TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にてトリニティースクール(既に閉校しました)の姉妹校としてだけでなく、ブリティッシュクラシックバイクの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズです。

1948年トライアンフT100到着。

P1190017 ここ数か月、身体の回復力が弱まっている様です。加齢のせいかと思われます。週に一度のジム筋トレを途中の自重筋トレで繋ぐのですが、この自重筋トレの疲れがジム筋トレの際に残っていて十分に回復していません。そんな中でもやはり筋肉はボクをウイルスから守ってくれようとしています。昨夜は夕刻より風邪かインフルエンザのウイルスが侵入したのでしょう、激しい頭痛と吐き気に襲われました。ところがロキソニン先生を投入しただけで何事も起きませんでした。やはり筋トレは大切ですね!画像はもう何度交換したのか分からない親父のモールトン用タイヤです。走行距離が激しく延び続けています。




 こちらは本日英国から到着した1948年(1949年型)トライアンフT100です。※既にオーナー様が決まっています。「ヒロシ、お前が日本で車両を受け取ってやるのはガソリンを入れて乗るだけだ!」のセリフと共にきちんと整備して送ってくれるところです。ナセルが初めて装着された49年の特徴は、何と言ってもインストゥルメンタルパネルが無くなったクロームめっきタンクです。この1年間だけの仕様なのです。当店で輸入したのは今回も含めてたったの3、4台だけかと思います。戦前と1950年以降はシリンダーヘッドにロッカーオイルドレインラインが装着されますが、戦後の1949年までは装着されずにシリンダー内に開けられた小穴のみです。
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 私の大好物であるツインシートは本来1950年からですが、この車両には装着されています。アチラにもコレが大好物の方がいらっしゃるのでしょう。プロップスタンドも装着されていましたが、これが何と問題無く私用可能でラッキーですね。スプラングハブは、40年代ですのでMK1が装着されています。MK1で困るのはそのベリングなのですが、やっと復刻された様です。但し、MK2でも高いのに更にその斜め上を行っていました。リアナンバープレートは後年のものに交換されています。意外と後方の安全を重視する方が多い様で、大きなテールランプを装着可能なこのタイプに交換されている事が多いです。
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 1948年、49年で困ってしまうのはスピードメーターケーブルの取り出しです。何を血迷ったのかギアボックススプロケット裏に小さなドライブギアとギアボックスを装着してそこからケーブルを取り出します。今回は48年登録との事で諦めていましたが、50年以降型のギアボックスでそこからケーブルを取り出す仕様でした。なぜ純正仕様だと困るのか?それはそのドライブギアやスピードメーターギアボックスが再生産されていないからです。
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 明日以降にエンジン始動確認を行う予定です。今回は派手なOHなどは行わず、最低限の整備の後に国内新規登録して群馬県のオーナー様へ元へ旅立ちます。実はこの1949年型トライアンフT100が英国でもう1台売りに出ています。しかしコンディションがそこそこで高いです。その他すでにご案内しました通り、1939年T100と1946年、47年のT100が3台英国の取引先にて売りに出ています。「オレは赤い方じゃなくてシルバーの方だ。」という頑固な方からのお問合せをお待ちしております。

パーツを発注します。

 急遽帰宅しないといけなくなりましたので手短に。1948年マチレスG80のフロントフォーク本体は組み上げています。但し、フレーム側に解決しないといけない細かい問題が多数ありますので、組み付ける前にそれをシコシコと解決中です。
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 さて、本日も英国の取引先から車両を買わないかとオファーがありました。外観はバキバキにレストア済みの1939年トライアンフT100です。価格は未定ですが、高い事は間違いありません。その他、以前にご案内しました1947年トライアンフ5T、1946年トライアンフT100、1947年トライアンフT100とどれもピカピカのレアな車両が出揃っています。EU離脱問題で相変わらずの英ポンド安ですので、この機会にお探しだった方はご検討下さい。ちなみに今週土曜日は1948(1949年型)年トライアンフT100が英国から当店に到着します。既にオーナー様は決まっております。

 定休前最後はお知らせです。ぼちぼちノートン純正パーツ以外のパーツを英国に発注します。お取り寄せご希望の方はお早めにお知らせ下さい。宜しくお願いいたします。

オプション。

 通勤路にあった熊本市の食肉加工センターが老朽化で解体されて広大な空き地になっていました。公園にでもするのかと思っていたら、熊本地震の復興住宅を建設しているそうです...。熊本地震で建物が使用不可能になって解体される広大な熊本市民病院跡地が売りに出ていましたが、もしマンションが建ったらビックリします。

 入荷したAMALコンセントリックMK1プレミアキャブご予約分の内、お客様が修正をご希望なさった分を作業している様子です。毎回ロットごとに仕様が微妙に変わるのですが、ポジドライブのねじとボディーの材質は安定した様です。今回は、スライドバルブのアルマイトの色が濃くなった(笑)事、フロートのスピンドルが不良で曲がっていた(涙)事、ボディーの機械加工と組み立てが丁寧だった(嬉)事が特徴でした。
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 ここで改めてご案内しておきますが、当店でコンセントリックMK1をお買い上げ頂く場合には有料で以下の基本オプションをご用意しております。初めてご注文を頂いた場合には必ずご案内しておりますが、自信の無い方は1.のご選択をお勧めします。

1.修正作業 ※作業はキャブレターの絶対的な性能を保証するものではありません。予めご了承下さい。
2.ダブルバンジョー 150度もしくは55度  ※新品にはシングルバンジョーのみが付属します。
3.メインジェット追加 ※新品の930に付属する番手は200番、928に付属するのは180番です。追加の場合は番手をご指定下さい。
4.チョークホールプラグ ※通常は取り外すチョークを使用しない場合に穴を埋める専用のねじです。
5.スロットルケーブル穴加工 ※トライアンフツインキャブなどでフタにねじ込むアジャスターを使用しない場合、アジャスターを廃止してドリルで穴を拡大する必要があります。
6.スロットルストップ延長スクリュー追加 ※斜めにねじ込むスロットルスライドストップスクリューを手で回す事が出来る延長スクリューへ交換出来ます。
7.5.0mm厚ベイクライト製インシュレーター ※口径26mm、30mm、32mmからご選択下さい。
8.フランジ面用 紙ガスケット ※Oリングよりもこちらを推奨します。Oリングとの併用は禁止です。
9.網付きファンネルショート ※新品には短いアルミ合金製のベルマウスが付属します。
10.網付きファンネルロング ※新品には短いアルミ合金製のベルマウスが付属します。



 こちらは1948年マチレスG80の車体立ち上げ準備でフロントフォーク周りの作業を行っている様子です。ボトムヨークに上下からねじ留めするヘッドライトブラケットとフォークトップカバーの固定に結構苦戦しました。トラのナセルの様に全て一体構造なのも困りますが、全てセパレートなのも困ります。
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 フレーム側にレースを圧入しない独特の構造であるステアリングヘッドベアリングですが、経験上最大数の合計56個のボールベアリングを並べて組み付けました。フォーク本体の組み立て準備も完了。まだまだ続いています。
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 明日は早起きしてジム筋トレに行った後、そのまま月一の経営コンサルを受けてから出勤します。オープンは通常よりも遅れて13:00頃を予定しております。宜しくお願いいたします。

AMALキャブレター大幅値上げ。

 残念なお知らせです。本日ずっと待っていましたAMALキャブレターが入荷しました。送って来る筈のキャブレターが入っていなかったのはよくある事なのですが、実は今回分から小物も含めた納価が値上がりしました。ご要望も多く当店でも頻繁に使用するコンセントリックMK1プレミアで約5,000円程(現在の外国為替レートにて)と大幅な値上げです。それにより当店の販売価格も値上げさせざるを得ませんので何卒ご理解願います。ちなみに、今回入荷した930は出荷を保留してもらっていた分ですので影響を受けませんが、追加した928 2個の方は早速影響を受けてしまいました。そんな930ですが、ご予約分がありましたので既に販売用在庫(旧価格にて販売)は右側用2個のみです。旧価格の928は右側用が2個、左側用が1個、626の右側用が1個です。どれもすぐに売れてしまうかと思います。宜しくお願いいたします。
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P1150002 お客様からOHのご依頼を頂いたBTHマグネトーが到着しました。明日までにご依頼が無い限り、木曜日に英国のスペシャリストへ発送する予定です。マグとダイナモのOHをご希望の方は明日までに当店へご連絡願います。





