TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にてトリニティースクール(既に閉校しました)の姉妹校としてだけでなく、ブリティッシュクラシックバイクの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズです。

締め切りです。

P7190001先日からご案内しております英インチのタップ・ダイス・ヘリサートキット取り寄せですが、今週土曜日のご注文分をもって締め切らせて頂きます。まだご注文がお済みで無い方はお早めにメールにてご連絡下さい。宜しくお願い致します。大好評のAMALIEオイル12本アソートパックですが、どんどん在庫補充しております。夏場に酷使されたエンジンのオイルは早めに交換してあげて下さい。





P7190002国内修理に出していたトライアンフ5Tの油圧ゲージと6Tのスピードメーターが戻って来ましたが...。まぁ色々とありますが、贅沢は言えませんね。スピードメーターは作動確認後に1950年6Tに装着、その他検査の準備まで終わっております。










ここからは海外より続々と到着しているパーツをご紹介しておきます。まずは1948年マチレスG80から。中古のピリオンフットレストとNOSのIN&EXバルブです。オーナー様が加藤紀子似の愛人を後ろに乗せたいとの事で、欠品していたピリオンフットレストを何とか見つけました。バルブはNOSです。調べたところによると後年のバルブを流用出来るとの事でしたが、NOSがあったので手配しました。オリジナルの仕様ではこのバルブにラッシュキャップを被せて使用する様です。が、今回はオリジナルとは傘径が違うバルブが使用されていました。何用なのかは判りません。ヘッドが外注から戻って来たらバルブガイドが再利用出来るのかも含めて色々と検証が必要です。
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P7200011ここからはいつものパーツ達です。国際郵便で送られてくるコチラは、民間の国際宅急便で発送する同日に発注した所よりも数日遅れて到着します。呆れた現実です。少量ですが、一部をご紹介しておきます。






いつものクラッチプレートに取り寄せ分のアロイプレート、BSA A65用パーツが少々、マチレスに使用する分の在庫補充でLUCAS ALTETTEホーンレプリカです。このホーンは一旦欠品するとしばらく生産してくれないので。ここでまたお伝えしておきます。簡単に手に入ると思われているBSA用のパーツですが、決して全て1箇所で揃う事はなく数カ所から掻き集める必要があります。お店で取り寄せを断られた事がある方も少なからずいらっしゃると思いますが、色々と難しい上に面倒なのがその理由です。
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その他諸々やその他諸々とその他諸々です。マチレスG80の燃料タップのタンク側ねじ込み部分は一般的な1/4BSPではなく1/8BSPで、どうしようか迷っていました。当初はアダプターを使用して1/4BSPにコンバートしようかと思っていましたが、テフロンシール入りのプッシュプルタイプがある事にたまたま気付きました。コレにしてみます。長らく欠品していたり生産が不安定だったコントロールケーブル用ニップル(タイコ)の供給が徐々に安定しつつあります。最近の安心材料でありますが、新しいメーカーなのでしょう、材質や品質がやや安定しません。
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こちらは昨日から車体の分解に取り掛かっている1962年ノートン650SSです。ノートンツインの車体を分解する際に一番気になるのはフロントフォークボトム左側クランプ部分です。半分以上の確率で割れていて、修理が難しいです。今回はセーフで安心しています。その他、ドミネーターではシートをリアフェンダーに固定する部分も気になります。少し前までこの部分のパーツが再生産されていませんでしたので、皆が好き勝手にやり方を変えています。今回もそうです。オリジナルのワンタッチに戻せないかどうか検証します。またプロップスタンドも難しいです。オリジナルの状態ではとても不安なスタンドですが、フェザーベッドツインはセンタースタンドを掛けるのが少し重くてコツが要ります。ですから何とか使えるプロップスタンドが欲しいところです。今回はラグがフレーム溶接してありますねぇ。スタンドの長さも足りずに車体がひっくり返りそうです。リアタイヤは交換しますので、最後に使えるスタンドに出来る様に加工します。
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ようやく熊本も梅雨明けしたそうですが、早くも明日は定休日です。ゆっくりと身体と気持ちを休めたいと思います。最後にお知らせです。来週の7/26(水)は事情により、もし晴れたらお休みを頂きます。宜しくお願い致します。7月が終わってしまうぅ。

蜘蛛の巣。

P7180006先日、地元の業者さんから聞いた話しです。「蜘蛛が低い位置に巣を張る年は台風が多い。」実は、当店でも店内の蜘蛛が低い位置にしか巣を張らないのです、今シーズンは。最初はたまたま早い時期に台風が来たりしたからかなぁと思いましたが、今日現在もまだ高い位置に巣を張りません。気圧などを敏感に感じ取るのでしょうか?彼らは。台風は激しいので嫌です。

密かに営業日は毎日更新し続けてもう9年半のこのブログ、本日は昨日到着したパーツのご紹介からスタートします。



ボルト・ナット・ワッシャー類は在庫補充分です。T140用パーツの取り寄せ依頼も相変わらず多いです。T140が流行るという事は...止めておきます。欠品が多いタペットなども高価ですが在庫しておかないとイザという時に困ります。
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別体トラのスウィングアーム用ブッシュなどはここのものがベストです。販売してすぐに無くなってしまうベアリング類やクラッチ関係のパーツも在庫補充です。トラと共通のBSA A65用パーツなども少量入荷です。
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1948年マチレスG80用のパーツもパラパラと到着しています。どうしても欲しいギアボックスのパーツが欠品中でした。どうも今は生産されていないらしい低圧縮のピストンも手に入りました。元々もピストンをフラットトップにした感じです。まだ一部のパーツが到着しませんので待っています。
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生徒さんの1939年トライアンフ5Tスピードツイン、クランクケース修理の続きです。クラックが入っていたシリンダーベーススタッドボルト部分ですが、まずはクラック部分を慎重に削り取ってから治具装着&予熱&溶接が完了しました。
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ここからは生徒さんと一緒にベース面の粗仕上げを行いました。大体仕上がりましたが、まだ少し歪んでいます。後は外注でクランクシャフト軸を基準に面修正をしてもらいますので、とりあえずここまでです。全ての溶接部分も粗仕上げが完了しました。
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元々の雌ねじに長いスタッドボルトをねじ込んでボール盤にセット、ヘリサート下穴を開けてタッピングまで。面修正が終わってからインサートを入れます。
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ケース下側のサンププレート部分はいつもの通りに加工しました。これでメタフォームガスケットが使用出来ますので楽チンです。スタッドボルトねじ込み部分はまだ大丈夫でしたが、ここは4箇所ともにヘリサート加工しておきました。ここに不安を抱えているとサンププレートを外すのが毎回冒険になってしまいます。そんなバイクは嫌だ。
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P7180021戦前車両独特のピニオンギア部分も改善です。ここの窓が小さくてピニオンギアが外し難いのです。既に過去にこじられていてベコベコになった上にクラックが入っていました。ここは無理に溶接してしまうとベアリングのハウジング部分も歪んでしまうので、問題無しとそのままにしておきます。





その他カムシャフトブッシュやダウエルなどを全て取り外して面修正などを行いました。参ったのはオイルジャンクションブロック取付け面のダウエルです。ここは大体が抜け難いのですがエキストラクターを使えば抜けるものがほとんどです。でも抜けない。仕方なくボルトを溶接してスライディングなんちゃらでチャレンジすると、もげました。最後の手段で慎重にドリルで薄々サガミオリジナルにして揉み取りました。ふぅ〜っ。これでもクランクケースの作業はまだまだ終わっていません。一番時間がかかる部分なのです。生徒さんはもう一踏ん張りが必要です。
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本日は早めにブログを更新!これから夜間の部も全力で営業します。トラヴィス・サイクルズでは常にレストレーションスクールの生徒さんを募集中です。今後決まっている生徒さんはお一人のみです。一緒に大人の趣味を楽しみませんか?委託販売中の1954年トライアンフTR5(リジッドフレーム)は教材車両に最適です。お問合せはお気軽にどうぞ。

補足です。

先日ブログでご案内しました英インチのタップ・ダイス、ヘリサートキット取り寄せの件ですが、想像以上に反響がありました。皆さんお困りだったのですね。完全に油断していました。全てのお問合せに説明するのが大変ですので、以下に大切な補足の情報をご案内しておきます。

●タップ、ダイスについては以下の通り種類があります。

1.タップ・ダイスの材質について。
安価な工具鋼のものと少し高い一般的なハイス材の2種類あります。 簡単な修正程度でしたら安価な工具鋼のものでも大丈夫ですが、ねじを切ったりする場合はハイス材の方が良いです。※サイズによっては選択出来ない場合もあります。


2.タップの種類について。
一般的な所謂ポイントタップです。先端がテーパーになっている先タップ(1番)・ 中間タップ(2番)・先端からねじが切ってある仕上げタップ(3番)の3種類あります。通常は3本あった方が良いですが、1番と3番のみ、もしくは2番のみ、3番のみといった組み合わせもありです。※ヘリサートキットには2番タップのみが入っています。

3.ダイスの種類・外径について。
形状は丸で割りが入っています。但しダイスに入っている割りの部分にイモねじが仕込まれていないタイプのみです。 外径サイズですが、日本で一般的な20mm、25mm、38mmだけでは無く、1.5/16in(約33.4mm)のものが存在します。これはダイスハンドルを国内で手配するのが大変ですので、このサイズのダイスをご注文の場合はお知らせいたします。一緒に手配可能です。

●ヘリサートキットについての簡単な説明。
キットにはハイスの2番タップ、インサートツール、爪折りツール、下穴用ドリル、インサートコイル10個がセットになっています。インサートコイルは一般的な長さの1.5D(ねじ径の1.5倍)です。ご希望であれば予備のインサートコイルも別に手配可能です。

●手配出来る規格について補足。
英インチのBSW、BSF、BSC、CEI、BA、BSPだけではなく、米インチのUNF、UNCも手配可能です。

●お見積りについて。
どうしてもご希望の場合は概算ですがお見積りを作成致します。但し、価格はタップ・ダイスでしたら日本製のYAMAWAやSKC、ヘリサートキットであれば日本で買うリコイルよりも安いので、出来ればお見積りはご遠慮下さると大変助かります。恥かしながら時間がありません。また、径が細い規格だから一概に安いとは言えません。特にヘリサートキットです。この点はご承知下さい。

●取り寄せ時期について。
今週土曜日で一旦受注を締め切らせて頂きます。集計後に来週月曜日に発注しますので、それから約1週間ほどで入荷する予定です。先方で欠品している可能性もあり今回取り寄せられない場合もあります。予めご了承下さい。


以上、ご注文の際には材質と種類(タップの場合)を必ずご指定下さい。またBSWとUNCでは同じピッチのものがほとんど(スレッドアングルは違います)ですが、特にご指定が無い場合はBSWで手配致します。ご注文はご氏名・ご住所(出来れば郵便番号も!)・お電話番号を明記された上でメールにてお願い致します。



本日も海外のアチコチからパーツが到着したり、生徒さんの1939年トライアンフ5Tクランクケース修理が進んでいたりします。詳しくは明日以降にご紹介予定です。
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なにやら世の中は筋トレブームの様で、ここ熊本にも数年前にゴールドジムが出来たと思ったら今度は24時間営業のジムが一気に2店舗も出来るそうです。24時間営業に少しグラリと来ましたが、地震で終了した県立総合筋肉ジムの再開時期が夏休み中に延びてしまっていても浮気しない様にします。

確認。

P7170001暑いですね。旧型エアコンがどんどん電気を食ってくれます。でも止められないです、おかしくなっちゃいます。昼過ぎまではパーツの発送などで連休最終日にしては珍しい日でした。但し、業者さん以外からの電話は全く鳴らず。クランキングが重くなったノートンアトラスの不具合部分チェック、続きを行いました。万が一ですが、プライマリー側の不具合ではないか?という事でカバーを取り外しました。取り外すとは言っても、オイルが漏れる個体はシリコンでシールしてありますので、1時間掛かりました。その結果、何の問題も無しです。続けます。




