TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にて英国製クラシックバイクとパーツの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズの日々を、営業日は毎日更新しながらお伝えしております。トリニティースクール(既に閉校)と基本的に同じ内容のレストア学校(宿泊所完備)も運営しております。

卒業。

DSC09411 実はルール改正で私も引っ掛かるものがありました。ベンチプレスのお話しですみません。フォームを組む準備段階でベンチに足を乗せてはいけなくなったのですが、私も数か月前からそうする様になっていましたので先日からやり方を変更しました。昨日の県立体育館ベンチプレスでやっとうまく準備出来るになり、145kgもスムーズに挙がりました。うまく足乗せセットアップから卒業出来ました。こちらは随分と遅れてやっと今朝到着した英国からのパーツです。何と白いフワコロが無くなっていました。やっと卒業してくれましたが、パーツの数量が一つ足りず入れ忘れは卒業してくれませんでした。



 一部をご紹介しておきます。ユニットトラ用の新品シートはスクール卒業生用の取り寄せです。オールブラックが長期欠品で、初めての白パイピングです。やっと再生産されたプラスティック製の縦ルーカスダミーバッテリーボックスは大量に在庫補充です。BSAパーツお取り寄せにはザ・ブリティッシュクオリティーのフロントフォークゲイターも。日本政府の為替介入で英ポンドも一気に安くなっていますが、今回の仕入れは一番高い時でした(涙)。
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 本日は1950年トライアンフ6Tが英国から到着しました。スクールにてサンダーブルーへの色替えからフルOHまで行います。コロナ禍になって生徒さんゼロが続いていましたが、久々のスクール再開ですね。
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 本日はいつもよりかなり早く出勤して朝からフル回転でした。普段は絶対にバイクを外に並べないのですが、本日はスペースの都合などで4台外に出していました。心配していた「幾らですか?何ccですか?何年式ですか?何メグロですか?これ何ですか?」おじさんは現れずホッとしました。
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 ユニットT120Rのお客様は、どうも点火コイルの不具合が起きたらしく緊急で交換しました。パンクはしていないのに発熱して点火しなくなるパターンでした。福岡よりお越し下さりありがとうございました。明日は朝から別のお客様が福岡からご来店予定です。雨が早く降り出さない事を祈ります。

スマホ筋トレ若者の多くはストレッチポールを拭かないのか。

DSC09374 昨夜のミッドナイトエニタイムベンチプレスで気付きました。深夜に集まっている(筋トレ中もスマホに夢中の)筋トレ若者の多くは、ストレッチ会場で使用したストレッチポールもマットも拭かないみたいです。コロナ云々以前に、マナーとして設置してあるアルコールシートで拭き上げるのが常識だと思っていました。ちょっとショックでしたね。1959年トライアンフT120は最初の試乗が終わっています。調整・確認しながらどんどん距離を伸ばします。1956年トライアンフTR6はオーナー様へのお引渡し完了です。




 英国からお客様の御依頼で輸入した1951年トライアンフT100が到着しました。私のT100と同じ年式です。おそらく過去最高に綺麗な掃除が施されていました。いつもこうしてくれよ。ピリオンフットレストがラバーの中で中折れしていたのと、一緒に送ってくれる筈だったクランクケースを入れ忘れてあった事がトラブルです。先方に連絡するとクランクケースはバイクと一緒に送りたいからもう1台買ってくれよですと...。
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 そして納車整備中の1956年トライアンフTR6。リアホイールは溶接部分を除いて0.1mmほどの振れに収まりました。新品タイヤも装着。再利用する新品のブレーキシューはいつもの通り修正しましたが、同じく再利用する筈だったリアブレーキカムは摩耗が厳しく。せっかく新品アンカープレートを使用しますので、(メーカー長期欠品中で)最後の在庫として隠しておいた新品に交換しました。ここで今度はシューのリターンスプリングがブレーキドラムにシャラシャラと接触する不具合です。鋳造されたドラムが機械加工される際にセンターがどうしてもズレるので、その影響です。たまにあります。旋盤にセットしてベルトサンダーで接触する部分を削りますが、接触箇所の特定にちょっと時間が掛かってしまいました。無事に解決。
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 ほぼ全てを新品パーツで組み上げましたが、万力上ではとても良い感じです。ここまで長かった。
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 リア周りは掃除や変な部分の修正など。きちんとやるのは難しいのでそうやりたいのは解るのだけど自分でスペシャリストって言っているんだからもうちょっときちんとやろうよ部分も全て。パタパタしていてストレス全開のピリオンフットレストも。ソリッドステートタイプDCレギュレーターは仕込み完了。LUCAS製に交換したテールランプも配線からやり直し完了。
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 そしてリアホイールを装着。新品トルクステーはユニット共用のパイプをカットして装着。パンパンだったプライマリーチェーンを調整した後にリアチェーンを半コマカット(スプロケット丁数変更)して調整。リアブレーキペダルピボット部分(新品ピボットボルトでした)はあるあるで元が緩んでいました。シム調整までしてカッチリです。シム調整する事でガタも無くなりますし、今後のガタも出難くなります。新品のオンパレードで心配したリアブレーキですが、最小限のストロークで効くかなり素敵な感じになりました。チェーンガードのスカート部分がエラが張ったタイヤと微妙ですが、これはカットする以外に解決策はありません。
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 気付いたら明日は定休日です。今週も仕事ばかりしていました。土日は既に予定がいっぱいですので、リフレッシュしてから頑張ります。

QDホイールコンバート続き他。

在庫用の車両が欲しいのですが、相変わらずコレといった車両がありません。40年代のT100があれば買いますけどね。1959年トライアンフT120ボンネヴィルと1938年トライアンフ5Tはまとめて車両検査が終わりました。協力業者さんのお陰で一気に3台が終わりました。T120は明日以降に試乗と調整を開始します。朝晩は気温が低くなって来ましたので良いタイミングです。
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 1956年トライアンフTR6は引き続きQDホイールコンバートです。新たにQD用新品パーツに不具合が発覚しましたが、何とか解決しました。実際に車体に装着して確認。リアブレーキのトルクステーが見苦しいお手製でしたので、新品に交換します。確かに昔はこのリプロが無くて、交換するのであれば平板タイプのみでした。
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 取り外したボルトアップのホイール。シューは新品が入っていてラッキーでした。リターンスプリングが怪しいので交換しましょう。一式はオーナー様へお渡しする予定です。
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 元々のボルトアップホイールはバラす前にオフセット値を確認。構成していたパーツも純正通りで問題ありませんでしたので、スプロケットからの距離で確認しました。再利用するリムとスポーク&ニップルは綺麗にした後にすぐQDホイールの組み立てに取り掛かりました。使用されていたスポークは純正よりも太いタイプで飛び出した分をカットした痕が大量にありました。案の定、普段の快速手順で組み上げられず少し苦労しましたが、何とか確認しておいたオフセット値まで辿り着きました。最終の振れ取りをする前に車体へ装着して確認です。かなりアナログですが、フレームセンターからの延長線上のセンターにきちんとありました。明日、振れ取りを行い新品タイヤを装着します。
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 本日はミッドナイトエニタイムベンチプレスのみの日です。これから残っている仕事を終わらせたら、軽く自重筋トレしてから出発します。