 お持ち込みユニットトラ650のシリンダーヘッドは、古いバルブガイドを抜いて諸々の確認です。以前に入換えられていたもので、ヘッド側の状態は良かったのですがそこに合わせてあったガイドの外径は純正のオーバーサイズではなく全てバラバラでした。予め内径を粗で調整したオーバーサイズのガイドの外径を調整した後にヘッド側に圧入しました。何度か温めては冷ますを繰り返した後に、圧入で締まった内径を調整して完了です。このまま1日以上寝かせてチェックした後にシートカットを依頼します。
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 合宿スクールも終わり通常営業に戻った本日、昨日の上半身に続き下半身の自重筋トレを済ませてから帰宅します。

合宿スクール今回の最終日。

 静岡から通いのスクール生徒さんは今回の合宿最終日です。車両は1967年トライアンフT120R。今回も点火システムにPAZONシュアファイアを使用しますので、そのピックアップを取り付けました。67年式ですのでクランクシャフトはフライホイールが軽いもので66年から68年式までと非常に短命に終わったものです。フライホイールには圧縮上死点をクランクケース中央から専用ツールで探る事が出来る切り欠きがあります。ちなみに69年からは点火時期の最大進角も探る事が出来る様に切り欠きが追加となります。

 今回はせっかくですので上死点から分度器で計測してオルタネーターに印を付けました。エンジンの講義から時間が経過しましたので、改めて仕組みや点火時期の測定と調整方法などを説明しながら作業が完了しました。オルタネーターの別体モデルやノートンツインなどにも装着する事が多いPAZONですが、ボイヤーよりも色々な面で優れています。点火時期の進角に関してはボイヤーのレーシングキットに似ています。よく、「マグネトーとPAZONのどちらが良いですか?」とのご質問を受けますが、答えは外観を気にしなければ断然PAZONです。高回転域もスムーズに伸びていきます。マグネトーに代えて使用する場合の外観も、最近はLUCAS K2F型のハウジングが高価ですが発売されましたので、それほど気にはならないかと思います。
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 フロントウインカーやそのスイッチを改善しての取付けや、テールランプの配線が終わり、詳しい配線の仕方の説明と配線図の作成のあと配線作業に取り掛かったところでタイムアップです。熊本駅までハイエースでお送りしました。次回は3月を予定しています。
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P1140004 今回で22日目が終わったスクール、残りは電装系の配線作業と外装などの取付け作業を残すのみとなりました。おそらくあと3〜5日で完成するかと思います。となると25日間ほどで完成する事になります。内容はご予算の都合でバキバキのフルレストアではありませんが、リム組みから全塗装とフルレストアと同様です。今回は一度に最低でも3日間以上の合宿を行っていますので、1日ずつ切り取ってやるよりも効率が良くて早いです。その上、変に派手な溶接修理などが無かった分で更に早まっているかと思います。

 通常はユニットトラ650をフルレストアする場合で30〜40日間はかかるかと思います。当店の営業時間や定休日は以下の通りですが、定休日を変更する事や営業時間を延長する事も可能です。例えば実際に、土日祝日は19:00までの営業ですが特に私に予定が無い限りは22:00位までは授業を行っております。遠方の方には熊本駅まで車で送迎しますし、2階には自炊も可能な宿泊所(冷暖房機器、キッチン、冷蔵庫、TV、洗濯機、風呂、寝具、タオル類を完備)を備えております。

 当店のレストレーションスクールでは、近場の方はもちろん遠方の方も大歓迎です。車両は一部の車種を除きお持ち込みも可能です。車両の手配も輸入実績100数十台の当店にお任せ下さい。分かり易く表現すると料理教室のバイクレストア版、スクールへの熱いお問合せをお待ちしております。

今現在、委託販売中の1954年トライアンフTR5でしたらすぐにスクールをスタート可能です。車両の詳細につきましてはコチラのブログ記事をご参照の上でお気軽にお問合せ下さい。宜しくお願い致します。


TRAVIS CYCLES

所在地:〒860-0826 熊本市 南区 平田1-8-9
電話・FAX:096-284-3196
メール:traviscycles@tulip.ocn.ne.jp
定休日:毎週金曜日
営業時間:平日11:00〜22:00 土日祝祭日10:00〜19:00

合宿スクール続いています。

 本日は静岡から通いのスクール生徒さんの合宿2日目です。配線に向けて電装系のパーツを取付けています。ブリーザーホースを全て接続した後、まずはレギュレーターレクチファイアとPAZONのイグニッションモジュール取付けから。続けて再利用するイグニッションコイルのチェックを済ませて車体に仮組みしました。ここで大切なのは燃料タンクに接触せず楽にハイテンションケーブルを取り出せる様にする事です。実際に燃料タンクを載せた状態で取り付け位置を修正して完了です。
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 車体に付くものが付いたので、ここでコントロールケーブルを製作開始です。最初にフロントブレーキケーブルから。ポイントは必ずフロントフォークが伸び切った状態でアウターケーブルの長さを決める事です。フロントフォークが伸び切った状態でアウターが短いとケーブルが外れてブレーキが掛かってしまい危険です。あと、ブレーキカムレバー側のインナー剥き出しの部分がボルト類に接触しない事。今回は見事に接触していますので、短いボルト薄いナットに変更予定です。
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 続けてクラッチケーブルの製作です。ただでさえクラッチレバーが重いユニット650ですのできちんと製作して少しでも軽くしたいところです。今回は、少し重くはなるのですが燃料タンク内側ルートを選択しています。軽めのクラッチになりました。ついでにクラッチプレッシャースプリングの調整も行いました。ユニットで大切なのはクラッチプッシュロッドの遊びです。プレッシャープレートにアジャスターが装着されていますので、最低でもマニュアル通りの遊びになる様に調整します。ここは走り出してすぐと後は継続的にチェックする必要があります。ユニットで「クラッチが滑る」症状がある場合、ここに遊びが無いパターンが非常に多いです。
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 最後にスロットルケーブルの製作、ツインキャブですので多少面倒です。今回はユニットのツインキャブですのでいつもの通り燃料タンクとキャブレタートップの距離が近く、キャブ側のアジャスターは廃止しています。スロットル側のアジャスターのみですので、より慎重にインナーの長さを決めます。ケーブルの製作が終わったら、燃料タンクが乗った状態で実際の取り回しにして左右ケーブルの同調を取りました。これがとても大切です。乗っている内に、もしくは燃料タンクを脱着した際にはケーブルの同調が狂う事が多く、ツインキャブの調整を保つ為には重要な調整ポイントです。
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 この後はウインカーステーを製作したりボディアース不良対策を施したり、再利用するウインカーをバラシていつもの対策を施したりしています。全ての電装系パーツの準備が終わった段階で配線図の作成やメインハーネスの製作など本格的に配線作業を始める事が出来ます。明日は今回の最終日です。
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 1953年トライアンフ6Tは最後の試乗と調整が終わり、全体の再清掃とポリッシュが終わりました。オーナー様に一旦納車し、準備が整った段階でフルOHを施す予定です。

合宿スクールやってます。

 本日から3日間は静岡から通うスクール生徒さんの合宿です。これからは完成に向けて地味な作業が続きますが、どんどん進めています。最初はリアチェーンの装着から。後輪を取り付けた際に車輪が真っすぐになるポイントへ印を付けていましたので、チェーンの張り方の基本を説明しながら調整まで終わりました。ピリオンフットレストも正しいボルトとダブルコイルスプリングワッシャーで組み付けが完了です。
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 エキパイとサイレンサーは当店が在庫していた良品中古へと交換します。エキパイは既に仮組み済みでしたので、サイレンサーを左右バランスを修正しながら取り付けました。これが少し難航しました。右側のエキパイがギアボックスアウターカバーにどうしても接触するのです。これはサイレンサーのブラケットを左右共に加工して回避出来ました。P1120007P1120006P1120005







