TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にて英国製クラシックバイクとパーツの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズの日々を、営業日は毎日更新しながらお伝えしております。トリニティースクール(既に閉校)と基本的に同じ内容のレストア学校(宿泊所完備)も運営しております。

細かいパーツが得意。

 当店の特徴としてトライアンフツイン用の細かいパーツを在庫して販売している事が挙げられると思います。750cc専用とスモールユニット用パーツをほぼ在庫していないのも特徴です。特殊なねじ類から細かいブッシュ類など修理に必要なコアなパーツはほぼ在庫していると思います。お好きな方が多い映える派手なカスタムパーツやヴィンテージパーツ、外装パーツではありません。地味かも知れませんが、派手に在庫しております。パーツは日本全国への通販実績が豊富です。通販でもクレジットカードでの決済(VISA、MASTERのみ)が可能です。細かいパーツや修理の事から車両の輸入やフルレストアまで、お気軽にお問合せ下さい。

 英国2箇所からパーツが到着しましたので、一部をご紹介しておきます。
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 お取り寄せグルメのBSA A10用パーツ、クラッチ関係やラバー関係の在庫補充、その他お取り寄せグルメなど。
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 袋から出すと頭がクラクラしますが、珍しく一つの送り間違いがありました。
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 エンジン関係パーツの在庫補充、ビョーキの在庫補充、T140パーツのお取り寄せグルメ、ギアボックス関係パーツも在庫補充。
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 プライマリードライブ関係とフロントフォーク&SA関係の在庫補充、ハブ・ブレーキ周りなどの在庫補充など。パーツ名が間違っているので気付きませんでしたが、別体トラ用のクラッチハブが生産された様で取り寄せておきました。使えると思います、多分。ちょっとしたニュースです。
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 昨日も予定時間より早く終わった税務調査ですが、本日も早めに終わりました。しかももう一日の予定を変更して本日で終了となりました。ご迷惑をお掛けしましたが、明日からは通常営業に戻ります。宜しくお願いいたします。

古いトラが得意。

 当店の特徴を一つ挙げるとするならば、1930〜50年代の古い?トライアンフツイン(500,650cc)の取り扱い実績と経験が豊富な点かと思います。開業当初には、当時としてほとんど修理がなされていなかった所謂バビットメタル仕様のクランクシャフトの修理を多数手掛けました。しかし今では交換式メタルのコンロッドが生産されていますので、その需要は無くなりました。さらに昔は無かったパーツもどんどん生産されています。つまり、以前よりも古いトライアンフツインの修理が容易になっています。このブログを御覧の皆さんも、憧れのあのトラに手を出してみませんか?車両の価格高騰が落ち着いた今、英国の取引先では多数の車両が売りに出ています。

 1953年トライアンフ6Tサンダーバードの様子です。オイルポンプは分解・チェックして修正しました。まだまだビンビンの中学生です。
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 新品ヘッドガスケットのチェックです。派手な修正不要で、焼き鈍しただけです。ロッカーボックスが手元にありませんので、ヘッドを仮で載せておきました。元々のものがダメでしたので、ボルトは全て良質な新品です。分厚い専用のワッシャーは新品への交換が必須です。なのですが、パーツを多数販売する中で販売実績はほとんどないのが不思議です。
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 英国のスペシャリストによってOH済みのダイナモも念の為にモータリングチェックです。もちろん問題無しでエンジンへ取り付けました。
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 出来る事からやろうシリーズで、新品のプリモノブロックキャブレターを分解チェックしました。最近、こればかりやっている様な気がします。今回は全く問題無しです、多分。新世代のプリモノブロックキャブレターが良くなった決定的な部分に初めて気付いた私でした。仮でヘッドへ取付けておきました。
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 明日も引き続き弊社に税務調査入りますので、オープンを1時間繰り上げます。とても常識的で対応が良い調査官と税理士さんのお陰で、本日よりは作業時間が削られる事は無いと思います。

風邪に効く筋トレ。

 明日からホームのジムが約1か月間閉鎖されますので、無理矢理行って来ました。相変わらずなぜかパワーが落ちているのですがお陰で風邪が治った様です。筋トレは風邪にも効きますね。1953年トライアンフ6Tサンダーバードは出来る事から進めています。ロッカーボックスが戻って来ていないのでいつもの事前確認が出来ませんが、シリンダーヘッドから。キャブレターを276に変更しますので、マニフォールドもそのスタッドボルトも専用のモノに変更です。スタッドボルトは内部と貫通している上側はねじ山をシール、下側はスレッドコンパウンドを塗布しました。バルブスプリングはリテイナーの組み合わせでセット長を合わせてあります。
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 スペシャリストがOH済みのBTHマグネトーを取付け。中間ギアは結局バックラッシュがほぼ無くなる新品を使用する事にしました。が、1箇所のみ引っ掛かりがあります。調べた結果、EX側カムギアの問題でしたので修正しました。これに時間が掛かってしまいました。現在は、ピストンを取り付けた状態です。
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 そのピストンのリングは全てギャップを確認済み。不良でありません様に。使用する新品のタペットとガイドブロックですが、全てがかなりタイトでしたので調整してあります。かなりカッチリとなりました。シリンダーに対してのガイドブロックの嵌め代を計測しようとしましたが、シリンダー側が荒れていてまともに計測出来ませんでした。珍しくシリンダー側をアジャスタブルリーマーで修正して1/100mm弱にしました。苦手?な圧入もオイル漏れ対策を施しながら完了しています。
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PB170009 スクール生徒さんの1956年トライアンフTR6に使用するクランクケースシムも製作が進んでいます。ジョンさんにお任せです。1回目の練習ではバンドソーで製作出来る事が確認出来ましたので、より正確なテンプレートを製作しました。次は本番です。

 最後にお知らせです。明日月曜日から水曜日の三日間の予定で弊社に税務調査が入ります。もう開業して11年半ですからね。特に明日は仕事が制限されてしまうかも知れません。店のオープンは1時間繰り上げて10:00からです。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

盛り上がってナメる。

 恥ずかしながら本格的に風邪をひいてしまった様です。木曜日に試乗している時から喉がおかしくなり、昨日は大人しく安静にしていたのですがダメです...。定休明けの諸々を済ませてから、1953年トライアンフ6Tのエンジンをフレームに搭載しました。新品のボルト・ナット類をいつもの通り使用するのですが、たまに不良品があります。まずは塗装が潰れて次にワッシャー、最後にねじが伸びていくのを感じながら全てをガッツリと締め上げる訳なのですが、ダメなヤツは最後にヌルッと逝きます。すぐに次の新品へ交換しました。気分が盛り上がったところでこうなると、ちょっと休憩が必要です。ちなみに正式にはあまり好ましくないらしいのですが、塗装のペロリを防止する為にワッシャーの下にもグリースを塗布しています。
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 とりあえず装着出来るモノはやろうという意気込みで、諸々を確認しながら外装を装着です。ホーンボタン配線の出口がいつもより小さくて苦労しました。
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 ギアボックスアウターカバーがバフ掛け外注から戻って来ていませんので、これからエンジンの組み立てを優先します。
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 明日は都合により定時より遅れて11:00位からのオープンとさせて下さい。宜しくお願いいたします。

機械に優しい乗り方。

PB140003 と言う訳で、午前中から登録が完了した1949年トライアンフ6Tの試乗と調整をスタートしました。特に問題はありません。エンジンはきちんとOHされていて非常にスムーズかつパワフルに走ります。すぐにオーナー様がご来店下さいました。







 いつもの熊本新港までの試乗に車でついて来て頂きました。広い駐車場でオーナー様が練習です。とにかく右チェンジに慣れてもらわなくてはいけません。同伴練習をご希望なさったのは当店の歴史でお二人目です(笑)。



PB140004 とても調子が良くて問題ありませんので、最後に綺麗に掃除したらお引渡し準備が完了です。もちろんオイルも漏れますし、フロントフォークなどに問題も抱えています。これから乗り出して、大きなトラブルなどが無ければ気になるサドルシートの変更なども含めて、少しずつ改善して行けば良いと思います。

