ゲームレガシー

アップル、アタリ、コモドールといった海外レトロPCゲームについて。iPhoneのレトロゲーム情報もあわせて紹介します。このブログについて→ 電子書籍『ハルシオン・デイズ~コンピュータ・ゲームの先駆者たち』 (刊行準備中)→

iPhone

[iPhone] 発売中止になっていた「ペーパーボーイ」がアップデート版で復活

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以前このブログでも取り上げたiPhone版「ペーパーボーイ」ですが、どうやらやはり権利面で問題があったようで、3月に発売中止になってしまいました。あれだけの人気タイトルだけに、いずれ復活するだろうとは思っていましたが、なんと新しい要素が追加されたアップデート版として、この11月に再び登場しています。価格は前回と同じ4ドル99セントで、AppStoreのリンクはこちら

以前のバージョンも3Dモードが追加されるなど、独自の要素が付け加えられていましたが、今回「特別配送」(Special Delivery)とサブタイトルつきで発表されたアップデート版は、新たにストーリーモードが追加されています。

このモードでは、主人公の新聞少年を初めとするキャラクターたちがセリフつきで登場するほか、複数の新聞を同時に投げたり、画面上のキャラクタをフリーズさせるといった、独自の機能が使用できます。いちおうの筋書きとしては、バイトでお金をためて新しいゲーム機を買うという目的があるのですが、女の子との恋愛や、新聞のほかに生花の配達を始めたりと、目的の達成を遅らせるさまざまな要素が絡んできます。

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(ストーリーモードの冒頭。主人公の新聞少年が、お金をためて新しいゲーム機を買うんだと怪気炎をあげています)

ただし、以前のエントリでも触れましたが、ゲーム操作に問題アリというところはこのアップデート版でもさして改善されていないようで、AppStoreの評価欄でものきなみこの点が指摘されています。5ドルという値段も割高ですね。

実際に操作しているところを記録した動画がありましたが、やはりインタフェースに問題アリという評価です。ちなみにiPadでもプレイ可能ですが、まだiPhoneの方がマシとのことでした。



それにしても、AppStoreの権利処理はあいかわらずどういう基準なのかよく分かりませんね。ほかにも今年に入ってアタリ関連のiPhoneアプリがのきなみ消されており、この問題の不透明さを改めて認識させられます。

以前の記事はこちら


(ファミコン版「ペーパーボーイ」アメリカでのテレビCM。すばらしい出来です)

[iPhone]C64エミュレータ内のゲームに驚愕の名作が(ただし入手不可)

c64_emu
iPhone向けのコモドール64エミュレータにC64 for iPhoneという製品があります。エミュレータという大変にグレーな製品であるため、過去に何度か販売中止になっていますが、今のところは普通にApp Storeより入手できます。

このエミュレータには何本かのゲームが同梱されています。もっとも所詮はオマケですから、そうたいしたタイトルはありません。また、アプリ内のリストからゲームにアクセスできるようにもなっています。ところが、最近になってそのリストに新しくタイトルが追加されているのを見たというユーザーがいました。具体的には次のタイトルだったそうです。

International Karate
Microprose Soccer
Jumpman
Druid
Wizball
Trailblazer
Elite

どうやらこれはフライングだったらしく、すぐにリストから消されてしまったとか(おそらく表示だけで、入手も不可能だったと推測されます)。とはいえ、どれも定評のあるものばかりで、これまでとはレベルが違うという感じです。
international_karate

まず目を引くのが、イギリスの名プログラマで今なお現役のアーチャー マクリーンが手がけた「インターナショナル カラテ」です。要は最初期の対戦格闘ゲームです。日本やアメリカではあまり知られていない作品ですが、ヨーロッパでは絶大な人気を誇るタイトルでした。
elite1984