これはピストンが焼き付いているに違いないと思って分解を進めました。もちろん色々とチェックしながらです。タペットクリアランスが拡がっていてプッシュロッドが叩かれていました。それは良いとして、シリンダー内部を覗くも軽く抱きついてはいるものの固着するほど焼き付いてはいませんでした。という事は...ビッグエンドでした。右側がほぼ固着しています。シリンダー内壁もヘッドも乾いた感じでしたので、タイミングカバーを外した以降にオイルが行かなかったものと思われます。何となくですが、原因となった箇所は判りました。
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大変残念ではありますが、大掛かりな修理が必要です。オーナー様と相談して内容を決めたいと思います。なかなか終わらない修理ばかりを抱えているマズイ状況ですが、段取りをよく考えて一つ一つ丁寧に確実に終わらせていくしかありません。頑張ります。

英インチのタップ・ダイスなどを取り寄せます。

いきなりですがお知らせです。もうすぐ英国の工具屋さんに、英インチのタップ・ダイスやヘリサートキットを発注します。実はこの手の取り寄せのご希望が多いのですが、年に数回しか発注しない為にタイミングが合わなかった方も多かったかと思います。今ならばご希望の工具を取り寄せ可能です。日本製のものを国内で購入するよりは価格が安いかと思います。但し、「僕のトライアンフを整備するのに必要なもの一式下さい。」「おススメのものを一式下さい。」といったご注文はご勘弁下さい。今週中位で締め切って発注しようかと思います。詳細は、ご氏名・ご住所・お電話番号をお知らせの上でメールにてお気軽にお問合せ下さい。


1950年トライアンフ6Tリアスタンド修理の様子です。トライアンフのリアスタンドいスプリングははっきり言って強過ぎます。何度もご紹介していますが、スタンドのスプリング引っ掛け部分ご引っ張られて全体が捻じれてしまいます。捻じれてしまうと、画像の様にリアスタンドがリアフェンダーに激突する様になります。これは、ストッパー部分がフレームに掛からなくなるのが原因です。さらに、捻じれてしまう事で起きる不具合があります。
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ピボットボルトに強い負荷がかかり緩んでしまうのです。緩んだまま使用していると、フレーム側とピボットボルトのねじ山が終了します。たった2本の細いピボットボルトが起点になってスタンドの強い負荷が掛かるのですから当然です。それを証明するかの様に緩んで傷むのは圧倒的にスプリングがある右側が多いです。今回はかなりフレーム側の状態が悪くて、ヘリサート下穴よりも少し大きくなっていました。ギリギリでしたがいつもの治具を使用して何とかヘリサート加工が完了です。規格は3/8inBSCです。このヘリサートキットが無いからといって米インチなどでやるのは厳禁です。そうした場合は完全消耗品であるピボットボルトを製作する事になると思いますが、毎回それをやるのですか?と言う話しです。
今回、再塗装は行いませんのでスタンドの捻じれ自体は大きく修正出来ません。そこでいつもは溶接で行うストッパー部分の延長をねじ込み式にしておきました。ロックタイトで固定して最後に錆止めでクリア塗装しておきました。
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これでOKです。補足しておくとピボットボルトの本体に入れるダブルコイルスプリングワッシャーも捻じれを生む要因の一つだと思います。別にダブルコイルスプリングワッシャーでは無く、普通のピッチリとしたカラーの方が良いと思います。さて、今では車体をOHする際にリアスタンド周りを補強も含めて完璧に修理していますが、この車両は初めて当店でOHしたリジッドフレームの6Tだった様な気がします。どんどん修理内容がエスカレートした現在とは違い、当時はまだまだ割り切ってやっていた部分が多かったです。今回不具合が起きてやり直した電装系の配線もそうです。どんどん修理内容が良くなるのは悪い事ではありませんので、ご理解下さい。
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店内にある車両のフォーメーションを大きく変更しました。ノートンアトラスの不具合部分の確認を優先して行います。この後ですが、車体を分解してしばらく動かせなくなる車両が少なくとも4台あります。うまく段取りしないと作業スペースが少なくなってしまいますので、現在考え中です。
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連休最終日の明日も、当店は全開で営業しています。

1950年トライアンフ6Tサンダーバードは8月中旬位に当店に到着予定です。

P7150007昨日の定休は忙しい用件も無く、久々にゆっくりと過ごせました。夜の酒も控えめにして本日を迎えました。忙しいのが分っていたので。定休明けは一気に色々なモノが送られてきます。まずその他大勢と一緒に到着したのがイギリス国旗です。早速古いものと交換して気分一新です。これで3代目です。





P7150006こちらは取り寄せのご要望を頂いて探したリアのコニカルハブです。もうすでにNOSは枯渇していて中古にしました。中古ハブを輸入する際に困る事があります。それはリムに組まれた状態のものが多く、その分送料がバカ高くなってしまうのです。そこは取引先にお願いして、バラシてハブ単体で送ってもらいました。価格もどんどん上がって来ている中古パーツですので、送料を節約出来てこれは助かりました。一緒にご注文を頂いたパーツは、週明けには入荷する見込みです。






P7120005こちらはエンジン単体でOHの基本的な部分のご依頼を頂いたBSA A65です。来月になってしまうと思いますが、作業に取り掛かります。









P7150001アチコチに発注した1948年マチレスG80のパーツも2箇所から到着しました。とりあえず、あと3カ所から到着予定です。その後にオーナーズクラブ系のパーツ屋さんへの発注と続きます。





明らかに間違ったものが届いていないのか、まずはそれが気になります。48年はなかなか難しい年式で、「後年のこれを使いなさい」系のパーツも多く心配でなりません。発注ミス=当店の利益を削るからです。高額なパーツからチェックしました。ビッグエンドベアリングASSYは間違いないものでした。そしてTSのクランクシャフト単体です。何度も何度も調べてコレになったのですが、余計な穴が開いています。ブッシュは使えます。もう一度資料をチェックすると、間違いなくこのシャフトを使うしかない様です。クランクケースが戻って来てから穴を埋める必要があるのかどうかを検証します。この後は一品ずつ検品と計算でOHを明細を更新しました。想定していたよりも高額なパーツが多くて少し気まずいです。更にそこからオーナーズクラブ系パーツ屋さんへの発注リストをチェックしました。まだ車体が残っているんですけどねぇ。
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エンジン始動で発・充電チェックまで済ませた1950年トライアンフ6Tです。リフトから降ろして、ノートンアトラスと交代させようとしたら発見しました。リアスタンドのピボット部分が傷んでいます。という訳で、まだ鎮座しています。今月は黒字という言葉を忘れる事にします。こちらもとにかく時間ばかり掛かってしまい気まずいです。
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最後に宣伝させて下さい。英国にて買い付けました1950年トライアンフ6Tサンダーバードは来月中旬位には当店に到着予定です。
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いつまでもあると思うな50年6Tとトラヴィス・サイクルズ。熱いお問合せをお待ちしております。

明るい。

やはり気象庁の区分では熊本が九州北部であると知りましたので、まだ途中ではありますが生徒さんの1939年トライアンフ5Tクランクケース修理の様子をご紹介しておきます。欠損していたマウス部分ですが、この部分を左右で連結するねじの穴とその座面が必要です。後からは加工出来ませんので、考えた末に穴と座面まで作ったピースを製作して、それを溶接する事にしました。その製作したピースを固定すると下の画像の様な感じです。
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後は生徒さんがざっくりと仕上げて行きました。完全手作業の為、体力勝負です。ある程度カタチになりましたので、左右のケースを連結して溶接する為の下準備を行いました。
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最初は左右のケースを合わせたまま溶接です。溶接するピースが極端に歪まない様にする為です。1930年代のケースは想像通り状態も良くありません。しかも溶接のトーチが入り難い、溶接部が目視し難いで難航しましたが、汗だくになって溶接第一弾が終わりました。ここでケースを分割して裏側の溶接です。最後の最後に歪まない様にアングル材で治具を製作して溶接第二弾が完了!足りない部分の肉盛りもしています。これで歪んでいなければ良いのですが。
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貫通穴が少し締まった以外は大きな歪み無しで、左右のケースが綺麗に合わさりました。下準備を頑張った生徒さんも大満足です。とりあえずお疲れ様でした。しかし、まだシリンダーベーススタッド穴のクラック修理が待っています。ここまで終わったら、全てを仕上げて修理完了となります。まだまだ先が長いです。そして、今回は全て仕上げた後に、良い機会ですので外注にてベースを面をクランクシャフト軸を基準に面修正してもらいます。転んでも(自分たちで転んだ訳では無いですけど)でもタダでは起きませんよ。この車両はアルミ関係にダメージが多く修理箇所が沢山あるのですが、少しだけ先が明るくなった様な気がします。
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1950年トライアンフ6Tサンダーバードの様子です。ナセルトップを装着したままの配線作業で少しだけ手間取りましたが、無事に完了しています。ヘッドライトスイッチと共に怪しかったアンメーターも交換しています。当たり前なのですが、ヘッドライトが見違える様に明るくなりました。これで検査も通ると思います・涙。ダメだ、国内修理のスピードメーターは音沙汰無しです。待つしかありません。
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当店は毎週金曜日が定休日です。土曜日からまた全力で営業します。

ドッキドキ!LOVEパーツ

今日は一人ではありませんでしたので、ラーメン・チャーハンセットを食べちゃいました。いきなり早めに始めます。1948年マチレスG80のEXポート部分、外注塗装に出す前に色々と検証しておきました。ねじを切ったEXスタブを製作する訳ですが、そのねじ部分はビッチリと仕上げないと派手な排気漏れが心配です(※どの車両でもそうですが若干の排気漏れは当たり前です)。しかし、元々なぜあれほどに固着していたのか理由を知りたい訳です。判明しました。この部分はヘッド側が斜めにねじを切ってあります。エキパイの取付け角度も問題が無かったので、この角度が正解です、だと信じたい、信じます。その斜めに切ってあるお陰で手前に謎の関係ない一山が出来ていました。仮でアルミ無垢棒にて製作したスタブをねじ込んでみると、ここに食い込んで入って行きません。その謎の一山を削り取ると、一番奥まで普通にねじ込む事が出来ました。一番奥と言ってもたったの3山半位ですけどね。ねじ部分の外径などデータを取る事が出来ましたので、外注塗装などから戻って来たら青銅系の材料にて製作します。
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スクールの1939年トライアンフ5Tの様子です。シリンダーとヘッドが外注ガンコート塗装から戻って来ましたので、内燃機加工を依頼する準備を進めました。古いバルブガイドを抜き取った後は、ひたすら計測しました。鉄ヘッドですのでヘッド側の状態も良好でした。
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計測が終わったら大量在庫のSTDガイドの中から今回都合の良いものを選定しました。同じSTDサイズガイドと言っても、メーカーやロットによって内・外径がマチマチです。そこを逆に利用する為に大量に在庫している訳です。今回はガイドを加工無しで使用し圧入と内径調整まで完了です!
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P7120014今現在はこちらを何とかしている最中です。クランクケースのマウス部分欠損の修理です。別に無くても良いとは思いますが、せっかくOHするのですからやります。今やらないとこの先は誰もやらないかも知れませんしね。ただ、これが面倒なんです。完了したらご紹介します。