 ちなみにオーナー様が練習されている様子を拝見していて気になったのは、やはりギアチェンジのやり方です。これは現代の乗り物にしか乗った事が無い方のほとんどがそうで、機械に優しくないギアチェンジのやり方になってしまっています。現代の乗り物では機械が人間をアシストしてくれる部分が多いので仕方ありません。この車両は70年前の車両ですし、我々が取り扱う車両は少なくとも50年以上前の車両ばかりです。どんなにきちんと修理しても調子が良くても、結局は古い機械なのです。運転の基本的な動作を習得しなければ、機械が壊れるのではなく乗り手が壊してしまいます。店までの帰りは私が運転する6Tの隣を車で並走しながら、特にシフトダウンの仕方などをじっくりと覚えて頂きました。別に難しい事ではありませんので、納車後に6Tと会話しながら機械に優しい乗り方を徐々に習得されると思います。



PB130025 在庫補充用のオイルが入荷しました。当店ではエンジンオイルでYC454とプライマリーオイルにYACCOを使用しています。大好評のAMALIEオイル12本アソートセットにYACCOオイルを混ぜる事も可能です。但し、追加料金が発生しますのでご承知願います。

 定休日前最後の仕事は、時間が無くて出来なかった海外3箇所へのパーツ発注です。これから諸々の作業を終わらせてから集中して発注します。

1954年トライアンフTR5合宿スクール7回目最終日。

 開店時間を繰り上げて開始した合宿スクール最終日の模様です。使用された期間が短かったLUCAS L525テイルランプ、元々のレンズが橙色に退色していましたのでNOSを入手してありました。早速交換です。
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 お次はキャブレターです。新品のプリモノブロックですが、入手したのはもう3年以上前で現在のモノとは違います。早速分解チェックしモディファイしながら仕組みを生徒さんに説明しました。組み立てた後にエンジンに取り付けようとして問題発生です。ベルマウスがオイルタンクに思いっ切り接触します。ここで、生徒さんと共にハッとしました。マニフォールドのキャブレター取付け面が少し斜めになっていて修正した事を思い出しました。当たるからそうしたのでしょう。しかし、流石にスタッドボルトがその面に対して斜めっていましたので、ファクトリー仕事では無くて後の加工かと思います。これが逆に純正仕様だったら雑な仕事に驚きです。色々と検証した結果、オイルタンクの位置を大胆にズラす事で無事に解決しました。全てがギリギリのリジッドフレームTR5は色々とあります。
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 コントロールレバー類の準備です。当店では、常に手で操作するコントロールレバー類こそがカッチリしている必要があると信じて、いつもきちんと修理・修正しています。例のオリジナルツイストグリップや、お洒落なレバー類が元々装着されていました。クラッチ・ブレーキレバーはピボット部分を修理したり、ねじ類を交換したり、レバーブレードを修正したりといつもの内容です。問題はツイストグリップのローターでした。ハンドルバーに対してキツ過ぎましたので、アジャスタブルリーマーでシコシコと拡大し、生徒さんと私の腕がパンパンになりました。
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 進角レバーも含めて全て装着が完了しました。この後に細かい作業を行いタイムアップです。ツールボックスなどがまだ戻って来ていない...。
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 今年の5月にフルレストアをスタートしたこの車両もここまで来ました。集中してやっていますので、進行も早いですね。来年5月のご卒業を目指して、次回のスクールはまた来月です。
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PB130026 1949年トライアンフ6Tサンダーバードは、無事に車両検査に合格してナンバープレートまで取得出来ました。夕刻に急いで準備して試乗しようとしたら、大雨になりました。明日から落ち着いて試乗と調整を行います。

 トラヴィス・サイクルズでは、レストレーションスクールの生徒さんと3台の委託販売車両の新オーナー様を募集中です。お問合せはお気軽にどうぞ。

1954年トライアンフTR5合宿スクール7回目初日。

 東京からお越しのスクール生徒さんは、合宿スクール7回目初日の様子です。車両はトライアンフTR5トロフィーです。まずはリアチェーンの装着から、使用するのはRENOLDタイプの薄いチェーンです。リジッドフレームの車両では日本製チェーンですとかなり苦しいです。先回の授業で学んだ通り、生徒さんはしっかりと調整まで終えました。チェーンガードはフェンダーステーの一部を取り外して装着完了。TR5独特のオイルタンクも独特なマウント方法で装着完了、オイルラインも全て繋がりました。
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 こちらもTR5独特の方法でマウントするバッテリーキャリアも装着が完了しました。しっかりと修理して全くガタ無しのリアブレーキペダルが気持ち良いです。一気にリアブレーキロッドやストップランプスイッチも装着しました。リアブレーキもカチッとしたものになり一安心です。
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 修理と塗装が終わったスピードメーターとケーブルも取り付けました。ヘッドライトシェルも、パネル部分にアンメーターとヘッドライトスイッチを取付けてマウントしました。今回も配線のQDソケットは廃止します。
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 勢いで綺麗に掃除してポリッシュしたエキパイとサイレンサーも取り付けました。リジッドフレームTR5ではヘッド側取付け部がノートンツインの様にねじ込み式のフランジです。クランプはインチキからきちんとしたモノに交換してあります。そのボルトまで拘りの英インチです。
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 お昼前から日付が変わるまで一気に作業を進めました。明日もリミットまで装着出来るものを装着する方向で集中して進めたいと思います。やはりリジッドフレームTR5は独特の格好良さがありますね。
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 トラヴィス・サイクルズでは、レストレーションスクールの生徒さんを随時募集しております。2階に宿泊所を完備しておりますので、遠方の方もぜひご検討下さい。お問合せはお気軽にどうぞ。

クランクケース拓。

PB110001 本日もジム筋トレはパワー不足。体重は変わらないのにどんどんパワーが無くなって行くぅ。画像はスクール生徒さんの1956年トライアンフTR6のクランクケースに水性スタンプ用インクを塗って取ったクランクケース拓です。1939年トライアンフ5Tもデポへの搬入完了が完了し、中途半端に時間が空いて中途半端に作業をしたくなかったのでこんな準備をしていました。






 朝の引き取りに間に合わず、業者さんが配達してくれた1953年トライアンフ6Tサンダーバードのパーツ達です。早速前後フェンダーを取り付けました。まずはリア周りから。
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 次はフロントフェンダー。見る角度や明るさで違った色に変化する正にポリクロマティックブルーであります。合宿スクール前にとりあえず取付けが完了しました。続きはスクール終了後です。
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 これから数カ所にパーツを発注して行きますので、その準備やご注文分の御見積り等にも時間を費やしました。もうすぐ発注を開始します。取り寄せご希望の方はお早めにご連絡下さい。車両輸入へのお問合せもポツポツと頂いております。現在の英国取引先在庫おススメ車両は、少し安い1938年トライアンフ5T、安い1954年トライアンフ5T、1949年トライアンフT100、1953年トライアンフ6Tです。リジッドフレームのトラをお探しの方には沢山出揃っている時期かと思います。現地価格も少し落ち着きました。玄人の方には笑われるかも知れませんが、11/24朝のネリVSロドリゲスを楽しみにして生きています。

英語教育って。

 昨日は休みを頂いて息子の野球の試合に行って来ました。私も中二で転校してやめるまで野球をやっていましたので、少年野球は懐かしかったです。昔とは何かと随分違いますけどね。そんな小学生の息子も外国人から学校の授業で英語教育を受けていて凄いなぁと思います。これも昔とは随分違います。世の中ではセンター試験に代わる英語試験ですったもんだしていますが、どうして今さらリスニングを含めた英会話能力に焦点を当てているのか理解に苦しみます。ここ最近は多言語の会話に対応している優れた携帯翻訳機が登場していますし、もっと進化するのは明らかです。英語は会話よりもある程度の文章を理解出来る事が重要かと思います。会話については、英語に限らずに必要とする人々が必要な言語教育を受けられる環境になれば良いと思います。例えば英国クラシックバイク専門店を志す人には、英語を選択してより深く勉強させるといった感じで。最低でも英文を理解出来ないと仕事にならないですから。

