TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にてトリニティースクール(既に閉校しました)の姉妹校としてだけでなく、ブリティッシュクラシックバイクの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズです。

委託販売車両1954年トライアンフTR5大幅値下げです。

a13ff90a委託販売中の1954年TR5ですが、オーナー様のご意向により50万円値引きの大幅値下げとなりました。画像はバラす前です。現在は、車体以外はバラバラの状態でマグとダイナモは外注OHに出して、その他一部の外注作業も終わっています。このままフルOHすると大変お買い得です。お問合せは、お名前・ご住所・お電話番号をお知らせの上でメールにてお願いいたします。熱いお問合せをお待ちしております。








噂をしたら英国からノートン650SSのクランクシャフトや細かいパーツなどが到着しました。既にOH済みというクランクシャフトを待って購入しましたが、状態はどうでしょうか?
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まずは大きく振れています(笑えない)。ビッグエンドジャーナルはリグラインド済みとの事ですが左右で径が若干違います、許容範囲内ですけど。ノートンでは珍しくTSのみメインジャーナルが痩せていました。さぁ、頑張って下さい!準備を終えましたので、1956?年トライアンフT110のクランクシャフトと一緒に外注の旅に出します。
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土曜日にクランクケースが戻って来る予定の1968年トライアンフTR6R、細かい作業を続けています。オイルポンプのOHも完了し、その他細かいブッシュの入換えや調整、修正なども終わっています。
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以前から夫婦で湊かなえさんにハマっています。私はドラマの「Nのために」にハマった影響で、映像化されている作品は全てチェックしました。今度、映画が始まる影響でしょうか明日の夜にスペシャルドラマもTVである様です。楽しみです!

今週日曜日は子供達の運動会がある為、当店はお休みとさせて頂きます。雨で中止になった場合は翌月曜日に延期されますので、当店も月曜日にお休みを頂き日曜日は営業します。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

ブログ更新。

P9280002中高生が胸キュンするという事でしたが、40過ぎのおっさんも少しキュンとしてしまいました。本日は何かと発注したり、お見積もりを作成したり、パーツを発送したりで多くの時間を取られてしまいネタも無しです。そんな中で本日もブログを更新します。最近はインスタなどが流行っていてブログはもう古いと言われた事もあります。格好良い画像を主にして魅せるのも良いかも知れませんが、「透明性が低い仕事なので何をやっているかをきちんと紹介する」というモットーがありますので、グダグダとブログを続けます。止めるのは廃業した時か私が死んだ時だと思います。そんな事を書きながらも最近はちょっと反省中。過去に紹介している内容だからと省略する事も多くなっているのも事実です。これではダメですね。

1971年BSA B50Tはクラッチの簡易清掃を行いクラッチの滑りも改善しました。キック一発で始動出来る様になったのを確認したら、オイル交換やグリスアップなどを行い作業完了です。サンプシールドが取り付けられているので意外と面倒です。B50のギアボックスドレインプラグを外すのにフレームが大変邪魔である事も初めて知りました。





1956年トライアンフT110の続きです。コンロッドは大きな傷などを消した後に、ついでにポリッシュです。スモールエンドブッシュは交換。片側は外径オーバーサイズのブッシュを使用しました。その後はリーマーで内径を調整後にホーニングして終わりです。3ピースのクランクシャフトは、両メインジャーナル修理も含めたフルコースでの外注修理を依頼します。トリニティースクール時代に、同じ様な車両を同じ様に修理したのにあまりにそれぞれの個体差が大きい事が不思議でした。その個体差が良い方に出ない様にするための第一歩として、当たり前ですがクランクシャフトの修正やモディファイが重要です。きちんと修正・修理するのに一番お金がかかる部分ですが、妥協してしまってはOHした意味が無いと思っています。ご理解下さるお客様に感謝します。
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手配した1962年ノートン650SSに使用するクランクシャフトが届きません。一緒に送ろうと思っているのに頭が痛いのですが、手に入っただけで良しとするしかありません。明日は月に一度の経営コンサルを受ける為に13:00位〜オープン予定です。出勤したら全力で仕事します。

大。

当店ではお馴染みの出前、中華丼「大盛り」です。まずはラップを外すのが危険です。その辺にあんをぶちまけない様にサラリとラップを外したら、表面張力の限界を確かめる事になります。本日はれんげを置いてしまい終了しました。お腹いっぱいご飯を食べられる事、これは幸せの大盛りです。
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P9270005外注の塗装が戻って来る予定の1962年ノートン650SSの生徒さん、車体を転がすのに必要なパーツをひたすら洗浄したりです。この地味な作業ももうすぐ終わりですね。大量に到着していたノートン純正新品パーツもじわじわと減って来ました。






夜になりフレームなどが到着しましたので、ブッシュ交換済みのスウィングアームと新品のリアショックアブソーバー、ステアリングヘッドベアリングレースを装着しました。ピカピカのフレームに生徒さんのテンションも上がりました。ノートンのフェザーベッドフレーム スリムラインというヤツです。
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1956?年トライアンフT110の外注依頼準備第一弾も完了です。シリンダーのヘッドボルト部分が1カ所ナメかかっていましたので、ヘリサート加工済みです。規格は3/8inサイクルです。いつも思いますが、なぜこんなところがこんな事になってしまうのかは不明です。
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クランクシャフトの洗浄なども終わりました。3ピースクランクシャフトを締結するボルト・ナットは当店特注いつものクロモリ製なのですが、あれだけ大量に2回も製作してもらったものが残り僅かになって来ました。
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明日は残りの外注依頼準備を終えたら、1971年BSA B50Tのクイック修理などを行い、1968年トライアンフTR6Rの作業に戻る予定です。外注に出したクランクケースの加工も順調に進んでいる様で安心しました。あぁ〜ジムに行って筋トレしたい。

専門店の有り難さ。

P9260002「世の中で一番美味い食べ物は?」と質問されたら真っ先に「おくら」と答えます。当店のボロエースのスパイダーガラス窓を交換してもらいました。すぐ近くに自動車ガラス専門店と言うお店が存在していて、何と在庫があり私が昼飯を食べている間に交換してもらいました。何でも在庫している専門店の有難さがよく解りました。





P9260001当店スクールの卒業生が1970年トライアンフTR6Rでご来店です。いつものオイル交換や調整などを行いましたが、到着時に調子が悪そうでしたので原因を探りました。どうやら途中でキャブがオーバーフローしてプラグがカブっただけの様で一安心。また沢山乗って下さいね!







こちらは1956?年トライアンフT110の様子です。お見積もりを作成する為に細かい部分をチェックしています。3ピースクランクシャフトは、「よく限界破断しなかったなぁ」と思う位6本の締結ボルト・ナットが激しいトルクで締めてありました。ビッグエンドジャーナルは.030USにリグラインド済みですが、左右で径が思いっ切り違います...。メインジャーナルはやはり両側とも修理が必要でした。
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明らかに摩耗しているタペットは全て交換するとして、久々に見た青銅のタペットガイドブロックを外しました。コレ、鉄シリンダーに入れるとあまり良い事が無い様な気がします。アロイシリンダーには都合が大変都合が良いと思っています。画像がなぜか消えてしまったのですが、シリンダーヘッドも分解しております。珍しくガタが無さそうだなと思ったら、全部バルブステムとガイドがかじっていました。これはどうしても相性が悪い種類のガイドとバルブの組み合わせがあり、当店でも過去にやられました。ロッカースピンドルは最近チェックした中では一番激しく段付き摩耗していて、交換決定です。この車両、決して無い事は無いのですが想像よりもやらかしている部分が少ないと思って安心していました。が、ロッカーボックススタッドボルト部分が全てまずくて、1カ所はご覧の通りです。出来ればヘリサート加工して下さい、お願いします。
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P9260009お見積もりの作成まで出来て一安心。これから外注依頼の準備などをしながら、段取り良く急ぎの仕事や1968年トライアンフTR6Rの作業を進めようと思います。熊本地方は今週末の天気が怪しそうです。

