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2018/02

都立高校入試 数学

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数学においては、問題構成は例年通りで大きな変化もなく、問題レベルも平年並みでした。

大問1の小問は、「正負の数」、「文字式」、「平方根」、「一次方程式」、「連立方程式」、「二次方程式」とおなじみの計算問題。これに加えて、今年は、「資料の整理」、「平行線と角」、「作図問題」でした。ここはスムーズに解き進め、得点を稼ぎたい基本問題です。ここだけで46点、満点だと平均点60点まであと3問となります。

大問2は、立体図形(正六角柱、円柱)の表面積でした。問題文を正しく読み取れているかどうかがポイントになります。問題に書かれていることを図に描き入れながら整理してみると、分かり易いでしょう。問題を解く前の下準備が大切です。

大問3は、今年は二次関数でした。グラフと式の関係をつかんでいれば、比較的易しかったのではないでしょうか。関数の問題として標準的な問題でした。大問4は平面図形、大問5は立体図形。どちらも問1は易しいので、得点したいところですね。試験後半は、時間的にも追い込まれるので、自分が解ける問題か、解けない問題か、「問題を見極める力」が大切になってきます。

数学は、たとえ苦手科目であっても過去問題集に取り組んでトレーニングさえすれば、しっかり点数を取れる科目です。苦手科目だと途中で投げ出さないで、入試本番ギリギリまでねばって取り組みましょう。

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都立高校入試 英語

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英語は、全体の問題構成は変わらずでした。今年もまた2020年の東京五輪に向けた問題が多く出題されました。

大問1は、リスニング問題。問題Bは、温泉にやって来た外国人観光客が受けている説明の聞き取り問題でした。大問2は、資料と会話を照らし合わせて解く情報文の問題。1が公園の料金と開演時間、2が交通アクセスと地図の読み取り、3がEメールの内容理解。落ち着いて会話文を読み取ることが出来れば、比較的易しい問題でした。

大問3は、日本人の高校生にアメリカからの留学生が加わった会話文。テーマは、AIが変えてゆく生活についてでした。今回のテストの中でも一番の旬のテーマでした。内容はさほど目新しいものではありませんが、AIについて新聞・雑誌などで記事を読んだことがある人はかなり有利だったと思います。英作文問題は、「日本文学」について3つの英文で書くという出題でした。これまで日本文化を紹介するテーマは出題されていますが、ここまで限定するものは無かったと思います。古典作品について英文で表現するのが難しかったら、頭を切り替えて現代の作家で書いてみるのも良かったかもしれません。海外で読まれている日本人作家といえば、あなたは誰が思い浮かびますか? 出題された問題に応じて、「やわらかな頭」で考えられるかどうか。

大問4は、将来、英語を話す旅行ガイドを目指すを高校生が外国人に東京の人気スポットを案内する物語文。ここででてくる観光ルートは、浅草から合羽橋でしょう。(問題にははっきり明示されていませんが。) 兄のアドバイスがうまく読み取れているかが、大問4のポイントですね。最後の英問英答は、記号選択問題になりましたので、幾分易しくなりました。物語文の場面ごとの内容が、しっかり読み取れているかがポイントになります。

英語に関しては、来年も引き続き東京五輪をテーマにした問題は出題されると思います。身近な題材を英語に移し替えて、自分の考えを発信できるかどうか。「伝える力」としての英語力が、今問われています。

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都立高校入試 国語


受験生のみなさん、お疲れさまでした。さっそく今年の国語の問題解説です。

全体の問題構成は今年も変わらずでした。まず大問1、2は、漢字読み書き問題です。今年もまた易しかったですね。ここは、完答20点で大問3につなぎたいところです。

大問3の物語文は、澤西祐典「辞書に描かれたもの」 主人公は中学1年生。中学生になって疎遠になってしまった幼友達とのことを書いた小説です。みなさんにとっても大変身近な題材ですので、読み易かったのではないでしょうか。

大問4の論説文は、國分功一郎の「中動態の世界」 これはちょっとビックリでした! 問題を見て思わず、「おーっ、ここから出題されたか!!」と。かなりトレンディ(死語?)な出題でしたね。難しい言葉は少なく分かやすく説明されているので、問題も比較的解きやすかったのではないでしょうか。200字のテーマは、「自分の意志をもつこと」 いつもより書きやすいテーマだったとおもいます。ポイントは問題文を踏まえて書かれているかどうか。ここは点数の差がしっかり出るところでしょう。

大問5は、夏目漱石の漢詩に関する対談と文章。日本文学史についての基本知識があれば、およそ出来る問題です。

国語の出題通して強く感じることは、日常生活の中でさまざな文章にふれておくことが大事だということです。中学校の教科書はあくまで土台を作るためのものです。あなたは今日一日どんな文章にふれましたか?

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学ぶとはどういう事か?