 二日連続で仕事しなかった本日は、想定通り少しバタバタしました。今週は合宿スクールもありますので、2階宿泊所の準備もしました。そんな中でも来週車両検査を受ける1949年トライアンフ6Tサンダーバードの準備が終わっています。サービスで出来る範囲でのタッチアップペイントもこの後に完了しています。
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 こちらは明日発送の為に陸送業者さんのデポに持ち込む1939年トライアンフ5Tスピードツインです。非常に綺麗な状態をキープされていますので、怒られない様に(笑)最後の掃除やポリッシュなどを行いました。明日月曜日の午後はデポ持ち込みの為に1時間ほど店を空けます。
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 更に明日は朝からジム筋トレの後に塗装業者さんのところに寄って、1953年トライアンフ6Tのパーツを引き取って来る予定です。オープンが定時の11:00よりも遅くなってしまいます。宜しくお願いいたします。

ボクシングの試合を観てこんなに体調不良になったのは初めてです。

 ずっと楽しみにしていた井上選手の試合、凄かったです。打たれ強さも証明されて更に評価が上がったと思います。なぜか自分が緊張して興奮して胃と身体中が痛いです。今朝は腰が痛いくせに筋トレに行って来ました。買い直したクレアチンの一発効果は?やはり感じませんでした。ベンチから起き上がるのに苦労する状態だったので何とも言えませんが。ただ、相変わらず筋肉痛がありません。これは凄い事です。女子ハンドボール世界選手権でジムが閉鎖される前に、もう少し試してみたいです。
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PB070007 出勤してからは、お預かりしている5Tのエンジン始動確認、試乗、バッテリー補充電を行いました。キック一発で始動し、何も問題は起きていません。







 こちらは書類審査を通過した1949年トライアンフ6Tサンダーバードです。塗装をお願いしていた分とタッチアップ用のペイントを引き取って来ました。ここで早速プチ問題発生。テイルランプが思いっ切りボディーアース不良で色々とやりました。無事に解決です。
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 エンジンをかけて見ましたが、まずはキャブが全くダメ。そして充電がダメです。まずは発電から再チェック、ダイナモが発電停止していました。刺激を与えて復活です。再度エンジンをかけて充電もチェックし、問題が無い事を確認しました。キャブは以前と変更したのがエアークリーナーを取り外した事位です。明らかに薄過ぎましたのでチェックすると、ニードルジェットが変更されていました。この年式のエアークリーナーはかなりの抵抗になりますので、濃すぎて薄くしたのでしょう。すぐにメインも含めて変更すると普通になりました。
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 とにかく夕刻位からずっと6Tの作業、しかも地べたでやっていましたので疲弊しました。無事に現段階の問題が全て解決し、光軸調整、プロップスタンドの補修ペイントも終わりました。車両検査と登録が終わったら、試乗と調整です。



 井上選手の試合をTV観戦してサボった分、これからもう少し仕事してから帰ります。明日の定休に続き、今週土曜日は既にお知らせしました通り臨時休業とさせて頂くトラヴィス・サイクルズでは、引き続き3台の車両を委託販売中です。

11/9(土)は臨時休業です。

PB060001 本日は1952年トライアンフT100のお引渡しやお客様の1961年トライアンフTR6のオイル交換やメンテナンスなど夕刻までバタバタとしました。ここでお知らせです。明日木曜日は月一の経営コンサルの日です。オープンが遅れて13:00頃を予定しております。更に、11/9(土)は都合により臨時休業とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。






 下は、とある日の閉店間際の店内です。熊本の大学を卒業後に全国転勤ありのサラリーマンとして東京で就職した私。本当は大学から東京に行きたかったのですが、今思えばバイト代を好き勝手に趣味に注込めましたので地元の大学で良かったと思います。それから社会人生活も順調だったある時、様々なタイミングが重なり脱サラして今があります。営業マン時代も「自分が本当に良いと思うモノだけを売りたい。」との思いがありましたが、今はまさにそのスタイルを貫けています。1930〜60年代の古くて良いモノが大好きな私ですので、当店の取り扱い車両もそれに準じています。普段は仕事に追われてあまり意識しませんが、ふと気づくと大好きなモノにいつも取り囲まれている自分が居ます。どんな世の中や環境になっても、この仕事を死ぬ間際まで続ける事が夢であり目標です。
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 そんな店内で3651件目のブログ記事を投稿したら、この後も仕事します。腰が痛い。

1953年トライアンフ6Tのクランクケースを閉じる。

PB050022 今日はコイツとロキソニンのお世話になっていました。筋トレでもベルトを巻かないのに。さすがに明日のジム筋トレは泣く泣く見送ります。







 1953年トライアンフ6Tサンダーバードはクランクケースを閉じた様子です。中間ギアスピンドル部分はSTDサイズではダメでした。計測したところ2/100mm位のラッパ状でしたので、オーバーサイズスピンドルを研磨して使用しました。熱々ケースに両クランクシャフトベアリングを嵌めた後は、ひたすらスタッドボルトやダウエル類の取付けです。スタッドボルトにはオイル漏れ対策が必要です。特に6本がケース内に貫通しているシリンダーベーススタッドボルトは、何もしないと不幸なオイル漏れが起きてしまいます。過去に色々と試しましたが、一番有効なのはロックタイト低強度を塗布する事です。これで問題が起きた事はありません。
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 いつもの通りフルコースでの修理とバランスファクター修正を終えたとても珍しいクランクシャフト、全てを本組みしました。新品のボルト・ナット類やケースの最終準備も終わりました。
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 今回は最初にTSへクランクシャフトを装着しておく方法で閉じます。ついでに交換するかどうか判断出来なかったピニオンギアと中間ギアの確認です。ただその前に、修正しておいた筈のピニオンナットねじ部分が渋くなっていてまた修正しました。過去に叩かれ過ぎていたナットは新品です。そして新品ピニオンギアに新品中間ギアではまったくギアが入らず。ザ・新品パーツです。元々のピニオンギアと新品中間ギアでガチガチで良い感じ。とりあえず全て保留です。
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 液体ガスケットを塗布してケースを閉じました。クランクシャフトもカムシャフトをクルクル回って何の問題もありません。エンジンプレートが塗装から戻って来ていない為、取付けていません。カムギアを取付けて、確認すると中間ギアの交換は必要ありませんでした。カムシャフトブッシュと中間ギアスピンドル部分のガタに問題があった様で、全て改善していますので交換不要になりました。
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 夕刻に珍しく腹が減りましたが、腰が痛くて飯を買いに行けず。今もグ〜グ〜と腹が鳴って気持ち良いので帰宅します。

からのギックリ腰。

PB040001 三連休最終日の本日朝、歯磨きの最中におぇっとなった瞬間にギックリ腰になりました。最悪です。何とか車で出勤しましたが、動けませんでした。注入したロキソニンで何とか1952年トライアンフT100のエンジン始動を試みました。が、うんともすんとも言いません。何かをミスしたかな?と痛みに苦しみながら全てをチェックしなおしました。点火コイルも交換してみました。結局、キャブレターの問題だと確信して作業を進めました。





 よくよく見てみると、フロートボウルとボディーの間に隙間が。先回、過去最大に歪んでいたフランジ面は修正済みですが、今度はフロートボウルが目視で歪んでいます。これも無理矢理修正して、詰まっていた通路も開通しエンジンが始動しました。来店中のサカナロックスことスズメさんに補助してもらいながら試乗まで済ませました。勿論まったく問題ありませんでした。
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PB040005 ちょっと待ちの車両が増えましたので、もうすぐ英国を発送されるであろうマグネトー待ちの車両をリフトに乗せておきました。マグネトーはやはり猛暑の渋滞熱でやられていました。

 今日はギックリ腰ながら沢山のご来客がありましたので、バイクの移動等で助かりました。腰は各ケミカルで対応しようと思います。

衝撃のミステイク。

 もうショックで立ち直れません。クレアチンは一日当たりの必要摂取量が5g程度らいしいのですが、先日購入したタブレットタイプで計算を間違いました。一粒当たり550mgだから丁度良くて最高だと思ったのですが、必要摂取量の1/10しかない事を本日指摘されました。確かに一日5〜10粒摂取せよと書いてあります。まさかまさかの計算間違いで大恥をかきました。ショックです。滋養強壮ドリンクにタウリン1000mg配合的な商売はもう止めてくれ。
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PB030002 昨日到着したDCレギュレーターは、1949年トライアンフ6Tサンダーバードにインストールしました。ただ、例の平行輸入車書類審査がまだ終わっていません。昔は普通に1週間以内だったのが、3週間になり、また1週間に戻っていたのに...。そう言えば、お願いしている小物の塗装もまだでした。