把瑠都ひざ。

把瑠都ひざって何ですか?本部長。と言う事で天候不順のせいで久々の1961年トライアンフTR6SSの様子です。プライマリー側の組み立てですが、細かい確認や調整があるので結構面倒です。オルタネーターローターのキーはオーバーサイズを製作、ステーターコイルはそのまま組み立てるとローターとのクリアランスを確保出来ませんでしたので、アジャスタブルに加工して無事にセンターが出ました。
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まるでほとんどフルレストアになっているこの車両、エンジンはマグギアの取り付けを残すのみとなりました。綺麗に仕上がっていますね!
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P92500101937年ノートン16Hの生徒さん、セミロングの試乗も無事に終えて何も起きず。これでもう大丈夫でしょう。もう一度試乗してオイル交換や調整をすればご卒業です。








1956?年トライアンフT110の分解作業も同時に進めています。タイミングカバーをパクりすると、モーゴさんやユニット用一式に交換されているタイミングギアトレインが現れました。アロイマグホイールの取り外し用ねじ穴が一個しか開けられていなくて(おそらくメーカーの開け忘れ)、少し野蛮な取り外し方をしました。サークリップ無しのオイルシールコンバージョン、エンジンマウントプレート挟む位置マチガイ。
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過去にギアボックスOHを行った際に最低限の作業を行ったクラッチに問題はありません。しかし、エンジンオイルがクランクケース下に溜まった上にプライマリー側へと大量に流入していました。モーゴさんがダメになっている様です。マグネトー取り付け延長ナットは変だと思っていたらまさかのホームセンターロングボルト+ステン巻きパイプの力作でした。ちなみにこの車両は12Vダイナモ仕様のボイヤー点火という究極の綱渡り方式です。夜は怖いですね。
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クランクケースをパクりするのに一苦労しました。セパレーターを使用して外れたのはタイミング側のみで、ドライブ側は壊れそうでしたので久々に油圧プレスで押しました。良い事ではあるのですが、これが本当に良い事なのかは計測してみないと判りません。まだまだ続く。
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夜になって、しばらくお怪我をされていたオーナー様が久々にお乗りになったBSA B50がレッカーでご来店です。出先でエンジンがかからなくなったとの事。クラッチが滑っていてきちんとクランキング出来ない様です。清掃で直ると思います。
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アルバイトさんが居ないので、外注ポリッシュに出していた1968年トライアンフTR6Rのカバー類が戻って来ました。同時に1954年トライアンフTR5の再めっき一式も到着...。TR5は引き続き委託販売中です。

感動からのスパイダー。

P9240001昨夜は夕食時に酒を飲んで、子供達にマッサージをしてもらいながらそのままひっくり返りました。途中で起きたら教育TVの特集番組アンコールがあっていて、眠気が吹っ飛びました。「諏訪敦」という画家さんの特集だったのですが、本気で感動してブルブルしました。写真の様な人物画は何度も観た事がありますが、写真よりも生きている様な人物画は初めてでした。凄いプロフェッショナルを目撃して興奮して眠れないのでまた酒を飲んじゃいました。
そして朝、「いやぁ昨日の画家さんは凄かったなぁ、店に着いたらネットで検索してみよう!」なんて考えながらハイエースを運転中の出来事です。左側を確認した時の景色がおかしいのです。何と駐車場に置いている時に飛び石をくらったらしく、窓ガラスがスパイダーになっていました。幸い前オーナーが犯罪色のフィルムを貼っていたので原型は保ってましたけどね。あぁ〜また無駄な出費です。




1949年トライアンフT100を東京へ向けて発送しました。気持ちを入れて修理した車両ですので寂しい思いとホッとする気持ちが交錯するいつもの瞬間です。オーナー様、遠方よりのお買い上げ・OHのご依頼誠にありがとうございました。
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そして1962年ノートン650SSの生徒さん、先回中途半端に終わっていたので急遽ご出席です。ギアチェンジブッシュの問題だけ解決して、すぐに終わらせるつもりだったのですが...。アウターカバーのギアチェンジメカニズムの部分で謎の不具合が起きて大苦戦しました。が、大汗をかきながらよく見てよく考えて無事に解決しました!良かったです。





定休明けの定番業務も終わらせて、何とか今日の目標に夜になって辿り着きました。1956?年トライアンフT110のエンジンOH作業です。オーナー様、ご依頼下さり誠にありがとうございます。年式に?が付くのは、日本国内に長く存在している内に様々な年式のパーツが混ざっているからです。以前に車体のお化粧と電装系の配線引き直しやギアボックスのみのOHを当店で行っていますが、その時に正直「エンジン開けるのは怖いなぁ〜」と思っていましたので、大変中身が気になります。
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外装にメトリックねじが多用されていますが、エンジン部分はステンレス製が多いものの意外と英インチのねじが多く安心しました。ヘッドは60年製の刻印ありです。例のクラックは極少で、おそらく後から状態が良いこのヘッドに交換されたものと思われます。新品リプロダクションのシリンダーバレルは+.040オーバーサイズまでボーリングされていました。ピストンは手で触っただけで大きくカタカタと動きます。ビッグエンドは、特にタイミング側がダメな様です。一番確認したかったのは、何年式のクランクシャフトが入っているかです。ここも後年式のクランクシャフトに換わっていてくれ〜と思いましたが、ちゃんと56年式相当の3ピースちゃんでガッカリです。ちょっと余計にお金がかかりますので。
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明日は久々に晴れのスクールデーです。1937年ノートン16Hはロング試乗が無事に終わるか?1961年トライアンフTR6SSは、どんどん作業を進めます。
最後に決まり文句を。1954年トライアンフTR5は引き続き絶賛委託販売中です!

今更ながら...。

P9220080最近よく頭が痛くなるのは、どうも地震酔いっぽいです。今更情けない。余震が流行っている頃は当たり前の様になって、人生初の地震酔いを味わったのですが、またここ最近の余震でなったみたいです。常に揺れている様な感じですので、しばらくゆらゆらやっておきます。
明日の定休を挟んで、土曜日から1956年?トライアンフT110のエンジンOHを開始します。土曜日は1949年トライアンフT100を東京に向けて発送しますので、バイクと一緒に送るモノをまとめました。これで本当に準備完了です。







勿論、1968年トライアンフTR6Rはクランクケースの外注加工待ちの間に他の作業を進めています。ギアボックスアウターカバーは、66、67年のモノに後から交換sれていた様です。カバースクリュー部分がBSFになっていて、しかもナメていました。これらも全てヘリサート加工した上で消耗品の交換や修正を行いました。この車両では大量に行ったヘリサート加工ですが、これでもう最後だと思います。いつもの通りギアチェンジクアドラントシャフトにOリング溝を入れました。コイツも硬かった。
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クラッチセンターは明らかにOHされたばかりでした。フタを閉じている1BAの皿ねじは最近生産されているものでしたので。全部思いっ切り緩んでいましたけど。フタを開けてみると新品のラバーが入っていましたので再利用です。スパイダーは再利用、クラッチハブは新品に交換です。新品ローラーベアリングを入れて仮組みするとガタガタのクラッチでした。一番ガタが少なくなるまで加工して、クラッチASSYの完成です。
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クラッチ板も思いっ切り新品でしたので再利用しますが、ちょっと心配です。「そのクラッチ板ダメだよ!」等の情報がありましたら早めに教えて下さい。キックスタータークランクASSYの準備も完了。クラッチプレッシャープレートもクラッチスプリングカップ部分を修正しておきました。真っすぐリフトします様に!エンジンやギアボックス周りの出来る事はほぼやり終わった感じですので、次は車体周りの続きへと移行します。
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派手な事も何もなく地味でつまらないブログばかりで申し訳ないのですが、最後にお知らせです。現在、英国の2箇所にて2台の車両をお客様からのご依頼で買い付けたばかりです。更にもう1台ご検討中の方がいらっしゃいます。同じところには、1969年トライアンフTR6Rや極上の戦前アリエルスクエアフォー、40年代のトライアンフ5Tやその他メーカーの車両が沢山あります。この機会に如何ですか?おススメするのは、車両代金を送金した時にその安さに驚いているからです。なかなかピンとくる方は少ないかも知れませんが、円高は輸入に本当に大変有利なんです。ご検討下さい。