 クラッチ&ブレーキレバーASSYはハイクオリティーな新品へ交換です。新品と言えどもいつもの通りきちんと修正します。今回のロットはピボットボルトが改善されていて交換の必要が無くラッキーでした。2本引きのツイストグリップは再利用しました。別体ばかりやっていますので、久々に使用するたる型グリップラバーが何だか新鮮でした。乗車時には頻繁に触れる事になるクラッチ&ブレーキレバー、ツイストグリップはバイクの操作性を決定する重要なパーツです。
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 ここからは電装系の作業も進めます。先に座学で基本的な知識をしっかりと習得してもらい、どんどん電装系のパーツを取付けています。まだまだ続く。
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 遠方から通う生徒さんは当店のハイエースで熊本駅までの送迎を行っています。但し、飛行機でお越しの方にはリムジンバスで熊本駅まで来て頂く事になります(所要時間は1時間弱)。2階の宿泊所を利用した合宿も出来ますので、長い営業時間(授業時間)と併せて遠方から通う方にも優しいレストレーションスクールであります。

筋肉がウイルスから守ってくれる。

 今朝もきちんと今年2回目のジム筋トレに行って来ました。最近は何だか疲労が抜けないのでベンチプレスでは120kgが3回しかあがりませんでした。持ち上げた瞬間はとても軽いのに。7回あがる様になったら135kgも見えてくると思うんですけどね。そんな事はどうでも良くて、筋トレを再開してから本当に風邪をこじらせなくなりました。この店を始めてから風邪で仕事を休んだ事は無いと思います。風邪かな?と思っても一晩寝たら治っていますし、家族がインフルエンザになっても私は発症した事がありません。筋肉がウイルスから私を守ってくれるのです。

 こちらはウエットブラストが終わったお持ち込みユニットトラ650のシリンダーヘッドです。上下の面修正は終わったのですが、綺麗になった片側の燃焼室には過去の歴史が刻まれていました。バルブシートが入れ換えてあるのですがかなり雑な仕事です。これは内燃機屋さんに相談する事にします。
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P1100004 OH済みマグネトーを装着した1953年トライアンフ6T、エンジン始動確認と簡単な試乗が終わりました。マグネトーがビンビンになり点火時期も適正にしましたので、バイクが別物になりました。とは言っても派手なオイル漏れは直りませんけど。お客様にお引渡しする前に、当店が作業したところからオイル漏れがありましたので、やり直しました。他からダラダラ漏れているとはいえ、それは駄目ですから。下はエンジンを再始動した際の動画です。






 毎週金曜日は当店の定休ですので、最後にお知らせです。またイギリスの取引先から車両のオファーが届いています。1946年と1947年のトライアンフT100です。どちらもレストア済みでピッカピカの車両です。先にご案内した1947年トライアンフ5Tとあわせて3台のレアな40年代別体トラ500ccが今なら選び放題です。さらに英ポンド安継続中の今は車両を輸入するチャンスです。一時は180円台に戻した英ポンドも最近は130円台です。仮に10,000ポンドの車両でればざっくりと50万円安くなった計算です。ご興味をお持ちの方には画像をお送りしますので、メールにてお問合せ下さい。宜しくお願いいたします。土曜日からの3連休はスクールの合宿です。ガッツリと作業を進めたいと思います。

「栗崎ひろし正解の旅」

P1090001 「兼高かおる世界の旅」は小学生の頃、日曜日の朝の定番でした。先ほどyoutubeでみたら、当時は唯一の休みだった日曜日朝の朝食後に家族でまったりとしていた時間が蘇りました。

 1953年トライアンフ6TにOHが完了したBTHマグネトーを取り付けた様子です。マグネトー単体で左右シリンダーの点火時時期を確認するとほぼゼロでした。相変わらず素晴らしい仕事をしてくれています。



 ハイ、そして今回は自動進角ですのでATD(自動進角装置)付マグギアを装着する訳ですが一番厄介なBTHのものです。LUCAS製の方がまだマシです。このブログでは何度もご紹介していますが、最大進角させた状態でマグギアをセットして固定ナットを締め込む際にストッパー部分が変形してしまい、進角幅が拡がってしまうのです。特にBTH製は貧弱で変形し易いのです。ここで何が起きるか詳しく説明すると、ギアの取り付けが終わって最大進角のみチェックしてOKを出してしまった場合、一番遅角した点火時期が進角幅の拡がりに従って遅くなり過ぎるのです。

 今回も2回目の取付け(通常はナットを絞め込む際にズレてしまうので一発で決めるのが難しく、一回目でどれ位ズレるか傾向を見極めます)で最大進角が狙った点火時期になったのですが、一番遅角させるとBTDC3°(反対側のシリンダーは2°)でした。これでは駄目です。
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 では、この状態でエンジンを始動させるとどうなるのか?もちろん少し回転を上げて進角している時は全く問題ありませんが、エンジンが暖まり回転を落としてアイドリングさせようとすると、キャブがカブったりスライドバルブのカッタウェイが合っていない時の様に安定しなくなったり、二気筒の場合はたまに片肺になったりします。もし、一番遅角させた時点が上死点後だったりする最悪のケースの場合は始動性が極端に悪かったりもします。キャブや点火の不良(一応点火不良の一種ですけど)だと勘違いされがちです。

 つまり、ATD付のマグギアをセットし終わったら最大進角させた点火時期のみを確認するのではなく、きちんと両シリンダーの一番遅角させた点火時期をチェックして調整するのが正解だという事です。最大進角がOKで遅角が駄目だった場合、決して再度マグギアを取り外してはいけません。また同じことの繰り返しになるからです。装着したままATDをよく観察して、遅角で効いているストッパーを少し変形させて進角幅を狭くしてあげるだけでOKです。トラツインの様に最大進角させた点火時期が早い車両よりもノートンツインの様に遅めの車両は更にシビアです。この事例に限らず、本当にくだらない事で調子が決まってしまう英車は、きちんとした経験と知識がある専門店に整備を依頼する必要があります。ちなみに手動進角の良いところは、最大進角がきちんとセット出来ていれば、遅角はレバーで操作で調整するので関係無い点です。
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 明日は朝からジム筋トレの後に外注業者さんのところへ立ち寄りますので、オープンは12:00位を予定しております。その後は、今日マグをセットした6Tの試乗確認です。これだけ書いておきながら調子が悪かった場合はその事実を隠蔽します。

マグネトー外注修理。

P1080007 とりあえずマグネットでは無いよマグネトーだよ、という事でジョンさんが1947年ロイヤルエンフィールドモデルGのオイル交換中です。ドライサンプ方式では無いのでクランクケースに溜まっているスラッヂが結構あります。純正マニュアルによると毎回フラッシングしろとの事ですが、今回は出来る限り手作業で清掃しました。その他、いつも色々な部分のねじが緩んだりしていますが、この主な原因はねじの種類や締め方、ワッシャー等の基本的な部分が原因です。外観はオリジナルルックを保っていますが、細かい部分はガチャガチャとしていますので、いつの日かきちんとやり直すと良いですね。ヒッチコックスにほぼ限られてしまうパーツの入手もインド製がほとんである事が問題です。なかなか難しい車種です。




P1070001 英国のスペシャリストへ外注していた5個のマグネトーがOHを終えて戻って来ました。マグネトーの修理をしてれくるところは沢山ありますが、当店で依頼しているところは完璧な仕事をしてくれます。但し、依頼が殺到してどんどん納期が延びて約5ヶ月です。それでもお願いする価値はあります。仮に変な壊れ方をした場合、プライドをもってタダで修理もしてくれます。当店ではOH済みの車両を輸入する事が多いのですが、それに装着されてきたとりあえずOH済みマグネトーをそのまま使用して何度痛い目に遭ったことか...。

 日本でも修理してくれるところがあるよ、と仰る方もいらっしゃいますが、着磁や巻き直し、お化粧などは出来てもきちんとしたパーツの手配が出来ないのが大きな欠点です。とりあえず使える様になる程度では私は満足出来ません。当店で依頼しているところは、ピックアップのブラシ一つをとっても普通に流通しているモノを使用していません。これはダイナモのオーバーホールでも言える事で、特にダイナモはほぼ全てのパーツが誰でも手に入りますので割と簡単にOH出来ます。しかし、変な事が起きたりなぜか安定しなかったりする経験をお持ちの方も多いかと思います。もちろん私も経験しました。英車本体の修理も含めて、きちんとしたスペシャリストに相当の対価を支払って依頼する事は幸せへの近道なのです。

