TRAVIS CYCLES (トラヴィス・サイクルズ)のブログ

九州熊本にて英国製クラシックバイクとパーツの輸入・販売・整備を行うトラヴィス・サイクルズの日々を、営業日は毎日更新しながらお伝えしております。トリニティースクール(既に閉校)と基本的に同じ内容のレストア学校(宿泊所完備)も運営しております。

2011年05月

470本シャラポア。

昨日から続いた470本シャラポアノックがやっと完了しました。旋盤で切削、面取りした後にマイナスの方は1本ずつバリ取りまでしたので地獄でした。めっきに出しておきます。
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関係無い男が写っていますが、坂本竜馬と誕生日が同じという事で、JINを観ながら現代版の坂本竜馬だと騒いでいます。早くおいらのトラのタイヤ交換してくれ。



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地元の敏腕職人にOHをお願いしていた時計が戻ってきました。40年代のROLEX OYSTERです。分解時の写真を見ながら丁寧に説明してもらいました。個人的に古い機械式時計が好きで、サラリーマン時代はいつも自動巻きを身に付けて苦楽を共にしました。

実はROLEXがあまり好きではありません。これは10年前に婚約時計(指輪とは別に)として今の奥様に渡したものです。あえてハズシたつもりでROLEXを選択しました。
やはり古くて良いモノには魅力を感じます。別に古けりゃ良いというものでは無いのですが、良いモノを探していくと古いモノに多くブチ当たります。



P1010140いつものオーバーレブさんにお願いしていたシリンダーヘッドのブラストとガンコートが完了して戻って来ました。いつも通りの丁寧な仕事に脱帽です。
この後、バルブガイドを入換えてシートカットをすればヘッドは完了です。





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こちらはアールテック・エンジニアリングさんから戻ってきた1959年ノートンドミ88一式です。硬質クロームめっきでは対応出来ないほど傷んでいたシリンダーヘッド、ロッカースピンドル穴はボーリングで拡大。オーバーサイズのロッカースピンドルも製作してもらいました。シリンダーバレルのボーリングはもちろんダミーヘッド・クランクケースをセットして行いました。
ノートンツイン(ダミー付きのボーリングはOHVシングル500ccも対応してもらえます)の内燃機加工もアールテックさんで決まりですね。



私は外注先(硬質クローム以外のめっき加工を除く)に本当に恵まれているなぁとつくづく感じてしまう今日この頃です。

シャラポアスクリュー。

英車のカバー類のねじにキャップスクリューが取り付けられていたら専ら倒れる方です。特にステンレス製なんかだったら吐き気がします。本当に個人的な考えですので、お許し下さい。
当店で修理する際には、カバースクリューを年式に合わせて使い分けます。

マイナス頭(Slotted)のねじなんかは好きな方が多いのではないでしょうか?
ちなみに、通常はマイナス頭かポジドライブ(いわゆるプラス、フィリップスでは無い)となります。ノートンを除いては、マイナス頭は50年代中盤までだと思います。

そしていわゆるチーズヘッドスクリューとなるのですが、正確には完全に頭が平らなモノをCheese Head、少し頭がドーム状のモノをFillister Headと呼びます。多分。


P1010163しかし、現在安く仕入れる事が出来るカバースクリューは頭が少し大きいという難点があります。詳しく説明すると10mm以上あります。出来れば3/8in(約9.5mm)以下であって欲しいのですが。

なぜならば別体トライアンフのカバーに装着する際に、3/8in以下でないと頭が収まらないのです。

ですので、当店では使用する際にその都度旋盤で頭を削って亜鉛めっきスプレーで削った部分を塗っていました。それでは面倒なので、在庫分を一気に加工してめっきに出す事にしました。

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画像で浮いているのが加工前、収まっているのが加工後のねじです。ちなみに大金を払って仕入れたそのまま使用出来るねじも在庫しております。
ユニットトライアンフやBSA、ノートンには頭が10mm以上あっても使用出来るのですが、当店の主力はあくまで別体トライアンフですから!