納車準備完了。

P9210057「このTVをご覧の方だけに10,000円でご提供!!!!」 販売と言わずに提供って不思議です。おそらく買っているという感覚を麻痺させる為だと思います。天気予報によると今日が最後のチャンス、という事で1949年トライアンフT100の最終試乗です。出発前に燃料タンクマウントボルトのヘリサートが抜けて来るというトラブルがありましたが、何とかやり直しました。





P9210058様々なシチュエーションを試しつつ、目標距離も達成しました。何の問題も無し、と言いたいところですがオイルにじみを発見しました。シリンダーの巣などから数カ所オイルがにじみ出ていました。こういうものはどうしようもありませんので、デブコンさんのお世話になりました。対処完了です。






P9210059最後にオイル交換や各部のチェック・調整などです。最後まで出来る事をやり尽します。そして、掃除とポリッシュも終わりました。






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今回のフルOHで取り外して交換したパーツなどの一部です。今回も沢山出ました。土曜日に発送します。今回は試乗動画無しでスミマセン。
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P92200691968年トライアンフTR6Rの作業も進めています。こちらはギアボックスの準備がほぼ終わった様子です。ブッシュなどの消耗品交換と調整も済みました。








a13ff90a途中までOHしかけましたので、エンジンやギアボックスなどはバラバラの状態の1954年トライアンフTR5。引き続き委託販売中です。試乗で疲れてしまい、店に戻って昼・夜ご飯を食べてから1時間も寝てしまったので取り戻そうと焦った結果がこの時間。もういい加減にします。明日と言いますか今日は10:00〜オープンです。

マニュアルとパーツブック。

生徒さんの1962年ノートン650SSはギアボックスの続きです。まずはカムプレートとそのクアドラントの位置決めから。純正マニュアルなどにはトップギアの位置でスタッドボルトを基準に位置を決める様にしてしてあります。方法は違えどトライアンフでも同じですね。ところが、こればかりを信じてやっていてもうまくいかないのはトラもノートンも同じ、更には他の部分でも同じです。あくまでマニュアルなどを参考にしながら、現物でしっかりと確認するのが基本です。この車両もマニュアル指定の場所とは少し違う場所がベストな位置でした。
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一旦私が生徒さんに説明しながら中身のギアを組み上げて、その後バラしたら生徒さんがチャレンジです。トライアンフの4SPよりもちょっとだけ難しいかも知れませんが、数回の失敗の後に生徒さんは完全マスターされました。
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その隙に私は苦手なキックスターターシャフト内のブッシュを交換です。今回も結局旋盤で一旦薄く削り取らないと抜けませんでした。強烈に圧入されています。生徒さんが組み上げたギアはインナーカバーを閉じて動きを確認、問題無しでした。
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例のクラッチオペレーティングレバー部分も、アウターカバーを仮閉じして位置を確認・マーキングしてから固定しました。続けてアウターカバーのギアチェンジメカニズム部分の組み付けです。この部分は例のスプリングが肝で、特に今回の様に新品に交換する場合はくにくにします。社外のマニュアルの一部には、どの様にくにくにすれば良いのかがきちんと紹介されています。アウターカバーを仮閉じしてプチ問題が発生したところで本日は時間切れ、来週に持ち越しです。
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P9200056当たり前ですが車両を修理する際にはマニュアルやパーツブック(リスト)は必需品です。よくマニュアルもパーツブックも無しに車両を修理されている方がいらっしゃいますが、様々な意味で「凄いなぁ」と思います。私には到底無理ですし、その前にお金を頂いている仕事ですので絶対にマニュアルやパーツブック無しには手を出しません。

しかし、英車のマニュアルやパーツブックはいい加減なものがほとんどです。特に古い車両になればなるほどその度合いが増して、マニュアルはペラペラでパーツブックは絵無しの文字のみだったりもします。そこで、その年式や後の年式の純正マニュアルに加えて社外?のマニュアルや解説本が登場する訳です。更にインターネットで海外のオーナーズクラブの掲示板を調べてみたりもします。

そういった様々な情報をきちんとかみ砕いたり正否を判断したりする為には、ある程度の経験と考える力、そして頭の中に溜め込んだ情報などをその都度引き出した上でそれらをミックスしたり出来る力が必要だと思います。きちんとした作業をする為には手先の器用さや技術などだけでは無くて、頭も必要だと常々痛感します。



明日は天候が回復する様ですので、1949年トライアンフT100の試乗で外出する時間帯が多くなると思います。宜しくお願いいたします。

1962年ノートン650SS ギアボックスの様子。

P9190041台風接近中、宮崎からは「今回のは風が強い」との報告が先ほど入りました。熊本からは遠いコースを通りますので当店は大丈夫かと思いますが、進路にあたるエリアで被害が出ない事を祈ります。今回も、宝物の看板はしっかりと外しておきました。









P9190031トランスミッションってどこからどこまでの事でしょうか、といった感じで生徒さんの650SSは下準備が終わっていたギアボックスを更に下準備した後で組み上げている様子です。






今回は状態が良く、大きな交換パーツは無しです。ひたすら消耗品を交換していきますが、改めてノートン純正パーツの偉大さに気付きます。ほとんど加工無しにそのまま使える、と言うのは英車パーツにおいては偉大なんです。
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明日は一気に組み上げる予定、です。
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こちらは少量のパーツと共に到着した2017年トライアンフカレンダー米国版です。毎年レギュラーの方の分は確保しております。英国版ももう少し先に入荷予定です。
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P9200042こちらは1968年トライアンフTR6Rのギアボックスは、中身の洗浄中です。明らかに大きく摩耗していたメインシャフトは交換しますが、後はしみじみと全体的に摩耗しているだけで決定的なダメージはありません。こういう方が逆に判断が難しかったりしますが、交換するきっかけがありませんので再利用するギアが増えます。その他もしっかりと進行中なのですが、今週中にT110をバラしてお見積りを作成しないといけません。頑張ります。

色々とお知らせです。

10/2(日)は、地震で延期になっていた子供達の運動会がありますので当店の営業はお休みとさせて頂きます。※雨天の場合は営業しますので、改めてご案内いたします。

本日は台風接近に伴う天候不順の為、遠方のスクール生徒さんはお休みです。1937年ノートン16Hの生徒さんは、先回起きた不具合の修正などを行いました。燃料タンクマウントは塗装も終わり取り付け完了。次はコントロールケーブル類の修正です。インナーが長過ぎたフロントブレーキケーブルは飛び出し量を詰めて完了、熱でアウターケーブル内側のナイロンが溶けてしまったデコンプケーブルは製作し直しました。夏場の鉄ヘッド試乗が生んだ悲劇でした。
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夜になり颯爽と試乗に出掛けた生徒さんですが、突然の局地的大雨にぶつかりUターンしてすぐに戻って来ました。ついでに今まで固定出来ていたヘッドライトリムが、なぜか固定出来なくなり四苦八苦。これで全ての膿は出し切れたと思います、多分。




BlogPaint先日の1952年トライアンフT100に引き続き、1962年ノートン650SSがご成約となりました。誠にありがとうございます!また英ポンド安がじわじわと進行していますので、かなりのお買い得価格となりました。現在は車両を輸入する大チャンスです。OHまでのご予算をご用意出来ない場合でも、とりあえず車両だけを輸入しておく事をお勧めいたします。

現在、英国の取引先にある車両でおススメなのは、1957年トライアンフ6T、1961年トライアンフT120R、1948年トライアンフ5T、1955年トライアンフT110などです。気になる車両がある方は、ご氏名・ご住所・お電話番号を明記の上でメールにてお気軽にお問合せ下さい。

私はと言うとなぜか原因不明の絶不調です。今日は事務作業などを中心に仕事をしていましたが、早めに帰宅して体調を整えます。

1949年トライアンフT100 試乗と調整。

P9170001台風の速度が遅くて接近が連休明けになるとの事。しかも今日の夜からずっと雨の予報です、マズい。1949年トライアンフT100の発送は今度の土曜日ですので、昼過ぎから慌ててセミロングの試乗に出ました。その前にいつもの熊本新港往復コースで最終確認です。