 サンビーム用、トライアンフツイン用、ノートンツイン用、当店ストック用などが戻って来ています。当店ストック用は当店で修理した車両などに不測の事態が起こった時の為用であり、販売用ではありません。ご承知願います。
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 こちらは先日スクールの教材車としてご成約となった1956年トライアンフTR6です。オーナー様のご希望で、先に取り外してOHに出しておく為にダイナモとマグネトーを取り外しました。REの整備が終わったジョンさんが手伝ってくれました。怪しい修理がしてあったり、エンジン始動確認をした際の過大なメカノイズの原因が何となく判ったりもしました。
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 見た目は綺麗だったマグネトーですが、取り外してみると典型的なとりあえずOHである事が一目瞭然です。ダイナモもとりあえずモータリングも出来て発電もする様ですが、ねじがナメていたり色々とありこちらも同様です。安心なOHをご希望されているオーナー様ですので、どちらも英国へOHに出す事にします。車両はスクールスタートまでお休みしてもらいます。という事で、このブログを御覧の方で今回のOHに便乗されたい方は当店までご連絡下さい。但し、約5ヶ月の納期と決して安くはない代金が掛かります事をご理解願います。
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P1080015 そしてメインのリフトに載せたのは1953年トライアンフ6Tサンダーバードです。昨年、とりあえず乗れる様に整備して登録し試乗していたところマグネトーの典型的な不良が発覚しました。英国に送ってOHをお願いしましたが、特別に先に依頼していた分と一緒に戻してもらいました。実はこの車両、オーナー様がご予算を確保出来次第フルOHが決定しています。しかし、登録も終えている事ですしOH済みのマグネトーをこれから装着してOH開始までオーナー様に乗って頂きます。この車両を含めて、都合により色々と作業の順番が前後していますがご理解願います。

 最後に。英国から1947年トライアンフ5Tスピードツインのオファーがありました。価格等は未定ですが。ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。1950年トライアンフ6Tサンダーバードは引き続き英国の取引先が買い付け中です。

委託販売1956年TR6ご成約。

73c79d21 本日は、委託販売中でした1956年トライアンフTR6がご成約となりました。おススメの車両でしたので、素敵な新オーナー様が決まり大変嬉しいです。誠にありがとうございます。少し先になりますが、当店のレストレーションスクールにてフルOHを行います。

 そのレストレーションスクールでは随時生徒さんを募集中です。今は閉校した東京のトリニティースクールで講師を務めていました私が、その流れを大切に受け継いでおります。もちろんその中身はトリニティースクールと同じではなく進化させたものです。私が駄目だと思った部分を改善した内容です。ここ最近は、車両自体の価格も上がり昔の様に200万円以内でユニットトラ650をフルレストアする事は正直言って難しくなりました。価格面では気軽にとはいかないと思います。それでも、少し背伸びをしてでも自ら英車を修理して乗る、乗り続ける事は大人の趣味として大変魅力的なものです。修理自体は基本的にマンツーマンで行いますので決して難しいものでは無く、これまでの生徒さんのほぼ100%が素人の方です。もちろん完成しなかった事は一度もありません。車・バイク離れが何かと話題になる昨今ですが、ぜひ若い方にもチャレンジして欲しいと思っています。物欲・所有欲だけではなく、きっと様々なものを満たしてくれる趣味だと思います。

 これから車両を輸入するとなると価格の問題でなかなか若い方には厳しいので、引き続きトリニティースクール卒業生がお持ちのユニットトラ650ccの買取りなどを行っております。高価な買取りは難しいのですが(汗)、次世代に車両を引き継ぎたいという優しい卒業生からのご連絡をお待ちしております。


 そしてまだ残っている委託販売車両である1954年トライアンフTR5を流れでご紹介しておきます。下の画像と動画は車両を輸入した際のものです。最後のリジッドフレームTR5 500ccで、オリジナル度が高い素敵な車両なのですが、少し通好みの車両ですので正直苦戦しております。
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 そしてその後、フルオーバーホールをしようと分解した時点でオーナー様がご都合によりキャンセルされましたので、現在はバラバラの状態です。マグネトーとダイナモのスペシャリストによるOHやウエットブラストなどの一部外注作業が完了しており、その分は車両価格に含んでおります(既に大幅値下げ済み)。
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 現在はリジッドフレームTR5の価格も高騰しており、今回の委託販売価格はこれから新規輸入するよりも50万円以上お得な設定です。当店に引き続きOHをご依頼される方もしくはレストレーションスクールに入学される方限定の特価ですのでご承知下さい。熱いお問合せをお待ちしております。宜しくお願いいたします。

おっさんの目標。

P1050010 本日も大胸筋と腹筋に心地よい筋肉痛が残る静かな日曜日でした。昨夜はTVで長嶋ジュニア(最近はこう言わない)が空手の大会に出た様子が放映されていました。おっさんになってスポーツに真剣に取り組む姿には憧れます。私も身体が出来上がったら陸上クラブに入ってスプリンターになりたいです。かなり無茶な目標ですが、死ぬまでには100Mを10秒台で走ってみたいです。

 画像は今年最初に海外から到着したパーツです。早速INVOICE入れ忘れのオマケ付きで、いつもの仕事が始まったなぁといった感じでしょうか。ここでお知らせです。英国にOHを依頼していた複数のマグネトーが明日にも戻って来る様です。ご依頼下さいました方には個別にご連絡差し上げます。


 こちらはお持ち込みのユニットトラ650のコンロッドスモールエンドブッシュを交換した様子です。古いブッシュを抜く際にすぐに圧入が緩い事が判りました。内側にはそれをごまかす為にわざと傷を入れてありました。計測するとやはり上下方向に穴が若干楕円になっています。激しく上下運動を繰り返すこの部分が傷むとこうなります。更に、過去に抜き差しした回数が多いとラッパ状に拡がっているケースもあります。この部分、通常よりも少しキツめに圧入されている必要がありますので、当然通常の新品スモールエンドブッシュは使えません。0.002in外径オーバーサイズのブッシュを在庫していますので、それに合わせてコンロッド側をリーマーで拡大してみました。
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 ごまかす為に入れられた傷は完全には消えませんでしたが、問題ありませんのでブッシュを圧入後に使用するピストンピンに合わせて内径を調整しました。ちなみにコンロッドは最低限の洗浄までにしてあります。ここから傷を消したり磨いたりはオーナー様の手に委ねます。クランクシャフトの洗浄やねじ山の修正なども終わり、クランクシャフトASSYの内燃機加工依頼準備が終わりました。
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 本日は委託販売中の1956年トライアンフTR6が商談中となりました。誠にありがとうございます。同じく委託販売中のお買い得1954年トライアンフTR5が寂しそうです。今年こそ熱いお問合せをお待ちしております。

新年の営業開始です。

 新年明けましておめでとうございます。本年もトラヴィス・サイクルズを宜しくお願いいたします。本日より新年の営業をスタートしております。有り難い事にパーツのご注文などを複数頂いておりまして、さっそく朝から忙しい初日となりました。皆さまありがとうございます。
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BlogPaint 休み中はきちんと墓参りも出来ましたし、今までで一番ゆっくりと過ごせたのではないかと思います。昨日の朝はジムでの筋トレ初めも済ませましたが、筋トレに飢えた老若男女が筋トレ器具に群がる異様な光景を目にしました。空前の筋トレブームですね。当店も英車ブームを巻き起こしたい...です。画像は嫌がる娘に常に接近し続けた私の、道の駅レストランでの苦しい一コマです。



明日より全力営業再開です。今年も皆さまにとって素敵な一年であります様に!

仕事納め。

 本年最終営業日も何かとバタバタしましたが、無事に終える事が出来ました。夕刻からは私の家族も含めてBBQを楽しみました!1939年トライアンフ5Tもご成約となりました。誠にありがとうございます!
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 開業10周年を迎えた本年も皆さまに支えられて素敵な1年でした。ありがとうございました。来年も引き続き当店を宜しくお願い致します。皆さまにとって素敵な年末年始になります様に!!