 

 パンツを穿いていないおじさんなど何かとご来客の多かった本日ですが、予定通りに英国から戻ってきたBT−Hマグネトーを1952年トライアンフT100にインストールしました。
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 簡単に装着出来るのですが、どうなる事やら。先方曰く、カットアウトの配線が不幸にもショートしているに違いないと言うのですが、先日確認した通りあり得ません。後は、古いALTONかRRが問題を抱えているのか。念の為にカットアウトの配線にヒューズを挟んでおきました。明日、エンジン始動確認を行います。
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 スクール卒業生のユニットトラ650のリアナンバープレート。64年以降用UKタイプの弱点であるスポット溶接が取れました。これ、塗装前だったら確実に溶接し直した方が良いのですが、新品はパウダーコートされているしそのまま使っちゃうんですよね。塗装したくないので、5BAの皿ねじとナットで2点を固定しておきました。
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 明日は三連休最終日。当店はクレアチン計算間違いショックを引きずりながら元気に営業します。

衝撃の66。

 11月ですね。当社の決算月でもあります。昨日の朝から行ったジム筋トレは、クレアチン効果が楽しみでした。しかし、一発効果は全く感じられませんでした。休みでしたので少し長めにやった後半はいつもの通りヘロヘロで、ベンチも130kgを重いと感じました。ところが、今日になってビックリしています。筋肉痛がほとんどありません。実は四十背中に悩んでいたのですが、それも少し改善しました。これは凄いです!

 ジムの帰り際に、「春の健康診断以来測っていない体重を量ろう。」と突然思いました。70kgから増えていない自信はあったのですが、ここ数カ月で少し痩せたと思っていましたので。そして体重計に乗ってビックリです。66kgでした。3回量り直したので間違いないです。何と4kgも痩せていました。これでベンチで140kgをとりあえず挙げていた訳ですから、体重2倍どころか2.12倍をクリアしていました。次は、少し見栄えの良い身体に仕上げたら100M10秒台の目標に向かいたいと思います。どう考えても不可能かも知れませんが、筋トレだってベンチを再開した時は100kgが挙がらなかった訳ですから、諦める事もないと思っています。
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 1939年トライアンフ5Tは、エンジンオイルを交換しながらタペットクリアランスやリアチェーンを調整したり、ギアオイルの量を確認したり、ガーダーフォークのグリスアップをしたり。いつもの通りオイルタンク底をカスが出ないウエスを突っ込んで掃除する訳ですが、当店では使わなくなった先端がL字のブレーキロッドを使用しています。注意点としては、タンク内のサンプフィルターをあまりこねくり回さない事です。最悪、フィルターが外れる事があります。
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 動画はキャブレターの初期設定をしているところです。オイル上がりがある車両ですので、ちょっとプラグの確認をし難いです。マグダイノの進角レバーは戻して遅角、引いて進角です。この後に、試乗しながらセッティングを行い全てが完了しています。スロットルが軽くなった分以上に随分と良くなりました。



 1953年トライアンフ6Tサンダーバードのクランクシャフトが加工から戻って来ました。DCレギュレーターも到着しています。
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 思っていた通り静かだった三連休初日でした。明日は、49年6Tの出来る事をやったら到着するであろうBT-Hマグを52年T100に再装着予定です。

その一発を求めて。

PA310015 何とかベンチで体重2倍の140kgをクリーンに挙げたい、その思いで手を出しました。次回のジム閉鎖までも時間が無い!
10月も終わりだというのに、とてもバイク屋店主のブログとは思えないいつもの内容でスタートです。





PA310003 少し前に当店で輸入後にとりあえずの登録・納車を行ったお客様の1939年トライアンフ5Tスピードツインをお預かりしました。どうしてもキャブレターが安定しないので、新品に交換します。その他細かい部分も。






 最近の新品プリモノブロックキャブレターはとても良いです。ジェットブロックとボディーの嵌め合いが完璧ですのでそりゃそうなる訳です。これが最近のモノブロックにも当てはまるのかはまだ未確認です。しかし、分解してチェックしないと通路に切粉が居る可能性が高いです。今回もやはり細かいヤツが居ました。同時にスロットルが重い原因だったスロットルケーブルを新規で製作しました。以前よりも格段に軽くなりました。バイクで調子が良い、レスポンスが良いと感じる要因の一つにスロットルの軽さがあります。トラのツインキャブとシングルキャブの云々にも大きく影響しています。
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 フロートチャンバーも正規の位置になり、燃料ホース関係を全て交換しました。これでマグネトーピックアップ部分とも遠くなりましたので安心ですね。後はセッティングが待っています。
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 スピードメーターが動かなくなり、オーナー様がお世話になっているバイク屋さんに診てもらったところSMドライブギアボックスのねじ山がナメていて外側に出ていたとの事。ロックタイトで処置してもらったとの事で、前輪を浮かせて車輪を回しながら確認です。ガーダーフォークトラの前輪を浮かせる場合、そのままジャッキアップするとスプリングとフレームが思いっ切り激突しますので注意が必要です。つまりこのバイクでジャンプするとそうなります。前輪からSMケーブルを取り出すガーダーフォークのトラ、前輪が回った際に結構なギアの音がしたりします。そんなものです。但し、ギアボックスが奥に行き過ぎていた場合はドラム連結ボルト・ナットのナットに接触して違う音がします。
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 きちんと確認する為に前輪を取り外しました。ギアボックス側がナメているとの情報でしたが、逆にパネル側の方の手前が完全にダメです。ねじの規格を確認すると23/32inCEIという大変特殊なものでした。ヘリサートキットを特注するととんでもない値段になります。仮に修理するとなるとタップを特注して、パネル側を拡大した上でねじを切ったスリーブを圧入する方法になります。今回は、固定は出来ますので修理の必要はありません。念の為、パネルナット外側のシムをパネルを少し浮かせる方に移動してギリギリまでギアボックスを奥までねじ込みました。
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PA310026 再び前輪を元に戻しました。残りの作業は明日の定休を挟んで土曜日に行います。そんな土曜日ですが、今から色んなモノが一気に戻って来そうな気配でビビッています。私の身体は一つなので、一気に襲われても対処出来ません...。明日はとりあえずジム筋トレで精神面をアゲておきます。

 英国の取引先に少し安い1949年トライアンフT100があります。どなたか如何ですか?39年T100もありますが、こちらは勇気と財力をお持ちの方に。もちろん、3台の車両も引き続き委託販売中です。宜しくお願いいたします。

来年のカレンダーをご紹介する時期。

1949年トライアンフ6Tサンダーバードは、カバー類を含めて全体をポリッシュしました。前に行き過ぎて使えなかったプロップスタンドも、溶接で肉盛りをしてとりあえず使える様にしています。後は、4つの待ち状態でしばらくお休みです。
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 世界各国からはパーツがボチボチと到着しています。早速一部をご紹介しておきます。
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 間違いなく世界最高品質の別体トラ用ハンドルバーグリップラバーは長期欠品中でしたが、ようやく大量に入荷しました。お取り寄せグルメの中には、ジョンさんが自分用を欲しがっていた例の本も。トライアンフ用のブラックダイアモンドバルブなども大量在庫補充です。68年型ヘッドが装着されていた1963年トライアンフT120に使用するマニフォールドもやっと手に入りました。どこに注文しても欠品ばかりでしたので、少し高くなりましたが必要ですので入手しました。
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 そして2020年版のクラシックトライアンフカレンダー、こちらは英国版です。
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 こちらは米国版。ご予約分はキープしております。数に限りがありますので、購入ご希望の方はお早めにご連絡下さい。通販でもクレジットカード(VISA、MASTERのみ)払いが可能です。パーツなどと一緒に如何でしょうか?
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 ちなみにもうすぐ英国へタップ・ダイスやヘリサートキットなどを注文する事になると思います。取り寄せご希望の方はお気軽にお問合せ下さい。尚、タップ・ダイスにつきましてはこちら と こちらのブログ記事をご参照下さい。これからちょっと面倒な事務作業に集中します。今日中には終わらないと思いますけど。