本日は夕方に昼飯を食らった後に加工に入りましたが、150本ほど加工したところで力尽きました。

※カバースクリューの小売りは色々と難しいので、現在は中止しております。どうしても欲しいという方はご相談下さい。


ドルフィン商会さんが製作された旧ロゴAVON Tシャツを少量仕入れてみました。
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サイズはMのみ、色はブラック、ネイビー、グリーン、あずきちゃんの4色、ボディーはプリントスターです。とりあえず各色2枚ずつ仕入れましたが、ご要望があればまた仕入れます。
価格は安めです(お問い合わせ下さい)。パーツをご購入されるついでにいかがですか?
毎年恒例の当店オリジナルTシャツもそろそろ準備中です。ご期待下さい!!


下は、35歳 二人の子持ち 最近、足の裏の角質が剥がれて疲れ気味の男性モデルが着用した画像です。乳首が浮いてしまった事が悔やまれます。
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1958年トライアンフT110は買い付け済みです。

彼女が94年。

P10101431969年トライアンフT120の生徒さんは、中古フェンダーをフィッティング中。元々の穴はほとんど使用出来ませんので、ベストな位置に穴を開けた後に不要な穴を一つ一つ溶接で埋めていきます。





P1010142その間に私は、パーセルグリッドが装着出来る様にタンクを加工します。69年のUKタンクですが、すでにパーセルグリッドは廃止されています。






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使用するパーセルグリッドに合わせて(その前にきちんとタンクに座る様にグリッド側の加工も忘れずに!)タンクに穴を開けます。そして、中に1/4inBSFのねじを切った棒?を製作。溶接し易い様に薄々のフランジ付きです。



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一旦、穴に棒?を突っ込みパーセルグリッドを装着しねじを締め込みます。ねじは真っ直ぐには入らないので、斜めになる方向を考えて溶接で仮付けする位置を決めます。



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仮付けをした後に、またねじを締めこんで自然に締まる位置を出してあげます。すべての棒?の角度が決まったらフランジごと溶接してしっかりと溶かし込みます。そして仕上げたら漏れがないかをチェックして完成です。



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パーセルグリッドの足が当たる部分には絶対にパテを盛りたく無いので、しっかりと仕上げる予定でしたが無理でした。ただ、足が当たる部分にパテ盛りの必要は無く、あくまで周りだけの話しです。シュワッチ!



P1010152パーセルグリッドを装着して喜んでいたら地獄に叩き落されました。例のマウント部分の下に穴が開いていました。ねじ山も終了していました。もう片方は貫通寸前でした。






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まずは両方切開しました。



P1010155両方とも穴をしっかりと溶接で塞ぎました。漏れチェックもOK。






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傷んだねじ山を修理(書くのは簡単、やるのは大変)した後に、タンク側へプレートを溶接しました。元々の場所は信用しないで、フレーム側のタンクマウントの間隔に合わせて、しかもねじがきちんと垂直に立つ様に位置決めをしてあります。書くのは簡単、やるのは大変、彼女が94年。
このタンク、塗装前にまだまだやる事が沢山あります。






1958TRIUMPH-T110この1958年トライアンフT110を英国で本当に買い付けました。フルレストア済みです、一応。オーナーを募集中です。レストレーションスクールの教材車としてもOKです。






TRIUMPH-TR-6同じ取引先に1965年トライアンフTR6もあります。フルレストア済みです、一応。T110と一緒に輸入すれば、送料や諸費用がお得です。お問い合わせはお気軽に!