オール新品パーツでQDハブ。

 1956年トライアンフTR6は継続検査に合格し、お引渡しの準備まで終わりました。明日は1959年T120とヘッドライトがいやらしい1938年トライアンフ5Tです。英国から10台一気に輸入していた車両ですが、残りの3台が全て港へ到着しました。これで一区切りです。例の協会の住所変更をやらないと。
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 こちらは納車整備中の1956年トライアンフTR6。どうしようか悩んでいた燃料タンクのフロント側ブラケットですが、純正3ガロン用と全く同じ左右穴のピッチで正確に短縮されていましたので再利用する事にしました。モノブロックは難しいところです。普通に使える筈?の新品はまだ届いていません。元々のモノブロックを一旦試そうにも、一通りやらないといけません。ただ、これまでの経験上ですがダメ時代のモノブロックを時間を掛けてやり直しても結局そのまま使用した事が無い様な気がします...。
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 リアホイールの作業に着手しようとして気付いたのがセンタースタンドが前に傾き過ぎな事です。フロントが20inでスタンドがリア18in用、約330mm長のショックアブソーバーにリアは18inですがハイトが高いタイヤで元々厳しいので、センタースタンドを掛けるとリアタイヤが着地してスタンドが浮く感じです。スタンドのストッパー部分に硬いニッケル棒で肉盛り溶接してから調整しました。プロップスタンドも前に行き過ぎて車体が傾き過ぎるのですが、その修理はリアホイールの作業が終わってからです。
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 そしてオーナー様のこだわりでボルトアップからQDに変更するリアホイールです。QDハブ一式はボルトアップのモノとは異なりますので全て新品パーツを使用します。中古のQDハブ一式を使用するのとは違い、新品パーツでは数々のドラマが生まれます。アレが入らない、これを加工しないと使えないなど盛り沢山です。ダストカバー、グリスリテイナーやフェルトシールでさえオリジナルとは新品テーパーローラーベアリングが微妙に違いますのでそのままでは使えません。思った以上に苦労してしまいましたが、何とか使用する為の下準備が終りました。リムとスポークは共通で現状のモノを再利用しますので、明日は諸々を確認しながらバラすところから始めます。ところで、このQDハブやその他のヨソが再生産していないパーツを高品質で生産してくれていたところが今ピンチなんです。OH済みパーツでも随分とお世話になっていたので、早くどこかが買い取って再開して欲しいです。今後はこんな事態が増えると思います。
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 明日もアレからコレまで予定がいっぱいです。何とか頑張ります。

空振りで良し。

 残念ながら各地で複数の被害が出てしまった様ですが、深夜にほぼ真上を通過した台風での被害は当店にはありませんでした。今後も発生するでしょうから、空振りでも良いのでしっかりと準備しておきます。午後になって、本日唯一稼働していたヤマト運輸さんが英国からの荷物を持って来てくれました。これらがシュレッダー屑を雑に適当に詰め込まれた箱に入れられて英国からやって来ます。こちらはスウィングアームモデルのTR5用EXシステム一式です。現在着手しているTR6とはエンジンが違いますのでEXパイプが異なります。きちんと梱包し直してお客様の元へ発送します。
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 現在は1956年トライアンフTR6の御見積書作成中です。QDヘッドライト仕様になっている電装系の配線はそのままにするつもりです。ちなみにQDソケットのせいで、追加で大量の配線を追加する事が厳しいです。EXシステムの取付けはアチコチをこちょこちょやってみた結果、何とか見苦しくない程度に修正出来そうです。クラッチも張り付き無し。問題は燃料タンクの取付けです。現在、外注塗装に出している1955年トライアンフT110の色見本として燃料タンクを業者さんに預けています。取り外した際に発覚したのが、前後の取付けがスタッドボルトになっていた事です。リア側のマウントブラケットも分厚いアルミのお手製でした。そして、今日気付いてしまったのがフロント側も短くカットされて溶接されている事実です。これは、燃料タンク側がおかしな事になっているに違いありません。とにかく正規の取付けに戻したいので、何とかしようと思います。
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 このブログを更新した後に御見積書作成の続きを気が済むまでやったら、台風通過エニタイム筋トレに行ってしまおうと思っています。営業しているみたいですので。本日は、英国の取引先が在庫中でした1962年トライアンフT120が当店にて商談中となりました。誠にありがとうございます。

出遅れ感あり。

 今日はコンビニも含めたお店はほとんど休み、午前中のみ稼働していてオイルを届けてくれたクロネコヤマトさんに「何で営業しているんですか?」とドン引きされました。車検の1956年トライアンフTR6はギアオイルダダ漏れは何とか直った様ですし、もう1台の56年はDCレギュレーター要交換などが確認出来ました。
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 外を走っている車もほとんど見かけ無くなり若干の出遅れた感もありますが、本日はこれで閉店します。明日の昼過ぎ位までマズイらしいので、明日のオープンも遅れると思います。宜しくお願いいたします。

台風警戒。

 マズそうな台風が接近していますので、明日の午後の営業を様子をみて早めに終了する可能性があります。出来る準備はしておきました。新店舗の向きが風を広いガラス面で受ける様な感じであまり宜しくないです。
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 オイルを入れてしばらくしてからすぐに大量に漏れ出した、継続車検代行でお預かりしている1956年トライアンフTR6のギアボックス。小手先で完全に止める事は不可能なのですが、あまりに酷いので一旦オイルを抜いて(既に半分位になっていた)対処しました。49年以降の別体トラではレイシャフトブッシュのスプロケット側も貫通していて簡易なフタを被せるだけの信じられない構造です。当店でOHする際にはここから漏れない様に対処するのですが、この車両は英国から輸入したままの状態です。今回もここから大量に漏れている様ですので、綺麗にしてからシリコンシーラントをフタの上から頑張って塗りました。止まります様に。
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 そして輸入したばかりの方の1956年トライアンフTR6です。実は先のTR6もこのTR6も同じ英国の某有名店から出た車両であります。シェルブルーの色が良いです(笑)。納車整備に向けて各部分をチェックしています。前後ホイールのセンターに施された塗装ですが、これは55年までらしいです。今回の車両は55年製造ですので良しとしておきます。律儀にフロントホイールはオリジナルのままの20inです。リアホイールはオーナー様のご希望で、現状のボルトアップハブからQDハブへと変更します。お洒落も忘れず、イイジマアイロッカーキャップと後の年式用パテントプレート、キャップスクリューになっているカバースクリューなども交換決定です。オートアドバンス仕様になっているマグネトーは元気に火花が出ました。
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 ここでオーナー様からご指摘のありましたサイレンサーの取付け角度について。下の画像は車検でお預かりしているTR6です。純正仕様でEXパイプのツールボックス後側もフレーム側のクランプに固定されています。サイレンサーとフレーム側に挟まれたスペーサーも薄いもので済んでいます。ちなみにこのスペーサーが無いと何が起きるのでしょうか?EXパイプがツールボックスのフタに接触する、もしくはギリギリでフタが外れなくなります。更に都合が悪い個体はプライマリーカバーにも接触します。それらを回避しつつ、何とか最小限の開き具合でサイレンサーが固定出来てはいます。これらは何の問題かと言いますと、リプロEXパイプの個体差です。
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 そしてこちらは輸入したばかりの方です。不都合を回避する為に分厚いスペーサーを挟み、多くの個体と同様にEXパイプとフレーム側は固定されていません。その固定自体は必要ないと私は考えています。とにかく、もう少しスマートに見える様に何とかしたいと思います。2in1部分の差し込み具合や力でのグリグリなどで何とかなる場合もありますが、実際はなかなか厳しいです。
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 明日は台風の様子をみながらの御見積書作成デーになりそうです。

ルール改正。

 このブログをご覧の皆さんももちろん大騒ぎだと思いますが、この度ベンチプレス競技の国際統一ルールが改正される事になりました。内容は、極端なブリッヂで稼働距離を少なくするテクニックを封印するものです。一部の日本人を含めた世界チャンピオン達などが影響を受ける様です。身体が硬い、しかも試合に出た事が無い私には無縁のルール改正なんですけどね。そんな私は、自主隔離中に腕立て伏せをしてビックリしました。昔やっていた椅子を使ったディップスもそうなんですが、肩やら手首やらが痛くてまともに出来ませんでした。自重筋トレをやらなくなって失った大切なものがある事に気づかされました。これからは週一で自重筋トレを挟むという自分の筋トレルール改正を行います。