P9170002ちょっと中速域が薄いと言うか暑いのにちょうど良いので、店に戻ってからすぐにセッティングを変更しました。これからは寒くなる一方ですからね。今回使用しているのは新品の276キャブレターです。これまでにも数十個の新品276キャブレターを使用してセッティングを出して来ました。今回分からリニューアルした新品ですが、明らかに今までと変わりました。ですので少し勝手が違いますが、すぐに傾向は理解しました。時間が無いので極端な事をしました。中速をいじると当然スローも変わりますが、ここは勘でやっておいて出発です。いつもの阿蘇ぐるっとルートは地震の影響で使えません。阿蘇は観光に行っても大丈夫な状態で、このブログをご覧の皆さんにも積極的に阿蘇に行って欲しいのですが、仕事となると別です。アクセスするルートが限られますので、土曜日は渋滞が予想されます。


と言う事で、美里町へ裏から行ってそのまま三角半島を通り帰還するルートにしました。大丈夫かな?と思いましたが案の定裏ルート途中の九州道にかかる橋が地震で落ちて無くなっていました。お客様のパン屋さんに到着して遅い昼ご飯を頂きました。バイクは快調そのものです。
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そのまま三角半島へ向かう途中で自身で崩れた道の工事渋滞にはまりました。ここで、キャブのスロー域が濃過ぎる事が判明です。ちょっとやり過ぎました。そのままやり過ごして、閑古鳥が鳴く世界遺産で止まりセッティングの変更です。私が持っているのは財布と携帯電話、TIG溶接で使う薄手の皮手のみです。皮手が無いと熱くてキャブを触れませんので。その後は快調に戻りましたが、今度は雨雲に追いかけられました。空を見ながら逃げるルートで帰りましたが、店に到着直前で少し雨に捕まってしまいました(涙)。
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今日で90マイルと距離は伸ばせませんでしたが、様々なシチュエーションを試す事が出来たので良かったです。帰還後に何も問題はありませんでした。これでもう少し試乗して問題が無ければ最後のオイル交換をして完了です。相変わらずゲームの様になってしまう運転マナーにやられ続けて疲れ果てた試乗でした。外は雷も鳴っていて嵐の予感です。今日は早めに帰宅させてもらいます。

パーツ販売をしていて気付く事。

P9150001またご注文を頂いたAMALコンセントリックMK1プレミアキャブレターを分解して修正しているところです。修正量の多い個体でした。
当店ではパーツ販売を積極的に行っています。特徴は、ねじ1本、ワッシャー1枚といった細かいパーツの販売が多い事です。その際に細かいパーツを一つ一つ計算していて気付く事があります。結構高いのです。当店にて車両を修理する場合、細かい使用パーツ明細を作成します。ここに以前もご紹介しました通り「その他パーツ一式」と言う項目がどうしても出来てしまいます。細かいワッシャーやねじ類を全て網羅していては、あまりに手間暇がかかってしまいますので。この「その他一式」が赤字である事は間違いありませんが、細かいパーツ販売の計算をしていると大赤字である事が判明して愕然とします。ちなみに修理の際のパーツ代は超薄利の特別価格ですので、「その他一式」とあわせて大変お得かと思います。但し、使用パーツが多いのでパーツ代合計が「安い」のかどうかはわかりません。




話しは変わって少し前にご紹介しました「POZIDRIV」さんのトライアンフパーセルグリッド用レザータンクバッグのお話しです。詳しくは当ブログリンク集一番下にある「POZIDRIV」さんのウエブページでご確認下さい。
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1951年トライアンフT100に装着した様子です。
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1949年トライアンフT100に装着。
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オーダーメイドですので、このバッグはあくまでその一例です。気になると言う方はPOZIDRIVさんへ直接お問合せ下さい!



夕刻にナンバープレートが到着した1949年トライアンフT100、早速試乗開始です。近所を走り回って何の問題もありませんので、少し距離を延ばしました。ところがネットで確認すると雨雲がすぐ近くまで迫っており、案の定途中で引き返す事になりました。車両は最高です。変更したカムシャフトもバルタイも狙った通りで、どこまでも走って行きたくなる鉄ヘッドT100に仕上がっています。店に戻ってオイル交換やタペット調整などの細かい調整と確認が終わりました。キャブレターのセッティングもバッチリと決まってます。連休に台風が直撃する予報が出ています。その前後で天気も崩れそうなので、試乗に影響が(悲)。土曜日以降は晴れたら試乗の為に外出する時間帯が増えそうです。宜しくお願いいたします。
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P9150013定休前、最後にスクールの生徒さんと卒業生にお知らせです。「今更かよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、洗浄台を設置しました。これで洗浄作業の効率が上がるかと思います。日曜日の生徒さんへ、いらっしゃるかどうかは台風・交通情報を良くお確かめになってご決断下さい。もう一つ、英国の取引先に1962年ノートン650SSが入荷したそうです。円高ですのでお買い得です。既にご検討中の方がいらっしゃいますが、この機会にご検討下さい!

残念な結果。

P9140001P91400021962年ノートン650SSの生徒さんは、前後タイヤの取り付けです。アロイリムへレバーでタイヤを装着するのは嫌ですね、傷を付けない様にしないといけませんので。無事に取り付けが完了しましたが、傷付けてしまったリムを必死にポリッシュする生徒さんの姿がそこにありました。





スピードメーターギアボックスを清掃してみると、4箇所あるリベットの内3箇所が外れていましたので修理です。ここはパテントプレート用の真鍮製ハマードライブスクリューがピッタリです。更にカシメた後に仕上げてバッチリです。最後にお化粧をしてグリスアップまで終わっております。
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リアは新品のブレーキドラム&スプロケットを小加工して取り付けた後に、新品ハブカバーの取り付けです。はい、残念な事になっています。この年式ではタッピングスクリューでの取り付けではなく、ハマードライブスクリューでそれが全箇所見事に折れて残った横に随分と適当に穴を開けてタッピングスクリューをねじ込んでありました。よく考えて見苦しく無い様に対応します。1カ所のみ新規で下穴を開け、残りはカバー側の穴を少し長穴などにする事できちんと取り付けが完了しました。
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ツーリーディングタイプに交換してあったフロントブレーキ、再めっきに出していたり一部パーツが欠品したりしていますので、新品ブレーキシューの小加工と取り付けまでで一旦終了です。やる気満々の生徒さんと共に、今出来る事をどんどん進めています。
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さて問題の1968年トライアンフTR6R IN側カムシャフトブッシュ部分です。クランクケースをきちんと閉じて、ドライブ側ブッシュのラインリーミング。なぜか怖くてEX側を先にやったりしています。
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結果はアウトです。IN側にリーマーを入れた瞬間に判りました。とりあえずブッシュをガリガリと削ってみましたが、ご覧の通りガタガタになりました。タイミング側の穴の拡大がやはり適当でした。元々はブッシュをガタガタにする事でごまかしてありましたが、今回はしっかりと修正します。とは言っても私には出来ません。内燃機屋さんに3点の距離を修正しつつドライブ側としっかりとラインが出た状態に更に拡大してもらいます。加工に出す準備まで終えました。ここまでは残念な結果となりましたが、最終的にはしっかりとしたものに仕上がります。
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a13ff90a現在はバラバラの状態である1954年トライアンフTR5、引き続き委託販売継続中です。お問合せをお待ちしております。

揺らさないでね。

ご注文を頂いたAMALコンセントリックMK1プレミアキャブレターを分解して修正中です。修正量が少ない個体でした。これが販売用の928は最後の在庫でした。現在在庫があるのは626プレミアRH1個と930プレミアRH・LH2組、プリモノブロック276トライアンフ6T用のみです。1949年トライアンフT100は、ナンバーが届いて本格試乗の前に諸々のチェックと調整中です。台風が来るらしいので外れてくれる事を祈ります。
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生徒さんの1962年ノートン650SSの様子です。フロントフォークを組み上げました。ボトムのLHは新品に交換しますので、RHの清掃とポリッシュ、両側の清掃・修正後に作業に取り掛かりました。ノートン純正パーツは相変わらずとても優秀で苦労するところは1カ所もありませんでした。あっけなく完了です。英車っぽくないですね。
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フロントブレーキパネルもポリッシュ清掃後に、ツーリーディングカムのブッシュを交換です。セパレートタイプを4個。ノートン純正新品パーツのブッシュ内径ほぼぴったりに作られているものが多いのですが、こちらは小さめです。さすがノートンさん、分かっていらっしゃる。両側ともリーマーで調整して完了です。
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1968年トライアンフTR6R、材料が届きましたので極太カムシャフトブッシュを製作しました。砲金でも良いと思いましたが、大人の事情によりアルミ青銅です。元々のツバ部分よりも太い外径超オーバーサイズブッシュの完成です。旋盤で内径を仕上げている時に、急におかしくなり旋盤を止めたら地震でブリブリと店が揺れていました。ダメだよ、精密な事をやっている最中は揺らさないでね。残っていた他のものと一緒にクランクケースに取り付け完了です。内径を調整しないといけませんけど。
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しかし、まだ全然出来た感がありません。ケース側が拡大してあった方がきちんと加工してある保証が無いからです。これできちんとある程度のラインが出ていて、各ギアを仮組みしてきちんと回らなければ勿論ダメです。ダメな場合は内燃機屋さんにお願いして反対側とラインを出した状態で更に拡大してもらわなければいけません。そうならない事をわたし祈ってますぅ〜。