別の英国の取り引き先ですが、1957年トライアンフT110も入荷した様です。こちらもピカピカです。お問い合わせはお気軽に!
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19526tこちらは東京のトリニティースクールで在庫中の1952年トライアンフ6Tです。まだオーナーは決まっておりません。





車両に関してのお問い合わせはお電話、メールにてお気軽にどうぞ。彼女が94年です。

スイカグリッド。

P1010135熊本が誇る名産品の一つとして真っ先に挙げないといけないのが、西瓜です。こいつはひどく旨いのですが、最盛期が5月という困ったちゃんなのです。一番食べたい夏に無いことは無いのですが、エース急の品種はすでにシーズン終了となります。夏に食べるのは西瓜の名産地に住んでいながら山形産や千葉産などになってしまいます。
西瓜を運ぶのにも便利なトライアンフのパーセルグリッド。トラで決まりですね!





1960年ノートンドミネーター99は、過去にコンロッドが折れてクランクケースが損傷している様です。溶接でなんとか修理を施してありますが、ヘタクソなのでオイルが漏れるらしくシリコンガスケットで塞いでありました。
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修正前を取り忘れてまた説得力の無い事になってしまいましたが、溶接して修正した後です。一旦クラックが入ったりして放置してあると、アルミの断面が酸化してしまい溶接が極端に難しくなります。今回もそのパターンで、すぐに不良箇所が出来てしまい何度かやり直しました。




P1010131これも良い例です。OH中の1955年トライアンフT110のギアボックスアウターカバーに何かをぶつけたらしくクラックが入っていました。





P1010132余熱をかけてしみ込んだオイルを飛ばした後に、ある程度の開先をとりTIGでアークを出してみたところです。クラックの断面からアルミの酸化が進み、まともに溶けようとしません。ここからは経験が助けてくれます。こういう状態のものを溶接して、「全く修理したのが判らない」状態にまで仕上げるのは困難なのですが、強度的に問題ないレベルで修理する事は出来ます。



P1010133コチラが修理後です。表面にどうしても不良が出来てしまいます。しかし、組んでしまえば見えない部分ですし、何よりも機能的に問題ありませんので良しとします。

この様な部分は、パーツを交換してしまう方が早いと思います。しかし、修理代金にプラスとなります。当店でOHする車両やレストレーションスクールの車両においてこういう箇所があり、私が手を動かして手間ひまをかければ直る部分は修理をします。そうすれば、オーナーは金銭的な負担がゼロとなります。私が消耗するだけで済みます。


P10101371960年ノートンドミ99は、クランクシャフトを組み終えました。コンロッドのキャップはBSA A65がそうである様に初期型はアルミ製です。コンロッドナットの締め付けトルクの管理が重要になります。




P1010136クランクベアリングは両サイド共にドイツ製のスーパーブレンドを使用して、サイドスラストはシム調整します。以前はノートンに注文する時にC3で指定しないとC2を送って来ましたが、最近はC3で指定すると「C2なんか送らないから普通に注文してね!」と言われます...。




P1010138苦労して修理したシリンダーヘッドはバルブを組み込んだ後に、ロッカーを組み付けました。ロッカースピンドルの具合は良いのですが、バルブの頭を押すアジャスターの位置が全部バラバラでなかなか真ん中を押してくれません。隙間に入れるスラストワッシャーの厚みを変えたり、ロッカーアーム自体を削ったりして何とか満足行くところにおさまりました。これを3時間位やってしまい、何だかなぁと思いました。

ノートンツインはコマンド以前のアトラス、それ以前のドミネーターと古くなれば古くなるほどシリンダーヘッドの痛みが当然激しくなります。毎回シリンダーヘッドのロッカースピンドル部分の修理は頭が痛いばかりか自分が消耗してしまいます。



P1010139ロッカーアームの先端でバルブの頭を押すアジャスターとそのロックナットも傷んでいれば交換したい部分ですが、ノートンツインはトライアンフと違ってねじ径が特殊です。
1/4inと5/16inの中間なので、修正するタップ、ダイスがありません(探せばあるんですかね?)。新品を使用するとロッカー側が渋い事が多く、何度も何度も現物を摺り合わせしていくしか方法が無く、これも何だかなぁと思ってしまいます。