 1959年トライアンフT120、1956年トライアンフTR6、1938年トライアンフ5Tの3台は一気に車両検査準備まで終わらせました。T120は引き続き初期慣らしも。車検代行を承れば承るほど収益が落ちてしまう当店の構造改革も必要です。
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 1956年トライアンフTR6の様子です。大量のオイル漏れでドロドロになっており、とてもこのままでは車検を受けられません。大量のパーツクリーナーやケミカルを使って全体の清掃が終わった頃には日が暮れかけていました。基本的な調整やチェック、オイル交換など全てが終わりました。ギアボックスとプライマリーのオイルはほぼ空の状態で危なかったです。エンジンオイルはオーナー様が継ぎ足しながら乗られていたので大丈夫。なるほど、入れたばかりの新しいギアオイルもプライマリーオイルもどこからともなく漏れて来ました。今回も何とかなりましたが、検査に通る状態にするのに苦労しました。次回はちょっと厳しいかも知れません。
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 そして1959年トライアンフT120は最後にEXパイプとサイレンサーを取り付けた様子です。オーナー様のご希望で新品のEXパイプへ交換し、再利用するサイレンサーを当てがってみました。が、全く取付け位置が合いませんのでよく確認すると1960〜62年用のサイレンサーでした。59年まで用と比べると溶接された取付けブラケットの位置が前にあり全く違います。異常に軽くてベコベコになっている元々のEXパイプを確認すると、なぜか長いタイプでした。何用なのかは分かりませんが、昔こういうロングタイプがあったのかも知れません。新品EXパイプに装着した59年まで用サイレンサーは、取付け位置が車体側のブラケット肉抜き部分にある謎の取付け痕にぴったりと合います。おそらく、過去にこの部分に取り付けられていた事があるのだと思われます。悲しい日本整備です。
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 どうしようか随分悩みました。このまま古いEXパイプに戻しても将来がありません。傷はありますが、当店にあった中古のTOGA製サイレンサーをとりあえず取り付ける事にしました。EX薔薇(日本では菊)は偽物ですが機能はしますのでそのまま使用、サイレンサーのクリップは、Dワッシャーを鉄製の硬いタイプに交換し、ボルト・ナットも贅沢な英インチへ。偽物EXパイプブラケットは純正タイプ新品へ交換。ちなみに昔とは違ってほぼポン付け出来る某英国メーカーの新品EXパイプですが、表面?の品質は相当なバラつきがあります。傷が入ったままめっきしてあったり、しばらく経過すると縞模様が現れたりといった感じ。今回も傷が入ったままめっきしてあります。ザ・ブリティッシュクオリティーとご理解頂くしかありませんが、例えばめっきが全てすぐに剥がれ落ちたなどの場合は交換いたします...。
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 車体左側のブラケットが謎に延長溶接されていますので、ちょっとバランスが厳しいのですが何とか取り付ける事が出来ました。そんな感じで最後にワタワタしてフルOHが完了した1959年トライアンフT120ボンネヴィルでした。
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DSC09311 流れる様な段取りで仕事を進めて来ましたので、そのまま1955年トライアンフT110の車体側作業に復帰する筈でした。しかし、外注の遅れが発生しましたので輸入した1956年トライアンフTR6の確認作業を急遽行いました。オーナー様のご希望を伺いつつ、このまま作業へと移行する予定です。ここ最近も車両輸入へのお問合せが相次いでおります。「円安だから今は控えた方が良いのか?」と言われると実はそうでもないのかなとは思います。1英ポンドが250円の時も経験しており当店が開業した際は確か210円位だったかと記憶しています。確かに120円も経験しましたのでその旨味を知っているのですが、ここ数年では180円代も経験しました。今日現在の165円位が安いのか高いのかは、インフレもありますので数年後にならないと何とも評価出来かねるところです。気付けば明日は早くも定休の金曜日でした。また土曜日にお会いしましょう。

1956年トライアンフTR6が2台。

 残暑が厳しいので、1959年トライアンフT120はエアコンの冷気を扇風機で送りながら初期慣らし。その間に輸入した1956年トライアンフTR6をバイクリフトへ移動。車検でお預かりした1956年トライアンフTR6と2台の初期型TR6トロフィーが揃いました。
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 1959年トライアンフT120のご紹介していない作業を今夜も。クラッチケーブルの製作とクラッチの調整が終わりましたので、プライマリーカバーを閉じました。続けてタイミングカバーを。クランクシャフトが通る部分はオリジナル通りのブッシュ仕様です。選定して調整した新品ブッシュを少しキツめで圧入完了です。ここから更にクランクシャフト先端が通る様に合わせ面基準で内径を調整し、実際に仮でカバーを閉じます。ここからクランキングさせてブッシュに深い摺動痕が入らなくなる程度まで、面基準でリーミングしました。以前に一度だけ、クランクケース単体の状態でカバーを装着してラインリーミングしてみましたが、う〜ん?な感じでした。カバーはオイルラインを兼ねたホローダオとインターメディエットギア部分で基本的に位置決めされますが、クランクシャフトの状態は勿論カバー側も含めた諸々の条件が毎回違います。クランクシャフトも高速で回転して振れる訳ですから、少し余裕を持っておいた方が良い事には違いありません。オイルシールへコンバートするにも、失敗してある事例を複数見て来ましたので微妙です。ちなみにどちらのカバーも車体全体に合わせた風合い残し仕上げです。
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 修正しておいた左右フットレストも取付け、ラバー類も一新しました。この後、苦労したキャブレターの取付けやスロットルケーブルの製作が終わり、全て引き直した電装系配線を確認しました。アンメーター逆タイプというナセルでは地獄のお仕置きが待っていました。泣きながら接続し直しました。面倒でも先に確認しておけよ...。
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DSC09224 この後にEXパイプとサイレンサーの取付けでまた泣きました。その様子は明日ご紹介する予定です。画像は業務改善の一環で購入したPCチェア用の低反発素材クッションです。どうしても事務仕事をする時間も長いのですが、その際にお尻が痛くなって姿勢が悪くなり疲れるのが悩みでした。ハッキリ言って最高のクッションです。早く買っておけば良かった。明日まではジムに行くのを控えるつもりですので、今夜も自主隔離以来続けている自重筋トレを済ませてから帰宅します。この原点回帰がまた良いのです。その内またご紹介します。

1959年トライアンフT120のエンジン始動。

 終盤になってバラバラの状態で持ち込まれたパーツに問題が起きましたが、何とか解決して1959年トライアンフT120ボンネヴィルは完成しました。今回、基本的に外装などのお化粧をせずに車体、エンジン、トランスミッションをフルオーバーホールしました。将来的には出来れば実は色が正しくない燃料タンクや前後マッドガードの再塗装をした方が格好良くなると思います。せっかくの高級車ですので。準備をしていよいよエンジン始動です。
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 一発目のキックであっけなくエンジンが始動し、キャブの微調整を行った際の本当に最初の動画です。心配したALTONの音もそれほどうるさくありませんでしたので安心しました。現段階で何も問題は無い様です。この後もエアコンの冷気を扇風機で誘い込みながら、初期の慣らしを行いました。





 随分昔に英国から当店が輸入したお客様の1956年トライアンフTR6は、車検代行などの御依頼を頂きましたのでリフトへ載せておきました。誠にありがとうございます。海外赴任中のお客様からお預かりしているトライアンフ5Tも月一確認が完了!元の場所に戻す際にこれから作業に着手する車両の簡単な準備も。基本的には御依頼を承った順番で着手する予定ですので、宜しくお願いいたします。
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 そして話を戻し、1959年トライアンフT120のご紹介していない作業の様子です。ALTONはメーカーのHPでキャップスクリューである事を知り、箱の中を探すとありました。ちょっとアレですね。ピニオンギア下のプレートも浮いており、このままではオイルがダダ漏れですので対処しておきました。そして既に準備してあったプライマリードライブ側を一気に組み上げました。
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 新品日本製プライマリーチェーンの調整を終えて、新品リアチェーンも装着しました。イタリア製で純正と同じ101コマを選択。これで今後の調整も安心です。リアブレーキも初めてきちんと調整しました。フカフカ疑惑もあったのですが、見事にカッチリとしたリアブレーキになってくれてホッとしました。クラッチケーブル製作に向けて、角度がおかしい例のプライマリーチェーンアジャスター部分にダミーのケーブルを通してチェック。とりあえず大丈夫そうです。
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 クラッチケーブルはフロントブレーキケーブルと同様に割り入りニップルで一気に製作しました。心配していた例の部分の擦れも大丈夫な様ですが、ベストな侵入角度でしっかり固定する必要があります。それ前提のアウター長にしてあります。クラッチスプリングも調整し、しっかりと均等にリフトしてレバーが激軽の素敵なクラッチになってくれました。問題なのはハンドルバー左側の渋滞問題です。進角レバー+ウインカースイッチもありますので、かなりうるさい感じになっています。進角レバー優先で何とか解決。新品英国製進角レバーと既製品のケーブルで今まで問題は無かったのですが、今回はインナーがなぜか短過ぎて、アジャスター部分の加工で解決しております。
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DSC09231 こちらは感じの良いシボと厚みの合皮です。サドルシートカバー製作に向けて準備しています。シボの感じや色もそうですが、厚みが重要です。薄くないとオリジナルの様にお股部分にしわが入りませんので。あとはベースとなる既製品シートカバーの再生産を待つのみです。ここでお願いです。どなたか日本でサドルシートカバーを製作してくれる素敵なお店をご存じありませんか?対応が悪いところは遠慮したいですし、現行感が出ないセンスも大切です。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご紹介下さい。宜しくお願いいたします。先ほどはこの画像に写っている1938年5Tの書類審査合格の連絡が入りました。今月後半も引き続き頭がクラクラしそうな忙しさですので、体調に気を付けて頑張ります。