グリース10。

引き続き1949年トライアンフ6Tの様子です。まずはフロントホイール周りから。ホイールベアリングはシールドタイプに交換されていました。ホイールはスポークの増し締めとハブからリムまで綺麗に掃除しました。適量のスレッドコンパウンドでグリースアップした修正済みのブレーキパネルには、修正した新品ブレーキシューをセットしてあります。万力上で確認するときちんと改善しています。
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 ブレーキカムレバーを加工しましたが、やはりブレーキケーブルのインナーがフロントホイールスタンドピボットボルトに接触します。ピボットボルトを正規の頭が薄いものにしてもダメ。結局ケーブルに擦れ防止のスプリングを仕込みました。昨夜発見したのですが、その反対側のピボットボルトはフォークボトム側がナメたまま放置されていました。すぐに治具を使って5/16inBSCでヘリサート加工完了です。位置がズレていてナセルトップとフェンダーが接触していたのですが、こちらはいつもの通り修正済みです。これでフロント周りが完了で、きちんとしたフロントブレーキになってくれました。フォークの動きは今一ですので、将来的にきちんとやり直した方が良いと思います。
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 次はリアホイール周りです。フェンダー後半を取っ払い、綺麗に掃除しながら確認です。これも昨夜気付いていましたが、2本のフェンダーステーを共締めしてボルトをねじ込むフレーム側が2箇所共にナメて放置されていました。早速、治具を使用して3/8inBSCでヘリサート加工が完了です。ツールボックスをフレームに固定するクランプ部分もガタガタでツールボックスがガタガタと動きました。後でラバーを挟み込んで対処しました。
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 フェンダーの裏も綺麗に掃除。ブレーキパネルを取り外すと、ブレーキの効きが悪かった原因が分かりました。フロントとは違いシューは新品に交換されていましたが、グリースがドラム内に少し侵入していました。主にはベアリングからで、ブレーキカムピボット部分などからも溶け出していました。ベアリングを取り外すとハブのグリースニップルからグリースガンで封入したグリースでハブ内が一杯でした。入れ過ぎてはみ出して来たのでしょう。ここから入れるとそうなります。ブレーキカムのグリースニップルから入れても同じ危険性があります。皮肉な事にブレーキ不具合の主な原因が、フロントではグリース無し、リアはグリース過多という結果です。
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 それでは本当にグリースの入れ過ぎだけが原因でしょうか?それは違うと思います。選択したグリースの種類が良くなかったのも原因かと思います。このリジッドフレームのスプラングハブではない固定ハブには例の高〜いテーパーローラーベアリング(新品に交換してありました!)を使用してあります。そこにリチウムグリースを使用してありました。ブレーキ周りでありますし高速で回転しますのでかなりの熱を持ちます。そこにリチウムグリースですと溶け出して飛散してしまうのです。しかもこのタイプでは、グリースリテイナー的なものもありませんしブレーキドラム内と直結しています。ここでは耐熱高粘度ウレアグリースを使用した方が良いです。一応グリースリテイナーが有りブレーキドラム内には直結しないQDホイールのテーパーローラーベアリングでも、ウレアグリースを使用します。勿論、考え方は人によって違いますのであくまで当店の場合です。

 現代の車両などを整備する方からは回転が重くなると怒られそうですが、そもそもきちんとしたシールがされていないのです。実は耐熱で粘度が高いウレアグリースだと実際に回転が重くなります。テーパーローラーベアリングの調整にもコツが要ります。しかし、実際に車輪を回すとリチウムとの大差はありません。となると、飛散のリスクが低い耐熱高粘度ウレアグリースという選択になります。
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 面取りしてなかったので面取りして洗浄したブレーキシューを、ブレーキカムピボットや当たり面などに適量のスレッドコンパウンドを塗布したブレーキアンカープレートに取り付けました。ここでのスレッドコンパウンドというグリースの選択はマストかと思います。フロントと同じくハブやスポーク、リムまで綺麗にして増し締めしたホイールに装着しました。その前にある程度までベアリングの調整をしておかないといけません。ここから、ブレーキカムレバーリターンスプリングを解除した状態で、裏返しにして右側のナットでベアリングの調整をします。粘度が高いグリースですので、少し判断し難いのですが回した感覚と遊びの目視できちんと調整しました。ロックナットできちんと固定して再確認、アクスルシャフトを固定しておいた方が何かとやり易いです。ドラムとハブの固定は少し間違っていましたが、ロックタイトも塗布してある様できちんと締まっていましたのでそのままにしてあります。

 そして車体にフェンダー共に装着しました。各部を綺麗にしながらですので、かなり引き締まりましたしリアブレーキ自体もかなり良くなりました。そんな感じで、今ざっと数えただけで10種類以上のグリースをその箇所に応じて考えて選択し、当店では使い分けています。まだ到着していないDCレギュレーターの装着やプロップスタンドの改善など、まだまだ必要な作業が残っていますがゴールはもうすぐです。
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 誰かが言っていたから、あそこに書いてあったから、皆がやっているからと何でも鵜呑みにするのが私は嫌いです。得た情報も自分自身でよく考えてかみ砕いて吸収し積み上げながらも常にアップデートしていく事は、どの作業にも他の仕事にも日常生活にも通じる大切な事だと私は思っています。

マグネティック。

 1949年トライアンフ6Tは全オイルを交換しました。オイルタンクの中からは綺麗なオイルが出て来ましたが、底にはスラッヂが沢山溜まっていました。そんなものです。お洒落なマグネティックドレインボルト付サンププレートが装着されていました。ドレインボルト付なので一生外すつもりが無かったのか、激しいケミカルで貼り付けてあって取り外すのに苦労しました。そして、サンプフィルターの中のそのマグネティックドレインボルトに何かくっ付いていました。平ワッシャーが3枚。フィルターの中なのでクランクケースの中からではありません。このプレートを取り付ける時に一緒に入った(入れた)のだと思われますけど、何で?ワッシャーをくっ付けておくとより多く鉄粉が絡むとか何かのテクニックだと信じます。本当にそうかも。ケース側座面の状態が良く、パイプカット済みでしたのでメタフォームガスケットを使用しました。
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 本日はハンドルバーミラーを持って来て頂く筈のオーナー様がハンドルバーミラーを忘れてご来店下さり(笑)、サドルシートやハンドルバーのポジション確認を行いました。ハンドルバーの角度が決まったので、ツイストグリップの抜け止め加工も施しました。サドルシートも取付け済みです。プライマリー&リアチェーンの調整も完了しましたが、あまりに各部のねじ類が締まっていない事に気付きました。作業を中断してしばらくずっと確認と増し締めを行いました。
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 明らかに動きがおかしいフロントブレーキカムレバー、前後共にブレーキの効きが悪いので全て改善します。まずはフロントからです。ブレーキカム部分には派手な溶接痕があります。こんな綺麗にレストアしておいてブレーキシューは化石再利用の大英帝国方式に脱帽です。動きが悪かった原因は全くグリス無しのカピカピと溶接部分のブレーキカム座面の仕上げ不良で引っ掛かっていたからでした。まだまだ続く。
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PA280001 英国からは注文していた鉄スポークス&ニップルズセットが遅れて到着しました。今週はもう3箇所から入荷予定なのですが、最近またFedexが復権してきたのが気になります。対応が悪いので使って欲しくないなぁ。