台風が近付いている様で心配です。
レストレーションスクールの生徒さんを募集中です。津波で流されてしまった1961年トライアンフT120をレストアしてみたい、手間隙をかけるのが好きな方も募集中です。但し、時間がかかってしまう事確実ですので、地元の方に限ります。

明日は息子の保育参観です

ので、絶対に寝坊出来ない。今日は早く帰ります。

P1010116つまり、英国から到着したパーツをご紹介して今日のブログ更新を完了させようとしているのです。





P1010117トライアンフのガソリンタンク中央に取り付けるスタイリングストリップ。各年式やモデルで沢山の種類があります。ズバリそのものを取り付けると大体そのまま装着可能ですが、ほとんどの人はこれを取り付ける4BAのナットなど持っていないのではないかと推測されます。





P1010118トライアンフ用のニーグリップラバー。主に60年代中期までのUS仕様のタンク用で、プレートの上に被せるタイプです。これはトップクオリティーのものを仕入れましたが高かった...。






P1010119ナセル用のフロントフォークフェルトシールなどなど。フェルトなんです。







P1010120いつものトライアンフ用GPMピストンASSYです。650ccの7:1と9:1は常に全種類在庫しております。別体5T用各サイズと750ccコマンド用のSTDも在庫しております。







P1010121たまに需要があるので、BSA A65用のロッカーカバーガスケットとサンプフィルターガスケットも。






P1010122トライアンフ650用のロッカースピンドルです。意外と入手困難?です。つまり価格も高くなります。






P1010123マニアックや1/4inBSFと5/16inBSCのナイロック沢山。






P1010124その他マニアックなねじ類。






P1010126AMALコンセントリック900シリーズ用の網が付いたファンネル。ショートの在庫もござります。






P1010125これはヒットしそうでしない、皆が欲しがりそうで欲しがらない、簡単に手に入りそうで入らない、在庫していなさそうで大量在庫している67年?までのユニットトライアンフ650ccのクラッチレリーズのスポークセットです。






P1010107トライアンフ用の激しいメガサイクルカムと64年?までのユニット650用、タコメーターケーブルアダプターです。メガサイクルカムのご用命は、一度しか組んだ事が無い当店までお願い致します。







P1010128今、人気ナンバー1のゆるキャラ「とりかえる」からの手紙です。ついにmovaユーザーへの最終攻撃が始まりました。FOMAも0円の時代です。






「でたらめ委員長が...」と発言した方は誰ですか?いつも最後までご覧下さり誠にありがとうございます。

第5回キャラクター祭り。

この頃ボクちゃんは確か20歳位で、本気で中谷美紀と結婚したいと思っていた。何度、坂本龍一になりたいと思った事か。






P10101081955年トライアンフT110のシリンダーヘッド(鉄)は、マニフォールドを固定するスタッドボルトにイタズラがしてありました。本来は1/4in BSFの26山なのですが、思いっきりアルミヘッド用の20山がねじ込まれていたのです。相当大変だったと思います。
そこで本来の姿に戻す為に4箇所にヘリサート加工を施しました。
当店にフライス盤はありませんので、ボール盤のテーブルを傾けてのセットアップを4回も繰り返す訳です。相当な時間を要しますが、セットアップが命ですので手は抜けません。




P1010109ヘリサート加工が終わったら、本来のスタッドボルトをねじ込み...