59年までのフレームにツインキャブ。

 という事で、まずは1959年トライアンフT120に新品キャブレターを取り付けた様子です。今回は来月以降に再生産が延びたモノブロックを諦めて、コンセントリックMK1プレミアのアルミボディーを使用します。とても精度が良くなったアルミボディーですが、きちんと分解して諸々を確認します。フロートレベルも調整済みで出荷される様になり特に問題はありません。ところが、社外?の通称網付きロングファンネルも普通にねじ込める様になっていた筈が、入口すら入りません。慎重に判断した結果、ファンネル側もキャブ側もダメでした。もちろん、AMAL純正のショートは問題無くねじ込めますので製品としては問題無いです。しかし、アルミボディーに変わった直後は社外品?も問題無くねじ込めて喜んでいたので残念です。ここで例の中古ボディー2つが登場です。安全確実な摺合せ修正を行いました。一つは社外品?をねじ込んでもガバガバだった時代のモノ(1号)で、もう一つは何も問題無くねじ込めた時代のモノ(2号)です。
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 最初はグリスのみで1号で擦り合わせて様子を見ました。本番のボディーにも入口は入る様になりました。ここで注意しないといけないのが、本番ボディーがアルミ製なので簡単にカジってしまう点です。一度やらかして取り外すのに苦労しました(涙)。次は2号でグリスのみで擦り合わせて何度か本番で確認しましたがあまり進展せず、研磨用コンパウンドからバルブコンパウンド(細・荒)と段階的にひたすら2号で擦り合わせました。すると本番で8割方入る様になりました。最後に本番でひたすら擦り合わせると、左手親指の爪が浮き右手の皮が複数箇所むける被害はありましたが無事に最後までねじ込める様になりました。但し、脱着の際にカジるのでスレッドコンパウンドは必須です。もう勘弁して下さい。
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 次は取付けです。59年までのフレームにツインキャブの時点で都合が悪いのに、コンセントリックに変更すると更に都合が悪くなります。覚悟はしていましたが、リアの燃料タンクブラケットが邪魔でスロットルケーブルが取り付けられません。タンクマウントボルトの取付け自体も困難です。
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 解決しました。まずは、この年式標準であるブラケットのラバーマウントをキャンセルしてブラケットの位置を少し上に上げました。そして少し下側にひん曲がって垂れたブラケット自体も修正すると隙間は生まれましたがまだ厳しいです。ヒートインシュレーターを薄いモノに変更したり、キャブレター上部のアジャスターを廃止するのも手です。しかし、それはやりたくありません。特にアジャスターの廃止。別体専用ツイストグリップはシングルプルですので、自動的にジャンクションボックスを介して途中からケーブルを2本に分けます。キャブ側のアジャスターを廃止してケーブル途中にアジャスターを入れても良いのですが、それでは都合が悪いです。結局、過去の車両と同じ様にブラケットを大きく削りました。補修した塗装を乾かしている間に次の準備です。
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 元々のケーブルから再利用するつもりだったジャンクションボックスは割れていて...。一時期はステンレスや真鍮製のボックスが良いと思っていましたが、今はプラスティック製が良いと思っていますので新品を準備しました。新品へ交換するツイストグリップも準備です。いつもの通りローターの数箇所を加工して問題無く使用出来る様にしました。これをやらないととても重いスロットルになってしまいます。今回の様にツインキャブでしたら尚更です。加工したブラケットを取付けて、ダミーのケーブルで問題が無い事を確認しつつ取り回しも決めました。ちなみにキャブの上蓋を固定するねじは、脱着を容易にする為AMAL純正のキャップタイプに交換してあります。しかし全く無駄かも知れません。なぜならば、タンクブラケットを取り外さないとスライドバルブまで脱着出来ないからです。
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 そして地獄のスロットルケーブル製作です。過去のスクール生徒さんで製作が終わった後に「予備まで作っておきますか?」と私が質問して首を縦に振った方はお一人もいらっしゃいません。1セット作ってしまえば予備の製作は楽なのですが、1本目製作直後にその気力は残らない。それほどきちんとしたこのケーブルの製作は面倒臭いです。画像の様に後半部分から現物合わせで製作します。本番の取り回しでインナーの飛び出し量を決めないと短過ぎて失敗します。そんな感じで無事に製作が完了しました。
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 また燃料タンクを取付けて、左右ケーブルの同調を取ってあります。
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 濃厚接触者になった場合に自主隔離を解除するには、行政が推奨?する医療用検査キットの入手が鍵になりました。最短で解除する為には予め入手しておかないとダメですね。早く欲しい人を狙ってかなりの割高プライスで販売するところもあって滅茶苦茶な感じです。1959年T120のその他作業の様子は明日以降にご紹介します。

本日より営業を再開します。

 早速ですがお知らせです。濃厚接触者として規定以上の隔離日数とテストでの陰性判定回数をクリアしましたので、本日9/11(日)より営業を再開いたします。休業中お客様にはご迷惑をお掛けして大変申し訳ない気持ちです。お詫び申し上げます。
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 休業中は誰にも接触せずに出勤して仕事はしておりました。1959年トライアンフT120は昨日までに完成させるつもりでしたが、新品キャブ不具合のせいでほぼ丸一日を無駄にした上に手がボロボロになってしまいました。ここまで組み上げた様子はこのブログで改めてご紹介するつもりです。それではまた明日。

臨時休業のお知らせ。

 お知らせです。私が濃厚接触者となってしまいましたので、本日より自主隔離期間に入りました。つきましては、当店も本日より9/11(日)まで(予定)臨時休業といたします。営業を再開しましたら、このブログにてお知らせいたします。お客様にはご迷惑をお掛けして大変恐縮ですが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。※9/8訂正:9/10(土)ではなく9/11(日)の間違いでした。

「俺が教えた。」問題。

DSC09206 早速ですがまずはお知らせです。明日9/7(水)は都合によりお昼過ぎからオープン予定です。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。台風対策は空振りに終わり良かったです。空振りと言えば、三振は多いがホームランも打率も凄いヤクルトの村上選手が覚醒していますね。将来は、同じく熊本県出身の打撃の神様である川上哲治と並んで称されるのではないでしょうか?こういった時にいつも問題になるのが、「俺が教えた。」と豪語するおじさんが現れる事です。既に出現しているとかいないとか...。そう言えば、私の業界にも「俺が教えた。」問題は以前からありました。そればかりか「俺が考えた。」「俺しか出来ない・やっていない。」が漏れなくセットな様です。残念ながら、当店にはそういったものは無いかも知れません。先人がやっていた事や誰かが教えてくれた事などをひたすら参考にしてやっているだけかと思います。スペシャルではなくてスミマセン。


 1959年トライアンフT120、手動進角の固定ギアをセットしました。ミツビシマグネトーに取り付けられていて再利用したギアのエキストラクターを固定するねじ部分が怪しく、あまり何度も脱着したくなかったので気合で一発にて決めました。そしてシリンダーヘッドから上を一気に組み上げる準備です。ヘッドガスケットにもメタフォームガスケットにも特製プッシュロッドカバーチューブシールにも全てそれぞれ種類が異なる液体ガスケットを塗布します。ですので、全ての部分がしっかりと脱脂出来ていないといけませんし乾燥する前に一気に組み上げる必要があります。時間を掛けて準備して一気にロッカーボックスまで組み上げました。準備しておいたロッカーオイルフィードパイプやヘッドステディーまで取付け完了です。
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 同じく準備しておいたオイルジャンクションブロックにメタフォームガスケットを挟んで取付け、各オイルラインも装着しました。エンジンブリーザーホースも忘れてあたふたする前に!
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 ずっとモノブロックキャブレターの再生産を待っていましたが、最新情報でまだ時間が掛かるとの事ですので確保しておいたコンセントリックキャブを使用します。発電機は箱に入っていたALTONちゃんです。音がうるさくない事を願います。あっ確かメトリックのスタッドボルトとナットが無い。箱の中を探さないといけませんね。
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 唯一の当店しかやっていない事であろう「営業日は基本的に毎日更新ブログ」を本日も更新しておきます。4510回目の投稿でした。