純正スタイルであると言う事。

P9120001本日は、整体屋さんに出張してもらい身体のメンテナンスをしました。いつもの通りゴリゴリやってもらいましたので、今は揉み返しと戦っていますが楽になりました!これでしばらくは頭痛とオサラバです。
1949年トライアンフT100は、車両検査直前にツールボックスのファスナーが届きました。結局取り寄せたBSA用など使えず、まさかまさかの日本製の規格品です。これがぴったりで、53、54年ツールボックスファスナー問題が解決した瞬間です。



P9120002そして無事に車両検査に合格してナンバープレートなどの手配も終えました。週末からは本格的に試乗と調整が出来そうです。








皆さん既にご存知の通り、当店では純正スタイルに拘っていますので極端なカスタムは行っていません。溶接や板金、機械加工などの技術・設備はきちんとした修理を行うために活用しています。もちろん過去には私もバイクのカスタムに大金を投じた時期もありましたし、カスタムを否定する気は全くありません。様々な技術でカスタムをされているお店は凄いなぁと常々思っています。そして、私は純正オタクではありません。むしろ純正オタクとはちょっと距離を置きたい位です。
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ここTRAVIS CYCLESは私が経営する店ですので、私の趣味趣向を思いっ切り反映させています。私はバイクなら旧車から現行車、日本車から外車まで何で大好きなバイクマニアではありません。ただ、古くて良いモノが大好きな人間です。その中の一つが英国製の古いバイクであり、その修理をする仕事に憧れて技術を身に付けて来ました。好きな年代も偏っていて、1960年代までにしか興味が無く、これは英車だけではなくて全てのモノに対してそうです。
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古くて良いものはそのままのカタチがとても美しいです。ただ古ければ良いと言う訳ではなく、古くても良くないものは良くないと思います。私が店を経営する様になってまだ8年半位ですが、その間にもどんどん状態が良い英車が減って来ています。これまで積極的に英国を中心とする海外から沢山の英車を輸入して来ましたので、危機的な状況を肌でビンビンに感じています。もちろん限りあるモノですから減るのは当然なのですけどね。英車に限らず古くて良いモノの現存数は私の趣味の範囲内でも数が減っています。ですから、当時のカタチをした英車を積極的に修理して残していかないと、「古くて良いモノ」に対して失礼だなぁという思いを抱く様になり、益々その思いが強くなっています。

英車に限っては、数年前に訪れた英車チョッパーブームで純正スタイルの個体が減ったと言われていますし、実際にそうだと思います。元々カタチになっていない車体をカスタムするのは結構なのですが、純正スタイルを留めていた沢山の車両が犠牲になってしまいました。悲しい事です。一度切った貼ったされたカスタム車両を純正スタイルに戻すには、沢山の手間暇とお金がかかります。

完全な純正のカタチで修理・レストアする事は難しいです。ですからあくまで純正スタイルに拘っています。幸いな事に英車にはそれを可能にする土壌や環境があります。今回の1949年T100も純正のスタイルですが、細かいパーツや仕様などは「純正」ではありませんし、新品リプロパーツや特注パーツなどを積極的に使用して組み上げています。バイクですから、調子良く乗れることが一番大切だからです。いくら古くて良いモノでも、その機能が死んでいては輝きが大きく薄れます。

これからも努力して、当時の輝きや魅力を保った英車を修理して走らせて行きたいと思っています。美しい1949年T100を眺めながら。

遠かった世界遺産。

本日は日曜日のスクールデー(別に日曜日と決まっている訳ではありませんけど)です。1962年トライアンフTR6SSの生徒さんは台風やなんやかんやで2週間お休みでしたので久々です。まずは新品コンセントリックMK1プレミアキャブレターの修正をしてから仮で取り付けました。
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続けてOHから戻って来たコンペマグをチェックです。左右の点火時期ズレは1度でまずまず、延長ナットを使ってとりあえずクランクケースに取り付けです。
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こちらはクラッチの様子です。センタースパイダーと中のダンパーラバーなどの消耗品、クラッチハウジングは新品へ交換です。センターは洗浄して仮組み後にいつもの通り万力上のダミーメインシャフトに組み付けてチェックです。今回はガタも無くベストな状態でしたので、そのまま無加工でOKでした。ラッキーです。プレッシャープレートのクラッチスプリングカップ部分なども完璧に修正してクラッチASSYのOH完了です。
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こちらも台風に邪魔されましたが、本日からロング試乗開始の1937年ノートン16Hの生徒さんです。地震の影響で阿蘇方面にはアクセスし難い為、海沿い世界遺産(既に閑古鳥が鳴く)ルートのミドルコースです。ところが、途中でレッカーで無念の帰還となってしまいました。原因は元々のものを再利用した燃料タンク後ろ側のブラケット(フレーム側が切り取られているので)が折れたからです。再利用した数少ないパーツが原因でレッカーちゃんです。急ピッチで代替品のブラケットを生徒さんと一緒に製作して完成しました。
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近いはずの世界遺産は遠かった。そんな日です。

ケーブルからのお漏らし。

P9100001いつもの土曜日です。ご注文を頂いたパーツの発送準備まで終えたら、書類審査に合格した1949年トライアンフT100の車両検査最終準備です。2日間この場所に放置していて判明した事があります。





スピードメーターケーブルからのお漏らしです。ケーブル取り出し口にはいつもの通りノートンのファイバーワッシャーさんでシールしていますが、ケーブル自体のカシメ部分からです。ケーブルのメーカーにもよるのですが、これはよくある事です。PVCテープを巻いてシールするしかありませんのでそうしました。
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こちらは1968年トライアンフTR6Rのロッカーボックスを組み上げた様子です。消耗品であるアジャスターやナットなどを交換する位で、派手な修理は必要ありません。外観はウエットブラスト当てっぱなしから必殺手仕上げで自然な感じにしてあります。ユニット650のロッカーボックスには、別体時代には無かったロッカーキャップの回り止めが追加されます。これを固定するのはなぜか1/4inBSFのポジドライブスクリューで、米インチの年式であるこの車両でもそうです。そしてここは中と貫通している上に回り止めを押さえる構造ですので、オイル漏れ対策としてねじ山自体をシールする必要があります。
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本当はプッシュッドカバーチューブシールの選定までやるつもりだったのですが、水曜日から悩まされている頭痛がキツくて断念しました。おそらく背中のこりか眼から来るものだと思いますので、月曜日に高校の後輩が経営する出張の整体をお願いしました。ブログの手抜き感が全開になってしまいましたが、また明日!

当店は毎週金曜日が定休です。

P9080001本日は別体トライアンフの輸入代行のご依頼を頂きました。誠にありがとうございます。同じ取引先に39年のトライアンフ5T、40年代のトライアンフ5T、55年のトライアンフT110などがありますので一緒に輸入するとお得です。どなたか如何ですか?