 不思議と素敵な人の周りには素敵な人々が集まり、くだらない人の周りにはくだらない人々が集まって吹き溜まりの様になる。人間の世界もマグネティックです。

1949年トライアンフ6T コントロールケーブル単品製作など。

 インレットマニフォールドやキャブレターの取付け方は、輸入した車両の要チェックポイントの一つであります。しかしこの車両、シリンダーベースやプッシュロッドカバーチューブ根元辺りからのオイル漏れが結構酷いです。試乗の時に焼肉にならない事を祈ります。マニフォールドスタッドボルト上側は内部と貫通しているのでねじ山をシールしないといけない事は散々お伝えして来ました。この車両もシールしてありませんでしたので、スタッドボルトにオイルが滴っています。
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 このきちんと脱脂出来ない状況ですのでねじ山はテフロンテープでシール、マニフォールド座面も修正した上でメタフォームガスケットを挟み込みました。ワッシャーも専用のものに交換、ヒートインシュレーターも適度な厚みのものに交換してキャブレターの取り付けとベルマウス装着まで終わりました。
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 気になったのはマグネトーのピックアップ部分がオイルでグチャグチャになっている事です。ピックアップを取り外してみると中までオイルまみれでした。幸いスリップリングまでは至っていませんでしたので、綺麗に掃除した上でラバーの入り口をタイラップで縛り、プラグキャップもきちんとしたモノに交換しました。コンタクトブレーカーカバーも同様に中までオイルまみれでしたので掃除、ポイントギャップも確認・調整済みです。
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 インナーが硬い既製品でスロットルが激重だったスロットルケーブルを製作しました。今回はLパイプを使います。ハンドルを切った際に燃料タンクへ接触しない位置にアジャスターを配置、元々のLパイプは下に長過ぎましたので新品へ交換です。適所にオイルとグリスを塗布して気持ちの良いスロットルになりました。
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 こちらも同じく既製品ケーブルで激重だったクラッチもケーブルを製作しました。取り回しもスマートな方に変更済みで、使い易いクラッチになりました。異常に重いクラッチの原因はケーブルだけではない事が多いので、改善して良かったです。この様なコントロールケーブルの製作は、やりたくない仕事の上位に君臨しています。現物合わせで確認しながら行いますので、とにかく時間が掛かってしまいます。何度か各ケーブルのインナー飛び出し量などを計測して検証しましたが、同じ仕様でもバラバラで無駄な事だと痛感しました。それは逆に既製品ケーブルの遊びなどが酷い事の原因です。相手が曖昧ですのできちんとは作れないのです。
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 SMケーブルクリップを取り付けたり、タペットクリアランスの調整をしたりとまだまだ作業は続いています。他の仕事もやりながら、来週中には全て終わらせたいところです。
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 明日は朝からジム筋トレに行った後、業者さんのところに寄ってから出勤します。オープンは定時の11:00より遅れると思います。宜しくお願いいたします。

地味に続き。

 ご来客以外は静かな土曜日、パーツの発送を終えて1949年トライアンフ6Tの作業に集中しました。木曜日にやらかしたホーンスイッチを装着して配線を通し、ナセルトップを途中まで取付けていると胸騒ぎがしました。そして取り外すとまた予感が的中です。スイッチやアンメーターの配線が外れかけ&本体の固定ナットが外れかけていました。要チェックポイントを忘れていました...。自分が嫌になりますね。
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 これはシート下ですが、既製品のワイヤリングキットを使用してあるこの車両の各配線繋ぎはかなり適当です。例のイギリス端子はもちろん、危険な部分が沢山です。ヒューズも装着されていませんでした。この辺りをナセル内も含めて出来る範囲で手直ししました。もちろん全てが出来る訳ではありませんけど、出来る範囲で。
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 そしてナセルトップも取付け完了です。元々欠品していてタイラップ留めだったリムクリップも新たに取り付けました。
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 そして問題のステアリングストッパーを延長しないとナセルが燃料タンクに激突する件です。どうしようか悩みましたが、ボトムヨーク側に2BAの下穴を開けてねじを切りボルトをねじ込みました。間に分厚いワッシャーを入れて丁度でした。へんな事をしてあったツイストグリップですが、内部パーツの欠品や破損もありましたので修理を止めて新品ASSYに交換です。修正加工が必要な事が多いこの新品ですが、今回もやはり要修正でした。重いスロットルとクラッチはケーブルを新規で製作して改善する予定です。
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 その他の地味で細かい部分をほぼやり終えましたので、明日からブログでもご紹介出来る様な内容の作業を進めたいと思います。

ナセルにやられル。

 朝から1953年トライアンフ6Tサンダーバードはカムシャフトブッシュの調整です。タイミングサイドを調整した後にケースを閉じていつものラインリーミングです。結局3番まで使用して完了しました。胸騒ぎがしたのでカムギアを装着してみると予感が的中です。片方のギアのみ渋くなります。色々と検証した結果、カムシャフトとの座面の問題でしたので加工・修正しました。OKです。事前に確認していたのに...。これでエンジンの作業が止まってしまうので、ギアボックスの作業に移行したいのですが中途半端になるのでここまで。
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 そして書類審査の間に1949年トライアンフ6Tサンダーバードの作業を進めました。まず左側が大きく曲がっているハンドルバーの交換からです。ここまで綺麗に仕上げておいて曲がったハンドルバーを中途半端に修正してありました。交換すれば良いのに。ナセルトップを取り外して新品ハンドルバーまで装着しましたが、ナセルの素性が悪くナセルトップの再取付けに苦戦しました。もちろん正しいねじ類に交換しながら。何とか装着完了です。もう脱着したくない。その他に色々問題がありますので後で解決します。
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 加工したサドルシートは補修ペイントが完了しました。勢いでオリジナルタイプのDCレギュレーターをソリッドテートタイプに交換、しようとして皆騒ぎがしましたので確認したらネガティブアースになっていました。残念ながら在庫が無く断念です。ちょうど昨夜発注していましたので、1週間ほど待ちます。
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 ナセルは疲れるなぁなんて思っていたら、1952年T100の再び壊れたBT−Hマグネトーから連絡が入りました。やはりCDIが壊れていたのですが、原因はカットアウトの配線がショートしたに違いないと言うのです。そんな事はあり得ませんが、あり得ないと吐き捨てるのはあり得ません。その部分はもちろん、普段再利用しないのに再利用したスイッチ類なども取り外した上で確認しました。またナセルです。ナセルトップを装着したままの作業は地獄ですが、取り外すよりもマシなのでどデカいホーンだけ取り外して作業する事4時間。結局は問題無いと思います。これで再び壊れる様な事がもしあれば、もう判りません。
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 疲れたから帰りたいと思っていると急に思い出しました。装着した1949年トライアンフ6Tのハンドルバーにホーンスイッチ穴を加工していませんでした。新品のハンドルバーを取り出した時までは覚えていたのに。リプロダクションのナセル用ハンドルバーには同じメーカーで2種類あります。長い方がオリジナルと同じですので、そちらを使うのですがホーンスイッチ用のねじが切ってある穴と取り出し用の穴が開いていません。明日は定休の金曜日ですので、土曜日からリスタート出来る様に再びナセルトップを取り外しました(涙)。※追記 ハンドルバーは勘違いでした。年式違いの長い方を間違って出していてホーンボタンホール付きの長い方も在庫していました。もう短い方はどちらもアソコでは廃盤になった様です。
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 土曜日から出直しますが、トラヴィス・サイクルズでは3台の車両を引き続き委託販売中です。宜しくお願いいたします。

人の動き。

PA230001 朝からのジム筋トレは全く持久力無しで疲れました。今日はジムに行く前も店に向かう時も携帯が鳴り、店に着いても店電話も携帯も鳴りっぱなしでした。一部の店電話には出られずすみません。何故か業者さんを中心にご来客も多く、お客様から頂いたメールも多数、先ほどまでその対応に追われました。集荷をしてくれていた筈の間違って送られて来たAMAL返送DHLも集荷依頼がなされていない事が判明し、慌てて手続きするオマケまで付きました。商売をやっていて面白いと感じるのは、人の動きが皆一緒だという事。本当にそうです。そんな感じて嬉しい悲鳴を上げていたのであまり出来なかった作業の一部をご紹介しておきます。1953年トライアンフ6Tサンダーバードはクランクケースの続きです。お疲れだったカムシャフトは例の新品に両方交換です。




 実はベアリング類やスタッドボルトなども全て装着して、クランクケースを閉じるだけにしたかったのです。しかし、クランクシャフトが内燃機加工から戻って来ていない事に気付き諦めました。ベアリングも一緒ですので。再利用するカムギアやナットなどを洗浄・修正しましたが、新品カムシャフトのねじ山が渋くて苦労しました。他の新品にしようと思ったらまさかの残り在庫無し。逆ねじのこの部分、大きく修正する事も少ないので恥ずかしながらダイスを持っていません。スレッドファイルも全く役に立たず、原始的ですがオイルを塗ってナットとずっと擦り合わせで修正しました。ナット側がかなり削れました。最後に大量在庫の中から選抜した新品ブッシュを仮組みして確認です。問題無し。
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 忘れてはいけないブリーザーディスクを目の前に置きながら、全ブッシュをクランクケースに圧入しました。タイミングサイドのブッシュを調整したら、ドライブサイドをラインリーミングして作業はストップです。
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 これから残りの事務作業を終わらせてから帰宅します。ちょっと疲れました。

