翻訳者ときどきライター

英語のこと。日本語のこと。翻訳のことetc.(名古屋論も?)

2012年06月

「書き下し文」になっていくIT翻訳


「書き下し文」って覚えてますか?

国語の授業で習いましたよね。
そうです、漢文の。「レ点」とか出てくるヤツ。

こんな感じですね… 

【漢文】 少年易老學難成
【書き下し文】 少年老い易く学成り難し
【現代語訳】 あっという間にオッサンになっちゃうけど、学問はなかなか簡単に身につくもんじゃないよ

現代語訳はあってるかどうかわかりませんが (^ー^;)

書き下し文だと、「なんとなくわかる」と「なんかよくわからない」の境い目ギリギリ…といった感じでしょうか…

…と、ここまでが前置き。(長くてスイマセン…)

言いたかったのは、「IT系の翻訳物がどんどん“書き下し文”になっていってるなぁ」ってことです。

AppleやTwitterからのメール、Facebookの画面、IT系のニュースなどなど…
みなさんが目にする文章の中にもたくさんあると思いますが、どう感じていらっしゃるでしょうか?

こうなる背景としては、
「スピードが重要な業界なので、いちいち翻訳に時間をかけていられない」とか、
「コストもかけたくない」とか、
「IT系のドキュメントは毎日世界中で大量に作成されてるので翻訳が間に合わない」とか、
「ある程度英語がわかるユーザーを想定してる」とか、
「日本語版だけ一部を独自に変えてしまうと、整合性がとれない部分が出てくる」とか、いろいろあると思います。

デジタルで提供できるものは、原文へのアクセスも同時に入手可能にすることが容易ですしね。
…おっと、私の文章までヘンになってきました (^ー^;)

おそらく、この流れは止められないでしょう。

ただ、翻訳者の立場からすると、英文を「書き下し文」にするだけの作業はむなしいです...orz


『スティーブ・ジョブズ I / II 』に音楽や動画を付けよう!


『スティーブ・ジョブズ I / II 』(ジョブズの伝記本)、おもしろいですよねー。

この本から聴こえてくる音楽や、ジョブズのプレゼンの映像などをまとめたページを作ってみました。

『スティーブ・ジョブズ I / II 』に音楽や動画を付けよう!
http://matome.naver.jp/odai/2133820713469422701 

んー、マルチメディア(笑)

スティーブ・ジョブズが凄いのはもちろんですが、
私の職業柄、これを書いたウォルター・アイザックソンや訳者の井口耕二さんも凄いなー... と思ってしまいます (^ー^)

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