P1010110マニフォールドを装着してニンマリです。ここに使用するナットは外径が小さいもの、ワッシャーも専用の外径が小さくぶ厚いものです。






P1010112このT110にはLUCAS K2Fボディーの中にボイヤーが仕込んでありました。ドライブギアはマニュアルアドバンス用の固定タイプが装着されていて残念。なぜならば、修理済みの6Vダイナモに修理済みのマグネトー(オートアドバンスタイプ)を装着する予定ですので、オートアドバンスユニット付のギアが必要だからです。

しかし当店には固着してしまっているモノの在庫しかありませんでした。このオートアドバンスユニット付きマグネトードライブギアは、中古でも大変高価なものです。最近は、新品も生産されていますが目玉が飛び出る位の価格です。

頑張って修理しました。



P1010113ファイバー製のギアは全く問題ありませんでしたので、そのまま使用して修理が完了しました。ホッとする瞬間です。スムーズに機能してくれます。






本日は1959年トライアンフ6Tサンダーバードがご成約となりました。誠にありがとうございます。
更に、毎日毎日沢山のお客様がパーツのご注文を下さいます。正直申し上げると現在いっぱいいっぱいですが、本当にウレシイ悲鳴だと思っています。ありがとうございます。

現在、AMALコンセントリックキャブレターの入荷が遅れております。AMALからは6月の初旬には発送出来るとの話しが来ていますが、もっと遅れる可能性があります。

お待ちになっていらっしゃるお客様にはご迷惑をお掛けして大変申し訳ありません。もうしばらくお待ち下さればと思います。

さらに現在、ノートン純正パーツが英国にて発送待ちの状態となっております。ノートン純正パーツをお探しの方は今週中にご注文下さいますと、この便にまだ間に合います。
よろしくお願い致します。

溶接2番、叩きで mova とりかえる。

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修理でお預かりしているBSA A10RGSは、どうやら本格的にマグネトーが怪しくなってきました。装着されているのは最新のBT-Hです。当店で取り付けた訳ではありません。
ちょっとマズイ事がしてあった点火コイルやハイテンションコード、プラグキャップを交換したり、配線をチェックしても右シリンダーのみ点火時期が安定しません。時々上死点後に火がが飛ぶ始末です。※BT−Hは電子式?の自動進角です。

英国と数度のやり取りの後に修理の為に発送する事が決まりました。ここまで長かった。
元々装着されていたミクニを疑ってAMALに交換してみたりもしましたので。ところでどうして皆さんミクニを装着したがるのでしょうか?AMALをきちんとして装着した方が絶対に良いと思うのは私だけですか?


その最新BT-Hで新商品が出た様です。マグダイノタイプです。以前のものはひどく格好悪いものでしたが、今回のものはオリジナルのLUCASタイプボディーです。
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ご希望があれば、当店でもお取り寄せ可能です。



こちらはノートン ドミ88のパテントプレート交換の様子です。
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トライアンフとは違い、クランクケースの横に貼り付いています。この新品を以前随分探して無かった思い出がありますが、最近は簡単に手に入ります。
オリジナルのくたびれたものも格好良いですが、新品だとやはり引き締まりますね!シリンダーベース面から少しはみ出てしまい削らないといけないので、身も引き締まります。


この時期に、言った言わないで騒いだり、離党してみたりする暇があるんだったら、みんな辞めてしまえ。

トラ別体500ブームですか?いいえ、モデル18完成です。

P1010100当店はこの度、革製品用メンテナンスオイル「MUSTANG PASTE」の取り扱い店となりました。ご存知の方は多いと思いますが最高のオイルです。私自身が使ってみて虜になりました。サンプルも置いていますので、ぜひお試しの上でお買い求め下さい。詳しくはコチラをご覧下さい。熊本にこの様なこだわりの商品を発信している方がいらっしゃる事を本当に誇りに思います。





そんな中で当店に大量に集まる別体T100のシリンダーヘッドやシリンダーバレル。スクエアシリンダーとは違い、ファインピッチと呼ばれる薄いフィンの後期?型でよく割れていますので大量にフィン再生を行いました。再生前の画像をとり忘れて完全に説得力0です。
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しつこく割れたり欠けたりしていたフィンを溶接で再生(薄いので高難度)する前にヘリサート加工も施しました。古くて酸化したアルミヘッドに1/4inBSF26山のねじ山さんは、完全にお疲れモードです。
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かろうじて生き残っていると思われるねじ山ちゃんも、最後にロッカーボックスボルトを締めた瞬間に自滅し、熊本から遠い地での未来の悲鳴が聞こえて来たので、すべてにヘリサート加工を施しました。