ここからはパーツのご紹介です。当時もののレアパーツ達です。私はこんなパーツは好きではありません。もちろん個人的には魅力を感じますが、こんな当時ものパーツに頼らなければならない事自体が好きではありません。但し、トライアンフにおいてもどうしても頼らなければならないパーツがあります。その代表が1949年から51年初期までの初期型ナセルに使用された6.1/2inヘッドライトレンズ用のナセルインナーリムです。アウターリムは普通に再生産されていますが、このインナーリムだけはクソ高いのにボロボロの中古位しかなかなか売りに出ない状況です。今回は、箱入り新品NOSです。これは久々にドッキドキのパーツでした。一緒にある当時もの猫目LUCASレンズなどは少なくなったとは言えまだNOSがありますし、レプリカもあるので無理に装着する必要がありません。
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P7120007う〜ん、少女鉄仮面伝説とこのリム、下側のキャッチがコンプリートしている車両は美しいです。ここからは大切なお話しです。今回のこのインナーリムですが小売り用ではありません。数に限りがあるものですのでご理解下さい。そのうち必ずレプリカが生産されると思いますので、その時は仕入れてご案内差し上げます。このインナーリムは当店でこれから修理する車両や過去に当店が輸入して修理した中で、きちんとしたリムが装着されていなかった車両用です。元々正式なインナーリムが装着されていなかったり、加工されていたりすると、下側のキャッチも含めてきちんとした形にする事が出来なかったのです。ぜひ正規の形にしたい、気になるというオーナー様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さい。

明日は早いもので月に一度の経営コンサルの日です。大変申し訳ありませんが、店のオープンは13:00前位からとさせて下さい。宜しくお願い致します。

2BAってヤツ。

いきなり始めます。1950年トライアンフ6T電装系の配線をする前段階の様子です。少し前にヘッドライトスイッチのベゼルを製作した様子をご紹介しました。今回はそのスイッチを固定するコの字型の金具などを製作した様子です。この金具を使用する為にはスイッチの使用しない・導通していない2箇所にスタッドボルトを固定する必要があります。規格は2BAで、製作した後にロックタイトで固定してあります。コの字型の金具は脚の長さが重要で、固定した際にスイッチに接触しないだけの長さが必要です。素材はステンレスにしてあります。
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はい、ここで2BAのお話しです。BAとは複数ある英インチねじ規格の中の一つで、BRITISH ASSOCIATIONの頭文字です。1884年に最初に誕生したとの事。主に電装系に使用される小ねじの規格で0〜16まであり数字が小さい方がねじ径が太いです。実は現代のモノにも使用されていて、例えばダーツの先っちょもこの規格(確か2BA)だそうです。

英車に一番よく使われているのは2BAで外装などにも使用されています。その他に1BA、3BA、4BA、5BAはわりとよく使われています。さて今回の2BAですが、ねじ径としては1/4inの一つ下のサイズである3/16in相当です。英車をいじっていて1/4inよりも細いねじが出てきたら2BAである可能性が高いです。

3/16in相当というのがポイントになってきます。2BAは、ピッチが31.4TPIでスレッドアングルが47.5度という変なねじであります。英車で3/16inと言えば3/16inBSWが一部の戦前車のカバースクリューなどに、3/16inBSFがところどころに使用されています。その3/16inBSFはピッチが32TPIでスレッドアングルが55度と何となく2BAに近いです。そして、私が知る限り普通に3/16inBSFは生産されておらず、2BAで代用しなさいという事になっています。3/16inBSFよりも2BAの方がメジャーですからそうなってしまったと思われます。

そして同じく規格として近いのが米インチの3/16inUNF・No.10です。ピッチが32TPIでスレッドアングルが60度です。じつはコレ、60年代後半からの英車にも使われています。英インチから米インチに変わった英車にずっと2BAは残っていると言われますが、米インチに変わっています。そう考えるのは頭が米インチサイズになっているものが多いからです。もちろん全てではないと思いますけど。

そんな2BAですので、汎用品の在庫だけで3箱分あります。各部専用のものは別に整理しています。工具もそれなりに。下で手に持っているのはマグネトー調整用のスパナセットです。2BAで困るのはワッシャーですね。メトリックサイズではぴったりのものがありませんので、きちんと2BA用か3/16in用を手配して使用する必要があります。ただ銅ワッシャーはなかなか見かけません。その細いねじ径からあまり強いトルクでは締められませんので、つぶれ易いアルミかファイバーを使う事になっているからでしょうか。
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P7110014本日はその他色々とあり、配線作業を今現在やっている最中です。あっ、もうすぐ英国へパーツをどんどん発注していきます。取り寄せをご希望の方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。ノートンはもう少し先です。宜しくお願い致します。

新商品。

P7100001一人の時にもし昼飯を食らう時は鶏むね肉+野菜サラダのみ。これをちゃんと続けています。少しだけ身体が軽くなって来ましたよ。本日は事故修理で保険会社の対応などもあり、アッと言う間に一日が過ぎていきました。





P7100002そんな中で、英国からパーツが少量到着しましたのでご紹介しておきます。これからしばらくはパーツ到着ラッシュで税金をたんまりと絞り取られそうです。今回のところはトラのレアパーツを沢山取り扱っていて、いつも大変お世話になっています。担当者もとても親切でいつも何かと助けてくれます。嬉しいですね。
今回も含まれていますが、人気があるトラツインやノートンツインのパーツなどはこの2017年になってもどんどん新商品が発売されます。凄い事です。新商品とは言っても今まで再生産が無かったパーツだったり、オリジナルの欠点を無くした本当に新商品だったりと様々です。今までは中古やNOSで補えていたパーツもどんどん枯渇して来ています。これからは更に新商品の発売が加速するものと思われます。逆に、不人気車両はどんどん苦しくなる一方ですね。英車の二極化?は更に進みます。



現在これが世界最高品質だと思われる別体トラのロゴ入りハンドルバーグリップラバーと在庫を切らさない様にしている別体トラ エンジンマウントスタッドボルト・ナットセット各年式用です。リア燃料タンクブラケットと一緒にいるのはフロントブラケットを固定する薄い頭の専用ボルトとナットです。やっと作ってくれました。グリップラバーは10組注文したのに20組も送ってくれました。いつもありがとう!
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ここからも嬉しいパーツのオンパレードです。別体最後の年式用リアブレーキペダルピボットボルトASSYは在庫補充、古い年式用のフロントハブベアリングスリーブ&カラーはアチラでずっと欠品なので頼りになります!リジッドフレーム用ギアボックスアジャスターは超高品質、デュープレックス用フロント燃料タンクヨークも意外とレア、そしてスプラングハブの例のコレットとスプリングもやっと作ってくれました。世界中の中古やNOS(僕ちゃん達が買い占めた)が枯渇しつつある事情をよくご存じです!皆さんも興奮して来ましたよね?アレッ?
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P7100008現在は1950年トライアンフ6Tの配線引き直し作業の下準備中です。国内メーター修理は納期が相変わらず読めませんので、先に全ての準備をしておきます。この作業が終わったら1962年ノートン650SSをリフトに乗せて車体の分解に取り掛かります。皆様お待たせして大変申し訳ありません。

ここで最後にお知らせです。英ポンドがじわじわと高くなって来ていますが、それでもまだ安いですね。そして、英国で売りに出た車両はそんな外国為替相場なんて待ってくれません。既にご紹介しました以下の車両が貴方のご決断を待っています!先方もまだ大きく宣伝せずに待ってくれていますよ。

・1956年トライアンフT100 あの有名レストアラーがフルレストア済みの車両です。
・1961年トライアンフT120 10年前にレストア済み、現在の相場よりも2000ポンド位安いです。
・1953年トライアンフT100C  べらぼうに高いです。
・1953年トライアンフT100  激安ですが、状態が悪いのだと思います。
・1954年トライアンフT100  純正度が高いそうですが、こちらは更に激安です。


当店の委託販売車両(1960年ノートンドミネーター99と1954年トライアンフTR5)2台と共に宜しくお願いいたします!

ダメージ。

P7090038少し前の台風被害を今になって発見しました。看板は仕舞っていたのですが、イギリス国旗をそのままにしていましたので派手に擦り切れてストーンウォッシュのダメージド加工になっていました。色褪せて来てちょうど買換え時期でしたので、新調する事にします。ちなみに、この国旗をぶら下げる様になってからは「メグロのパーツ下さい。」「ダブルは無いですか。」という地方独特の飛び込みの方は極端に減りました。効果ありです。






1948年マチレスG80の続きです。シリンダーヘッドのEXスタブはラスペネの一夜漬けが完了したので早速外そうとしましたが全く回る気配がありません。ヘッドと共に自分もチンチンに熱くしながら引っ掛けスパナで回すと、スタブがD型に変形しました。やっちまいました。いじり壊しました。もう外さないといけませんので、一気にやりました。余計な部分をカットした後に内側をベルトサンダーでギリギリまで削り取りました。後はタガネでハツってポロリです。ヘッド側はもちろんノンダメージでした。
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このスタブの外径ですが、実はトラ650と同じなのです。ニヤリとしながらも見えるねじピッチが明らかに粗い、やはりピッチが違いました。1.5/8 12TPIである様です。単品製作しますので、早速材料を手配しました。

このヘッド、分解時にもご紹介しましたがIN&EXバルブ途中にオイルフィード&ドレインラインがあります。ただのブランキングプラグかと思っていたねじを外すと、調整用のスクリューでした。一応IN側のオイルフィードを止める事が出来る仕組みでした。もちろん止めますけど。他と併せて一通りの洗浄が終わり、外注依頼準備が完了しました。
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P7090030お客様の大切な車両が車に衝突されてしまい、当店に戻って来ました。想像していたよりもダメージが少なくホッとしました。お客様に大きなお怪我が無かった事が不幸中の幸いです。事故は気を付けていても起きてしまうものです。私に出来る事はこの車両をしっかりと復活させる事だけですので、全力を尽くします。







P7090039今後このスプレー本体を当店でみかける事は無いと思います。残った液をどうしようか考えながら、夕刻以降は久々に猛勉強とある練習を行いました。頭と身体の準備が整ったので、本日は帰宅します。

塩。

P7080003木曜日の深夜はビビッていましたが、何とか浸水はまぬがれました。金曜日は授業参観からの息子を連れてバッティングセンターでした。メジャーリーガーになると公言している息子ですが、親である私に似て極端な汗っかきであります。学校から帰って来た際にはシャワーを浴びたかの様にびちゃびちゃになっています。嬉しい事にお客様からお土産で頂いたNEW ERA(発音問題で散々出て来た様にニューイーラと読んで良いのかどうかが不明)のメジャーリーグキャップが大のお気に入りで、毎日被っていますがすぐに塩を吹きます。いつも被っていたいらしく、洗濯する為に本人からキャップを取り上げるのが大変です。ちなみに相変わらずのキャッチャー志望です。今日の午後は京都からご来客でした。




単体でご依頼を頂いたB50の内燃機加工一式も戻ってきましたし、本日は昼過ぎまで梱包&発送準備三昧でした。定休明けの身体はやはり重いです。
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木曜日の夜は床にあるものを片っ端から上に上げて帰ったので、それらを元のポジションに戻しつつ、掃除をしました。そして取り掛かったのは、マチレスG80のシリンダーヘッドです。ねじ込んであるインチキスピゴットを回す為に色々と考えましたが、結局を穴を開けて引っ掛けレンチで回してみる事にしました。結局外れなくても穴を埋めれば良いだけですから。チンチンに熱してチャレンジしましたが、何度やってもビクともしませんでした。ここで登場したのが、今までただの一度もその実力をみせてくれていないラスペネさんです。残りを全て缶に出して、スピゴット周りを漬け置き中です。「♪も〜し外れなかったらにど〜と使う事はないからなぁ〜🎶」「♪は〜ずれてくれたら新しいのを買ってあげるぅぞぉ〜〜🎶」とミュージカル調で声をかけておきました。
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その他、重曹ブラストやガンコート塗装をお願いする前の洗浄も終わりました。もう帰ります。

心配です。

P7070012今現在、ここ熊本市内も雨と雷が激しくなっています。当店裏の堤防はかさ上げ工事が終わったばかりなので、以前の様な事はないと思いますが今夜は不安です。残念ながら大きな被害が出てしまった福岡の地域には当店のスクール卒業生が沢山いらっしゃいます。とても心配しているのですが、こちらから連絡するのは控えています。もし、今後手助けが必要でしたらご遠慮なくご連絡下さい。出来ることは何でもします。

こちらは1948年マチレスG80のシリンダーヘッドです。EXポート部分は色々と検証した結果、プッシュオーバーであると断定しました。そして、先ほどやっと同年式のヘッド単体画像を見つけたのですが、やはりプッシュオーバーでした。しかし、このインチキは何とかしたいです。無理に取り外すとヘッド側の破壊に繋がる可能性がありますので、オーナー様にはそのままにする旨を連絡しました。が、やはり何とかしたいです。世界中のアチコチに発注したパーツの返事も続々と返って来ています。想像通り欠品多数です。久々に連絡したところからは「君のところは少し前に閉店したと聞いたぞ!」と変な話しもありました。まだちゃんとやってるよ。

無いと分ったパーツは最後の砦であるオーナーズクラブ系パーツ屋の発注リストに入れつつ、それでも無くてがっかりしない様に更に他で探しています。どうしても無かったSTDピストンは、やっと見つけました。発注して現物を確認しないと何とも言えないのですが、オーナー様ご希望の現在よりも少し低圧縮タイプです。こんな感じで作業の休憩中にメール確認してパーツ捜索、夜はどんどん更けていきます。48年マチレス500は手強し!




