翻訳者ときどきライター

英語のこと。日本語のこと。翻訳のことetc.(名古屋論も?)

名古屋からスキージャム勝山へ


先日、スキージャム勝山に行ってきました。福井県のスキー場は初めて。
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ちょっと宇宙を感じてしまうくらいの雲一つない快晴。
立体地図・地形模型を見ているよう。
蛇行してる川は九頭竜川でしょうか。
遠くに見えてるのは日本海の水平線??

長野、岐阜、新潟、群馬、栃木、福島、山形、静岡、千葉(笑)、北海道、滋賀… いろんなスキー場で滑りましたが、こんな景色はなかなかないと思います。

スキー歴やボード歴の割にはあんまり上手くなってない私ですが、こういう景色を見られるだけで「スキーやスノーボードがある人生でよかった~!」と思います。
(写真に撮っても動画を撮っても、この感じを残せない、伝えられないのがもどかしい)

ジャム勝、めっちゃデカくて施設もキレイで東急系のパワーを実感しました。関西の若者がバスツアーなどで来てる感じで、SNSでも「女子旅」をキーワードにPRしてて他のスキー場より雰囲気が若い。(その一方で、春節の真っ只中でしたが外国人はほとんど見なかった気がします)

ちなみに東急系は他にニセコ、ハンタマ、Mtジーンズ、玉原、富士見パノラマなどで、名古屋からだとあんまり縁がない。(さらに名古屋からだとプリンスホテル系にもなかなか縁がないですね…)

名古屋からだと北陸道経由で200kmくらい。日帰りにはちょっと遠いですが大満足でした。中部縦貫自動車道で東海北陸道の白鳥側からのアクセスがよくなる予定があるようなので、そしたら名古屋からのお客さんも増えるかもしれません。

ちなみに中部縦貫自動車道、縦貫と入ってますが地図上ではざっくり左右(東西)です。ご注意を (^ー^;)
(日本列島の背骨方向だから縦みたいですね)


白馬から名古屋に帰れなくなった話(2024.2.5)


旅先から帰れなくなりました。初めての経験。

車で白馬に行ってた帰り道、2024.2.5のこと。高速も国道も通行止めになって塩尻から南に進めなくなってしまい、お手上げに。(幸いなことにビジネスホテルに泊まれました)

この20年の間には、もっと激しい雪の中を走ったこともありますが、「予防的通行止め」ってヤツだったみたいです。電車で言う「計画運休」のクルマ版ですね。先日、関ケ原あたりで立ち往生があったのも影響してるかも。「高速はダメでも国道で行けるだろう」と思ったんですけどね。国道に集中したらしたで危ないという判断だったのかな。

南岸低気圧の影響で首都圏は雪に備えて警戒感が高まってたけど、名古屋は雨の予報で楽観視してました。四駆とスタッドレスでも通行止めにはお手上げ。

翌朝の塩尻駅前。
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雪も落ち着き、高速も再開するかと思いきや、なかなか解除されない。国道19号は通れるようになってたので、高速の再開を待つのはやめて、確実に帰れるこちらのルートで中津川へ抜けました。
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結果的には大正解。高速は一部区間で夕方近くまで通行止めでした。
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以上、暖冬の年の2月の出来事でした。




ハケンの翻訳


私が初めて英語の仕事でお金をいただいたのは90年代後半のこと。
派遣会社に登録してスキルチェックを受けた後、某自動車会社に2週間くらい派遣されて社内資料を英訳しました。
そのときに一緒に派遣されたお姉さま達がとっても素敵で。

そのうちのお一人はお孫さんがいらっしゃる(ようにはとても見えない)上品なご婦人。今考えると、あの年代の女性で仕事で通用する語学力を持った方は多くなかったのでは。
(ちなみに海外への観光渡航の自由化が1964年でプラザ合意が1985年、男女雇用機会均等法が1986年施行)

もう一人は30代(?)の女性。ハリウッド映画に出てくるアジア人女性のようなメイクにドキドキしました。話してみると気さくな方で「今日はこの後、カレ(外国人?)とデートなのよ。アピアランス大丈夫かしら?」なんて言ってました(笑)

お二人とも御自身のスキルだけを頼りに働いてる感じが眩しくて素敵でした。
そんな彼女たちに「○○さん(私)の書く英語、かっこいいね」と言ってもらえたことは、その後の私の支えになりました。

そんなわけで私にとって“派遣”という形で働くことは「会社を選ぶんじゃなくて“仕事”を選び、自らのスキルだけを武器に戦う傭兵」といったイメージです。ドラマ『ハケンの品格』の大前春子さん的な。
(ちなみに労働者派遣法が施行された1986年当時から、適用対象の“専門13業務”の一つとして「通訳・翻訳・速記」が入っています)

しかしその後、1999年に適用業務の原則自由化、2004年に製造派遣解禁、2008年にはリーマンショックで「派遣切り」「年越し派遣村」と言った言葉が聞かれるようになります。(ちなみに『ハケンの品格』はリーマンショック前の2007年)
もはや「ハケン」という響きはマイナスのイメージしかないのでしょうか…
「非正規雇用」とか、なんだか正しくないような言われ方、悲しいですね…

そして今や、営業さんでも派遣の方がいらっしゃいます。呼び捨てで呼ばれ「頑張りを見せれば社員にしてやってもいいんだぞ」的な目線で扱われているのを目にしてしまうと、「何かがおかしい」という違和感が湧き上がってきて胸がザワザワします。
現実的な問題として「営業のプロ」と言えるほどでは現時点でないとしても、少なくとも「部下」ではなく「外注」のはずです。(そして「上司」ではなく「指揮命令者」)
派遣は社員の二軍ではない。
その方が「育ててもらえてありがたい」「がんばって一軍に上がりたい」と思っているのなら、ただの大きなお世話なのですが…

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