それでは、1968年トライアンフTR6Rのエンジン組み立ての様子をご紹介しておきます。68年ですのでクランクシャフトは66年から68年まで採用されたフライホイールが軽いタイプです。レスポンスは良いのですが高回転が域が無理に回るというイメージです。しかし、バランスファクターを見直す事で高回転もスムーズに回る様になりますので今回もそうしています。その他ほぼフルコースで修理済みです。



P9080002フライホイールボルトやスラッジトラップ、コンロッドの組み付けなども終わりクランクシャフトは準備完了です。







この年代のシングルキャブヘッドですので、ヘッドボルトスリーブの例の部分も対処済みです。バルブスプリングも組み付けて、メタフォームガスケットを使って修正済みのマニフォールドも取り付けです。スタッドボルトの上側2本はねじ山をシールするのを忘れずに。
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本当は再利用しようと思っていたタペットですが、清掃後に再度チェックして交換を決断しました。新品タペットガイドブロックは、いつもの通りシリンダー側に合わせて外径を調整後に取り付け完了です。久々に1回だけ失敗しました。
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一気にプッシュロッドカバーチューブオイルシールの選定までやろうと思いましたが、ロッカーボックスを組み上げるのをすっかり忘れていました。カムシャフトブッシュの材料が届くまで出来る事をどんどん進めておきます。
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当店ではレストレーションスクールの生徒さんを募集しています。寒い冬は英車の修理に没頭しませんか?お問合せはお気軽にどうぞ!

前へと進むこと、進まないこと。

P90700061968年トライアンフTR6Rのカムシャフトブッシュ問題、外径超オーバーサイズのブッシュを製作しようと思いましたが材料が無く慌てて発注しました。これでエンジンOH作業は前へと進めなくなってしまいましたが、他の作業をこの間に進めておきます。
じわじわと前へ進んでいるのは私の私生活で、新しい住居の目途もたってきたところです。今回は本当に沢山の方々がご支援下さいましたので、直接お礼をしたいと思う気持ちは心の中に常に持っているのですが、すぐにカタチにする事が出来ず大変歯がゆい思いです。どうかご無礼をお許し願います。



P9070001こちらは1949年トライアンフT100用に製作したリアキャリアの塗装が上がって来ています。来週には車両検査を受けてナンバーを取得後、一気に試乗と調整を行い東京へ向けて発送する予定です。






こちらはスクール生徒さんの1962年ノートン650SSの様子です。清掃やポリッシュなどでは流石に飽きてしまいますので、前へ進もうと準備が終わっていたシリンダーとシリンダーヘッドを組み上げました。シリンダーヘッドはまずバルブスプリングを組み付け完了。ノートンのタペットアジャスターのねじ部分はなぜか1/4inと5/16inの中間である9/32inのCYCLEです。これまた何故か渋くなっている事が多いのでロッカーアーム側はタップ、新品を使用するアジャスター側はダイスで修正しました。その後は、外径を研磨して手スポで抜き差し出来るロッカースピンドルを使用して、アジャスターの頭がバルブ頭の真ん中を押す様にスラストワッシャーの調整を行いました。
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そしてロッカースピンドルの圧入です。コマンドでも傷んでいる事があるいつも問題のこの部分、年式が古いドミネーター系となると更に激しく傷んでいる可能性が高いのですが今回は4箇所とも何の加工もいらず大変ラッキーです。ヘッドを十分に温めてスピンドルを差し込みノートン純正のアライメントツールで位置決めをすれば完了です。いつもの「あれっ、ちゃんとスピンドルの穴を反対に向けたっけ?」事件はありましたが、確認してOKでした。
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大変便利なメタフォームガスケットを使用してスピンドルカバーを取り付けます。ねじは純正の専用品を使いますが、長さが大変重要です。※本組みしてしまうとフレームに載せたエンジンにヘッドを取り付ける際とシリンダーヘッドボルトを入れる際に邪魔ですのであくまで仮組みです。ノートンツインのシリンダーヘッドは組み上げるのが大変ですが、特にこのロッカースピンドル部分は大変重要なので慎重にやる必要があります。
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こちらもメタフォームガスケットを使用するのはタペットカバー部分です。仮組みですが、マニフォールド取り付け部分はツインキャブですのでこうなります。
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ヘッド側が傷んでいる事が多いスタッドボルトも装着して作業完了です。ヘッドステディーのボルトは再生産してくれてありがとうノートンさん!しばらくお休みなさい。
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新品スタッドボルトねじ切り忘れ事件はありましたが、シリンダーも完了しています。タペットの状態が良く再利用出来てラッキーでした。
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早いもので明日はもう木曜日、最後の力を振り絞ります!!

心配。

P9060001小学校2年生の優しい息子は、風呂で私の心配をしてくれます。「お父さんのは中身が飛び出して来ているけど大丈夫?」と。久々に本を読みました。一気に30分で読み終わってしまい読書になりませんでしたが、方向性が間違っていない事を確認出来ました。





1962年ノートン650SSの生徒さん、表側は綺麗なのに裏側が錆だらけだった前後フェンダーの錆取り+錆止め処理の後、ひたすらクロームを磨いてぴかぴかになりました。面倒な作業も楽しんでしまう素敵なおじさまです。
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P9060013フェザーベッドのノートンツインに跨ると一番しっくりくると個人的に思っているストレートハンドルバーですが、前から気になっていた点を確かめました。このハンドルバー、少しでも短いと都合の悪い事が沢山起きますので、出来るだけ長い方が良いのです。上から当店に転がっていた中古、現在手に入るノートン純正の新品、台湾製の新品の順番です。何と台湾製が一番長い事が判明しました。これしかないと思いますが、少しだけ短いノートン純正も...。







生徒さんの横で、ちょこちょこ作業したり、メールやお電話の対応をしたり、パーツを発送したりしているいつもの私。そこに英国から少量のパーツが到着しました。珍しくそのほとんどが取り寄せ品ですので、検品と計算の後は発送準備などに追われました。中身は台湾の新LUCASさんですが、思ったよりもバリエーションが増えません。旧LUCASにはおいしいパーツが沢山あったのですが、現在はもう手に入りませんのでそろそろ困り始めています。
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1968年トライアンフTR6Rのクランクケースも進めています。タイミング側カムシャフトブッシュは先に万力上でスラスト量の確認や調整を行いました。問題なのはカムギアのエキストラクターをねじ込む山が完全に潰れている事です。忘れない内にT140方式で取り外せる様に加工しておきました。
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色々な新品パーツを揃えて調整します。EXタペットオイルラインのブランキングプラグは初めて純正品を使ってみましたが、小加工でOKでした。問題なのは中間ギアスピンドル圧入部分です。手スポどころか大きくラッパ状になっていて問題外です。ここは先にオーバーサイズスピンドルの中でも一番太いものに合わせてギリギリでしたが拡大修正しておきました。しっかりと直りました。もう後はありません。
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P9060016ちょっと心配していたこの部分に問題が発生しました。IN側のカムシャフトブッシュ部分にはスリーブを入れてありました。正確に言うと、多分カムシャフトブッシュにスリーブを被せてから圧入していたものと思われます。これは、超外径オーバーサイズのブッシュを製作するしかありませんが、ギアのバックラッシュはどうなのよ?ちゃんと拡大してあるの?でも元々問題は無かったから大丈夫か?などと心配事が尽きません。今まで数えきれない位修理したユニットのクランクケースの中で一番時間がかかっている気がしますが、しっかりと直します。

