メジューエワさんは日本を拠点に活動しているロシア生まれの女流ピアニスト。日本での活動も昨年でちょうど20周年になるそうです。残念ながらいまだコンサートには足を運んだことは無いのですが。今回取り上げたのは最新のCDと語り下ろしの本でになります。ここでは新書版の本の方をご紹介いたしましょう
バッハにモーツアルト、ベートーヴェン。言わずと知れた有名ピアノ曲を演奏家の立場から作曲家やその作品について語っています。バッハの平均律クラヴィーアを「ピアニストにとって逃がれらないもの」と言えば、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏を「山登りに近い世界」とたとえて、「実際に登ったみて、初めて見えてくるものがある」と。またシューベルトを「弾き手を写す鏡のような作曲家」として、「演奏家も正直でないと、いい音色、いい音が出ない」と。ピアノ曲の奥深い魅力が垣間見ることができます。時間をかけてインタヴューして、ピアニストならでの言葉を引き出した労作です。感性の世界においても、言葉がその作品世界を支えているのですね。言葉は、「考える道具」なのだなぁとつくづく思いました。
文章を正しく読み取り、自分の意見をわかりやすく伝えること。これはこれから生きてゆくうえで、どんな仕事で就いても、必要不可欠な大切なスキルだと思います。小中学年代からしっかりとした国語力を身につけておきたいですね。
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