そして驚いたのが「エリート」です。イギリスの国立ゲーム博物館を扱ったエントリでも触れましたが、TRPGのトラベラーをモチーフにした宇宙交易ゲームで、そのスケールの大きさから大変なヒット作となり、今でもオープンソース版の移植版が広くプレイされています。イギリスを代表するゲームといってもいいくらい有名な作品であり、単なるアプリ内タイトルのひとつとするにはいささか不自然なものなのですが。

それはともかく、iPhoneで「エリート」が動くとなれば、かなりの人気を呼ぶのは間違いないところでしょう。開発元のブログも確認していましたが、それらしい情報は確認できませんでした。ただし、エミュレータ自体が近々アップグレード版をリリース予定とのことですので、それに合わせて新規タイトルを出すつもりなのかもしれません。いずれにしても期待したいところです。

(開発元が制作したデモ動画。「インターナショナル カラテ」が動いています)

Retro gaming classics Elite, International Karate coming to iPhone
Manomio(開発元のサイト)

[iPhone]アタリの名作「ペーパーボーイ」リメイク版には3Dモードが追加

paperboy

数ある初期アタリの名作群の中でも、「ペーパーボーイ」はそのリアリズム描写でひときわ目を引いた作品でした。とりわけ特徴的だったのが、ブレイクダンスやスケードボード、ギャングのストリートファイト、現代ゴシック文化の象徴である黒猫と、アメリカの若者風俗がふんだんに盛り込んであるという点です。プレイしながらアメリカの住宅地を実際に歩いているかのような感覚が味わえる、なかなかにユニークな作品でした。

そんな名作がこの度iPhoneに移植されました。ゲーム内容は旧作そのままですが、新しく3Dモードが追加されており、うまくアレンジしてあるようです。価格は4ドル99セント。

こちらのデモでは、後半で3Dモードが登場しています。いろいろと視点が切り替えられるようになっているようですね。「ペーパーボーイ」はオリジナルの筐体についていたハンドルがもっとも優れており、ゲーム専用機への移植版はどれも操作性が問題とされることが多かったのですが、iPhoneのインタフェースはまだマシな部類ではないかと思います。

権利面でも、ワーナーのコピーライト表示がクレジットされているところを見ると、きちんと許諾を受けて移植されているようですね。iPhoneのレトロゲームは著作権を無視しているのかなと思わせるような勝手移植らしきものが多く、どうなっているのか気になるところなのですが、さすがにここまでメジャーな作品となると、適切に処理されているようです。

Paperboy for iPhone Falls Short of a Perfect Delivery
レビュー記事。操作性に難があり、5ドルという価格も高いと、辛口の評価になっています。

(2010.11.12追記)
その後、3月にこの「ペーパーボーイ」は発売中止となり、11月にアップデート版が再び登場しています。詳しくはこちら

iPhoneでTransylvania

Transylvaniaといえば8ビット初期の名作アドベンチャーですが、この度iPhone版が登場したようです。

transyl


Apple II 'Transylvania Adventure' Released – Free for Halloween

Transylvaniaは1982年にPenguin Softwareより発売されたアップルⅡのアドベンチャー・ゲーム。グラフィックツールで有名な会社から発売されただけに、美麗な絵が特徴でした。あちこちの場所を歩き回る敵キャラというのも、当時としては画期的でしたね。

このゲーム、なかなかに人気があったようで、元記事によればCrimson CrownとVanquish the Nightという2作の続編も製作されています。(後者は初耳でした。かなり後になってからのリメイクでしょうか?)

iPhoneには権利関係のよく分からないゲームがたくさんあるらしく、これもてっきり勝手移植かと思っていたのですが、なんとオリジナルの作者が関わっているそうで、正式版と思ってよさそうです。

今回のiPhone版は、インタフェース面での変更(画面を見るかぎり、コマンド入力と併用かもしれません)のほか、新たにサウンドが追加されたそうです。ハロウィンのみ無料公開ということで、残念ながらそちらは終わってしまいましたが、価格は99セントとのことですので、おひとついかがでしょうか。
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