1968年トライアンフTR6R クランクケースの準備。

今日はご来客、お電話、メール、荷物の到着がまとめて多い日、そんな感じでした。ちょっと頑張って作業を進めています。
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OHをしていてクランクケースを組み立てられる状態にまで持っていくのはとても大変だと思っています。特に状態が悪いと長〜い道のりを進む事になります。こちらは1968年トライアンフTR6Rのクランクケースドライブサイド。ユニットですので、別体とは違いギアボックスまで一緒ですので一気に終わりますが、デカい分色々と面倒だったりもします。元々の溶接と私がやった分の溶接の仕上げなどが終わり、交換するカムシャフトブッシュとベアリングアウターレースを取り外しました。カムシャフトブッシュはオーソドックスな方法で取り外しますが、タップはアダプターにセットしてボール盤上で途中まで入れて、後は万力上でやっています。最後の取り外しは強力カセットコンロでアッチッチにしてベアリングと一緒にやります。
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準備しておいたカムシャフトブッシュと新品アウターレースを入れて、今度はタイミングサイドのベアリングやダウエル、ブッシュ、スタッドボルト類の取り外しです。アッチっチでやります。
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今回、EXタペットオイルラインはキャンセルします。IN側のカムシャフトブッシュ部分は過去に何かが起きてますね。特に問題はありません。
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何だかすぐに終わった様な感じですが、タイミングサイドも各種修正や複数のヘリサート加工なども終わった状態になっています。新しいベアリングやブッシュ、ダウエル類の取り付けやオイル漏れ対策を施しながらのスタッドボルト類の取り付け、カムシャフトブッシュのラインリーミングなど、まだまだ沢山の作業が残っています。画像では分かりにくいと思いますが、ウエットブラストを当てたままのお肌は非常に不自然ですので、いつもの通り全体を一皮魔法のたわしを使って手作業で剥いています。これをやりながら各部の細かいチェックもやっています。
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後ろにちょこっと写っているのは、引き続き委託販売中の1954年TR5のシリンダーとヘッドです。ウエットブラストの外注から戻ってきた状態で作業を止めています。どなたか続きを〜やらせて〜もらえませんか。

熊本ねぶた。

P9040006土曜日に妻と子供達が「熊本復興ねぶた」に行って来て大喜びでした。本日は残念ながら台風の影響で中止だった様ですが、はるばる青森から熊本の為にご尽力下さった様です。心より感謝します。ありがとう青森!!他の地域からの応援と同様に忘れませんよ。

1949年トライアンフT100は、車両検査に向けて光軸の調整をしているところです。このナセルも他のナセルと同様に若干宇宙気味で苦労しましたが、無事に完了です。



店内の車両は大きくフォーメーションチェンジしました。引き続き委託販売中の1954年トライアンフTR5は長期戦になりそうなので、一番奥に行ってもらいました。少し先にフルOHする1962年トライアンフTR6SSは、先に先日修正したキャブレターを装着してのエンジン始動の為に作業し易いポジションに移動。
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次のプロジェクトである1956年?トライアンフT110はバイクリフトの上へ移動、こちらは地震で転倒した際に外装にダメージを負ってしまいましたので、オーナー様とご相談です。そして、本格的に作業を再開したのは1968年トライアンフTR6Rです。
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少し前の話しになりますが、プライマリー側の例の部分を苦労して修理したクランクケースの作業からです。外注加工で面修正をしてもらいましたが、カバースクリュー部分は全て修理が必要なのです。しかも一部は元々修理してあり位置も怪しい。カバーは治具の一部として使用しますので先に掃除しました。どうやらリプロの新品っぽいです。そして、今更気付いたのが、一カ所だけカバースクリューが折れたまま残っていると言う事。このクランクケースは米インチなのに、BSFのカバースクリューを無理矢理ぶち込んでくれたせいです。この野郎!
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P9040014まずは1/4inスクリューの方から修理です。オリジナルの方は元々の位置で、修理してあった方は慎重に位置を修正しながら、スクリューが折れていた部分は抜き取ってからと時間ばかりが過ぎましたが何とか完了です。





最後に5/16inの2カ所を治具を使用して位置決め。あっ、全てヘリサート加工です。そして無事に全箇所完了してカバーもぴたりと閉まる様になりました。実はこれで終わりでは無く、反対側も含めてまだまだ修正箇所が沢山ありますので全力で修理します。
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当店の1951年トライアンフT100はとりあえず走行出来る様に最後の作業です。ここに来てダイナモさんがお休み中でしたので、こちょこちょやって復活しました。もうキャブの調整なんて良いです。走るでしょう。相変わらず白煙が凄いですけど。


ここ熊本市に関しては台風の影響があまりなさそうですので、もう帰宅します。

コース悪し。

今度の台風は警戒しないといけない気がします。台風慣れしている地域ですが、勢力では無くてコースが重要で、今回は熊本に被害が出る九州西側コースでスピードも遅い様です。当店もちょうど1年前に店の外壁をぶっ壊されたばかりです。地震で違う方の外壁にヒビが入っていますが、大家さんが修理してくれないのでDIYのシリコンのみです。また嫌な予感がします。最初の台風対策は大切にしている看板の撤去からはじめました。
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当店は地震で建物に大きな被害が出なかったのでマシな方です。地震で壊れた大量の一般住宅は、ここ最近解体や修理がはじまったところが多いのですが、屋根の修理は追い付いていない様でまだブルーシートの家が多いと思います。傾いたままの住宅も沢山あります。これで台風の被害を受けてしまったらとんでもありません。どうか、コースが大きく西側に逸れて被害が出ません様に、心より祈っています。





少し前に英国から到着した1962年トライアンフTR6SSですが、キャブレターがダメでエンジン始動を断念していました。今日は時間が中途半端に空きましたので、新品コンセントリックMK1の修正作業を行いました。スロットルケーブルも製作しないといけませんので、装着はまだなのですが。それと同時に当店の1951年T100用に到着していたプリモノブロックも分解・チェックしました。数日前、また大きな余震がスタートした時にふと思いました。また何かあった時に、店に居て家に急いで帰りたい時はバイクが一番なのにも関わらず乗れるバイクが無いなぁと。丁度良い機会なのでやらせてもらいました。
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この1951年T100を自分で触るのは数年振りです。キャブレターを取付けた後に久々のエンジンオイル交換をして、溜まったほこりも払い、張り付いたクラッチ板も引きはがしました。エンジンも一発で再始動しましたが、ブリーザーホースからオイルが噴き出して終了です。誰か試乗してキャブのセッティングをしてくれませんか!
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P9030010こちらは新規車両検査待ちの1949年の方のT100です。もうしばらくお待ちを。

明日は流石にスクールもお休みです。状況次第では当店も早めに閉店させて頂く事になると思います。宜しくお願いいたします。

仕上げ。

P9010002色々と細々としたものが海外から届いていますので、整理していました。小売り用として在庫している中で、工具関係のご紹介をしておきます。





英インチのコンビネーションレンチセットが2種類です。安い工具では珍しく肉が薄い廉価版8本セットとドイツELORA社製の高品質6本セットが在庫で1セットずつあります。
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最近仕入れたばかりの英国KING DICK社製のBAオープンスパナセットは残り2セットのみ、廉価版英インチ12角ソケットセットは3セット在庫、当店でいつも使用しているマグネトーなどのコンタクトブレーカー(ポイント)が開く瞬間を教えてくれる装置は1セットのみの在庫です。気になるものがおありの方はお気軽にお問合せ下さい。
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1949年トライアンフT100は巨大駐車場で試乗しました。クラッチや車体、ギアボックスなど何も問題が見当たりません。最初のエンジン始動ではエンジン内部に大量に塗布した組み立てオイルなどが白煙となって噴き出し、その後しばらくはシリンダーやヘッドの塗装や付着していた油分が煙となって消えて行きます。いかにもOH組立て直後といった感じです。



ちょっと大きめの余震が続いているのでリフトを上げるのが怖いのですが、とりあえず最後の仕上げです。全体のタッチアップペイントやトランスファー貼りです。一気に引き締まって見えます。ツールボックスのファスナーがまだ届いてませんけどね。
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P9010013早いもので明日はもう定休日です。その前にお知らせを。1954年トライアンフTR5(バラバラの状態)は引き続き委託販売中ですが、続けてデュープレックスフレームのトラTR6やユニットトラT120Rも委託販売する予定です。詳細が決まりましたら、改めてお知らせします。

油断せず。

P8310001先ほど久々に大きな余震(前震で震度計が壊れているらしく正確な震度不明)が来てびっくりしました。もちろん油断していませんので、全ての車両は固定してあり無事です。生徒さんがご自身のバイクでは無くてお客様のバイクをすぐに押さえてくれましたので、目頭が熱くなりました。こういう時はグリコのぷっちんプリン新作を食べて心を落ち着かせます。





そんな1962年ノートン650SSの生徒さん、無事に前後リムの振れ取り完了です。暴れる中古アロイリムを0.2mm以内の振れに抑え込みました。まだまだ清掃なども続きます。裏側が結構ひどい前後フェンダーの清掃中です。
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1949年T100は途中の画像も撮らずに急ピッチで完成させました。なぜならば、審査書類用の画像を撮りたかったからです(書類も作成完了!)。そして、オイルを空キック180発で回してエンジン始動準備完了です。
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そしてキック一発であっけなく始動しました。改善された新品キャブレターのあの部分も良くなっています。今回はカムとバルタイにイタズラをしましたが、狙った通りの感じになっていると思います。




P8310019しばらく慣らしたら明日、駐車場で試乗しようと思います。残りは細かい調整やタッチアップペイント、トランスファー貼りで完成です。とにかく格好良いT100に仕上がりました!