1953年トライアンフ6Tクランクケースの準備。

PA220001 お電話もメールもほとんど無かった祝日、途中まで終わっていたクランクケースの続きを進めました。途中でジョンさんのアンティーククロックの修理を手伝った以外は。以前に派手に溶接されていたタイミングサイド、これを綺麗に整形し直した上で1箇所をヘリサート加工します。






 タイミングカバースクリュー穴を一応再確認した後に、ヘリサート加工を済ませて整形しました。ひたすらリューターですので疲れましたが、そのままよりもずっと良いのでやって良かったです。溶接自体はほとんど巣穴も無くて大丈夫でしたが、歪んでいた面は完全には出ませんでした。しかし液体ガスケットで問題無いレベルです。
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 その他合わせ面も完全に修正したのでケースを閉じる準備です。元々ダウエルピンがウソでしたので、製作しました。この年式はもう一つ3/8inホローダウエルが入ります。戦前からダウエルピンは変わりませんが、ホローダウエルをどうするかに迷いが見られユニットの年式まで複数の仕様が存在します。いつもの様にサンププレート部分の改修も完了しています。素敵なオリジナルの分厚い真鍮製サンプフィルターです。
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 傷んでいたプライマリーカバー固定部分3箇所もヘリサート加工した上で、裏側に貫通していた穴も溶接で埋めて仕上げておきました。この部分、プライマリーカバー脱着の際にナメてしまうとかなり面倒ですので怪しい場合は先に手を打っておいた方がベターです。
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 最後にまた徹底洗浄してお肌の調整まで終えました。新品ベアリングやダウエル類、スタッドボルトやカムシャフトブッシュの装着や調整などが待っています。しかし、ここまでが一番大変ですので今日の様な日に集中出来て良かったです。この先もこの車両の作業を優先しますが、間に1949年トライアンフ6Tの作業を挟む事になると思います。
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 これから複数の海外取引先に連絡を入れ、明朝は多くの利用者が他ジムに移籍したのかガラガラのホームジムで筋トレをしてから出勤します。

ブルー。

 1953年トライアンフ6Tサンダーバード続きです。車体に装着してセンターを確認した前輪は少し行き過ぎていましたのでオフセット値を修正しながら振れ取りしました。溶接部分以外は5/100mm以内に収まりました。続けて後輪です。こちらは想定した修正値でセンターが出ました。続けて振れ取り、表面のめっきがうねっていて難しかったのですが全体が0.1mm以内に収まりました。
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 前後輪共に車体に装着しました。前輪は、フェンダーがまだ戻って来ていませんのでまた取り外します。修理したプロップスタンドを取り付けるところまでで、残りは外注塗装から戻って来てからです。
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PA210006 さてさて今回オリジナル色を再現しようとしたポリクロマティックブルーですが、随分と苦労しました。実は、この色やシェルブルーシーンを全て塗り直した事が意外とありませんでした。あくまで元々塗られていたフレームに合わせてなどのパターンのみでした。ご存知の方も多いかと思いますが、ポリクロマティックブルーもシェルブルーも再塗装されたものは無数の色が存在します。ほとんど見かけないオリジナルペイントも、退色してしまっていて本来の色が判りません。そこで、今回はNOSパーツとオリジナルペイントを参考に退色してしまった分を想像して業者さんに再現してもらいました。とりあえず手配してみた少し年代が違う純正の補修ペイントが税関でハネられて届かなかったりもしました。

 業者さんと打ち合わせする段階で、致命的に重要な情報に辿り着きました。それにより、後にリペイントされたポリクロマティックブルーやシェルブルーシーンが緑色寄りになってしまっている理由が判りました。ブルーって難しいのですね。結果的には自腹(間違ってもオーナー様には請求出来ない)を切る事になってしまいましたが良かったです。私達の仕事だけではないと思いますが、当たり前の結果を出す為に報酬以上の金額を結果的につぎ込んでしまう事がよくあります。結局何やったんだろう?と正直思ってしまった事もありますが、あくまで勉強代です。その勉強代がこの11年半でエライ事になってしまい(笑)、未だに英国出張もかなわず現在に至ります。一時の儲けよりも長く商売を続けられる為の地盤固めを優先しようと続けて来ましたが、いつまで固めれば良いですか(涙)。

 明日火曜日は祝日ですね。当店は10:00〜19:00の祝日体制での営業です。

ポリクロマティック。

 そんな感じで外注塗装からフレームなどが戻って来ましたので、早速組み立てました。補強したリアスタンドと準備が出来ていたフロントフォークを組み付けました。この車両は1952年型ですが、後に見える1950年純正色サンダーブルーと1951年以降純正色ポリクロマティックブルーの対比が面白いです。
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 オイルフィラープラグを取り付けたら、最初の納車整備で作業済みのフロントブレーキ周りを再びきちんと組み直し、車体に取り付けてセンターに来ているかチェックしました。
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 スプラングハブユニットと一体のアクスルシャフトはねじ山をネジヤスリで修正、基本的にはこちらも最初の納車整備で作業済みです。組み立てたスプラングハブも問題は無い様です。ブレーキ周りも元に戻します。スプリングホイールは経験が無いと戸惑うかも知れませんが、左側のコッターと右側のワッシャー、カバーの回り止めが生きているかがポイントです。
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 後輪を車体に取り付けて諸々を確認です。これからまたバラして修正を施したら、タイヤを装着してローリングシャシーにしていきます。見る角度や塗られたモノによってかなり色が変わるポリクロマティックブルーです。
明日は、朝から陸運支局で1949年6Tの書類を提出してから出勤します。

トラやノートンは...

PA190001 雨により通常営業した本日、内燃機加工の一部も戻って来ました。これから集中的に作業を進める1953年トライアンフ6Tの内燃機加工は全て終わっています。

 さて、当店で主に扱うのは1970年までのスモールユニットを除くトライアンフツインとコマンドよりも前のノートンツインです。理由は基本的にパーツの入手が確実に出来て、納期に影響を与えないからです。そんなトラやノートンですが、「私は以前にトラやノートンには乗っていたから、他の車両の方が良い。」とお客様に言われてしまう事もあります。お気持ちはよく解ります。しかしどうでしょう。そのトラやノートンは本当に調子が良い車両だったでしょうか?是非一度、きちんとした専門店にてキチンと修理されたトラやノートンに乗ってみて下さい。確実にイメージ、評価が変わると思いますよ。




 パーツの発送やお問合せへの対応などで少しバタバタした本日ですが、1950年トライアンフ6Tの新規審査書類まで作成し終わりました。ただ、久々にハマってしまいました。1953年トライアンフ6Tの前輪リム組みです。本来はドラムの反対側が3クロスのこの車両ですが、リムが違うので2クロスで仮組みしました。しかしやはり新品の専用スポークだと片側がかなり飛び出してしまい無理があります。何とかならないかとバラして色々と検証していましたが、やはりそのままいくことにしました。とりあえず振れで0.3mm位の雑な感じで仮組みまで。後輪も適当なところまで仮組みしてあります。しかし、両輪ともに元々のオフセット値から変更しないといけませんので、フレームを組み上げていない現状では確認も出来ず。
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 トラヴィス・サイクルズでは、引き続き3台の車両を絶賛委託販売中です。お問合せはメールにてお気軽にどうぞ。

疲れ連発。

PA170014 寝坊してジム筋トレに行けなかった私を嘲笑うかの様に、あたらしいBCAAが到着しました。パイナップル味にチャレンジしてみましたが、どうでしょうか。気を取り直して明日、ジム筋トレに行って来ます。