掃除。

PC270001 今日は掃除と言いますか片付けの日でした。普段から綺麗に掃除していますので、溜まった段ボールと金属ゴミをリサイクル屋さんに持って行くだけです。ところが色々とあって持って行くのは明日になってしまいました。今年はかなり少ないです。





 ペイント屋さんからマチレスの更に一部も持ち帰って来ました。燃料タンクやフェンダーは塗装を剥離したらエライことになっていて来年に持ち越しです。明日は今年最後の営業日です。その前にお持ち込みユニットトラ650の内燃機加工依頼準備などを進めています。
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 明日は、リサイクル屋さんに行ったりなど朝から外出する時間が多いと思います。夕刻からボチボチとBBQをやります。

不良。

PC260009 英車新品パーツにもれなく付いてくる不良ですが、それを修正するのも我々の重要な仕事の一つです。本日お客様から、他でお買い上げになった別体トラ用オイルプレッシャーリリーフバルブが飛び出ないとの事で、パーツのお問合せを頂きました。新品で今までその様な事はありませんでしたが、念の為にロックしていないか販売前に押してみようと思って確認すると...何とピストンそのものが入っていないものが在庫の一つに存在しました。これでは修正のしようもありませんねぇ。




 こちらはお持ち込みのユニットトラ650のクランクケースです。クラックが入っている部分の溶接修理をする前にその部分をポロリと取ってみました。こんな感じで断面を見ると不純物が激しく酸化している事が解ります。鋳物には無数の小さな穴が開いていますので、これが全体に渡っていていつも溶接の邪魔をします。
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 出来る限り綺麗に削り取ってから溶接をしますが、それでもかなり邪魔をしてくれますのでいつも無理矢理抑え込む感じです。元の位置のどセンターに5/16inBSFでヘリサート加工したら、溶接部分も見苦しくない様にお肌を他に合わせて仕上げます。ブラストから戻って来たら溶接修理した事はほとんど判らないと思います。ちょっと表面に巣が残りましたがお許しを。
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 その他の洗浄なども終わり外注第一弾の準備が整いました。シリンダーは結局オーナー様が新品を選択されました。この新品シリンダーも様々なリスクを抱えています。それが不良なのかどうかは難しいところですが、新品が手に入るだけ有り難いのであります。
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 本日は1939年トライアンフ5Tが当店にて商談中となりました。誠にありがとうございます。その他も含めて現在は海外と深夜の交信中です。明日は早起きして今年最後のジム筋トレに行った後に業者さんに立ち寄ってから出勤します。オープンが少しだけ遅れるかもしれません。宜しくお願いいたします。

休暇。

PC240001 最近は海外の取引先のクリスマス休暇も短くなる傾向にあります。それでもやはり前後はお休み中ですので、やりとりなどスムーズにいかずここ数日はやきもきしています。代わってこちらは年末年始に休暇を頂きますが、今回は度々出勤して色々と海外とのやりとりが必要になりそうです。

 こちらは御見積り中のお持ち込みユニットトラ650です。私がバラした訳ではありませんので、どこがどうなっているのかしっかりと時間をかけて確認しないと色々と見落としてしまいます。キックスターターストッパーが抜けてしまっている上に、ポンチ攻撃の跡までありますね。この部分の修理方法は様々ですが、オーバーサイズでストッパーを製作してキツく圧入するのが一番早いでしょう。


 トランスミッションのギアも見極めもいつも難しいです。消耗品類はすぐに判断可能ですが、ギア自体は必ず摩耗していますのでどこまでが走行に問題が無いかは過去の経験に頼るしかありません。多項目にわたる全ての御見積りが一応完了しましたので、後は外注加工依頼準備のみです。
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 1948年マチレスG80の様子です。前後ホイールの準備中で、まずはリアです。オーナー様が過去にOH済みですが、ベアリングのグリスアップを行います。よくあるテーパーローラーベアリングの入れ方とは逆で、レースの押し込み具合で予圧を調整する構造です。アジャスターとそのロックナットがありますが、内側のアジャスターを回す・固定する為に既存の特殊工具を加工して使用しました。ただ、極細アクスルシャフトが摩耗していて見逃せないガタがあります。新品の状況をすぐに確認しましたが、またしても欠品中で...。
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 すでにライニングを張り替えられていたブレーキシューは綺麗に洗浄・修正した上でグリスアップして組込みました。一応調整可能なタイプですが、アリエルの様な凝った構造ではありません。アクスルシャフト以外は問題無しです。
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 フロントも同様に作業完了です。次はフロントフォーク編になる見込みです。
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 有り難い事に車両のお問合せを多数頂いております。英ポンドが少し安い状態が続いておりますので、車両は買い時かも知れませんね。1962年ノートン650SSもまだ売れていない様ですよ。まだ他のメーカーに比べて価格がそれほど上がっていないノートンツインは狙い目かと思います。

事務作業中。

PC240001 そして更に静かな3連休最終日は、少し溜めてしまった事務作業に集中しております。今年最後の御見積りも含みます。  

 苦し紛れに1948年マチレスG80の様子をちょこっとご紹介です。クランクケースを閉じています。この辺りの別体シングルエンジンは、本当にクランクシャフトASSYを包み込むだけのザ・クランクケースといった感じでとても格好良いですね。再利用するカムなどの最終チェックや洗浄なども完了。以前、ニューマンカムから戻って来たカムがパックリ割れたなんて事もありましたねぇ。デコンプ部分のオイル漏れ対策をどうしようかなんて考えたりもしています。



 まだ合わせマークがあるだけ(しかし今回のモノには一部無し)マシなのですが、このマチレスもギアを組み込む位置が超適当な指定です。一応、オーナー様が付けた印はありましたが、シリンダーまで装着した段階できちんとバルタイを計測します。再度カバーを閉じてみています。オイルポンプも含めて何の問題もありません。カムギア自体の摩耗は交換以外どうしようもありません。
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 昨日は定時で帰宅して息子のクリスマスプレゼント代わりであるバッティングセンターに直行しました。今日は引き続き事務作業を進めて早めに帰宅したいと思っています。二言目には「スマホ買って。」という娘の願いはまだまだ叶えられそうにありません。

続き。

 電話の着信音が本当に2回しか鳴らなかった静かな3連休中日、1948年マチレスG80の続きをご紹介しておきます。クランクシャフトのエンドフロート調整が終わったクランクシャフトブッシュ、最後のラインリーミングが終わりホーニングまで完了しました。念の為に再度エンドフロートも確認済みです。スルスルと気持ち良く回ってくれて一安心です。
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 オイルポンプの動きも問題ありません。しかしこのオイルポンプ、手動で動かしてオイルの流れを確認出来るほどのものではありませんね。エンジンが組み終わった段階でキックでクランクキングさせて確認します。ブッシュの位置が決まりましたので、硬い2BAのキャップスクリューから製作したイモねじで保険の固定を行いました。ロックタイト+ポンチで次にやる人すみません。これでカムシャフトブッシュで受けてフライホイールがグリグリになる事もないでしょう。元々のブッシュは激しくやられてこうなったのですね。
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 仮で取り付けていたシリンダーベーススタッドボルトもオイル漏れ対策を施しながら本締めしました。クランクケース内部と貫通するこの手のスタッドボルトねじ山のシールですが、これまで散々試した結果ロックタイトの低強度が一番良さそうです。これでクランクケースを閉じる事が出来る状態です。閉じた後は、念の為に再度カムシャフト周りの確認を行います。クランクケースに複雑に開いているオイルラインの洗浄にはちょっと苦労しました。過去の色々なモノがアチコチに詰まっていました。もう大丈夫です。このポンプでラインの詰まりは致命的かと。
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 遠方から通う生徒さんの為に豪華宿泊施設と駅まで車での送迎システムを完備したトラヴィス・サイクルズのレストレーションスクールでは、随時生徒さんを募集しております。今ならばお得なベース車両2台(1954年トライアンフTR5と1956年トライアンフTR6)もありますよ。お問合せはお気軽にどうぞ。