明日は朝から陸運支局に行った後に月に一度の経営コンサルを受けて来ます。オープンは13:00前位の予定ですので、宜しくお願いいたします。


1949年トライアンフT100のフルOH完了間近。

P8300020昨日から一気に気温が下がった熊本地方、台風の影響なだけですぐに元に戻るかなぁと思っていましたがそうでもなさそうです。これだけ涼しいと仕事の効率も上がります!秋ですね。






1962年ノートン650SSの生徒さんは後輪の清掃とポリッシュ!前輪でコツを掴み一気に終わらせました。そして、アロイホイールの振れ取りです。が、こちらはコツが掴めずに大苦戦です。明日、仕切り直しです。
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こちらは1949年トライアンフT100の様子です。ピリオンシートに登録対策を施して取り付けました。そして、昨日製作したリアキャリアなどにぴったりの格好良いバッグが欲しい方に朗報です。当ブログリンク先のPOZIDRIVさんで作ってもらえます。気になる方は直接お問合せ下さい!おススメですよ。
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OHしてもらったマグネトーですが、左右の点火時期のズレはクランクシャフト上で1度と合格です。早速延長ナットを使用して取り付けましたが、プライマリー側を先に組まざるを得ませんでしたのでやり難かった。
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ドライブギアの取り付けも終わりました。元々は自動進角のマグネトーが装着されていて、ギアは手動用という固定進角仕様でした。これを手動進角用にOHしてもらいましたので、進角レバーも取り付けています。自動進角よりも手動進角の方が良いと個人的には思います。ちなみに一番遅角させたら点火時期はほぼ0度となります。これが自動進角のATDでしたらいつもの通り苦労して調整いないといけませんね。マグネトーに限らず自動進角でアイドリング時の点火時期を極端に遅らせると、低い回転数でアイドリングして調子が良さそうな車両に思えてしまいます。余談でした。
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タイミングカバーの例の部分はヘリサート加工+座面修正が完了。T110になっていたパテントプレートもT100に交換しました。素直に外れてくれて良かったです。プレートごとハマードライブスクリューを浮かせるのがコツです。
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同じくOHしてもらったダイナモ(パーツを買い揃えてウチでやるよりも安上がりです)のモータリングテストですが、当然問題無しです。早速取り付けました。オイルプレッシャーリリースバルブは新品に交換です。今回、クランクシャフト部分はオイルシールにコンバートしてあります。
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外装などは仮組み部分もあるのですが、完成風のカタチにしてみました。めっきタンクにパーセルグリッド+小さいナセルが特徴の1949年、この仕様は1年のみというレアな車両です。しかもギアボックスは50年型でスプラングハブはMK2という美味しいところばかりのこの車両、店内で圧倒的なオーラを放っています。
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他に急な仕事などが入らなければ、明日にはエンジン始動予定です。お楽しみに!

製作系。

細かいモノはよく製作するのですが、カスタムをやらない当店では大きなモノを製作する事は稀です。慣れないので時間が掛かります。1949年トライアンフT100用のキャリアのお話しです。テーマは「ピリオンシート固定用穴を利用して取り付け、簡単に脱着出来る事」です。あまり時間は掛けられませんので、枠は外注で作ってもらっておきました。そこで、固定用のステーをフラットバーで製作しました。センターにリブがあるフェンダーですので、うまく逃がさないといけません。製作した治具と万力で曲げた後に立ち上げの角度も調整しました。同じフラットバーで補強用の渡しを入れますので、そこにちょうどステーを溶接します。角度と位置を少しずつ仮溶接しながら何度も何度も調整しました。
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全ての組み立てが終わったら、歪まない様に順番を考えてガッチリと溶接しました。溶接を開始した途端、塗装屋さんからあと30分で取りに来ると連絡がありましたので、ちょっと焦りました。到着と同時に溶接完了です。
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ボルト・ナット4組で簡単に脱着出来て、十分な強度のあるコンパクトなリアキャリアが完成しました。
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タイミングを計ったかの様に英国からはOHを依頼していたマグネトーやダイナモが到着しました。
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1968年トライアンフTR6Rの燃料タンクや黒もの一式の外注塗装が終わり、1962年ノートン650SSの塗装一式を外注に出しました。
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色々とケツを叩かれていますが、1954年トライアンフTR5は引き続き委託販売中です。

終盤。

今日は大雨の予報でしたのでスクールはお休みにしました。ところが、昼過ぎまで曇り空、1937年ノートン16Hの生徒さんは気温も低いので試乗です。マグダイノのプラットフォームねじが緩んだりした以外は何も問題無しで、これから距離を延ばして行きます。スクールは完成したら卒業では無くて、試乗と調整まで終えてから卒業です。もう終盤です。







こちらは1949年トライアンフT100のシートです。結局オリジナルの方のシートスプリングは全てダメでレプリカから全て移植しました。初めてこんな事をしましたので、少し時間がかかってしまいました。スタッドボルトは新品を使用します。少し前までは再生産されておらず、いちいち製作していましたので楽になりました。前側のボルト穴にねじが切ってあるのがオリジナルの証です。仕組み上はこちらが正しいです。
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たるスプリング新品を仕込んで、フレームの歪み分をスプリングで調整して完了です。いつの日かもっとスタイリッシュなカバーが再発売される事を願います。
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エキパイとサイレンサーも仮組み(マグとダイナモの取り付けがあるのでまだ本組み不可)して、カラーも厚みみ決まりました。この段階でツールボックス下のステーを留める巻き巻きブラケットの欠品に気付き追加しました。こんなパーツも持っておいて良かったと思いました。
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タイミングカバーのパテントプレートを交換しようとしたら、例の部分のねじ山が終了しているのに気付き意気消沈。リアキャリアの補強やかなり大変なブラケット製作もヘリサート加工と共に明日へ持ち越しです。こちらももう終盤ですね。
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1954年トライアンフTR5は引き続き委託販売継続中です。

ビビり汁。

P8270001うっかりと委託販売中の1954年トライアンフTR5の燃料タンクを処理しようとしていた私、途中で気付いて方向転換しました。1949年トライアンフT100のお話しです。恐る恐るチェックしたマウントボルトねじ込み部分は、7割の状態でした。






このまま使う、と言う手もありますが近い将来終了する事は目に見えています。なので4箇所とも全てヘリサート加工しました。これが毎回大変です。失敗すれば大掛かりな修理決定の上に要再塗装です。今回はめっきタンクなので、下手すると再めっき!修理しながらビビり汁全開で一人で汗だくになりました。無事に成功です。内側はワコーズ系のコーティングが施されていましたので、ガソリンで洗浄しただけです。燃料タップも今はまともなものが手に入らない純正のビッグレバーが装着されていましたので再利用です。
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タンクキャップもOHして、タンク全体を清掃・ポリッシュで完了です。車体に載せるとこれまた都合の悪い箇所が出て来ました。いつものタンクよりもトンネルの幅が狭いのです。前側のタンクブラケットのボルト・ナットはナットが分厚かったので薄ナットに変更し、その他取り回しも変更しました。
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マウントボルトが素直に入るかどうかもチェックです。後ろは良いのですが、前はダメです。スピゴットラバーの使用は断念です。
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サドルシートは、オーナー様お持ち込みのものと元々装着されていたものを合わせて良いとこ取りします。お持ち込みのフレームはオリジナルで元々のものはレプリカです。元々のカバーをお持ち込みのフレームに被せますが、お持ち込みのオリジナルはスプリングが全てヘタっていますので、レプリカから移植します。シートスプリングはオリジナルタイプレプリカのたる型に変更します。まだリアキャリアの製作が残っていますので、この辺りで時間がかかっています。
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台風の進路が心配ですね。大きな被害が出ない事を祈ります。
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