単品でご依頼の1956年トラアインフ5Tのクランクシャフトやシリンダーですが、スモールエンドブッシュの入換えなども終わりました。ここからは外注です。
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かなり前ですが当店でOHを施したBSA A65のフロントフォークに不具合が起きたので修理です。バラシて単体で送って下さいました。この年式はトラと同じシャトルバルブと呼ばれるダンピング方式です。ダメなのは、中に樹脂製のダンパースリーブが入るのですが、コイツがフォークが伸び切った時のストッパーも兼ねているところです。ご覧の通り強い負荷が掛かり続けると、その樹脂がやられてしまいます。新品と比較するとえらい事になっています。片側はこのせいで動きが渋くなり、もう片方はもっとひどく樹脂が粉砕して形を留めずボトムブッシュを固定しているベアリングナットまで脱落していました。どこかでこの年式用対策品のアロイスリーブが作られていましたが、アロイ製が傷むと渋くなるどころかロックしそうです。ちなみに、逆にフルボトムを繰り返すと今度はシャトルバルブを固定しているサークリップが外れたりもします。これはよく起きていますが、今回は大丈夫でした。トラと共通の方式とはいえインナーチューブは違います。BSAは途中で太くなっていますので、後からは下のワッシャーが邪魔してオイルシールホルダーが被せられない不便仕様です。
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そして樹脂製のダンパースリーブ交換は面倒です。最近のロットは分りませんが、ウチが在庫しているものが太過ぎて入らず、旋盤にセットしてペーパーでシコシコと削らないといけません。むなしく時間が過ぎて行きました。せっかくですので、下側のリストリクター固定ボルトもシールし直し、オイルシールも交換、摩耗していたトップブッシュなども交換して作業完了です。これで、明日の定休を迎える事が出来ます。
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P7060002本日も昼飯を忘れて仕事に没頭しました。食べない方が集中出来ますね。夜に昼夜兼の食事ですが、もちろんサラダと鶏むね肉さんで決まりです!明日の定休は子供達の授業参観に出撃予定ですが、もしかするとこのままでは休校ですね。とりあえず、これから筋トレしながらメールの返信をして帰宅します。雨と雷が更にひどくなってきました。もうやめて下さい。

最後に。英国のスペシャリストが以下の車両があるけど買わないか?との事です。

・1961年トライアンフT120 10年前にレストア済み、現在の相場よりも2000ポンド位安いです。

・1953年トライアンフT100C  べらぼうに高いです。

・1953年トライアンフT100  激安ですが、状態が悪いのだと思います。

・1954年トライアンフT100  純正度が高いそうですが、こちらは更に激安です。

ご興味をお持ちになった方がいらっしゃいましたら、お気軽にメールにてお問合せ下さい。先方に詳細を確認します。宜しくお願い致します。

追記 もう店の前の道路が冠水して入口付近まで水が迫っています。予報だとこのまま雨が降り続くので、今回ばかりはちょっと危ないかも知れません。とりあえず床に置いていたモノを上に上げました。出来る事はこれ位ですので、今日はブレーカーを落として帰宅して祈る事にします。

品質低下。

「元々品質は最低じゃねえかよ。」と言われるかも知れませんが、ここ最近仕入れる英インチナット類の品質低下が著しいです。過去に沢山失敗をしながら品質が良いものだけを仕入れる様にしていたのですが、残念ながら最近特にダメです。スレッドの話しです。おまけで得意の二面幅が米インチ仕様です!ならば我慢出来たのについにメトリック仕様まで現れて頭が痛いです。と思っていたら先回分からまた元の品質に戻り始めたものもあります。これを永遠に繰り返すのだと思うと更に頭が痛いです。


こちらは生徒さんの1939年トライアンフ5Tの様子です。洗浄が終わったクランクシャフトの両メインジャーナルを計測しましたが、何と奇跡の修理要らずでした。こんな事は久しぶりです。年式が古くなればなるほど傷んでいる箇所なのですが、どうやらこの年式では生産時の寸法管理が良かった様です。いや、たまたまですかね?ちなみに3ピースクランクシャフトを連結する6組のボルト・ナットは当店が日本で特注しているスペシャルです。しかし、残りが1台分になってしまいました。過去2回、しかもあんなに大量に発注したのに、一体どれだけOHしたんでしょうか。販売した分もありましたけどね。
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P7050004使用するピストンに合わせて新品コンロッドに圧入されているスモールエンドブッシュの内径調整も終わりました。これでクランクシャフトの準備はOKです。






車体は塗装の為に一旦バラバラになります。その前に1962年ノートン650SSとポジションチェンジしました。諸々が終わりましたら、段取りとしてはこのノートンの車体の分解に取り掛かります。もうしばらくお待ち下さい。生徒さんは、ウエットブラストから戻ってきたクランクケースなどの徹底洗浄やその他修正を進めています。
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単品お持ち込みの1956年トライアンフ5Tスピードツインのクランクシャフトの準備も進めています。この年式ではスラッヂチューブが入りますが、オーナー様がそのロケ―ティングボルトを外して廃棄してしまったとの事です。通常ここは外す必要がありませんので、ボルトは再生産されていませんし、在庫もしておりません。硬い1/4”BSFのキャップスクリューを加工して製作しました。最後に純正通りの緩み止めポンチ攻撃で完了です。明日には全ての準備を終わらせたいです。
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今日は妻の誕生日で何とか日付が変わる前に家に辿り着いてやろうとする気持ちが全開のTRAVIS CYCLES栗崎でした。

クセが強い。

P7040001今朝の台風は完全に油断していました。子供達の学校も突然休校になり、少しバタバタしました。宝物だけはしっかりと避難させておいて良かったです。そして、今日もスクールの生徒さんが急遽お休みされましたので私も急遽予定を変更して、マチレスのパーツ発注を朝から始めて途中のご来客2件を挟みつつ、飯抜きで今までやっていました。疲れました。英ポンド高が急激に進行中なのでかなり気になりますが、こればかりはどうしようもありません。

さてさてそのマチレスのパーツですが、既に4カ所に発注して最後に発注予定のオーナーズクラブパーツ屋を残してあります。と言ってもまだエンジンとギアボックス・クラッチ周りだけで、車体のパーツには手をつけていません。気が遠くなります。調べてみて分かったのは48年以前のパーツは極端に入手性が悪いという事実です。また、48年G80に至ってはバカ正直に48年で手配するとダメで、その前の年式や他排気量用で手配しないといけないパーツがある事も判りました。大けがをする前に勉強しておいて良かったです。パーツナンバーのコンバージョンルールも何となくわかって来ました。クセが強い車種・年式です。

同じくクセが強いのはBSAのパーツです。最近は何かとBSAのパーツ取り寄せご依頼が多く有り難い事ではあるのですが、発注準備は大変です。意外なパーツが再生産されていない事も多く、不思議でクセが強いのがBSAってメーカーです。BSAのパーツ手配にはコツが必要です。こちらも正直にその年式のパーツナンバーで追いかけても出て来ないパーツが多いです。しかもメインのメーカーが10個入りなどでしか生産していないパーツがあり、いかにそこを回避するかもカギとなります。そこで有効なのが、トラのマイナー車種との共通パーツがありますので、そのパーツナンバーで手配する方法です。それを調べる方法は企業秘密です。頑張って調べて手配したパーツですが、狙ったパーツが到着する保証はありません。あまりに複雑でメーカーの方で勘違いして生産しているパーツがある程ですし、そもそも純正の段階で年式違いのパーツが普通にミックスされていますから。もちろんいつもの発送ミスもありますけどね。そうなって来るともう何が何だか分りません。



生徒さんの1939年トライアンフ5Tスピードツインは、クランクケースなどがウエットブラストの外注から戻って来ています。クランクケース合わせ面のマウス部分が割れていますが、ここの修理プランは既に考えて材料も手配済みです。最悪は修理しなくても良いとは思いますが、せっかくなのでしっかりと修理します。綺麗になって判ったのが、ベーススタッド部分にもクラックが入っているという事実でした。ここも修理しますので、これはクランクシャフト軸に合わせてベース面を修正してもらう良い機会だと前向きに捉えます。ノートンアトラスは私の過去の修理が甘かった事も判明して反省しました。そしてすぐに改善プランも考えておりますが、それ以外の部分で要修理な部分があります。もう少し先になりますが、確認した上で修理に取り掛かる予定です。
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BlogPaint英国の親切な取引先からは、1956年トライアンフT100のご紹介がありました。あの有名な元トライアンフ従業員レストアラーがフルレストアした車両です。とりあえず輸入した車両を登録して安く乗り出したいと言う方にはおススメの車両です。オールアロイエンジンのスウィングアームモデルT100は本当に良いバイクですよ。この他に、どんどん枯渇が進んでいるT110のファーストモデル1954年トライアンフT110もあります。どなたか如何ですか?


