あなたは字幕派? 吹替派?
私は、「吹替で観た方がいい」っていう結論に至るまでに、かなりの年月がかかってしまいました...

■ 吹替版のメリット

(1) 字幕と吹替のセリフの文字数を比べたら、圧倒的に吹替の方が多い

 字幕は文字数が制限されるので、省略される内容が多くなる場合があります。私の経験では、『インセプション』を字幕で観てたときに、字幕では主語が省略されてて「え?誰の話?」ってなったことがありました。



(2) 映像を味わう時間が増える

 目を字幕に向けてると、登場人物の微妙な表情の変化に気づかなかったり、映像の美しさを味わいきれなかったり、物語の伏線になるものを見逃したりすることがあるかもしれません。



(3) 何人か同時にしゃべってるシーンに対応できる

 字幕の場合、議論や口喧嘩をしてるシーンだと、どっちのセリフかを判断しつつ、やりあう表情を見つつ...と、なかなか大変だったりします。騒がしい場所での会話などでも、字幕だと、主人公たち以外の会話は拾えないことが多いですよね。



(4) 映像に邪魔が入らない

 もし、あなたが画家だったら、自分が描いた絵の中に文字を書かれたいですか?


 そもそも、どうして字幕で観てたんだっけ?

(a) 外国人の役者さんの声やしゃべり方がわかる

 これが外せない場合は字幕派になりますよね。吹替版の独特のセリフ回し(女性は過剰に女性っぽく、オタクは過剰にオタクっぽく、ゲイは過剰にゲイっぽくしゃべったりする)の好き嫌いもあるかも。でも、ビデオテープの時代とは違って、DVDなら音声と字幕が外国語/日本語に切り替えられるわけで、「まず吹替で観てから、気にいったシーンだけ外国語の音声と外国語の字幕で観る」っていう方法でいいような気がしてきました。


(b) 外国語の勉強になる

 これが私がハマってた落とし穴でした (^ー^;) 「おぉ、うまい訳。さすが」とか、「文字数の制限で苦しい訳になってるな」とか、「英語のセリフは聴き取れなかったけど、字幕の日本語から想像すると「~」って言ってたのかな?」とか、勉強にはなっても物語や映像を全然楽しめてなかった (^ー^;) 『ソーシャル・ネットワーク』なんか、セリフは多いし早口だし、おまけに分野的に私の仕事に関係するので、「vulnerable(脆弱な/安全対策の不十分な)って仕事でも出てくるわー」とかなんとか思いながら観てたら、ヘトヘトになりました...orz



(c) なんとなく吹替って邪道な気がする

 …っていう“思い込み”もあった気がします。「子供向け」「テレビ向け」みたいな(世代によって違うかな?)。世界的に見ると、吹替の方が主流みたいですよ  (^ー^)




 とりあえずの結論

字幕よりも吹替の方が予算もかけてあるんだろうし、メリットも多いので...

(i) 吹替がある場合は、まず、吹替で物語と映像をしっかり楽しむ。
 
(ii) その後で、気にいったシーンだけ、外国人の役者さんの声で聴いてみる。
 
(iii) 英語の勉強がしたかったら、吹替で楽しんだ後で(吹替で楽しめなかった映画で勉強しても効果が低そうだし)。「英語音声のみ」でチャレンジしてみて、「英語音声+英語字幕」で確認。
 

以上、字幕も吹替もいらないくらいリスニングが完璧だったら全く無用なお話でした (^ー^;)

追記 (3/3):「ミュージカル映画」っていう盲点がありました...orz