準備。

DSC09201 台風準備で新店舗に来て2度目の看板避難です。これから台風が接近するのですがコースがよろしくないので。空振りに終わってくれる事を願います。海外へのパーツ発注3箇所分を済ませましたので、これから先週水曜日依頼のミッドナイトエニタイムに行きますが、家に帰れなくなる前にやめておきます。





 1959年トライアンフT120ファーストボンネヴィル続きです。まずは以前に準備しておいたタイミングギアトレインを組み上げました。お次はタペットガイドブロックです。ちょうど楕円に歪んでいるシリンダー側をリーマーで調整する事で、嵌め代を5/1000mm程度に。その後、慎重に真っ直ぐ?圧入完了しました。
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 本当はプッシュロッドカバーチューブのシール厚みを選定してからにしようと思っていたのですが、ジョンさんがいて手伝ってくれるので先にシリンダーの組み付けです。リングギャップを確認したりの準備を行った後、一気に組み付けました。過去最悪レベルのベース面の狭さで全てのベースナットを手で回すのもギリギリでした。ここも個体によって全く異なる部分です。
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 こちらも準備済みでしたオイルポンプとサンププレートも取り付けました。ここから腰上編です。ほとんどの準備は終わっていましたが、ヘッドガスケットとシールの選定がまだでした。新品ガスケットはそのまま焼きなますだけで使えそうでありがとうございます。
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 ぐにゃぐにゃだったプッシュロッドカバーチューブは欠品していた新品が間に合いました。ですが、ちょっと全長が長いロットで参りました。これもロットによって個体差がありいつも困ります。ガイドブロックに対してもキツくて先に確認しなかった事を悔いました。何だかんだ修正しながら、シールの厚みを選定しました。その厚みは上側1.5mm厚、下側2.0mm厚と過去最薄かも知れません。こちらも準備済みのOH済みマグネトーも取り付けておきました。元々はおそらく例のミツビシマグネトーを使用されていた様ですが、手動と自動のLUCAS製マグネトーもお持ち込みになりました。自動の方はあまりにコンディションが悪かったので、少し良かった手動の方をOHに出したので今回は手動進角で組み上げます。
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 個人的には手動進角の方が自動進角よりもずっと乗り易くて楽しいと思います。明日は、手動のドライブギアの組み付けからスタートする予定です。

売り物はどれですか?

DSC09171 新店舗は以前の店舗よりも外の風が強くて掲げているユニオンジャックの傷みが早いです。風ですぐにクルクルになってしまう問題もありますので、台風シーズンが終わったら新品へ交換して釣り糸でどうにかする予定です。土日に多いのですが、初めてご来店下さった方から「売り物のバイクはどれですか?」とよく質問されます。当たり前ですよね。ほとんどの場合は店内に無くて気マズイです。当店では、基本的にお客様のご要望を伺ってから英国を中心とした海外より車両を取り寄せております。たまに委託販売車両や在庫として買い付けた車両がありますが、ほとんどがすぐに売れてしまいます。現在も在庫として買い付ける車両を探してはいますが、コレといった車両が見つかっていません。



 1959年トライアンフT120は引き続きクランクケースの準備からです。スタッドボルトは慎重に時間を掛けてオイル漏れ対策を施します。同時に、クランクケースを閉じるスタッドボルトの選定や確認と準備、ドライブサイドブッシュのクリアランスを詰めるともれなく入らなくなるブリーザーバルブの調整など細かい部分を一気に終わらせました。
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 タイミング側のカムシャフトブッシュはケース面を基準にしてリーマーで内径調整、ドライブ側のブッシュはラインリーマーで調整が終わりました。ガタ無しスルスルのカムシャフトです。
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 続けて外注で芯出しとバランス修正、ビッグエンドジャーナルのアンダーサイズ化、両メインジャーナルの溶射+研磨などが終わっているクランクシャフトの準備です。フライホイールボルトやスラッヂチューブプラグにはロックタイト高強度を塗布します。コンロッドボルトのナットと共にフライホイールボルト3本もきちんとトルク管理+体感で締め付けます。再利用するフライホイールボルトは過去に試乗中に限界破断した事があります。体感も大切で、少しでも締まり方がおかしいと感じたら要交換です。チンチンにしたドライブサイドのベアリングもスポりと装着完了です。
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 全ての準備が終わりましたので、先にタイミング側ケースへクランクシャフトを入れてきちんと呼び込んでからケースを閉じました。ベアリングはヒートガンでチンチンにしてからです。何も問題はありませんが、今回はリア側のエンジンプレートを先に取り付けた状態で行いますのでいつもと勝手が違いこれからが少し面倒です。まずはエンジン腰下を迎え入れる車体側をしっかりと準備しました。
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 しっかりとシミュレーションした割にはちょっと四苦八苦してしまいましたが、無事にエンジン腰下と車体のドッキングが完了しています。
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 これからどんどん組み上げて行きますが、モノブロックキャブが間に合いませんでしたね...。明日からの台風接近も心配であります。

やり過ぎ注意。

 昨日は久々に金曜日全身筋トレを中止しました。あまりに身体がキツかったので。すると本日は朝から体調が物凄く良いです。適度な筋トレは身体に良いと思いますが、過度に重い重量を目指したりする筋トレは絶対に身体に悪いです。週3筋トレも考えながらやっていたつもりではありますが、休むのも大切です。皆さんもご注意下さい。そんな今日は午前中から続々と荷物が到着しました。その一つが1959年トライアンフT120分で依頼していた内燃機加工済みパーツ一式です。シリンダーのクランクケース側ベース面が歪んでいた様で予定外の修正加工が入ってしまいました。しかし、ここが大切。ダミーをセットしてクランクケース側ベース基準にボーリングしてもらっています。ヘッド側では意味が無いですので。クランクシャフトはバランス率が大幅に狂っていましたので、目指すバランス率にする為に下側の穴は重りで埋められています。タイミング側シャフトの先端も、今回はブッシュ仕様ですのできちんと修正。
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 タイミングサイドのクランクケースはインターメディエットギアスピンドル圧入部分の修理が終わり戻って来ましたので、早速クランクケースを閉じる準備を行いました。サンププレート取付け部分もいつもの通り修正しました。これで楽なメタフォームガスケットをどんな条件でもストレスなく使用出来ます。ちなみにこんな加工をしなくても、分厚い純正タイプ紙ガスケットとたっぷりの液体ガスケットを併用する事によりオイル漏れは防ぐ事は可能です。メタファームガスケットで漏れるのであれば、高価なそのガスケットをもう1枚追加したり純正と同じ分厚いサンプフィルターを使用したり、ケース側に被らないフィンドタイプのサンププレートを使用したりすれば大丈夫です。ここを毎回修正・加工しているのは、どんな条件でもオイルが漏れず楽にサンププレートを脱着出来る様にする為です。どんどん作業を進めました。準備しておいたタイミングサイドのカムシャフトブッシュを圧入しました。ドライブサイドは叩き込むしかないと思いますが、タイミングサイドは自作ツールで優しく圧入します。
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 ケースをチンチンにしながらベアリングや細かいダオ類を装着。忘れない内にドライブサイドのオイルシールも。スタッドボルト類にオイル漏れ防止対策を施しながら取り付ければ、クランクケースの準備が完了です。
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DSC09145 おせ〜よ、と思われるかも知れませんがやっと重曹ブラストの機械を買いました。サンド、ウエットブラストは全て外注で時間を短縮していたのですが、細かいパーツなどで使いたい場面が多かったのでこれは重宝します。ここはやはりMADE IN JAPAN。本当かな?一時は超音波洗浄機の導入を考えていましたが、これで良かった筈です。ジョンさん宜しくお願いします(笑)。

