2005年08月17日

どうなる、くんくん!?

3ae0061c.JPG世の中禁煙ブームである。自販機が午後11時までの稼動となり、飛行機も新幹線もあげくのはてはレストランやホテルまでもが禁煙!禁煙!禁煙!まるで第二次世界大戦で連合国から石油ストップをかけられた、愛煙家へのABC包囲網。このままいけば、我々愛煙家たちへの煙草の物資供給ルートが断たれ、断崖絶壁まで追い詰められていく。残された愛煙家たちは、最後の1本の煙草を回しのみし、煙草をふかし街中を闊歩していたよき時代に想いを馳せながら、「JT万歳!」と叫び朽ち果てていくのである。しかしいくら外堀を埋められたところで、愛煙家の多い今ならまだこの状況をひっくりかえすことができる。我々の一番の敵は、実は私たちの中にいたのだ。そう、盟友の謀反…。仲間と思っていた奴らの突然のクーデター。「もう、3週間も吸ってましぇーん!」と武田鉄矢ばりにほざき、“イチ抜けた”を気取る。そしてあることか「まだ吸ってんのーぉ?信じられなぁーい」と愛煙者をののしり、「健康に悪いよ、止めたら?」とそそのかす。かつての盟友たちの、遠山の金さんばりの身の代わりの早さに翻弄される愛煙家たち。仲間の裏切りを阻止することこそが、我々が対処していかなければならない最優先課題なのである。そして、今私が住む沖縄・北谷エリアで謀反者を次々と増殖させているものがある。「禁煙セラピー」という本だ。私はまだ1度もお目にかかったことがないが、相当な洗脳力をもっているらしい。すでに何名かの愛煙家たちが脱藩した。そしてその本はついに、私の相棒・くんくんシェフの手に渡った。詳しい経緯は聞いていないが、気づいたら彼女は煙草を止めていた。かつては愛煙家の支配していたトランジット・カフェ王国も、この牙城が崩れたことで、抵抗勢力の力が強まり、内戦が勃発!予断を許さない状況に陥っている。しかしくんくんが魂まで売ったとは考えにくい。姉御ばりに「で、どうよ?プハー」とポーズをとっていたくんくんが、完全に煙草とおさらばしたとは思えない。そのせいか、口が寂しいからと、1日にアイスクリームを5本も食べているというし、昨夜にいたっては、お客さんからいただいた生クリームがもっこりのったケーキを、厨房でおいしそうに食べていた(写真手前・奥は新しいシェフの麗子ちゃん)。“口が寂しい=煙が恋しい”ってことじゃないか、くんくん!このままではカロリー過多はまぬがれない。太っちょ一直線!まだ煙に恋心を残している彼女を、早く救いださねば…戦いはまだ終わらない。

transitcafe20030301 at 16:59│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by mana   2005年08月19日 17:27
どうも、お宅のくんくんを、ノンスモーカーの会に引きずり込んでしまったmanaです(^_^;
くんくんが、厨房で目の下に汗を溜めて、ハーハーと息づかいも荒いおデブになってしまったら…私のせいですね…。

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