロPCゲームについて。iPhoneのレトロゲーム情報もあわせて紹介します。このブログについて→ 電子書籍『ハルシオン・デイズ~コンピュータ・ゲームの先駆者たち』 (刊行準備中)→

映画

マイクロソフト、アタリVCS版「E.T.」発掘の日時を発表、一般の観覧も歓迎

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マイクロソフトはアタリVCS版「E.T.」埋立て現場の発掘を正式に公表しました。実際の作業は地元の業者が担当し、その模様はドキュメンタリーとして撮影されるほか、一般にも広く公開されます。続きを読む

アーケードの黄金時代を克明に捉えた実録映画 「ゴーストを追いかけて」(Chasing the Ghosts)

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以前、アーケード文化を扱った映画として「キング・オブ・コング」(The King of Kong)という作品を紹介しましたが、実は同じ2007年に同じテーマの映画が公開されています。それが「ゴーストを追いかけて」(Chasing the Ghosts: Beyond the Arcade)という90分の作品で、一般的な知名度では「キング」に一歩譲るものの、内容においてはそれと並ぶ評価を得ています。続きを読む

競技ゲームの生みの親ウォルター・デイと、ハイスコア記録組織ツイン・ギャラクシーズの歩み

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前回とりあげた映画「キング・オブ・コング」で、主役のゲーマーふたりと並んで、たびたび登場するのが、ウォルター・デイです。彼は世界で初めてアーケード・ゲームの組織的なハイスコア集計に取り組んだ人物であり、現在のアーケード文化に多大な貢献を残しています。
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ドンキーコングの世界記録を競う二人のプレイヤーを描く映画 「キング・オブ・コング」(King of Kong)

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2007年公開の米映画「キング・オブ・コング」は、ドンキーコングの世界スコア記録をめぐって闘うプレイヤーふたりの姿を通じて、アメリカのアーケード文化を伝えてくれる貴重な作品です。続きを読む

識者より疑問の声があがっていた、8月公開予定のスティーブ・ジョブズ伝記映画「jOBS」 予告篇が登場

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現在、スティーブ・ジョブズの伝記映画がふたつ制作されています。ひとつは日本でもベストセラーになった、ウォルター・アイザックソンによる伝記の映画版ですが、それに先行するかたちで、あの伝記とは無関係の、ジョブズの生涯をテーマにした別の映画が作られています。

この映画、タイトルを「jOBS」といい、今年の8月に全米で公開される予定で、つい最近になって予告編がYouTubeに登場しました。

実はこの映画、本来は今年4月には公開される予定だったのですが、延期になっていました。理由は明らかにされていませんが、ある出来事が関係していることは間違いなさそうです。

というのも、この映画、今年の1月に1分ほどの抜粋映像が公表されたのですが、これがかなりの悪評を受けたのです。とりわけ指摘されたのが、アップルの創業者であるふたりの描写が事実に即していないということでした。



(最初に公表された抜粋映像)

なにしろスティーブ・ウォズニアック自身が、間違いだらけだと指摘したほか、当時を知る人々や、コンピュータ史の専門家などが、こぞって批判したのです。

この映画を疑問視したのは、識者や事情通だけでなく、一般の映画ファンも同じでした。サンダンス映画祭で先行上映されたのですが、冷ややかな反応しか得られなかったのです。また、Rotten Tomatoesという人気の映画投票サイトでも肯定的だったのは全体の4割ほどと、あまり芳しくない評価が下されています。

結局、製作者側は当初予定していた4月公開を遅らせることにしました。その理由は不明ですが、このままではまずいと判断したのかもしれません。

公開延期を経て、今回の予告篇登場となったわけですが、それを見たウォズニアックは、前回よりはいくらかましになったものの、大きな問題があいかわらず残っているのではないか、とGizmodoの記事でコメントしています。



(映画「jOBS」予告篇)

ウォズニアックが指摘しているのは、ジョブズの描写が事実と大きくかけ離れているという点です。抜粋映像や予告篇を見るかぎり、この映画はジョブズを、適切な主張をしていたのに周囲に理解されなかった人物のように描くつもりらしいが、それは正しくない。実際のジョブズは、80年代のアップルが犯した失敗の多くに中心人物として関わっていたのだから、というわけです。