そして、来月英国から当店に到着予定の1950年トライアンフ6Tサンダーバードを改めてご紹介しておきます。お問合せを複数頂いておりますが、まだオーナー様は決まっていません。これは本当に早い者勝ちです。一番先にご決断された貴方がオーナーとなります!
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更に大変お買い得な2台の委託販売車両も忘れないで下さい。詳しくは下の赤文字をクリックしてご確認下さい。宜しくお願いいたします。
1960年ノートンドミネーター99と1954年トライアンフTR5 

腹がぐーぐー鳴っていて気持ちが良いので、これから筋トレして帰宅します。

内臓脂肪系英車屋店主。

P70300011961年トライアンフTR6のオーナー様が嬉しい事にオイル交換でご来店です。英車にも慣れて下さった様で一安心です。本日はあまりに暑い中で渋滞にもハマってしまった様で到着時はオーバーヒート気味でした。英車にはつらい季節になって来ましたねぇ。








ここからは1948年マチレスG80の続きです。何となく状態が良いのではないかと思っているギアボックス(CPかな?)の分解です。アウターカバーを開けるとお馴染みのポジティブストップメカニズムが現れました。キックスターターメカニズムの状態も全く問題ありません。うんうん。
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状態が良いのでどんどんバラしました。ハイギアベアリング部分はオリジナルではオイルシールが入りません。ここは確かオイルシールキットがありましたので、装着予定です。ギアボックススプロケットも交換する必要はなさそうです。
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各ギアにも大きなダメージは無しです。状態は良いです。もちろん細かい事を言い出すとキリが無いのですが、ひとまずホッとしました。実はブッシュ類の状態も奇跡的に良いです。レイシャフトブッシュとキックスターターシャフトブッシュも交換の必要無しです。ギアチェンジシャフトブッシュやハイギアブッシュは交換ですが、擦り切れ寸前のキックリターンスプリングやベアリングなど最低限の消耗品交換でいけそうです!ギアボックスに余計なお金が掛からず良かったです。他の大切な部分に予算を注込めます。
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お次はロッカーボックスです。当初はロッカーからヘッドにかけてあまりオイルは行かないのかなと思っていましたが、オイルポンプ直で圧送されてしっかりとしたオイルラインもあります。おかげでロッカー&シャフト部分にダメージはありません。実はバラすのに一工夫必要でした。マーキングした上でバラしましたが、組み上げる時もちょっと面倒な感じです。パーツが出れば鉄製スリーブだけ交換したいと思います。
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お次はシリンダーヘッドの分解です。こちらもガイド途中へのオイルフィードラインとドレインラインがあります。マニュアルやパーツリストを確認しながらの作業です。バルブは500ccだとINとEXは材質が違うだけらしいのですが、この車両はどうも違うバルブが入っていました。数点の欠品もありました。そのバルブはどちらもステムが激しく段付き摩耗していますので、交換します。新品バルブが来てからガイドは検証しようと思います。問題はEXポート部分です。てっきりプッシュインだと思っていたら謎のスピゴットがねじ込まれている問題です。ヘッド側にもねじが切ってあるっぽい、でもねじ込んであるスピゴットが斜めっている、色々やってもとりあえず外れる気配がない、と悩んでいます。EXパイプ径からしてもプッシュインっぽいのですが、そうなるとEXパイプがカットしてある事になります。もう少し調べます。
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そんな訳で今現在もパーツ屋のリストなどと睨めっこしています。もう頭がクラクラしていますが、欲しいものはほぼ全てありそうです。今回の車両に欠品している大切なパーツなども判明して謎が解けたりもしました。後は、出来るだけ安く仕入れたいのでいつものところから順番に流して行って、どうしても手に入らないものは高いところから仕入れるしかありません。これは、頭が新鮮な内に丸一日かけて一気にやる必要があります。1950年6Tのスピードメーター国内修理も相変わらずゆるい感じですので、近日中にパーツ発注やります。まだ車体の分があるだろ!という声は無視してとりあえず頑張る。本当は筋トレしてから帰ろうと思いましたが、ずっと考え続けているので脳みそが疲れてもう駄目です。晩御飯の時間も帰宅してからですので、こうやってどんどん変な感じ(内臓脂肪系)で太っています・涙。

昼飯。

P7020019先日の健康診断で、体重が人生で最重である事が判明して愕然としました。高校1年生の時に突然診断された心臓のWPW症候群が完全に治っているのを確認出来たのは良かったですけど。県立筋肉体育館の再開も遅れていますし、体重は参りました。そこで決めました。一人の時の昼食は、サラダと鶏むね肉のみにします。ドレッシングでも数種類買い込んで飽きない様にします。これで体重が減るに違いない...。







1948年マチレスG80ですが、色々な事が判って来ました。渋いのはビッグエンドだけで無く、スモールエンドもでした。ガジョンピンとアルミ製のブッシュは抱きついていて、ピストンとガジョンピン部分が動いています。ビッグエンドやこの辺りで何かが起きた時にピストンが首を振ったのでしょうか?ダイナモドライブチェーンがクランクケースに接触して削れていた件ですが、これはクランクシャフトに原因がありました。スラスト方向の遊びが過大で、大きく左右に動きます。この手の車両の基本?であるクランクシャフトの位置は、コンロッドのセンターがクランクケース合わせ面に来るところだと思います。が、タイミング側にズレていました。穴から見えるクランクシャフトもかなり擦った跡があります。ここをシム調整して、ダイナモの位置もズラせば解決する筈ですが、ダイナモの位置が...。詳しくは後ほど。
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ギアボックスを取り外したいので、オイルラインやマグネトーを取り外しました。が、ダイナモは右に抜こうとするとギアボックスがいますので、左に行こうとすると中のねじが引っ掛かります。つまりギアボックスを取り除いても右にはいけません。まぁ左側に抜くにもプライマリー側をバラす必要がありますので、このダイナモの清掃を後からしようと思った場合は地獄だという事ですね。
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P7020010原因は本来は皿ねじである筈のフィールドコイルを固定するねじがこうなっていたからでした。これを皿ねじに交換しますので、ダイナモの位置問題、つまりチェーンスリスリ問題は解決します。多分。






ギアボックスの脱着はわりと簡単な部類かと思います。続けます。ちなみにこの車体のねじのほとんどは緩んでいました。原因は細目のねじがほとんど使われていないからです。もうちょっとオリジナルのねじが使われているかと思っていましたが、この前の前のOHの際にほとんどが失われていて、その後のOHではその再利用が多かった様です。これは仕方ありません。ちょっと普段は使わない様な長さのスタッドボルトなどが多いので、これをきちんとするのはかなり困難です。ただ、この辺りの在庫に自信がある当店では何とかなると思いますし、何とかします。クランクシャフトピニオンギアがテーパー勘合とは知らずに取り外しに苦労しましたが、センター穴を傷めない様に工夫して完了しました。問題はクランクシャフトタイミングサイドの軸受けがブッシュである点です。見た目で明らかに傷んでいますし、クランクシャフトの回転自体が重いのもこのブッシュが原因であると考えて間違いありません。
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クランクケースを取り外した車体は、車体を成立させる為にリア側のエンジンマウントプレートなどを仮組みしてあります。車体は最終的に全バラにしますが、その前に使えないプロップスタンドを何とかします。でも、難しそうです。各マウント部分に沢山使用されているカラー類も苦しいものが多く、組み立て時はねじ類と共に私が苦しむと思います(涙)。
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クランクケースはまさにクランクシャフトのケースといった感じで、この辺りの単気筒独特です。非常に変わった構造のオイルポンプをバラした上でクランクケースをパクりしました。軸受けのブッシュ部分は例の如くクリアランス過大ですと油圧が逃げてしまいビッグエンドの潤滑がうまくいきません。今回はかなり油圧が逃げていた事と想像されます。この部分、実はシャフト単体で新品を発見しましたので、新品ブッシュとの組み合わせでいこうと考えています。
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ロックしていた上に動かすとゴリゴリしていたビッグエンドを確認する為に、クランクシャフトを分解しました。ここがいつものテーパー勘合ではありませんので、巨大プラーとプレスで分解です。ゴリゴリの原因は分りました。ビッグエンドベアリングが割れています。単体でこんこん叩いてやっと外れてくれました。こうなった原因は、クランクシャフトタイミング側ブッシュの摩耗だと断定して良いと思います。
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本日も反省あり、発見あり、疲れ、進展ありの長い日曜日でした。明日からも予定がいっぱいです。6月は気合だを連発していましたが、7月も気合延長みたいです。頑張ります。

水。

もう7月になってしまいました。定休明けの土曜日は相変わらずのバタバタなのに、朝から夕刻までお尻の穴からの水が止まらず参りました。空砲禁止で一日を過ごしました。
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本日到着しました修理依頼のノートンアトラスです。当店開業当初にOHさせて頂いた車両です。クランキングしなくなったとの事で取り急ぎチェックしましたが。詳しくは少し先にチェックします。遠方からのご依頼ありがとうございます。
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材料が到着しましたので、1950年トライアンフ6Tのヘッドライトスイッチ用ベゼルも製作完了しています。1回は失敗する自信がありましたので長めの材料を発注しましたが、一発で決まり安心しました。とは言っても構想から完成まで2時間以上もかかりました。単純な様で結構複雑な形ですので私レベルだとこうなってしまいます。二度と作りたくありませんので今後は外注したいです。今回はアルミで製作しましたが、本当は真鍮で製作してニッケルめっきが良いですね。
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マチレスの作業も進めていて色々と解って来ているのですが、お尻から水を噴き出す前に帰りたいのでまた後日ご紹介します。

いつもと違う車両をやる意味。

じわじわと進行中の1948年マチレスG80の分解作業をご紹介しておきます。しかし、何度見ても異常に細いリアのアクスルシャフトですね。戦前トラよりも確実に細いです。曲がっていないでね、と念じながらエンジンの分解作業です。EXパイプはこのあたりでは当たり前のプッシュイン方式かと思っていたら、どうやら被せっ放しのプッシュオーバータイプである様です。しかし、ヘッド側のスピゴットはインチキ感が溢れ出ています。どうにかしたいのですが、ちょっと回そうとしても無理で手強そうです。
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ロッカーボックスを外すのはちょっとした知恵の輪系でした。これは組む時にはよく考えないといけません。ピストンはオーナー様いわく最終サイズとの事です。シリンダー内壁にホーニングの跡は既に無くツルピカ縦傷さんです。ヘッドガスケットもこれではダメですので、何とかします。
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プライマリー側をバラすのに邪魔な思い出の?!バッテリーキャリアを取り外すのに一苦労、純正タイプを探して交換します。心細いラバーとアルミ製バンドのみが頼りのプライマリーカバーを開けると、そこには大量のアルミ粉がありました。ダイナモをドライブするチェーンが思いっ切りクランクケースを削っていました。話しは戻ってこの手のプライマリーカバーはプライマリーオイルが漏れます。この車両は明らかに最初から諦めてドライ仕様だった様です。クランクケース内からエンジンオイルが侵入しているだけです。出来ればオイルを入れたいところですが、漏れない様に頑張ってシールすると脱着性が極端に悪くなります。どうしましょうか?
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ダイナモドライブスプロケットは専用エキストラクターなどで取り外すタイプではありません。おそらく本来はチェーンがエンドレスでは無くてクリップ式になっており、チェーンを外してから汎用プーラーで外す様です。ノビノビのエンドレスチェーンをカットしてプライマリー全バラに成功しました。クラッチなどの状態は悪くなさそうです。問題のチェーンラインを確認するときちんと出ていました。エンジンスプロケット下にスペーサーを入れた上でダイナモの位置も何とかしてケースから逃がさないといけませんね。あっ忘れてました。エンジンプッシュッドは曲がっていました。
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マグネトー(マグネットじゃないよ)ドライブチェーンの両スプロケットもダイナモスプロケットと同じ仕様です。こちらもダルダルのチェーンをカットして汎用プーラーで外しました。本当はバルタイをチェックしてからと思っていましたが、カバーを外す際に注意していたにも関わらずカムが1個外れました。カム山は以外でしたがとんがりプロファイルでしたが、あまり傷んでいない様です。カムフォロワーは、ノートンOHVシングルの様にガイドごと外さないとダメな仕様です。状態は悪くないので出来ればそのままいく予定です。
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そんな感じでシリンダーを取り外しました。ピストンは抱きついていました。しかし、こんな事を言って良いのかどうか分りませんが、この辺りの鉄ヘッドビッグシングルはこんなものだと思います。今回のOHでSTDサイズに戻す予定ですが、ボーリングの際はクリアランスの設定が難しいです。それより問題なのは、ビッグエンドが激シブで無理に動かさないと回りません。こうなった原因も探らないといけません。
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こんな感じでバラシてチェックしながら必要なパーツを書き出しつつ、そのパーツが手に入るかどうかまで調べています。この年式のマチレスのパーツは思ったよりも厄介な様です。しかし、手に入ります。マチレススペシャリストも居ますし、以前はオーナーズクラブ直売りだったパーツも専用パーツショップが立ち上げられています。もちろん価格は安くありません。いつも取引しているドイツやオーストリア、オランダのパーツ問屋にも沢山ありますので、うまく使いわけようと思っています。でも慣れないので大変です。