TRAVIS CYCLES

所在地:〒860-0826 熊本市 南区 平田1-8-9
電話・FAX:096-284-3196
メール:traviscycles@tulip.ocn.ne.jp
定休日:毎週金曜日
営業時間:平日11:00〜22:00 土日祝祭日10:00〜19:00

看板。

PC220004 新しいユニオンジャックが届いたので早速取り付けました。これは何年前かは忘れましたが立て看板を撤去した当店をスクール生徒さんや卒業生、お客様が気付かずに通り過ぎる事態が発生しましたので、その防止を主な目的に取付けたものです。バイクを外に並べると一番分かり易いのですが、こちらは黄砂やPM2.5エリアですので汚れてしまう為止めています。そろそろ立て看板を復活させましょうか。相当怪しくて入り難い店らしいので。





 こちらは1948年マチレスG80の様子です。リーマーのアダプターを製作して、タイミング側クランクシャフトブッシュのラインリーミングを行っています。アジャスタブルリーマーで少しずつ様子を見ながら行っていますが、ブッシュ圧入前にズブンっとシャフトが入った系でやってもやはり駄目でした。ケースのラインが完璧には出ていない様です。この作業が結構面倒でして、シリンダーをクランクケースの治具に使用していますので、バラしては確認してまた...という作業に時間がかかります。エンドフロートを確認出来るところまで来たところです。
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 純正マニュアルではエンドフロートを約0.5〜0.65mmに収めなさいとかなり緩めの指定があります。もちろん下限を狙います。どうせすぐに摩耗してしまうでしょうから。下限になる飛び出し量を何度かのチャレンジで確認し、一旦ブッシュを取り外して回り止めイモねじ用の加工を施しました。それから再度圧入して同じ飛び出し量にする事に失敗、やり直して何とかなりました。回り止め加工をした後に、クランクシャフトがスルスル回る様になるところまで行き過ぎない様慎重にラインリーミングを繰り返したら完了です。
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 本日は定休明けのアレコレで最後まで終わりませんでした。明日、終わらせる予定です。

年末年始休業(12/29〜1/4)のお知らせ。

PC200007 筋トレと経営コンサルを終えて出勤した本日、ユニオンジャックが千切れていました。昨夜は風が強かったか?EU離脱問題で揺れる国を象徴する様です。そして英ポンドも安くなっていますね。これから状況次第ではもっと下がるかも知れません。こういう時こそ車両を輸入するチャンスです。現在、英国にて売りに出ている1955年トライアンフT110が当店で商談中となっております。誠にありがとうございます。

 ここで当店の年末年始休業のお知らせです。12/29(土)〜1/4(金)は休業とさせて頂きます。1/5(土)10:00より新年の営業開始です。ちなみに12/27(木)は終日店舗の大掃除を行います。スクール卒業生の皆さまでお手伝い可能という方はぜひご一報下さい。翌日の12/28(金)は夕刻からひっそりスズメBBQでもやろうと思います。こちらも参加ご希望の方はご一報下さい。当日は2階に宿泊可能で、掃除を手伝って下さった方は会費無料(他の方は会費は適当)です。珍しくスズメさんも来日されます。



 お持ち込みユニットトラ650のエンジンは一通り洗浄が終わりました。ところが、焼付いたシリンダーに問題発覚です。別体500ccの様なスカートの逃げは意味不明として、よく見ると過去にスリーブを入れてありました。しかも微妙に薄い。+.040のピストンでボーリング出来るのか?出来たとしても耐久性の保証が出来るのかが心配です。委託販売の1959年トライアンフ6Tの燃料タンクやフェンダーの塗装準備も終わっています。全て英会話先生のジョンさんが手伝ってくれました。いつもありがとうございます。
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PC110001 今年はパーツ販売の状況が変わった年でありました。日本国内でも取り扱う業者さんが増えた様で、相見積もりを取っていらっしゃるであろうお問合せが急増しました。つまり当店から詳細な返答を差し上げてもご返答を頂けないパターンが増えました。間違っても押し売りはしませんので、せめて「不要です。」とお知らせ下さると、在庫補充発注の関係という手前勝手な都合ですが大変助かります。

 先ほど急遽今年最後のパーツ発注を行いましたが、先週入荷した英国からのパーツをご紹介しておきます。最初は相変わらず補充し続けるねじ類などなどです。様子見で発注した1/4inBSFのナットはまだプチ問題継続中でした。早くロットが切り替わってくれる事を祈ります。

 その他エンジン関係、ギアボックス・クラッチ関係、車体関係、お取り寄せグルメ関係と入荷しております。英車パーツのお求めは、実績・経験・在庫ともに豊富な当店にお任せ下さい。
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 これから1948年マチレスG80の作業続きを行ってから明日の定休に突入します。

3387.

 3387件目のブログ記事投稿ですが、まずはお知らせです。明日、木曜日は月一の経営コンサルの日です。オープンは遅れて13:00頃を予定しております。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。
単体でお預かりしましたユニットトラ650ccのエンジン一式ですが、御見積り作成の為の作業を行っています。クランクケースは例のプライマリーオイルドレインホールが傷んでいましたので心配しましたが、タップで修正しただけでまだ大丈夫でした。タイミング側にクラックが入っています。おそらくねじが長過ぎたのでしょう。どうやって修理しようかと悩みましたが、結局は削り取って雌ねじはヘリサート加工で再生するしかありません。ベアリングやブッシュ類も交換しますので、溶接した後に仕上げ易い様に全てを取り外しました。
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 クランクシャフトはかなり状態が悪いです。メインジャーナルは計測すると両側とも激しく摩耗していて、それをごまかそうとした打痕もあります。ビッグエンドジャーナルは何と左右でサイズ違い、片方だけリグラインドしてありましたがどちらも規定値を下回っています。シリンダーヘッドですが、固着したマニフォールドを取り外すところからスタートです。バルブは交換するとして、ガイドですが意外と消耗はしていませんでした。と思ったら内側は結構かじった跡がありまして、結局交換予定です。その他色々と修正が必要です。ピストンが焼き付いてシリンダーですが、ワンサイズオーバーのピストンでボーリング予定。タペットとガイドブロックはまだ未確認です。とにかくまずは洗浄が必要ですので、その他諸々も含めてちょっと時間がかかります。
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 こちらは同時進行中の1948年マチレスG80の様子です。かなり慎重に準備してタイミングサイドのクランクシャフトブッシュを圧入しました。内径が締まりますので、ちょっと無理にクランクシャフトを通してみて確認です。計算通りのエンドフロート位になっていますが、クランクシャフトが動きませんので正確に確認がまだ出来ません。オイルポンプのウォームギアも計算通りブッシュから逃げて問題が無く一安心です。とりあえずまた入れ直す必要はなさそうですね。
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 とにかくブッシュのラインリーミングを終わらせないと何も進みません。ところがこのクランクケースは位置決めダウエルの類がありません。スタッドボルトを通しただけでは少し左右が動いてしまいます。シリンダーベーススタッドボルトを装着して、シリンダーを載せてベースナットで締め込んだ上で左右のクランクケースを固定しました。アダプターを製作したらラインリーミング、最後にエンドフロート量の調整です。
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 明日は早起きしてジム筋トレに行けるのか?頑張ります。

インターバル。

PC180001 先週はジムの休みの都合で久々に週に2回のジム通いでした。ところが、中3日のインターバルで行った金曜日の2回目が最悪でした。全然回復しておらず、ベンチプレスも120kgの3回目でぶっ潰れました。どうやら中4日以上開けないと駄目な年頃みたいです。という事は2週間で3回が限界なのかも知れません。来年は何とかそのペースを実現させたいです。そんな駄目だった金曜日の夜はふたご座流星群で感動しました。夜中に寝ていた娘まで叩き起こして見せてあげました。次回はお正月に流星群が見られるかもしれないらしいですよ!