これは確かにその通りで、アップルⅢやLISAなどの失敗は、やはりジョブズの責任というべきでしょう。そして、その間のアップルを支えていたのは、ウォズが設計したアップルⅡの売り上げだったわけで、ウォズが不満を抱くのも無理はありません。また、ジョブズ自身は新製品に熱心に取り組む一方で、アップルⅡを冷遇していたという事実もあります。

一方で、結局は一般向けの映画なのだから、事実と食い違いがあっても仕方がないという立場もあります。それは確かに一理ある話で、物語を分かりやすく見せるためには、多少の改変はやむを得ないかもしれません。たとえば、映画「ソーシャル・ネットワーク」もかなり脚色された部分が多いといいます。

いずれにしても、スティーブ・ジョブズの伝記映画なら、少々内容に難があっても、今のタイミングで公開すれば確実にヒットすることでしょう。ウォルター・アイザックソンの公認伝記に基づく映画は、ソニー・ピクチャーズ製作で進行中ですが、完成はかなり後になると見られています。それを考えると、「jOBS」の公開をあえて遅らせたのは正解かもしれません。

Wozniak on Jobs's Biopic: “Young Steve Wasn't a Saint”- Gizmodo

ゲームの映画化 その2 スペースインベーダー

この作品も現在、映画化の企画が進んでいます。制作はワーナー・ブラザーズ。知名度からいけば、これに匹敵するタイトルは「パックマン」くらいでしょうから、目を付けられるのは当然でしょうね。



すでに日本のニュースサイトでも報じられていますが、最初に取り上げたのがロサンゼルス・タイムスということなので、それなりに信憑性はありそうです。インベーダーのアメリカでの発売元はミッドウェイですが、この会社は最近ワーナーに買収されており、唐突な映画化の話も納得できるというものです。

このゲームも「アステロイド」同様、何のストーリーもありませんから、宇宙からの侵略者というところさえ押さえていれば、後はどんな内容でも成り立ってしまうわけです。

ミッドウェイといえば「ジョウスト」「モータルコンバット」、ナムコの「パックマン」に「ギャラガ」と数々の名作を扱っていますので、映画版インベーダーが成功すれば、他にもいろいろゲーム映画が作られるかもしれません。そういえば「モータルコンバット」は映画になっていましたが、こちらも続編の話があるそうです。

Video game incursion into Hollywood could continue with Space Invaders
「スペースインベーダー」の映画化を米ワーナー・ブラザースが検討

ゲームの映画化 その1 アステロイド

これまでハリウッドで映画化されたゲームといえば、「スーパーマリオ」に「DOOM」くらいでしょうか? どちらも観てはいないのですが、伝え聞くところによると、相当に厳しい出来だったようですね。

ところが最近、アメリカの映画業界ではゲーム、それも相当に古典的なタイトルの映画化の話が次々と取り沙汰されています。その中では一番最初になるのですが、去年の夏ごろから騒がれているのが、アタリが1979年に発表したシューティングゲーム「アステロイド」の映画化です。



これがオリジナルのアーケード版「アステロイド」ですが、ご覧の通り、単なる線画の世界です。まあ時代を考えれば当然なのですが。

言うまでもなく、ストーリーも何もあったものではありません。しかし映画となると、何らかのストーリーは必要になります。

この話を取り上げたアメリカのゲームサイトは、「アステロイド」のゲーム化という話自体が、単なる売名行為に過ぎないと断じています。要は、映画会社は「アステロイド」というゲームの知名度が欲しいだけで、中身そのものはどうせ地球の危機がどうしたこうしたと煽る、ただのアクション映画だろう、というわけです。

この映画のプロデューサーに話を聞いたところ、「アステロイド」を元に深みのある物語を作ってみせると自信ありげに語ったのだとか。まあ原作にそもそもストーリーがないということは、好き勝手に作ってしまっても構わないということにもなるわけで、そういう意味では映画会社にとっては好都合な素材かもしれません。

なお、現時点では公開時期などについては未定とのことです。何となく、企画だけで終わってしまいそうな感じもしますが、願わくば実際に完成させてもらいたいところです。
twitterでブログの更新告知を行っています。 タイトル一覧としても使えますので、過去の書き込みをたどるのはこちらからどうぞ。




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