突然ですが、原田知世さんが歌う『夢の人』という曲が素晴らしいので超オススメです。


2015年の『恋愛小説』というカバーアルバムの1曲目。
また、今年(2017年)の夏に出たベスト盤にも入っているようです。


この曲のオリジナルはビートルズ。『HELP!』というアルバムに収録されている、カントリー&ウェスタン調の小気味いい曲です。
(ちなみにこの曲、『イエスタデイ』の前に入ってます)


原題は『I've Just Seen A Face』。
女の子の顔がバッチリ好みで一目惚れしてしまった…みたいな歌詞です。
『夢の人』という邦題は、おそらく「I'll dream of her tonight」(今夜も彼女の夢を見るだろう)というラインからとられたのでしょう。

知世さんバージョンの方は、ギタリストの伊藤ゴローさんのアレンジが素晴らしく、歌声との相乗効果がハンパない。
このアレンジ、『夢の人』という邦題からのインスピレーションもあるのかなぁ…と勝手に想像しています。
もしも邦題が『会ったとたんに一目惚れ』だったら…
(ちなみに、ビートルズの曲でこの邦題の曲が別にあります)

そう、「もしも~だったら」というのが仮定法です。
さりげなく本題に入りましたよ(笑)
そして、「もしも~だったら…(でも現実は~じゃない)」というのは、歌の中にはよく出てくるんです。
「もしもあなたがここにいてくれたら…(でも現実にはここにあなたはいない)」とか、
「あぁ、オレが特別な人間だったら...(でも現実は虫けら)」とか。



『夢の人』の2番の最初のラインは…
「Had it been another day, I might have looked the other way」
(もしそれが別の日だったら、ボクは違う方を見てたかもしれないんだ)と歌われています。
実際には歌の主人公は彼女を見て一目惚れしてしまったわけなので、仮定の話ですね。

この表現、「仮定法過去完了の倒置」というやつで、ちょっとややこしい。
「If it had been ~」の「If」が省略されて、「it」と「had」の順序が逆になってるんです。

教科書にそんなことが書かれていても覚えられる気がしませんが、歌があればどうでしょう?