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がるる最近「ガルル」で紹介されたせいで、「オフ車にトラタイヤ」への関心が高まってまいりました。

トレックフィールドではずいぶん前から推奨してましたが、これからの方のために情報を整理しましょう。(今回はリアタイヤ限定です)

あまり知られてませんが、トラタイヤにも種類があります。

  1. コンペ用ラジアルタイヤ ほとんどがチューブレス
    ミシュランX11 ダンロップD803 IRCのTR011 など  サイズ表記400R18
    ちゃんと競技用で、ミシュラン神話がダントツでしたが、昨年からダンロップが軽量・安価路線で急追中。価格帯は¥12000−〜¥16000−前後

  2. 通称「ツーリスト」(IRC TR011 TOURIST) チューブレスのみ サイズ表記400−18
    日本が生んだ傑作バイアストライアルタイヤです。トレックフィールド売価税込み¥9330−(こちらも最近値上がりしちゃいました)
  3. トライアルパターンのトレールタイヤ  チューブタイプのみ
    BS TW23/24  DL K950 など
    見た目はサイコロパターンですが、ゴム質はトレール用の硬質で、いわゆるトライアルグリップは望めません。

で、トレックフィールド推奨タイヤは、2.の「ツーリスト」です。これが可哀相なタイヤで、トライアル屋さんからはほとんど相手にされず、トレール屋さんには存在すら知られてません。(ーー;) 

生い立ちはヤマハの最後の公道トライアラー「TY-Zスコティッシュ」この一車種のためだけに作られた珍しいタイヤです。軽二輪の認定をとるためには、高速道路も走れなければならず、高速走行のテストもきちんとなされ、ちゃんと舗装路の安定性能と、トライアル性能を両立させた貴重なタイヤです。車両はとっくになくなりましたが、根強いファンのせいで、現在も生産されている不思議なタイヤです。残念なことにジャーナリストにも、バイク屋さんでもツーリストとコンペラジアルをオフ車で履き比べた方はほとんど居ないと思われ、このタイヤに関する情報はほとんど出回ってません。フツーのバイク屋さんでトライアルタイヤを頼むと、黙ってミシュランが付いてくるのはこのためです。でも、コンペラジアル系はガルルの記事にもあるように、オフでは最高ですが、ハイスピード向きではありません。カタログ上は「公道OK」ですが、舗装路では腰砕け感が出易く、危険を感じる方が多いです。この舗装路での安心感こそがツーリストを推奨する一番の理由です。機会があったらぜひ履き比べてみましょう。

次が経済性(価格と耐久性)です。
触ってみるとコンパウンドはコンペタイヤ並みに柔らかで、「すぐ無くなっちゃうんじゃないの?」と思われがちですが、これが通勤メインで使っても4000Km前後持ちます。体感的にはラジアルコンペの2倍以上、いわゆるオフ寄りトレールタイヤと同等以上の耐久性です。そのくせ、ちゃんとエアを抜いてやると、TY-Zが発売になったころの「トライアルジャーナル」誌で、「NA程度までなら充分な戦闘力」と言わしめたグリップを発揮します。

オフ車にトラタイヤの効能

  • 当然ですが、山を傷めません。初めてイーハトーブに参加したときに、自分の前に100台以上のバイクが通過したはずのシングルトラックにわずかなワダチしかなくて、カルチャーショックを覚えました。里山を大事に走りたければトラタイヤを履きましょう。
  • グリップを考えながら乗るようになります。一旦空転し始まったら、いくら開けてもグリップしません。荷重とか、アクセル戻しグリップなど、別の手を考えさせる教育的?タイヤです。
    また、岩場、ガレ場での驚異的な吸い付き感は、エンデューロ系の「ブロック間は空いてるほど、山は高いほど良い」という考えを根底からひっくり返してくれます。(^^)v
  • また、空気圧をしっかり考えさせるタイヤでもあります。本来の山性能は0.4キロ前後、舗装は1〜1.2キロ程度がベストです。で、試しに2キロ以上で林道に入ってみると、「サスがぶっ壊れたか?」と思うほどグリップせず、振動ばかり出て前に進んでくれません。いかにタイヤがサスを補助してるか?を体感できますよ。お試し下さい。
    (ビードストッパーと、低圧ゲージ、携帯エアポンプは必ず用意しましょう)

デメリット

  • ドロドロ、ツルツル路面や、シャーベットの雪にはめっぽう弱い。
  • トレールタイヤに比べてタイヤの厚みがあるので、やや車高が上がる。
  • 世間からは白い目で見られがち?(^^ゞ

それでもなお、トレックフィールドはトレッキングツールとして「ツーリスト」を一度履いてみられる事を強くお勧めします。

いずれ「日本ツーリス党」でも作って、「ツーリスト・ワンメイクエンデューロ」(バイクはなんであろうと、タイヤはみんな同じ)でも開催したいと思ってます。(半分ホンキ)

実際に履いてみる実践編はまた明日。トラタイ屋?の考察 その2

おまけ

ツーリストを推奨してくださってる、文字通り「有り難い」ショップさん

TOM'Sさんちの「OFFROAD」のセロー特集の一番下  

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