いつもと違う慣れない車両を修理すると間違いなく勉強になります。いつもやっている車両に確実に繋がり自分自身のスキルが上がります。仕事として承ったからには全力でやりますが、当然慣れている車両よりもパーツの手配を含めて時間が掛かります。間違ったパーツが届いたりで、利益も削られますがそれを超えた得るものがあります。しかしお金になるからと何でも手を出す訳ではありません。当店は英車ならば何でも出来ます神様系ショップではありません。まずはこちらが不慣れな事をオーナー様がきちんとご理解下さる事は最低条件です。そして、私がパーツを自前で手配出来て、詳しいデータを含めた資料が存在し、誰かに頼らなくてもきちんとした作業が出来る車両である事です。他人にパーツから何から頼っていてはお金を頂く資格が無いと思っています。たまには絶対にやった方が良い不慣れな車両ですが、2〜3年に1台位にしたいというのが本音です(笑)。とにかく慣れない私にお金を払いOHをご依頼下さったオーナー様には、心より感謝いたします。ありがとうございます。


これからもう一仕事して明日の定休を迎えます。定休明けの土曜日は、まだ確定ではありませんがオープンが少し遅れると思います。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

輸入した車両。

P6280006本日もスクールの生徒さんが突然お休みでしたので、予定を変更してアレコレとやっていました。晴れたので、1962年トライアンフTR6SSを青森に向けて発送しました。こちらは陸送会社のデポに持ち込む時の画像です。いつも使っている陸送業者さんは北限が宮城県です。仕方なく違う業者さんを使うのですがいつも心配で、デポにてサイドスタンドに負担を掛けないなど色々と注意事項を伝達しておきました。

さて、この1962年トライアンフTR6SSは英国の別体トラスペシャリストおススメの車両でした。輸入した当時では車体価格も高い方でした。しかし、到着してみるとアレやコレやと色々あり、実際にバラしても中身がエラい事になっていたのはいつもの通りでした。他にも同じところから社長所有の「発送する時に寂しかった!」と言う1954年5Tスピードツインを輸入した事もあります。カレンダーにも掲載されている有名な車両です。有名と言えば英国の専門誌で試乗レポートが掲載され絶賛された5Tも輸入しました。しかし、その2台もいつもの通りでした。その他、世界中から開業以来100台以上の車両を輸入していますが、「これは問題無く、そのまま普通に乗れる!」という車両は皆無でした。

何を言いたいかと言うと、決して文句では無くてそれが現実で普通だという事です。先方が絶好調と言っているのも決してウソではありません。感覚の違いだと思います。海外の取引先には一部を除いてとても親切な方が多く、日本に居る私に沢山の車両を紹介してくれて感謝しています。勿論、この先もしかするとそのまま普通に乗れるパーフェクトな車両が到着するかも知れません。しかしその確率は非常に低いと断言出来ます。

では、実際に現地に赴いて1台1台の車両を確認して買い付ければ大丈夫なのでしょうか?それは違います。現車を見てもエンジンの始動確認をしても、実際はどうなのかは完全には分りません。車両は実際に転がしてみたりすると大体の素性が分かったりするのは事実ですが、中身まではちょっと。しかも現地買い付けだと渡航費用などを車体代金に上乗せしないといけませんから、価格も高くなりますね。

と、こんな事を今までにもこのブログで沢山ご紹介してきたつもりなのです。中身が実際にどうなっていて、どれだけの修理が必要なのかという部分も含めてです。それでも未だに「輸入してすぐに乗れる車両を探して下さい。」「輸入後に悪いところを修理した納車価格を教えて下さい。」などのお問合せを沢山頂きます。しかし、それも仕方ない事だと思っています。海外フルレストア済み○○○円などと日本国内で安値で売りに出されている車両を昔から多く見かけます。価格は輸入した車体に輸入諸費用と利益を乗せた位になっていますので、とても魅力的に思えますよね。海外フルレストア済みというのも決してウソではありませんから、売り方として問題はありませんし文句を言うつもりもありません。また、例えばレストアベース車両があって「この車両をフルレストアして○○○円で納車します。」という売り方も怖いと思います。バラしてみなければ修理にいくらかかるか分らない車両の修理後の販売価格を決めるとします。実際に修理していく中で想像以上にコンディションが悪かったらどうなるのか?儲けである工賃は削れませんので、削るのは交換パーツ代や修理内容、外注費用という事になります。逆に思ったよりもコンディションが良ければ、その分で損をするのは買い手です。

海外モノは怖いから日本国内で長く乗られていて、修理歴が分っている車両を個人売買で安く買うのが一番良いと言う方もいらっしゃいます。本当にそうでしょうか?そう断言している方の車両は調子が良さそうですか?頻繁に転売を繰り返している方が多くないですか?色々な車種に乗りたくて、とりあえずそこそこの車両を手に入れて乗ってみるという考え方かと思います。しかし、そこそこ楽しめても本当にその車両の本当の魅力を体験出来たのかどうかが疑問です。日本において実際にはそういう方がほとんどで、「英車はすぐに壊れる」「壊れたら大金がかかる」「修理に出してもなかなか調子が良くならない」「乗る時は大量の工具や点火プラグ、予備パーツを持っていくのは常識」などという英車への評価が固まってしまった一因だと私は思っています。雑誌も悪いと思います。そういうことを後押しして来た事実があると思います。もちろん広告で成り立っていますし営利目的ですので、考えれば解るのにそれを鵜呑みにしてしまう方も悪いとは思いますが。悪いのは我々業者もそうです。業者が人間的、技術的に信用出来ないから個人売買や看板を上げていないデキルと言われている個人などに走ってしまう方が多いのも、間違いのない事実です。

つまり、最終的に調子が良い車両を手に入れる為には個人の賢明な選択が必要になるという事です。勿論、賢明な選択をする為にはある程度の予算が必要です。最初からある程度の予算を準備してしっかりと修理しておくと、後から後からという修理地獄に陥った場合に掛かる金額と比べると最終的には後悔はないとは思います。後から追加追加で修理するという事は重複する工賃が間違いなく発生しますので、一気に修理するよりは当然高くなります。もちろん、きちんと修理したからといって絶対に壊れない訳ではありません。あくまで生産から数十年も経過している古い機械です。金属疲労もあります。そこは誤解の無いようにお願いします。

長くなりましたが、英車を手に入れて楽しみたいという方は、店主に社会的なバランス感覚があり、きちんとした経験と技術がある、パーツは自社仕入れで、出来れば車両輸入実績も豊富な専門店での購入をお勧めします。お店はご自身でご選択下さい。




P6280003P6280005また海外からパーツが到着しましたが、画像を撮影するのを忘れてすぐにアチコチへ発送してしまいました。しかし、今回も沢山注文したのに欠品が多くパーツ代金よりも送料が高い最悪のパターンでした。頭が痛いです。画像は60年代後半から使用されたテールランプの台座部分です。結局中古を手配しました。傷んでいた部分をヘリサート加工で修理してから発送します。特にトライアンフツイン、ノートンツインにおいてはパーツの供給が豊富で、新商品がこの2017年にも発売される程である事はいつもお伝えしている通りです。しかし、供給が乏しいパーツもあります。主に外装周りやホイールのハブなどです。極端に古い車両もそうですが、逆に70年代などの新しい?車両の方がそうだったりします。そして、外装パーツは価格が高いですね。

純正スタイルの車両が欲しいと言う方は、外装がしっかりとしている車両を選択される方が賢明です。ちょっと現代の中古車両の感覚とは違うかも知れませんが、外装がしっかりとしている車両は中身もしっかりとしている事がほとんどです。当然逆もありますけど、中身をどうせ修理するのですから外装にお金がかからない方が絶対に良いです。ちなみに外装はボロくても良いので中身がしっかりしているであろう車両を探して下さいと言われますが、基本的にあり得ないと思っています。それこそ5年以上前位までは、ノンレストアのボロい車両や外装だけを仕上げた車両もあり大変おいしいベース車両でした。しかし、今となってはほとんど見かけません。もう忘れて夢は追いかけないで下さい。


これから1948年マチレスG80の作業を進めてから帰宅します。

2種目制覇。

やはりあなたはスターになる素材だった。世界陸上出場おめでとう!サニブラウン。
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1962年トライアンフTR6SSは発送準備完了です。天候をみて青森へ向けて発送します。
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1950年トライアンフ6Tはすぐに作業出来る様にリフトに乗せて燃料タンクを外しておきました。この車両で問題なのは、ヘッドライトスイッチのベゼルが無い事です。以前にオーナー様が走行中にベゼルが割れて飛んで行き、仮でアンメーターのベゼルを移植して取り付けてあります。本来は画像の51年の様なベゼルがあって初めてこのナセルにきちんと装着出来るのです。ところが、スイッチは再生産されていてもベゼル付きやベゼルのみはありません。正確に言うとベゼル付きで販売されているスイッチがあるのですが、目玉が飛び出る値段ですのでとても買えません。既に材料は手配していますので、ベゼルのみを製作します。
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P6270004ちなみに壊れたスピードメーターは、生徒さん誤ってガラスを割ってしまった1939年トライアンフ5Tの油圧計と一緒に外注修理を依頼済みです。







P6270011こちらは、1969年トライアンフT120Rと1962年トライアンフTR6SSのOHで取り外したパーツからオーナー様お持ち帰り分を除いたものです。分別して処理箱に廃棄しました。年末に処分します。これらはオークションサイトに出せば結構な金額になるそうです。しかし、被害車(者)が出ない様に私は資源ごみとして処分します。






P6270033心が落ち着いたところで、1948年マチレスG80の作業を再開しています。一つ一つ確認しながらですのでペースは遅いのですが、その様子はまた後日ご紹介予定です。

本日はスクールが突然のキャンセルでしたので、急遽予定を変更して仕事を進めました。明日は生徒さんご出席の予定ですので、スクール中心となります!その様子もご紹介しますのでお楽しみに。

不合格。

P62600011950年6Tは継続車両検査に不合格でした。私が記憶している限り、不合格になったのは初めてかと思います。ヘッドライトの光量が足りず、スピードメーターも壊れていました。準備した私が不合格ですね。この車両は輸入後にエンジンやトランスミッション、車体周りのOHは行いましたが、明らかにOH済みだったマグとダイナモ、電装系の配線はそのままでした。一番最初にダメになったのはマグネトーで、その時にBT-Hに交換済みです。その後は何かと発電不良などの電装系トラブルを抱えており、先回までは何とかなったもののついに力尽きた感じです。幸いオーナー様がご快諾下さいましたので、配線を全て引き直した上で古くて抵抗になっているスイッチ類も改善します。




試乗した際には気付きませんでしたが、スピードメーターを分解チェックしてみると確かに突然変な動きを始めます。いつもの動かしてよく観察するインチキ手法でも、その明らかな原因は分りませんでした。これはまた専門業者さんに修理を依頼します。私はその間に出来る事を進めます。
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早いですが最後にお知らせです。来週あたりに英国の変態別体トラ専門店にパーツを発注します。別体トラ用のマニアックなパーツの取り寄せをご希望の方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡下さい。この2017年になってもどんどん新商品パーツが発売されるトライアンフツインやノートンツインの未来は、まだまだ明るいと思っています。優しいお客様方がお心遣い下さったり、少しサボっていた店内の片付けを行ったせいか心が少し落ち着きました。今日は少し早めに帰宅させて頂きます。

色々と続き。

見事に天気予報が外れて朝から晴れました。青森からお越しの1962年トライアンフTR6SSのオーナー様には試乗の続きをお願いしました。少し慣れた様ですので、熊本新港まで往復約20キロの試乗です。帰りに少し道に迷ってしまった様ですが、無事に帰還されました。トラの走りにびっくりされた様で、良かったです。きちんと整備されたトライアンフは本当に最高です。きちんと整備されたという前提条件付きですけど。調子に乗って私の51年T100も試乗され、別体500ccの良さも味わって頂きました。
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P6250004続けて残りの講習を行いました。最後は掃除の方法やポイントなど。私としては、乗ったらとにかく掃除をして欲しいのです。ピカピカに磨き上げて欲しい訳ではなく、最低限の掃除をして欲しいだけです。掃除は整備の基本であることは言うまでもなく、掃除していれば気付く細かいトラブルもあると思います。小さな内に対処する事で大きなトラブルに発展しなくなった事例も沢山あります。特にいくらOHしたとは言っても50年も60年も70年も80年も前の古いバイクです。乗りっ放しで調子良く維持するのは困難です。そんな感じ2日間の簡単な講習は終わりです。ありがとうございました!