当店フカタ主任がコツコツとレストアしてきた1936年ノートンモデル18もいよいよ完成して登録まで完了しました。大金を投じて修理したガーダーフォークも完璧です。



きっちりとやったエンジン+スペシャルクランクで超スムーズなOHVシングルの完成です。外装なんかは後からどうにでも出来ます。
クラッチの不具合を改善したらガンガン走って、そして抱いて...



販売車両への沢山のお問い合わせ誠にありがとうございます。レストレーションスクールのお問い合わせも多かったらさらにうれしいです。よろしくお願い致します。

バリカンのレベル。

CAD3R9S0CA5EN1YP高校生の頃から髪の毛は自分で切っています。何回かはプロにお願いした事はありますが。最近では面倒臭くなってずっと坊主頭です。いつ切ったのかが分からない位の頻度で自然坊主頭にしています。
2歳の息子も坊主頭デビューしました。そこで新たに気付いた事があります。私と同じ長さで設定したら息子には長過ぎるという事です。私は頭も顔もデカイ分、息子には長過ぎたのです。頭のカタチは同じである様です。


このブログでも時々お話ししました「幸せのレベル」に関して。震災以降の日本人は確実に各々の幸せのレベルが下がってきていると思います。
一緒にバリカンで刈った頭を並べて子供と爆睡出来る事、毎日帰る家がある事、大好きな家族がいる事、昼飯を眠くなるまで食べる事が出来る事に本当に幸せを感じます。


19526t休日は好きな趣味に没頭して、仕事は頑張るというのも幸せのカタチです。1952?年トライアンフ6Tは当店でもオーナーを募集中です。お問い合わせはお気軽に!





ユニットボンネヴィルの卒業生がタイヤ交換やシートカバーの張替えを行いました。
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タイヤ交換の件は秘密にしておきますが、シートカバーは社長室のソファーの様になったので今度やり直しですね!!



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クランクシャフトの状態は良好。ギアボックスはそれなりに磨耗はしていますが、特に大きな問題は無さそうです。ちなみに前回、クランクケースが交換されていると書きましたが勘違いでした。55年はビッググベアリングで、バビットの可能性があるという事です。
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1958TRIUMPH-T110この1958年トライアンフT110は現在商談中ですが、仮に商談成立とならなくても買い付ける予定です。もしお探しの方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡下さればと思います。





今、日本は大変な事になっていますが、私に出来る事は普通に仕事をする事だと思っています。

年上を敬う文化。

震災の津波で被災してしまった別体ボンネヴィルの引き取りを致しました。海水による水没ですのでかなり難しいとは思いますが、オーナーもお気持ちを考慮して何とか再生出来ないものかと考えております。

被災された地域の一日も早い復興を願い、出来る事をやっていく事に変わりはありません。
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※本日も沢山の話題を投稿しようと思いましたが、Livedoorの不具合により画像のアップロードがうまく出来ません。申し訳ありませんが、明日以降にご紹介致します。

最後にお知らせです。
東京は八王子のSUPREME MOTORWORKSさんが、店舗上マンションのトラブルによる冠水の被害を受けられたそうです。パソコンや電話も被害を受けたとの事ですので、ご連絡は店主である木谷さんの携帯(090-7172-7171)までお願いしますとの事です。
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栗崎 宏
英国製クラシックバイク専門店TRAVIS CYCLES代表。
所在地 〒860-0068 熊本県 熊本市西区上代1-10-7
電話・FAX 096-284-3196
メール traviscycles@tulip.ocn.ne.jp
定休日:毎週金曜日
営業時間:平日11:00〜22:00 土日祝祭日10:00〜19:00

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