 1948年マチレスG80のクランクシャフトが加工から戻って来ました。曲がっていたドライブ側シャフトの修正、タイミング側シャフトは新品に交換、バランスファクターも純正値に戻してもらっています。



 こちらは地元のプライベータ―のお客様がお持ち込みになったユニットトラ650のエンジン・ギアボックス一式です。派手にピストンが焼き付いていますね。クランクケースの端も割れています。組み上げるのはご本人ですので、そこまでの段取りや修理、パーツ供給を当店で行います。
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 1948年マチレスG80は早速タイミング側のメインブッシュ部分の確認です。このブッシュを圧入した際の飛び出し量でクランクシャフトのエンドフロートが決まります。この手の単気筒でありがちなコンロッドのセンターをケースのセンターに持って来いなどの指定はありませんが、エンドフロート量の指定はあります。ちなみに元々はガタガタでした。確認してみると、かなりクランクシャフト側に飛び出させないと駄目です。元々は思いっ切りカムシャフトブッシュで受けていた様でその痕跡が残っています。もしかすると後から動いたのかも知れません。追加でブッシュを固定していた痕跡がありましたが、今回はこの部分を利用してイモねじなどで固定しようと思います。ツバも何もないブッシュがクランクシャフトを受ける訳ですからね。

 新品ブッシュは幸いかなり内径小さめで作られていて、新品シャフトには入る気配もありません。クランクケース側は最小限で修正済みですので、まずはひたすらブッシュの内径をリーマーで拡大しました。遠過ぎる上に素材が硬いので疲れました。ズブズブっと通るところまでで、後は圧入後にラインリーミングします。
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 オイルポンプも確認しないとブッシュの逃げ具合が判りません。オイルポンプ自体は状態が良くて問題ありません。こんなものがアルミのケース内でクルクル回りながら前後する訳ですから、間違ってますね。純正でオーバーサイズピストンが用意されていました。ロイヤルエンフィールドと似ていますが随分と違いますし、やった事はありませんがヴィンセントに似ているんですかね?ブッシュ圧入前の確認作業まで終わっていますが、実際に作動させてみないと何とも言えません。慎重にやります。
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 もうすぐ残りの外注塗装も戻って来ますので、ギアボックスの残りの作業やエンジン腰下、車体の立ち上げ作業としばらくはマチレス中心の日々が続きそうです。そんな中でも、委託販売車両である1954年トライアンフTR5と1956年トライアンフTR6の新オーナー様とレストレーションスクールの生徒さんは引き続き募集中です。2019年は新たに素敵な趣味を手に入れませんか?熱いお問合せをお待ちしております。本日も今年最高の素敵な1日でした。

日本一のトンカツ。

PC150005 本日より営業再開しました。土日はいつもお世話になっている方々にご挨拶出来たり懐かしい方々ともお話し出来ましたし、何と言っても富成校長先生の還暦祝いに出席出来て幸せでした。トリニティースクールは無くなりましたが、私達にとってはずっと校長先生なのです。この時期に全国から約50名の卒業生が集まったのですからビックリですね。日曜日の朝は限られた時間の中でしたが、日本中のトンカツを食べ尽したという新進気鋭のトンカツ研究家であるUさんとドスケベさん、Sさんに秋葉原の行列の出来るトンカツ屋さんに連れて行ってもらいました。店のおばちゃんに叱られ続けたドスケベさんのコンディション不良がやや気にはなりましたが、Uさん曰く「日本一うまいトンカツ」は1時間以上並んで食べた甲斐がありました。さすがUさんが研究を重ねた結果、食べログで見つけただけの凄みがありました。最後に寄ったVMSでゆっくり出来なかったのは残念でしたが、充実した2日間でした。皆さん、本当にありがとうございました!そして富成校長先生、還暦おめでとうございます。





PC170012 営業再開して困ったのは電話の子機です。ここ最近はずっとメインである通話ボタンと切ボタンが反応し難くなって困っていたのですが、ついに今日は電話に出る事が困難になってしまいました。早速分解してみると、別に接点がどうのこうのはありませんでした。どうやらボタン側の導電性カーボン塗料が駄目になっている様です。ネットに出ていた接点復活剤で直ったというのはウソですね。試したら完全死に追い込んでしまいました。そこで、スタンダードなアルミ泊を貼るという手段で復活させました。しかも禁断の瞬間接着剤貼りですよ。





 こちらは1959年トライアンフ6Tの様子です。クラッチケーブルをチェックした際に、ギアボックス側のインナーに擦れを発見しましたのでインナーのみ交換済みです。右側ナセルレグの歪みは、ステアリングヘッドベアリング調整のついでに修正を試み、無事に改善しました。
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 過去に派手に溶接修理してあるリアフェンダーは発見したクラック修理です。どうやら端に新たに入ったクラックが盛られたパテにクラックを入れた様です。新たに見つけたクラックと共に溶接修理が完了しました。ガソリンを抜いた燃料タンクの飾り類の取り外しなどだけが残っています。
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 マチレスの作業に集中する年末になりそうです。その様子はまたご紹介していきます。

燃費。

PC130003 久々に通常営業?に戻った当店です。明日は定休ですが、既にお伝えしました通り12/15(土)と12/16(日)は東京出張の為、店舗の営業はお休みとさせて頂きます。ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。




 
 こちらは気になった1959年トライアンフ6Tのリアブレーキアンカープレートです。取り外す前に色々と検証しましたがアンカープレートの歪みと断定してバラしました。新品へ交換したところ、その歪んだアンカープレートに合わせて当たりがついていたブレーキシューが気になり新品へ交換しました。元々のライニングを研磨しても良かったのですが、随分と薄くなりますので新調しました。改善しました。
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 草臥れたラバー類もオーナー様のご希望で全て交換しました。いつも面倒なのがナセルハンドルバーグロメットラバーの交換です。ナセルトップを取り外したりハンドルバーをズラしたりしないといけない場合は更に大変ですが、今回はすんなりと交換出来ました。今現在手に入る一番丈夫なラバーを使用しました。タペットクリアランス調整を行った際にロッカーキャップ1個がご臨終です。ロッカーボックス側のねじ山が痩せています。この部分、何度もご紹介していますがあるメーカーの新品キャップを使用すると問題無くキャップを締める事が出来ます。頻繁にこの部分でロッカーボックス側修理のお問合せを頂きますが、改善策は簡単です。その他部分の整備もほぼ終わりましたので、燃料タンクや前後フェンダーの再塗装準備まで終えたらしばらくお休みしてもらいます。
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 1948年マチレスG80の様子も少しご紹介しておきます。ギアに唯一使用されているハイギアブッシュは新品へ交換してあります。その他大きな問題はありませんが、もちろん各ギアはそれなりに摩耗はしています。フェルトからラバーオイルシールへのコンバートをしておいたシェルに、ハイギアとスプロケットを取付けてあります。オリジナルのロックタブワッシャーは、おそらく追加してあるスペーサーのせいで仕事をしていないのでトラ用を加工・流用してあります。再めっきから帰ってきたヘッドライトブラケットの上下リングですが、ブラケット側は塗装で、リング側はめっきで太ってそのままは装着不可能です。ジョンさんが丁寧に対処してくれましたので、綺麗に取り付ける事が出来ました。来週からは本格的に作業再開です。
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PC130007 旧英車に乗る際に燃費を気にされる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが(実は燃費が良い)、私はストーブの燃費が気になります。今年から引っ張り出した日立ストーブの燃費が良くて驚いています。小さいタンクなのですが、当店の長い営業時間でも1.5日持ち堪えます。

 世の中はいよいよ年末感が出て来ましたが、明日の定休はジム筋トレに行ってから髪でも切ろうと思っています。出来れば先日行けなかった深夜特急さんにも行きたいです。それではまた来週の月曜日に。

謎のコラボレーション。

 無事に継続車検が終わったスクール卒業生スズメさんの1953年トライアンフ6Tです。早速スズメさんがヒートテックと間違って覚えているヒートガンを使って旧ステッカーから新ステッカーに貼り替え、路上復帰です。リアブレーキ周りの調整を終えたジョンさんの1947年ロイヤルエンフィールドモデルGと一緒に謎のコラボで試乗に出掛けました。
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 久々の絶好調トラに「楽しい、楽しい」を連発。旧車は調子が良くて初めて楽しいですからね。