英国からパーツが到着し、見て見ぬふりをしていました。本日ようやく対応出来ましたので、いつもの通り一部を簡単にご紹介しておきます。
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7/8inハンドルバー用のボールエンドタイプはこれしかない!の久々に再生産されたクラッチ&ブレーキレバーや当店では使用しない既製品のクラッチケーブルやスロットルケーブルなどなど。リベンジしたスモールユニット用プッシュロッドカバーチューブなど。クラッチ関係のパーツも在庫補充を中心に。
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DCレギュレーターや実は物凄い新商品のスターが写っている特殊ナット類と汎用ボルト、ワッシャー類も少々。
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全てが取り寄せ分のT140専用パーツやその他取り寄せパーツが少々です。これでコンプリートしたお客様からのご注文が多く、一気に検品、計算、請求書の作成や梱包、ご連絡、一部発送と先ほどまで脳みそをグリグリとさせていました。もう限界です。
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明日の継続検査前にDCレギュレーターも奇跡的に間に合った1950年トライアンフ6Tは、私のT100から移植した中古をすぐに新品へ交換しました。それから手強いのでまだ終わっていなかった準備でおっさんの油汗を流しました。その次に控えているスズメバードの方が色々と手強そうですねぇ。
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明日と言うか今日になった月曜日を乗り切れば、何とか先が見えて来る様な気がします。自宅から安否確認のTELが入りましたので、そろそろ帰宅します!

講習。

P6240001195?年トライアンフ6Tスズメバードも無事に到着。スズメ本体は来週登場予定です。長い眠りから覚めそうで怖いです。








本日は、青森から1962年トライアンフTR6SSのオーナー様がご来店です。遠方よりありがとうざいます。とにかくトライアンフは初めてで近くにメンテナンスをしてくれるお店も無いとの事です。本日は、一緒にオイル交換をしたり基本的なメンテナンス方法の講習をさせて頂きました。最後、奇跡的に雨があがったのでドキドキの初トライアンフ試乗です。触ったらそのまま崩れ落ちるのではないか?という位カチコチに緊張されています。右足が今にもチェンジペダルを踏みそうなのもポイントです。
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当店は遠方のお客様が多くいらっしゃるのが特徴です。但し、残念ながら納車後の細かいメンテナンスなどを行う事が出来ません。東京もしくは近郊の方でしたらVMSさんをご紹介出来るのですが。そこで、納車後のメンテナンスがご不安でご希望の方には今回の様な簡単な講習を行うことも可能です。ただスクールの様な細かい講義や実技は難しいのでご理解願います。明日も、少し講習を行う予定です。

力み。

1950年トライアンフ6Tの様子です。復活させる為に車体から取り外したダイナモはショートタイプですね。本当はロングの方が良いです、スペシャリストもそう言っています。清掃などを行いすぐに復活しました。その他の整備をどんどん進めます。
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P6220003スピードメーターケーブル取り出し部分からのオイル漏れが酷いです。いつものシーリングワッシャーを挟むだけではダメなパターンです。ケーブルのカシメ部分からも漏れています。こればかりはどうしようもありませんので、ビニールテープを巻いておきます。しばらくは大丈夫です。






オイル交換や各種調整も終わり、エンジンをかけて充電具合を確かめておこうと思いましたが、ここからが長かった。なぜかDCレギュレーターが終了していました。困った事に愛用しているレギュレーターの在庫がありません。この車両は以前OHされた際になぜかマイナスアースにされているからです。先週発注済みなのですがいつ届くのか分らない上に月曜日が車両検査です。困りました。ここで思い出したのが、以前使っていたDCレギュレーターの不良在庫です。しかもマイナスアース用が2個ありました。早速試しましたが、見事に2個ともハズレでした。本当に困りました。その時にまた思い出しました。店内にあるマイナスアース仕様のダイナモ車両。はい、51年T100です。こいつはいつもこういう運命にあります。早速とりあえず移植しておきました。夜の騒音対策で店を閉めきってエンジンをかけて何度もチェックしていましたので、最後は本気で死にそうになりました。慌てて派手に換気した今現在もちょっとダメです。ココで一人で死んだらなかなか見つけてもらえませんから大変です。
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ここからは別体トライアンフのダメな部分の話しです。そう、この純正ツイストグリップの固定方法です。小さな2BAのイモねじ1本で固定されています。もちろん、私達が扱っていてツイストグリップが抜けたりする事はありません。ところが、慣れない方などが車両を扱っていると抜けたりします。陸送業者さんに何度か抜かれました。後は、どうしても車体を取りまわす際に力んでグリップを握ってしまう方や、走行中に手が力む方、ハンドルバーに体重をかけて乗る方も抜いてしまう傾向にあります。力む方が乗っている車両はすぐに分ります。必ずグリップラバーが極端に捻じれていたり、クラッチ&ブレーキレバーが下側に垂れていますので。但し、そういう方がいらっしゃるのは当たり前ですので、乗り手のせいにしてはいけません。どんな方が取り扱っても抜けない様にするべきですので、トライアンフが悪いのです。しかし、ハンドルバーに穴を開けたりするのも過去にご紹介した様に実はかえって不都合があったりしますので、今のところ対策はしておりません。
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さて、抜けるからとイモねじを強く締め過ぎたりすると大抵は真鍮製のツイストグリップ側の雌ねじがナメます。そうなると今回の様にヘリサート加工が必要になるのですが、それが場所的に厄介な作業です。白状すると今回も一度失敗しました!ここでもう一対策を。プリモノブロックキャブレターはスプリングが少し長過ぎますので、スロットル操作が他のキャブに比べると重いです。重さで力んでしまっている可能性もありますので、スプリングを少しカットしました。通常はやらないのですが、今回は対策として。別体トラのツイストグリップ固定方法、何か良い方法が無いかどうか検討しないといけませんね。



実は少し精神的に不調です。1962年ノートン650SSとマチレスG80の作業も進められていないにも関わらず、毎日どんどん仕事が増えていって翌日にもちこさない様にするのが精一杯です。力んで気合だ!気合だとやって来ましたが、ちょっと疲れて来ました。天候や不安定な気温のせいもあるかと思います。と、そこは頭皮がゆるゆるのノンストレス男である私です。明日の定休でリフレッシュして土曜日からまた力んで頑張ります!

海外から車両の輸入。

トラヴィス・サイクルズでは、英国を中心とした欧州、米国などから車両の輸入実績も豊富です。開業以来、平均して年に10台以上の実績があります。年々売りに出る数が減って価格も上がっておりますが、まだまだ車両をお探しの皆様のご期待に応えられる様に努力しております。本日は、2台の車両を買い付けました。1932年AJS500ccと1960年トライアンフT120です。どちらもオーナー様は決まっております。誠にありがとうございます。こんな事を書きながら気付きました。今回1960年を輸入しますので、私のキャリアで1938〜1970年までのトライアンフツイン全年式をコンプリートです。微妙に嬉しいです。
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まだオーナー様が決まっていない車両があります。まずは先日英国で買い付けたばかりの1950年トライアンフ6Tサンダーバードです。約2カ月先に当店に到着予定です。当店でも過去に沢山輸入したリジッドフレームの6Tですが、最近は他の車両以上に売りに出る事が少なくなりました。特にこの50年ファーストモデルは希少車種です。
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そして何度もご紹介しております1954年トライアンフTR5と1960年ノートンドミネーター99 2台の委託販売車両です。この2台も当店が過去にオーストリアとアメリカから輸入したものです。詳細は下の赤文字をクリックしてご確認下さい。
1960年ノートンドミネーター99と1954年トライアンフTR5 






P6210001お預かりしております1950年トライアンフ6Tはダイナモをチェックしましたが、また停止している様です。明日もこの車両にかかりっきりですので、このブログのネタも無さそうですね。

これからPCのメンテナンスをしますので、その前にお知らせです。お待たせしております英国メインのところからのパーツですが、先ほど無事に発送されました。珍しく新商品の完成を待ってから発送したとの事で、当店へはおそらく週明けの到着になると思われます。そしてフロントフォークゲイター(ブーツ)の件ですが、英国の巨大パーツサプライヤーにお願いしていた件の返答がちょうどありました。彼らも品質の悪さに問題意識を持っていた様で、新しいメーカーにて質の良い耐候性を意識したマテリアルを使用して製作してくれるそうです。今年中には複数の車種・年式用を発売するとの事で、非常に楽しみです。今現在フォークゲイターがパカパカしている皆さんは、そのまましばらくお待ち下さい。その時には不良在庫になるであろう当店の現行品在庫を、優しさで先に買って下さっても構いませんよ!

深夜のローテンション。

こちらは今となっては大変貴重なエイマルコンセントリックMK1プレミア930キャブレターです。当店でオプションとして行っている修正作業などを、お客様のご要望で行っているところです。これで販売可能な在庫は全て無くなりました。
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さぁ今日も色々な事がありました。毎日がドラマです。松井さんの彼氏であるミスターに言わせるとメイク イット ドラマチックです。英国2箇所からパーツが届きました。「忙しいのにパーツを送りやがって!」と思いましたが、発注したのは間違いなく私です。そこで思い出したのが、メインのところから何故かまだパーツが届いていないという事実です。そう言えばまだ発送された事になっていません。そんな感じで、沢山のご注文を頂いているメインのところからの入荷が遅れています、すみません。箱を開けてみると、しばらく経ってもう一つ重要な事に気付きました。発注して届く筈だったリジッドフレームトラ用のリアスタンドが入っていませんでした。そのリアスタンドを発注する為に他のパーツを便乗発注したのに便乗した分だけが虚しく届き、送料だけが高い最悪のパターンでした、ありがとうございます。
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予定通りに仕事が進まず更に追い打ちをかけられローテンション全開ですが、一部のパーツをご紹介します。
マグカップは在庫補充、マチレスG80用のハンドルは狙ったものが届きました、LUCASの緑色など沢山の電装系パーツが。
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プライマリー関係のパーツは在庫補充、イタリーピストンも在庫補充、その他取り寄せ分も到着しています。必要なのに意外と需要が無いユニットトラのプライマリーチェーンテンショナーアジャスターを外から調整する専用工具も到着しています。販売用です。
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P6200014そして最後にフロントフォークゲイターと台湾製リアショックアブソーバー在庫分です。しばらく欠品していたこの68〜70年タイプのフォークゲイターは、やはりアソコのものと共通になりました。もちろん高品質ではありません。既にご存知の方も多いかと思いますが、トラやBSA A65用1968〜1970年タイプのフロントフォークゲイターに新商品が出ています。アメリカ製で「10年保証付き」とうたっているものです。先月だったと思いますが、複数のお客様から取り寄せのご要望がありました。このネット社会ですから、私達プロがあまりチェックしない様な海外のパーツショップやebayに沢山出回っていれば皆さん気付きますね。まだ仕入れていない理由は、業者として安く仕入れられるルートを確保出来ていないからです。誰でも買える価格で仕入れておいて利益を乗せて販売する事には抵抗を感じます。ある巨大パーツサプライヤーに取り扱いをお願いしましたが、興味が無いらしくダメでした。当店のお客様で欲しいという方がいらっしゃいましたら、一番安いところをこっそりお知らせします。良さげなものがあるのに完全放置する訳にはいきませんから。

