オープン前は朝からDHさんの研修にお付き合いです。オープン後は650SSの細かい修理を行い、またDHさんは研修に出掛けました。その後も更に研修と真面目に仕事の後は、夜になってサッカー中継を聴きながらタペットクリアランス調整なども行いました。明日は研修最終日です。
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こちらは単体で修理を承ったノートンコマンドのリアブレーキドラムです。アクスルシャフトがダミーアクスルに締め込めない症状でした。両方のねじ山が傷んでいるだけですが、ダミーアクスル側を修正するのに全バラして、再利用するベアリングも洗浄してグリスアップです。この様にQDタイプのアクスルシャフトを叩き込む際、着地しているのに気付かずに叩いたりすると傷んでしまう事があります。
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1937年トライアンフ5Tスピードツインですが、ボヤによりコントロールケーブルや電装系の配線が焼けてしまっており、修復するには燃料タンクの取り外しが必要です。ですが、この年式は燃料タップが1個で前半部分で左右を繋ぐという例の構造です。取り外すにはガソリンを全て抜く必要があり大変です(涙)。
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しかもインストゥルメントパネルも取り外す必要があります。パネルには電装系の配線はもちろん、油圧計のホースもあり結構面倒なのです。サドルシートの前半は、豪華にグリスニップルが装着されていますね。後は、各部を確認しながら傷んだ部分をどんどん修復していきます。
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P6120004英国からはパーツが到着したのですが、なぜかもう1箇所からなかなか届かず困っています。本日到着した分の一部は後日ご紹介予定です。
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