御見積りが難しいです。

 9月になってしまいましたので、今年もすぐに終わってしまいます。ちょうど昨年の今頃は現在の店舗物件が見つかってドキドキしていました。1年が過ぎるのは早いです。今日はご来客やパーツの発送が重なったりと作業を進められない日でした。
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 せっかくですので土曜日から1959年トライアンフT120の作業に出来るだけ集中出来る様に、事務仕事を一気に終わらせました。1938年トライアンフ5Tの審査書類は完成、あとは提出して待つだけです。お待たせしておりました複数の御見積りも終わりとりあえずホッとしました。少し先のOHの御見積りではパーツ代が今難しいです。ご存知の通り英国では極端なインフレが進行していて、当店が仕入れるパーツもどんどん高くなっています。円安も確かに困るのですが、対英ポンドとしては対米ドルと比較すると実際はそうでもありません。
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 これから到着する車両も含めて、うまく段取りして仕事を進めなければなりません。その流れで仕事を承った順番と作業の順番が入れ替わってしまう可能性もあります。予めご了承下さい。在庫車両も無くなってしまいましたので、ボチボチと仕入れておきたいのですがなかなか即決出来る車両がありません。リジッド6Tブラックでも仕入れておけば間違いは無いのですが、あまり気が進まず。もう少し細かい仕事を進めてから帰宅します。それではまた土曜日に。

改造。

 もう8月が終っちゃいますね。子供達の学校も始まり、朝から猫だけに「行って来ます」を言う生活に戻りました。さて、新店舗に来てから4月が経ちましたが気になっていた箇所を改造しました。入口から入ってすぐの整備スペースの工具類は一番簡素なパターンにしていました。オイル交換などの軽整備をするだけと考えていたからです。しかし、実際は他の作業をする事が多く不便でした。そこで、予備で持っていた英インチのコンビネーションスパナを追加して便利仕様へ改造しました。これでとりあえず満足です。
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 1959年トライアンフT120の様子です。貫通していたプライマリーカバー取付けスクリューねじ込み部分は、暴れるクソアルミを抑え込んで溶接して簡単に仕上げておきました。軽く洗浄しただけだったDSクランクケースは各部を修正した後に徹底洗浄。準備しておいたカムシャフトブッシュを入れるところまでやっておきました。後の作業はTSのケースが戻って来てからです。
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 ブッシュ交換以外の全ての作業が終わっていたタイミングカバーとプライマリーカバーですが、ほどほどにポリッシュしておきました。変なアレンジがしてあったオイルプレッシャーリリーフバルブ。各座面の修正までは終わっていましたが、正規のスプリングとフッ素ゴム製チューブを投入して組み立てておきました。
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 ホルダー側に割りが無い純正タイプのクラッチ&ブレーキレバーは、以前に修正済みです。フロントブレーキケーブルのみ製作しておきました。レバー側のタイコは分割仕様です。ナセルでこの手ボトムヨークですと、ケーブルがたわんだ際のステアリングストッパー部分への嚙み込みが問題になります。純正ですとマッドガードにケーブルを固定してしまうのですが、これですと固定した先が極端にビヨ〜ンとなり個人的に嫌いです。フォークピンチボルト部分で固定する様にしようかと思っています。
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 英国のスペシャリストによって修理済みのLUCAS製マグネトーをチェックしました。左右の点火時期ズレはゼロ。修理済みでも注意すべきなのはスクリューオンのピックアップ固定部分です。ピックアップ本体の厚みや固定スクリューの長さが個体により異なりますので、スクリューを締め込むと先端が内部で接触したりピックアップの内部がスリップリングに接触するものがあります。要チェックです。緩み易い部分でもありますので、当店ではスプリングワッシャーを追加する事が多いです。
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 明日は事務仕事が多くありそうですが、作業も引き続き進めようと思います。身体も気持ちもモヤモヤしていますので、ちょっとミッドナイトエニタイムベンチプレスに行って来ます。

胃腸問題。

 何となく体調が悪く夏バテだという事にしていましたが、どうも胃腸の調子が悪い様です。腸内環境もかなりマズそう。アルコールを止めれば良いのでしょうが、そればかりはね。1955年トライアンフT110のシートは速乾ボンドちゃんの力で完成しました。サドルシートも含めて別体トラのシート前側を固定する長い英インチボルトは一時期欠品になり苦労しましたが、現在は良質な代替品を安定的に確保出来る様になりました。但し、良質なレプリカシート本体問題はこの先も続きます。
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 こちらはとりあえずエンジン始動確認を行った1938年トライアンフ5Tです。作業前よりも随分と安定しました。オイルポンプの元気が少し無いのはもちろん変わりません。



 しかし、例のホーン熱々問題が発生しました。また対処すれば直るかも知れませんが、また起きた際に危険ですのでもうやりません。メーカーも認めている不具合です。黙って小さいホーンを見えないところに仕込みました。書類審査が終わるまでしばらくお休みです。
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 1959年トライアンフT120は内燃機加工が終わる様ですので、受け入れ準備を進めています。クランクケースの例の部分、別に貫通してしまっていても大きな問題は無いのですがせっかくですので修理しておきます。
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 英国の取引先に1951年トライアンフ6Tブラック仕様が入荷した様です。ヤフオクにも出ている車両ではありません。小さいナセルで鉄仮面ナセルです。価格は決して安くありません。残念ながらブラック6Tへのお問合せはマナーの悪い方が多く困っております。興味をお持ちの方は、必ずご氏名・ご住所・お電話番号をお知らせの上でメールにてお問合せ下さい。宜しくお願いいたします。

改善中。

 まだ10台以上の車両の整備・修理などが控えているのですが、確実に進めています。しかし数年前までの様に毎日朝方まで仕事する体力・気力が無くなり、結果的に全体の作業量自体が落ちているのは事実です。そんな中で作業内容はより細かく量も多くなってしまっています。そこを経験と作業スピードアップなどで何とかカバーして来ました。もちろん仕事の質は落としたくありませんので、自分でやる必要が無い作業などはどんどん外注に出したりしていたのですがそれも限界の様です。そこで、現在どうしても時間が掛かってしまっている部分を改善すべく色々と新しいモノを導入しようとしております。

 1955年トライアンフT110は元々BSAゴールドスター用と思われるものが無理矢理装着されていました。それもリアマッドガードの変更などで使えなくなりました。当店にあった中古リプロシートを使用します。まずは古いシートカバーを取り外してベースだけの状態にして仮組みしました。昔は単体で手に入れ難かったブラケットが普通に手に入る時代ですので、それに合わせて壊れているシートベースを修理します。ボルト・ナットでブラケットを固定して位置決めした後に、ナットのみをベースに溶接しました。
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 ベースの錆を落としてサッと塗装し、溝ゴムとスポンジを接着しました。明日、新品カバーを装着すればシートは終わりです。新品ブラケットはそのままでは都合が悪く、曲げ直した後に先端を加工しました。補修塗装まで終わっています。これらの作業は事情がありサービスです。
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 お問合せへの対応やパーツ発送などと全ては同時進行です。塗装を乾かしている間にも車体側はフロントの燃料タンクブラケットを加工・補修塗装して装着、リア側は新品を装着完了。その他のあまりに見苦しい部分の補修塗装も終わっています。取り外したナセルトップに装着された計器・スイッチもちょっとアレですが、これはまだ後からやります。これで外注塗装が終わった前後マッドガードなどを受け入れる準備OKです。
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 今夜はミッドナイトエニタイム全身コースの予定でしたが、疲れが溜まっていて怪我の予感がしますので積極的に回避します。8月もあと残り2日間しかありませんので、このブログを御覧の皆さんも頑張りましょう!