 基本整備を続けている1959年トライアンフ6Tです。プライマリーチェーンとリアチェーンの調整、タペットクリアランス調整、オイル交換などを終えましたが、どうしてもリアブレーキのフカフカが気になります。徹底検証してどうにかしたいと思っています。1948年マチレスG80の作業も進行中です。
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 現在、英国にて売りに出ている1955年トライアンフT110が当店にて一応商談中となっております。車両とパーツのご購入は実際に経験が豊富な当店にぜひお任せ下さい。トリニティースクール卒業生ユニットトラ650ccの買取りと委託販売も引き続き承っております。

光ファイバー。

 先ほどまでかかってやっと全ての作業が完了したスクール卒業生の1953年トライアンフ6Tサンダーバードです。LEDライトの事をスズメさんが光ファイバーと呼ぶ度に私の疲れが倍増し、起こった色々なドラマも画像を撮り忘れました。
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 LUCAS製PRS8スイッチが8年で寿命ですが、それ以外は絶好調です。





 こちらは同時進行している1959年トライアンフ6Tサンダーバードです。リアタイヤ交換のついでに色々とやっています。QDですので後輪の脱着自体は非常に楽です。まずは草臥れたQDシーリングラバーを交換です。
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 タイヤを交換した後、ブレーキドラムベアリングの不具合を発見です。このベアリングはここ専用のもので、オープンベアリングをフェルトでシールしますがどうしてもグリスが出て来ます。そしてなぜか傷み易いです。きちんとグリスアップしていても過去に2回壊れました。今回も少しゴリゴリ気味で、ここ数年で出て来たシールドタイプに交換しました。ブレーキパネルも分解してチェック清掃&グリスアップ済みです。
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 クラッチの滑りが若干ありましたのでプライマリーカバーを開けました。スプリングは問題ありませんでしたが、OHした当時は再利用したクラッチプレインプレートのみ新品に交換しました。歪みが滑りの原因かと思われます。排気漏れが激しかった左側エキパイ差し込み口ですが、原因は過去に加工されたエキパイが短過ぎる事でした。端を整えた上で割りが隠れるギリギリまで何とか差し込める様にしました。改善したかどうかは微妙です。その他、当時はやらなかったモディファイも施してあります。まだまだ続く。
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 連日、販売車両のお問合せを頂いております。誠にありがとうございます。何度もお伝えしておりますが、現在は海外で車両価格が高騰しておりますので、どうしても高額になってしまいます。そんな中で、当店委託販売車両の1954年トライアンフTR5と1956年トライアンフTR6でしたら、今から輸入するよりも大変お買い得です。こちらもお問合せをお待ちしております!

スペーススズメ。

 毎日海外からは色々なモノが届きます。こちらは先日輸入したトライアンフT120プロジェクトバイク分の送り忘れパーツと1948年マチレスG80用のパーツです。マチレス用は想像通り微妙な感じで...。ギアボックスの作業はシコシコと進んでいます。トライアンフ純正?パーツは遅くに到着しましたが、忙しくて今現在検品・仕分け・計算の真っ最中で死にそうです。詳しくは後日ご紹介予定です。
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 スクール卒業生ウィークで、本日は宮崎よりスズメさんが登場です。車両は1953年トライアンフ6Tサンダーバードです。メインは継続車検と不具合部分の整備なのですが、車両は早速バラバラになっています。
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 不具合部分の一つは、スプラングハブユニットから溶け出したグリスがリアブレーキドラムにまわってしまっている事です。現在は硬いウレアグリスで対処しているので大丈夫なのですが、この車両を仕上げた8年前はまだ使っていませんでした。もう一つは、ギアボックスレイシャフトブッシュのドライブサイド側フタ部分です。当時は今と違って純正ブッシュ+フタの仕様でした。この部分からのオイル漏れが激しく、一旦装着し直してデブコンで埋めました。もちろん、作業自体は地獄です。この時間もまだ作業継続中で私が死にそうです。
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 本日は、朝から先週木曜日不発だった分のジム筋トレに行って来ました。ベンチプレスでは120kg×3スタートに成功しています。今は120kgが軽いです。マックス135kgで体重2倍も見えてきた感じですね。スクールのお問合せやご見学も相次ぎちょっと嬉しい中で1959年トライアンフ6Tの作業も進めています。詳しくはまた後日ご紹介予定です。

レストレーションスクール卒業生。

PC090003 本日は当店レストレーションスクール卒業生が車検整備などでご来店です。車両は1956年トライアンフT110で、約8年前にエンジン・ギアボックスを中心にOHしました。





 ダイナモが発電停止していましたので、早速修理しました。その後はオイル交換や車検準備などを済ませ、スズズキの軽ワゴンに無理矢理載せて福岡までご帰還です。車検頑張って下さいね!
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 こちらは昨日から泊まり込みで整備していた卒業生の1960年トライアンフT120です。絶好調です。この後、福岡まで自走でご帰還されました。寒い中お疲れ様でした!



PC090002 相変わらず苦労したのはこのモデル独特のリアストップランプスイッチ調整です。この方式には無理がありますね。

 当店のレストレーションスクール卒業生は、ご卒業後も出入り自由でご自身の車両をメンテナンス、修理出来ます。基本的には場所代も頂きませんので、パーツ代などのみで車両を維持出来ます。車検をご自身でという方にはそのお手伝いもします。メリットが盛り沢山ですね。よく「ど素人には無理ですか?」と質問されますが、ど素人の方の為のスクールです。ざっくり言えば、料理教室と同じです。そんな当店のレストレーションスクールでは、随時生徒さんを募集しております。遠方の方は当店2階に宿泊可能です。お問合せはお気軽にどうぞ!

日本で生産。

PC080003 本日届いたダンロップタイヤは日本製です。一時期はほとんどがインドネシア製でしたが、最近はほとんどが日本製になって来ました。これはダンロップですので関係ありませんが、海外に生産をシフトしていた日本のメーカーが再び日本での生産にシフトし直す流れはもっと促進する必要があると考えます。極端な円高を招いたてしまった当時の日本政府と、その前から人件費の安い海外での生産を推し進め極端に安価な製品を生み出すビジネスモデルを礼賛する一部の世論のせいで、日本は沢山の生産拠点や仕事、適正な試乗、最悪は技術までを失いました。負のスパイラルで極端なデフレとそれを当たり前と勘違いする人々を生み出し、景気回復は極限られたエリアや産業などに限られてしまっています。デフレは無理な納期と納価を日本企業に強制する結果にもなってしまい、昨今の「日本企業のモラルが低下した。」とされる検査不正問題などにも確実に繋がっていると思います。あの問題は単にモラルや技術力が低下したと簡単には説明出来ないものです。もし私が政治家ならば、日本生産を貫く企業と日本生産に回帰する企業には大幅な優遇措置を施して保護します。きちんとした素晴らしい仕事・サービスや製品・商品には適正価格が存在しますので、消費者はそれをきちんと理解して適切な消費行動する必要があります。と、イギリス製のクラシックバイク専門店店主が全く説得力の無い考えを表明してみました。


 こちらは極寒の中でご来店のスクール卒業生、車両は1960年トライアンフT120です。卒業直前に、修理していたプロップスタンドが極端に傾きました。確認するとラグが割れてしまっていたので、落ちてしまわない様に軽く溶接で固定していました。原因はプロップスタンドに極端に負担をかけてしまった事です。このブログでは何度もご案内していますが、英車のプロップスタンドは大変軟弱なのです。多くの車両で欠損してしまっていたり極端に傾いて使えなくなっているのはその為です。
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 本日は私がラグの角度を調整しながら溶接修理した後、卒業生自らオイル交換や各種調整・メンテナンスを行いました。とにかく車両は絶好調の様で嬉しい限りです!


PC080008 今シーズン初で石油ストーブが稼働しました。それに喜ぶ野良猫が居ました。明日も月曜日以降もスクール卒業生の作業が続く予定です。そんな感じで当店ではレストレーションスクールの生徒さんを募集中です。バイクに乗りたくない寒い冬こそ修理のタイミングです。お問合せはお気軽にどうぞ。





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所在地:〒860-0826 熊本市 南区 平田1-8-9
電話・FAX:096-284-3196
メール:traviscycles@tulip.ocn.ne.jp
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栗崎 宏
英国クラッシックバイク・レストア学校トリニティースクールの九州校、TRAVIS CYCLES)代表。
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