 きちんと外注塗装に出していたパーツは引き取って来ました。スクール生徒さんの1956年トライアンフTR6は、黒モノがほぼ揃いました。あとは少し青みが強いシェルブルーシーンの外装のみです。1963年トライアンフT120のハブも戻って来ましたが、英国に発注したスポークセットが何故かまだ届かないのです。どうせまだ組む順番ではありませんけど。1953年トライアンフ6T分は少し遅れて車体立ち上げ準備セットの一部が戻って来ました。こちらのポリクロマティックブルーに関しては、また機会があればご紹介します。
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 AMALからは先回間違っていた分の正しいキャブが届きましたが、突然の税金請求に唖然としました。何と送料まで含んだINVOICE付きでした。カードを確認するときちんと決済してやがります。すぐに連絡して先ほどまですったもんだしていましたが、本当に疲れます。ただキャブを発注しただけなのに付随業務が多過ぎます。無いと困る会社なのだからもっと頑張ってくれ。そうこうしていると、謎の荷物が届きました。また例の5%還元販促グッズです。今度は更にデカい。何だよ、PJって。これはもう完全に税金の無駄遣いです。これが全国の対象店舗すべてに届いていると思うとその金額にゾッとします。税金が流れるところが限定されています。決して納税者の方向を向いていません。これで儲かった一部の業者の法人税はまともに収められているのか。ぜひこの分の予算を公開して欲しいところですが、考えるだけで疲れます。
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 気を取り直して、1953年トライアンフ6Tサンダーバードの車体立ち上げ下準備に入りました。この車両は輸入後の納車整備で結構な内容の整備を行いましたので、フロントホイールベアリングは交換済み。しかし、そのベアリングはブラストのメディアで死亡していました...。すぐにまた新品に交換しました。取り外して準備していたスプラングハブの巨大ベアリングもプレスで装着しました。内部に残留しているブラストのメディアを完全除去したフロントフォークも、全て下準備済みでしたので一気に組み上げました。
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 リアハブとリムには綺麗にした再利用するスポーク&ニップルを装着。リムの穴方向が少しおかしいのですが、よく考えて通しました。フロントは完全に専用リムではありませんので、純正とは違う組み方になりますが問題は無い様です。こちらは専用の新品スポーク&ニップルですので少し心配しました。元々かなりセンターがズレていたので、計算上のオフセット値が正解かどうかが現物確認しないと判りません。キチンと振れを取るのは車体を組み上げた後です。
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 スプラングハブのホイールビルディングは少し面倒です。先にスポークを通しておいてから、スプリングユニットを装着、そこで初めてホイールを回す事が出来ます。左右で全18本ある特殊なボルトは、再利用可能である事を確認しています(納車整備で一度やっています)ので、まずはその洗浄や修正(ロックタイトの残骸)を行いハブに装着しました。今回の様に再塗装した場合は塗膜が助けてくれますが、そうでは無い場合でこのボルトとハブの嵌め合いが緩いととても面倒です。経験がある方ならばご存知でしょう。その時はケミカルの力を借りると楽です。ドラム側のロックタブワッシャーも迷うところですが、最近は簡単に手に入るリプロダクションの素材が良いので使用します。もちろん、ロックタイトは必須です。2種類の特殊ボルトですが、こちらはリプロダクションを使用する場合の選択は慎重に。モノによっては短過ぎたり、クソ材質ですぐにナメたりします。各座面は元々塗装してあり都合が良かったので、今回も塗装してもらいました。塗膜の厚み違いがどう出るか心配です。右側のカバー下でシム調整しますが、このシム自体の新品手配が絶望的ですので、最悪は自作する必要があります。ちなみに今回のスプラングハブもMK2、これまで無数のスプラングハブをやっても少し構造が違うMK1は通過するだけで作業機会がまだありません。画像の様な特殊工具を使用しないと安全にOH出来ないユニット本体は、ある車両のモノをOHする機会がもうすぐあります。
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PA170027 実はリアホイールも必要なパーツ一点が戻って来ておらずこれ以上作業が進みません...。前後共にとりあえずのところまで組み上げておきます。全てが戻って来れば、段取りは出来ていますので一気にローリングシャシーにして、エンジンとギアボックスの作業に集中したいです。

 定休前最後にお知らせです。今週土曜日は、もし晴れでしたら店のオープンが遅れて昼頃になると思います。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

ブロークアゲイン。

 たった今カメムシが天井の蜘蛛の巣に引っ掛かりました最悪です。既に匂って来ました。再び同じ部分が壊れた1952年トライアンフT100のBT−Hマグネトーは、念の為に配線などの単純トラブルではないのかどうかを確認後に取り外しました。すぐに英国へ発送しましたので、あとは連絡待ちです。
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 無事に継続車両検査に合格した1956年トライアンフTR6、検査終了後に自らロッカーキャップがポロリです。整備中に破損して交換した方のちょうど反対側が壊れました。すぐに極上良品中古を装着しておきました。試乗確認も終わり、これからオーナー様へのお引渡しです。ご依頼下さりありがとうございました。
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PA160003 英国からは少な目のパーツが到着しています。こちらはWEB発注なのですが、画面上で欠品しているパーツも先に連絡して確認すれば結構あるという事実が判明した今回でした。一部をご紹介しておきます。





 ラバー系のパーツや別体トラのツイストグリップASSY、ミラーなどなど。大量に使用、販売するので今回も在庫補充のトラ用クラッチプレートなど。せっかくのOHの際に再利用はおススメ出来ません。LUCASなどの電装系パーツは在庫補充、お取り寄せ系も全て揃いました。
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 英車パーツのお買い求めは、きちんと修理をしていてノウハウ・経験・実績が豊富な専門店にてお願いいたします。当店も日本全国へと通信販売の実績が豊富で、お客様リストは300名様を超えております。オンラインでのクレジットカード決済も可能ですので、ぜひご利用下さい。




PA160009 再びメインのリフトには1949年トライアンフ6Tが鎮座しました。奥のリフトを空けているのは1953年トライアンフ6Tの車体立ち上げの為です。そんな感じですので、明朝はジム筋トレの帰りに業者さんのところに寄ってパーツを引き取って来ます。オープンが定時よりも遅れると思います。宜しくお願いいたします。

これはダメ。

 少し前に輸入代行しました1949(1950年型)年トライアンフ6Tサンダーバードですが、新規登録のご依頼を頂きました。誠にありがとうございます。最低限の整備とお客様のご希望の部分のみを修正して、新規登録します。まずは雨が降る前に書類審査用の写真撮影からです。ついでに気になる部分を少しだけ。DCレギュレーターはソリッドステートタイプに交換します。取り付け方がおかしかったサドルシートは、この機会にやっておきます。

 スプラングハブが装着されていないこの車両、後輪がツキ上げられた時にサドルにもろに座っていると、リアフェンダーに接触する様でカチ上げられていました。ここは対策をした上できちんとしたポジションに戻します。外付けされていたブラケットを取り外して、溶接されていたブラケットも切り取りました。シート自体は出回っているいつものリプロダクションですので、元々開いている穴では都合の良いところはありません。結局、いつものベストな位置に新規で穴を開けました。他の作業を優先しますので、この車両はとりあえずここまでです。いつもの極上車両ですが、とりあえず乗る為には沢山の修正などが必要です。
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PA150009 こちらはジョンさんの御友達であるトレバーさんの自転車です。クランクベアリングが逝ってしまった様で交換したいとの事ですが、ウチには特殊工具がありません。ここは知恵と工夫で乗り切って、ご近所で買って来たベアリングに交換し、フロントブレーキケーブルも製作して完了です。良かったですね。





 そして、こちらは雌ねじのチェックや修正などが終わった1953年トライアンフ6Tのクランクケースです。要ヘリサート加工・溶接修理な場所が数カ所、過去の溶接痕の修正が必要な箇所もあります。どんどん進めたいと思います。
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 夜になって少し前に外装の交換や修理などを完了させて納車したばかりの1952年トライアンフT100が運ばれて来ました。早速確認しましたが、またBT−Hマグネトーの同じ不具合が起きています。これはダメです。早速、英国に連絡しておきました。本当にガッカリです。しかし、一番ガッカリされているのはオーナー様ですので、申し訳ない気持ちです。当店とBT−Hが責任を取ります。
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 少し風邪気味ですしメンタルも落ちそうですので、木曜日からのジム再開に向けて自重筋トレを消化してから帰宅します。
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栗崎 宏
英国製クラッシックバイク専門店TRAVIS CYCLES代表。
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