静かな日曜日。

 お電話・ご来客はゼロ、お問合せメールも少数という静かな日曜日でした。考えてみれば土日が基本休みだったサラリーマンを辞めてから18年位が経ちました。この仕事を始めてからは日曜日を静けさで感じる様になりました。1955年トライアンフT110はフロントホイールの様子です。この車両は基本的にエンジンとトランスミッション、電装系周りのフルオーバーホールを承りました。それに加えて前後ブレーキをみるという内容ですが、途中で燃料タンクと前後マッドガードの塗装までやる事になり作業を進めています。取り外したフロントホイール、まずチェックするのはベアリングに入っているスリーブとアクスルシャフトとの間にガタが無いかどうかです。交換するとなると安くないパーツですが、今回は問題ありませんでした。ブレーキシューはリア同様にライニングがカッチカチでした。後はとにかくひたすら掃除・洗浄・ポリッシュでした。
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 交換予定は無かったタイヤですが、泥汚れを綺麗にするとウォールがクラックだらけでしたので急遽交換しました。綺麗にしたパネルに新品ブレーキシューを取付け、万力上でチェックしたところ問題ありませんでした。今回も入っていなかったアクスルシャフトナット座面に入るワッシャーを追加しました。どうしてワッシャーが必要かはナットを脱着した事がある方であれば解ると思います。新品ワッシャーのリプロは外径が大きいタイプと小さいタイプがありますが、普通に手に入るのは大きいタイプで別にどちらも良いです。
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 車体側、ナセルトップはハンドルバーが思いっ切り激突しています。忘れない様にマーキングしてありました。更に削る分をケガいて取り外すと、突っ込みどころ多数の内側が現れました...。これは近い将来にきちんとやった方が良いです。ホイールを装着して、前後マッドガードの外注塗装待ちとなりました。
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 次は1959年トライアンフT120のエンジンを一気に組み上げてフルOH完了まで持って行く流れでしたが、今月中に戻ってくる筈の内燃機加工が遅れている様です。なんだか怪しい感じになって来ました...。AMALモノブロックの再生産も音沙汰無しです。

ズレ。

DSC09079 股関節のストレッチで足裏を合わせていると、その合わせ面と金玉袋センターとのズレが気になる年頃です。どっちがズレているのか?ベンチプレスでもベンチに寝ると何故か右手を左手だと思ってしまう脳と身体の謎のズレが生まれます。145kgが軽いと感じる日があれば130kgがとてつもなく重いと感じる日もあり、これも何かの微妙なズレだと思います。本当に難しいです。真夏に我慢できず乗ってしまったバイクはオイルが瀕死の状態です。
好評の12本アソートパックが売れ出す季節ですので、在庫を補充しておきました。




 1955年トライアンフT110のリアホイールはドロドロに汚れていましたので、スポーク・ニップル1本からシコシコと手で掃除してポリッシュする苦行を行いました。画像ではあまり綺麗になっていない様に写っていますが、かなり綺麗になったつもりです。中古のユニット用18inホイールASSYがそのまま使用されていたものだと推測します。再利用するパーツもひたすら洗浄したのですが、ブレーキアンカープレートの洗浄は中止しました。ブレーキカムピボット部分がかなり派手に傾いてしまっています。これが、例えば新品リプロが無いスプリングホイールのモノであれば何としてでも修正・修理しますが、今回は黙って良質な新品へと交換します。予定外の高価なパーツ交換で残念です。
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 リアホイールベアリングはシールドタイプの新品へ交換。ねじ山がかなり傷んでいたアクスルシャフトは旋盤にセットしてスレッドファイルで修正、ウソだったナットは新品へ交換です。新品ブレーキアンカープレートに修正した新品シューをセット。万力上では何の問題も無いリアホイールASSYになりました。グニャグニャな上にねじ部分が痩せているリアブレーキロッドは、かっちりとしたタッチになるステンレス製新品へ交換。メーカー欠品中で最後の在庫を使いました。
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 リアブレーキペダルピボット部分はシム調整。車体に装着しても何も問題が無いブレーキになってくれて安心しました。右側のスピードメータードライブが入っていた部分には専用のナットを使っていますが、ドライブリングはそのままにしました。このナットは別体期とユニット期で長さが違い(ベアリングに挟むスペーサー長の違い)、今回は勿論ユニット用を使用しました。本当は車体部分で他にもやりたい部分が複数あるのですが、今回はガマンしておきます。
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 明日は何もイレギュラーが無ければ、フロントホイールを一気に終わらせたいと思っています。

ありがとうございます。

 スタートが遅れた定休日前の木曜日、平日にたまにあるお問合せ・ご注文&ご来客多数デーでした。全国に複数ある店の中から田舎にある当店を選んで下さり誠にありがとうございます。いつも心より感謝しております。ご来客の対応をしながら、お問合せへの対応とパーツの梱包・発送、1955年トライアンフT110の車体周り大掃除も何とか終わりました。車体大掃除の後は砂や泥でとっ散らかしてしまったリフト周りの掃除まで。1959年トライアンフT120の内燃機加工がもうすぐ終わり戻ってくる筈ですので、急ピッチで進めないといけません。しかし、御見積り作成も全ては終わらない中でかなり焦っています。ハイエースも車検をお願いしなくちゃ。
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 本日最後にお願いです。「車検忘れてた。」「車検がもうすぐです。」というご連絡を複数頂いております。かなり前からご連絡を頂いていた分を含めると結構な数になりそうです。当店は私一人で運営しております。車検代行の御依頼は、直前ではなくてお早めに頂けると大変助かります。宜しくお願いいたします。

グラビア撮影。

DSC09053 1938年トライアンフ5Tは並行輸入新規書類審査用のグラビア撮影が終わりました。続けて書類用の石刷りを取ったり資料を準備したり。書類本体を作成したら陸運支局に提出します。1939年にはT100もデビューしたトライアンフツインですが、1940年には工場が爆撃されてしまいます。当店でも過去に2台輸入した1940年製造分は数が少ない希少車両です。また、工場の製造・出荷記録などが焼失してしまった為、ガーダーフォークのトライアンフツインは正確な記録が残っていないとの事です。



 予定よりも遅れてしまいましたが、1955年トライアンフT110の作業も再開しています。外装を外注塗装に出していますので、戻って来るまでに前後ホイールの整備を終わらせておきたいのです。ところが、エンジンやトランスミッションの状態の良さとは逆に車体はぐちゃぐちゃのこの車両です。怪しい雰囲気がプンプンします。ユニット用パーツが多用されている車体ですが、リアホイールにはスピードメーターギアボックスの残骸が。
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 カッチカチつるつるのリアブレーキシューライニング。ホイールベアリングのグリスがドラム内に大量に飛散しています。ドロドロの車体全体も掃除していませんでしたので、まずはソコをやっています。まだまだ続く。
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 明日、木曜日は経営コンサルを受ける日です。相変わらず時間に追われているのですが、2カ月連続キャンセルはアレですので行って来ます。オープンは定時よりも遅れて13:00前を予定しております。宜しくお願いいたします。

スピードツイン。

 1950年トライアンフT100と1954年トライアンフ6Tは、福岡県と山梨県のお客様の元へと発送が完了しました。昨日届いたパーツの対応も終わりました。取り寄せ分を除いたほとんどが在庫補充分です。ユニットトライアンフ用のフロントフォークゲイターですが、アメリカで保証付き新商品が出た様ですのでもうすぐ取り寄せてみようと思います。4名様限定ですが、すぐに装着してテストして下さる方を募集する予定です。その方々には特別価格にて販売いたします。
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 こちらは1938年トライアンフ5Tスピードツイン続き。変な位置に取り付けられていたサドルシートは何とかしようといういつものヤツです。今回は頑張ってボルトオンタイプのブラケットを製作してありましたので、何とか再利用しようと思い試行錯誤しました。しかし、ボルトオンタイプでは格好良い位置に取り付ける事が不可能な事が判明し、今回も製作しました。仮組みした状態で仮溶接した後に本溶接し、補修塗装まで。他の仕事をやっている内に乾燥させて、一気に取り付けました。サドルシートのフレームは、現在リプロが出ている分だけでも複数のタイプがあり毎回同じ様には出来ません。いつも面倒だなぁと思いながらやっています(笑)。しかし、いつもやって良かったと作業後の満足感はありますね。
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 あの時SRのカスタムに金をかける位ならば80万円で買わないかと言われたスピードツイン。地獄を見たであろうからその時に買わなくて良かったスピードツイン。それでも雑誌を見ながら欲しいと思ったスピードツイン。色が良いと思っていたスピードツイン。ツインよりもシングルの方が男だとあの時否定したスピードツイン。500ccだから650ccよりも偉くないと思っていたスピードツイン。このスピードツインは1938年型ですので、その後長らく続くトライアンフツインの元祖であるファーストモデルです。当店でも以前にフルOHした車両と今回の2台しか取り扱った事がない貴重なバイクです。だからどう考えても偉いですね。そして格好良い。
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 とりあえず長〜い納車整備が完了しましたので、審査書類用のグラビア撮影を行った後はしばらくお休みしてもらう予定です。

