翻訳者ときどきライター

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辞書

iPadのKindleが英和辞典にも対応してた話


…と、タイトルですべてを語ってしまいました(笑)

以前に、スティーブ・ジョブズの伝記を766円で買った話を書きました。
(もう、3ヶ月も前…)

そのときは英英辞典しか使えなかったと思うんですが、今は英和辞典も使えるようになってます。
(小学館の『プログレッシブ英和中辞典(第4版)』) 
英語版の電子書籍を読むのにすごく便利。

 # 「知ってるよ!」「今ごろ?」「遅いよ!」って言われるかな (^ー^;)

念のため、簡単に説明しますね。

iPadのKindleで、単語を0.5秒(?)ほど押さえて離すと、画面の下部に辞書の枠が出て、訳が表示されます。
その枠内の右上の「i」のマークを押すと、使う辞書を選べます。

<さらにどうでもいい話>
「じゃあ、仕事用のPDFも、Kindleで読んだら辞書を引く手間がなくなる!?」と期待したんですが、PDFからは辞書は呼び出されませんでした (^ー^;) 


辞書はルール集ではなくデータ集

翻訳に関する心得で、いちばん心に残っているのが『辞書はルール集ではなくデータ集』という言葉です。
 
言語はコミュニケーションのためのツールなので、まるで生き物のように、どんどん変化していきます。
 
英和辞典に書いてあることは、「これまでの長い歴史と一般的な使用状況を考慮して、この日本語に置き換えると英語の意味がうまく伝えられたことが多かった」 という過去のデータの集積です。
 
つまり、書いてあるのは「答え」じゃなくて、「参考データ」なんです。
 
だから、必ず辞書にある訳語から選ばないといけない…なんてことはありません。
辞書を参考にした上で、最も伝わりやすい表現を模索することが翻訳の仕事です。
 
「1+1=」と入れると「2」と出てくるように、言語を翻訳することはできません。
異なる言語は1対1で対応しないし、文脈によって意味が異なるからです。
 
関西弁と標準語でも1対1で対応しませんよね (^ー^;)
(たとえば、「いちびる」と「ふざける」ではカバーする内容が違いますよね?)

 
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