このフロントフォークゲイター(ブーツ)について。私がこの業界に入った14、5年前は、普通に英国製で問題は無く、そこそこ耐久性のあるものでした。もちろん、古い車体に装着されたまま生きている様なものの品質ではありませんでしたが、それでも良かったと思います。その後に英国製の品質がどんどん落ちて来て、台湾製の方が品質で上回りましたのでそちらを仕入れていた訳です。しかし、その後に台湾製も品質が落ちていきました。特にここ2、3年は最悪で、唯一ハイクオリティーだった別体トラ60〜63年用ですら信じられない程の低品質になりました。「もう我慢出来ん!」となって、去年あたりから日本国内で特注しようともがきましたが、金型代は良いとしても一発一発が高過ぎて3か月前に諦めました。ちなみにT140に使えるものは高品質なノートン製があります。これは私が発見したのではなく、先輩方に教えて頂いた事です。

そして現在に至ります。今度は違うサプライヤーに、高品質な素材に変更して生産してもらう様に交渉したいと思います。そのうち良いお知らせが出来る事を願います。更に言わせてもらうと、そんなフロントフォークゲイターの品質など数ある低品質問題の中の一つにすぎません。他にも同じ様な流れのパーツが沢山ありますし、これまでにも解決したり逆に解決していたものがダメになったりを繰り返して来ました。だから、きちんとしたプロが必要な業界だと思っています。



今日は長いですよ、最後まで読んで下さった方はおめでとうございます。生徒さんの1939年トライアンフ5Tスピードツインの様子です。シリンダーとヘッドを外注塗装前準備中です。各部分の修正が終わったところで、シリンダーのスカート部分の加工を行いました。加工が必要な理由は、コンロッドを例の新商品(幅と厚みがオリジナルよりもある)に変更するからです。いつもやっている事なのですが、今回はスカートのコンロッド逃げ部分があまりに厳しいのです。
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40年代に入ると、画像の少し赤いシリンダーの様な逃げ加工が施してあります。これでも実際に組み付けてクランキングすると恐ろしい位のギリギリ具合ですので深さと幅を拡げる必要があります。この部分はピストンリングも全然当たりませんので、結構余裕があります。そんな理由からかオリジナルでも4箇所全てがバラバラで適当に加工してあります。生徒さんと二人で頑張って加工が終わりました。
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だから今日は本当に長いですよ。午前中は雨が降っていませんでしたので、1962年トライアンフTR6SSの試乗動画を撮影しました。絶好調で試乗しても楽しいです。



最後にお知らせです。だから長いと言いました。現在、英国と米国で車両を買い付けていているのですが、まだ米国の方が便乗輸入が間に合います。米国特有の安いBSAビクタースペシャルやユニットトラ650が欲しいという方は、大至急お問合せ下さい。便乗すると輸入諸費用が安くなり皆がハッピーです。宜しくお願いいたします。

先ほどやっと到着したパーツの対応が終わった位で、予定していた作業が進んでいません。せめて明日に引きずらない様にするのが精一杯ですので、気合で乗り切ります。ローテンションの時は失敗するので作業は行いません。ご安心下さい。

眠れるスズメ。

BlogPaint復活の日が近い様です。復活するのは良い事なのですが、つまりはこの店に現れるという事ですので私は睡眠不足確実です。今からビクビクしています。何が問題かと言えば、夜中にNHKの再放送ドキュメンタリーに熱中するからです。イトウとユキヒョウが特に好きみたいです。





P6190003生徒さんがいない日もスクールの段取りは進めています。こちらはウエットブラストなど外注第一弾の依頼準備中です。まだまだやる事が沢山あります。






1962年トライアンフTR6SSの様子です。まずはエキパイにヒートシールドを装着し、サイレンサーの取付け方法も工夫して変更しました。その後はリアフェンダー周りのビビり対策を行いましたが、これに結構な時間を費やしてしまいました。何度も言いますが、完成後のやり直しはプロとしてダメな事です。ある程度は仕方ない部分もあるのですが、やり直すからには徹底的にやります。
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本日はもう懐かしいせっちゃん家をかすめて南阿蘇方面に行きました。帰りにお洒落カフェでミルクセーキ(シェイク)を頂き、帰還してすぐにトイレでした。ビビり音とは完全にオサラバしました。今回も勝手に回ろうとするクランクシャフトで回転を抑えるのが大変な感じです。クラッチ裏側以外からのオイル漏れも一切無し、何も問題無し、試乗距離もノルマの200キロを突破、各シチュエーションでのテストもOK。明日からずっと雨の予報。
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P6190007何故かたまにですが気になさる方がいらっしゃいますので、とりあえず。今回の試乗の燃費は計算すると27.8km/Lでした。大体の車両はこんなもので、プリモノブロックでは多少燃費が悪くなる傾向があります。燃費やその他スペックを語ってもほぼ無意味なのがこの世界です。個人的な意見です。
本当は粘ってマチレスの作業を進める筈だったのですが、1950年トライアンフ6Tをバイクリフトに乗せて、海外とやり取りした時点で力尽きました。お客様のバイク試乗は気を遣うので本当に疲れます。もう帰ります。

1962年トライアンフTR6SS試乗・調整。

P6180001本日は試乗 → パーツ発送 → 試乗 → パーツ発送な日でした。朝から継続車検代行でお預かりしている1950年トライアンフ6Tをチェックの為に試乗しました。特に問題はありませんが、また発電していない様です。この車両は輸入時にダイナモがOHされた状態でしたのでそのまま使いましたが、その後に不具合が続いています。電装系の配線も引き直しておらず、色々と何とかしないといけません。







P6180003本日と明日は晴れの予報ですので、一気にやります1962年トライアンフTR6SSの試乗と調整です。まずはご近所でキャブレターのセッティングを出した後、いつもの熊本新港まで試乗しました。あまりに調子が良いのでそのままコチョコチョしながら金峰山という山越えルートに向かい50キロほど走って来ました。店に戻ってすぐにオイル交換とタペットクリアランス調整などを行いました。とにかく調子が良く気持ち良いのですが、リアフェンダー辺りからのビビり音の場所をどうしても特定出来ません。スタンドを立てたままエンジンを吹かしても音が出ず、乗るとある特定の回転数で出るので厄介です。



今度は海沿い世界遺産閑古鳥コースへ出発です。日曜日の夕刻なのに静かな世界遺産のみで休憩し、100キロほどを走破しました。
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日没前に帰還する事が出来ました。今回も最後の100キロは手ぶら試乗でした。OHした本人が沢山工具を持っていかないと乗れない車両をお客様にはお渡し出来ませんからね。ビビリ音の場所はほぼ特定しました。それとやっぱりヒートシールドが無いとダメです。ズボンの裾がやられます。最後の在庫1個を装着予定です。塗装前にキャップの座面を修正したオイルタンクからオイルが漏れます。これはキャップがダメですので交換します。これで明日、試乗を終わらせて次の土日のオーナー様ご来店を待つだけにしておく予定です。
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明日、月曜日は英国からパーツが複数到着する予定もありますが、何とかやり繰りしながら試乗に出る時間帯が多いと思います。宜しくお願いいたします。実写版マリオカート熊本で本日もどっぷりと疲れました。もう帰宅します。

ケータイ&ハロゲン。

P6170014もう20年近く使っている携帯電話の料金プランを変更したい!そう思ってから数か月が経過しましたが、意を決して携帯ショップに飛び込んだのは昨日の事です。ウェブ上(もちろんPC)でやろうとしましたが、全く意味が解らず断念した訳です。受付けの段階で2時間待ちなのは想定通りで、受付票を受け取ってすぐにオートバックスに向かいました。ハイエースのヘッドライト球が片方切れたのでその交換で。しかし、前のオーナーがHIDなんかに交換していたので「両方セットでの交換になってしまい16,000円です。」と言われましたがそれも想定通りでした。ハロゲンに交換してもらいながら携帯ショップへ舞い戻り、説明を受けているとどうやら機種変更した方が安くなるとの事。MOVA事件以来5年?位使い続けたスマホを諦めました。最近は謎のエラーが多発していたのでちょうど良いかなといった感じです。色々あった機種は完全無視し、黙って日本ブランドを選択しました。ヘッドライト交換とケータイ交換が終わったのは17:00と完全に休日を潰してしまいましたが、スッキリしました。




P6170017長崎からは1950年トライアンフ6T継続車検代行のご依頼を承りました。納車してからもう7年、早いですね。ご依頼ありがとうございます!






こちらはスクールの1939年トライアンフ5Tスピードツインの様子です。戦前のクランクシャフトは歴代で一番軽いのです。ヴォ〜ンとした回り方が特徴です。バランスファクターは5TとT100では違います。心配だったビッグエンド部分ですが、ラッキーな事に過去に修理はされておらず、STDサイズが摩耗しただけの状態でした。この部分、過去にヘタに研磨されていたりすると、最悪は再利用不可能になってしまいます。コンロッドのキャップ側に盛られている例のバビットメタルも、ご覧の通り瀕死の状態でした。
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クランクシャフトも分割しました。コンロッドは、新商品として発売されて以来はずっと使用しているメタル交換式のタイプに変更します。このコンロッドも第2ロット辺りから不良品が頻発して、製造元の工場長とやりとりした思い出があります。結局は不良を認めて交換してくれましたが、その時の英国への送料は当店が負担したままです。面倒臭いからもうイイですよ。たった9年やっただけでこんな話しが沢山あります。使えなかったりしたパーツの総額は数百万円分あると思います。疲れますね。
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さて、クランクシャフトと共にその状態が気になっていたギアボックスを分解しました。ちなみにトランスミッションと言うと一時減速のプライマリー側も含みます。49年型までの特徴は、スピードメータードライブギアが無い事でカバースクリューが確か2本少ないです。キックスターターシャフトもインナーカバー側に鋳鉄製のブッシュが入ります。中身のギアは全く違うもので、50年型以降との互換性はありません。メインシャフトもローギアがシャフトと一体型ですので困るタイプです。
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ハイギアベアリング部分にもオイルシールが装着されず、そのままではダダ漏れタイプです。49年型にはここにスピードメータードライブギアボックスが装着されると言う迷惑仕様となります。フロントホイールドライブからリアホイールドライブに以降したのは良いが、スプラングハブの登場で行き場を失ったギアボックスがここに来ちゃった系です。話しは逸れましたが、ギアの状態は大変良好で両シャフトの曲がりもありませんでした。ギア・シャフト類がダメな場合、NOSや良品中古を探し回る羽目になりますので、ホッとしました。
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シリンダーヘッドは変に傷んでおらず、いつものメニューだけで済みそうです。同じくロッカーボックスも良好です。今まで複数台の戦前〜40年代のトライアンフツインをOHして来ましたが、そのほとんどの状態がその後の年式と比較して良い事が多いのは注目すべき事実です。色々と理由は考えられますが、それはさておきその素晴らしい歴史をきちんと受け継ぐ事が大切かと思います。いつも責任すら感じてしまいます。
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P61700161962年トライアンフTR6SSはナンバープレートが到着しました。早速ちょっとですが公道で試乗しました。それもどうかとは思いますが、OHした本人がビックリする位の調子の良さです。明日は晴れの予報ですので、試乗に出る時間帯が多いかと思います。宜しくお願いいたします。
最後にちょっとお願いとお知らせです。高い家賃の支払いに疲れ果てた私は店舗の移転を本気で計画しています。ところが、地震以降は物件が極端に減ってしまいその計画を妨げています。もし熊本市内で素敵な賃貸物件をご存知の方がいらっしゃいましたら、私までお知らせ下さい!事故物件は嫌です。宜しくお願いいたします。
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