真夜中の侵入者。

 日付も変わり深夜になると、新店舗ではたまにですが2階部分が無い作業スペースの屋根で足音がします。昨日も深夜2時位でしょうか、ハッキリと足音が聞こえました。「今日こそは捕まえてやる。」と柔軟体操をした後、静かに外に出て屋根の上へ一気に登りました。それに驚いた侵入者とバッチリ目が合いましたね。「にゃ〜ん。」茶トラの可愛い野良猫でした。逃げられました。1953年トライアンフ6Tのお客様がご来店でオイル交換です。真夏用シングル60番を投入しました。明日発送が決まった1950年トライアンフT100と1954年トライアンフ6T。T100は最後のエンジン始動チェックなどを行いました。6Tは全体を綺麗にして、どちらも発送準備が完了しています。
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 1938年トライアンフ5Tは、配線作業の仕上げです。後半部分が終わり、前半分まで一気にやり終えました。バッテリーを繋いでチェックすると、まずはアンメーターが逆でやり直し。厄介者のヘッドライトDIP&ホーンスイッチ部分がショートサーキット。ボディー裏側をガッツリと絶縁して対処完了です。
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 うん、随分と引き締まった外観になりました。サドルシートの加工や残りの細かい部分を行い、明日には完成させるつもりです。
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DSC09036 今月最後の英国からのパーツが到着しました。急ぎで発送する分などを除いてまだ未対応です。明日やります。
これからミッドナイトエニタイム全身コースに行きます。

また見逃す。

DSC09015 先日TVでとなりのトトロをやっていたらしいです。今年こそ冒頭の5分間を乗り越えてその先へ進み非国民から脱却しようと思っていたのですが、見逃してしまいました。それでも買ってしまいました、シングレット。これがないとベンチプレスの大会に出られないので。確かベルトもないとダメなのですが、まだ買っていません。





 本日は製作の御依頼があったスロットルケーブルから。いつもより早く出勤し、アレコレやった後に対応しました。切れたケーブルから元のインナー飛び出し量を推測しての製作です。ご希望の予備も製作しましたが、アジャスター類を再利用しない予備は割高になってしまいます。それらの単品が不当に高価なんです。到着予定だった英国からのパーツが明日へと変更になりましたので、1938年トライアンフ5Tの作業を進めました。ヘッドライトスイッチやパネルランプを使える様にしたりして、パネル部分の配線が終わりました。一気に配線作業を終わらせられる予感がしたのですが、ただの予感でした。
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 とにかく全体がボディーアース不良だったり、再利用するテールランプやスイッチ類がことごとく要修理で思いっ切りブレーキになりました。全て解決はしました。
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 ヘッドライトシェル内に来る配線がこれだけのガーダーフォークさん。タンク中央のパネルへ接続する配線が立ち上がるガーダーフォークさん。ムキになったわりには配線が終わらなかったガーダーフォークさん。
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 お知らせするのを忘れていましたが、商談中でした1955年トライアンフT110はSOLDとなりました。リフレッシュ後に青森へ行きます。誠にありがとうございます。

1954年トライアンフ6T到着。

 本日は英国から1954年トライアンフ6Tサンダーバードが到着しました。輸入ラッシュの7台目です(残りはバイク2台、車1台)。英国を発送前に時間を掛けてアレコレをサービスで整備してもらいました。
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 来週、1950年トライアンフT100と同時に山梨県のオーナー様の元へと発送予定です。
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 同じく英国からマニアックなパーツも到着しました。取り寄せ分リジッドフレームトラ用のリアスタンドも元々高かったのが更に高くなりました。1954年以降用のカバースクリューセットも仕入れてみましたが、こちらはポジで統一されていました。拘っている仕入先なのですが、おそらくフィリップスを知らないのではないかと思われます。新品のQDハブ単体と一緒に他では揃わないQDハブ用の細かいパーツも補充しましたので、お客様用のQDハブ一式がやっとコンプリートしました。
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DSC09013 随分と前に当店が輸入し「とりあえず納車コース」で納車した車両のお客様から切れたスロットルケーブルが送られて来ました。車体に元々装着されていたものですが、バイク本体と一緒によくここまで頑張っているなぁという印象です。予備も含めたケーブルの製作をご希望ですが、とにかく忙しかった定休日明けの土曜日はもう身体が限界です。明日、製作して発送します。そんな明日もパーツが到着しそうです...。発送分もありますので何とか頑張ります。

US仕様ハンドルバーはなぜ。

 昨夜のミッドナイトエニタイムは見事に撃沈、今月は少し遅くなった月一恒例のスピードツインチェックも無事に終わりました。来週は2台の車両を発送予定なのですが、その内の1台がUS仕様ハンドルバーが装着された1950年トライアンフT100です。US仕様と言えば漏れなくハイバーです。その理由は皆さんも何となく想像出来ると思います。おそらくそんな感じです。ただ、もう一つ決定的な理由があると思われます。よく店に来ていたジョンさんの御友人は身長が2M以上ありますが、通常のバイクに跨ると膝がハンドルバーに思いっ切り当たって乗る事が出来ません。燃料タンク横のニーグリップラバーなんて完全に意味がありません。膝でナセルトップをグリップ出来そうでした(驚)。つまり、ハンドルバーがカチ上がっていないとバイクに乗れない方もいらっしゃるのです。これはちょっと驚きでした。
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 英国から届いたパーツも次が到着する前に対処しました。ずっと欠品していたEXパイプは取り寄せ分の他に在庫も補充しておきました。車体周りとエンジンやトランスミッション周りのパーツも。画像を撮影して諸々が終わった後は、2箇所へ発送するEXパイプの地獄の梱包が待っていました。発送したくないパーツナンバー1にはずっとEXパイプとハンドルバーが君臨しています。
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 先日ちょっとご紹介しましたが、今回入荷した1954〜1962年用カバースクリューキットにはポジとフィリップスが混ざっていました...。ボルトオンハブからQDハブへ変更をご希望されているお客様がいらっしゃいますので、そのパーツも複数箇所から搔き集めています。もちろんハブ本体以外は全て在庫しているのですが、現在は欠品が多いので使ってしまうと修理の際に困ってしまいますので。何とか全て揃いそうです。
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 1938年トライアンフ5Tは燃料タンクのチェックです。細いストライプはめっきの上に入れて欲しかったのですが、インド製ではなくオリジナルのクロームめっきタンクが残っていてくれるだけで幸せです。内部は丈夫なエポキシ系のコーティングがしっかりとしています。キャップはシール無しの豪快仕様。マウントボルトねじ込み部分も修正しましたが、修理は必要なさそうです。
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 シールはいつもの様に耐油コルクで製作しました。耐油コルクシートが無くなったらフッ素ゴムシートに変更しようと思っています。全てチェックした後に清掃とポリッシュで綺麗になり、車体側のブラケット位置を調整してから仮組みしてみました。が、後側がフレームのチューブギリギリで全くダメでした。これでマウントされていたなんて恐ろしいです。
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 何やかんやでコチョコチョして、まともにマウントする事に成功しました。ハンドルバー下部とタンクのクリアランスも素敵です。
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 燃料タンクを仮組みしたのは、電装系の配線でパネルに接続する部分の位置を確認したかったからです。定休明けの土曜日からは配線作業に着手しますので、その前の細かい準備を行っています。心配なホーンはとりあえず発熱せずに元気に吠えてくれました。ヘッドライトレンズASSYもBPFタイプに変更されていますね。
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 夏季休暇明けの身体と脳みそも少しずつ復活したところで、明日は定休日です。また土曜日から集中して仕事します。
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栗崎 宏
英国製クラシックバイク専門店TRAVIS CYCLES代表。
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メール traviscycles@tulip.ocn.ne.jp
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営業時間:平日11:00〜22:00 土日祝祭日10:00〜19:00

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