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上野の科学博物館にて「百年早かった智の人 南方熊楠」展を見てきました。南方熊楠(みなかたくまぐす)は、紀州熊野の生んだ明治の博物学者であります。私のアイドルといってもいい人です。キノコの研究から自然保護活動まで多岐にわたる活動をした人であります。また様々な逸話に事欠かかない、独学の人でもあります。今回は展覧会では最新の研究成果が展示されて、見ていて頭が沸騰するような内容となっています。本当に素晴らしくて感動しました。

熊楠は独学の人でありました。幼いころから手当たり次第に本を写しては、知識を広げてゆきました。和漢の博物図譜はもとより、はるばる海を渡りロンドンでも資料を渉猟し、この抜き書きを続けてゆきます。今回も数点が展示されています。細かな字でノートにびっしり書かれて、イラストも描かれています。およそ本人しか解読不能と思われますが、実物をじっくり見ていると不思議と心打たれるんですね。この世界のすべてを知ってやろうと気迫に圧倒されます。ちなみに同じ頃にロンドンに留学していたのが、夏目金之助その後小説家となる漱石です。

コンピューターが人の暮らしに入ってきて、学びの世界も大きく様変わりしつつあります。デジタルとアナログの長所を組み合わせて学んでゆくことは、これからの時代にとても大事なことだと思います。そんな中で最近見直されているのが手書きです。みずからの手で紙に書くことによって、頭が刺激を受けて活性化されて、アイデアやひらめきが生まれるということです。はじまりは紙と鉛筆。今も昔もここから学びははじまるのだなぁ。

南方熊楠展は3月4日までです。行きたい人は教室長まで。人数集まり次第、博物館ツアー致します。

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いざ!都立高校入試

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都立高校の入試がいよいよ明日になりました


教室では中3生たちに第一志望校行きの切符をお渡ししています。みなさんがいつも通りの力を出せるように祈っています。入試当日は、時間の余裕を持って行動してください。なにより時間の余裕が気持ちの余裕を生みます。寝る前にもう一度持ち物を確認して、いつもより早く寝ておきましょう。心と身体はつながっています。十分な睡眠をとって、試験に臨みましょう。

それでは、いざ出陣!

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どう変わる?小学算数

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昨日のブログでは小学英語について書きましたので、今日は小学算数について書きたいと思います。新指導要領がこれから小学算数をどのように変えてゆくのでしょう?


これまで小学校の算数は大きく4つの領域「数と計算」、「量と測定」、「図形」、「数量関係」に分かれていました。新指導要領では「数と計算」、「図形」、「変化と関係」、「データの活用」と変りました。今まで無かった「データの活用」ここがやはり大きなポイントですね。これまで中学生で習っていた、「場合の数」、「代表値」を小学校で学ぶようになります。さらには棒グラフ、折れ線グラフ、帯グラフをいくつか組み合わせて比較するなど、教科書内容のさらなる充実が図られています。近年、グラフや表を読み取ることは、日常生活の中でもますます重要性を増してきています。エクセルで数字さえ打ち込んでゆけば、グラフが簡単に出来る時代ですからね。こうした今の時代を反映させた指導要領となっています。

わたしたちの暮らしに使われている数字。日々刻々と変化してゆく数字をどのように考えてゆくか。小学算数は、かつての「読み書きそろばん」から大きく変わってゆこうとしています。

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小学生から英語を始める理由

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今、小学生英語が大きく変わろうとしています。
これからは外国語活動が3、4年生から始まり、5、6年生の英語が教科化されます。ただ英語教育のスタートが前倒しになるだけでなく、今回は英語教育全体の改革になります。小中高校に渡って目指す英語レベルの引き上げが行われます。高校卒業時においては、日常会話はもちろんのこと、英語で授業を受けて資料を読みこなして、英語でディスカッションできる力を身につけることが求められます。

今回の改革では、小学英語は週あたり2コマ程度増えると言われています。週当たりの時間にすると、あまり大きな変化ではありません。しかし小学3年から6年までの合計の時間数を数えてみると、これまでの70コマが210コマとこれまでの時間の3倍に。今回の英語教育改革は、それだけ力の入った改革なのです。

では、小学生から英語を習わせたほうがいいのでしょうか? 早いうちから英語に親しむことは大切ですが、無理やり詰め込んでは英語嫌いになってしまいます。小学年代では、日頃から英語に接して学ぶ機会を作ってあげましょう。英語への興味を上手に引き出して、英語を学びたいという意欲を持たせることがなにより大切です。

学習塾トレックでは、世界地図を広げて英米ポップスをイントロダクションにして、「聞くこと、読むこと、話すこと、書くこと」の4技能をバランスよく学んでゆきます。いよいよ来月から新5年生・新6年生のための小学英語講座が始まります。

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ビブリオバトル

華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)
レイ・ブラッドベリ
早川書房
2014-04-24

築地本マルシェで行われたビブリオバトルに参加してきました。
作家やタレントのトークショーや出版各社による本のセールなども行われた本イベントです。

ビブリオバトルは、決められたテーマの本を自分で選んで、その本の魅力について5分間話して、テーブルごとに一番読みたい本を投票で決めるという書評合戦です。今回はテーマが「本についての本」だったので、本を読むことが禁じられた世界を描いたレイ・ブラッドベリのSF小説を選んでみました。実に読み返すのは中学生以来のことです。作品の真価あらためて知る読書体験となりました。また15歳の自分とも対話しているような不思議な読書体験でした。ちなみこの作品はアメリカのミドルスクールの教科書にも載っている作品です。当日はこの作家、作品について調べこんで臨んだので、わずか5分という短い時間で話すのが本当に大変でした。しかし熱弁?の甲斐あってか、チャンプ本に選んでいただきました。ご参加の皆様ありがとうございました。

いきなりビブリオバトルをうちの教室に導入するというのは、なかなかハードル高いかもしれません。それでも、「昨日、野球の試合面白かったね」とか、「あのゲームって面白いんだよね」とかと同じレベルで、「あの本って面白いよね」という会話を子どもたちが普段から出来るようになればいいなぁと思いました。実際にやってみるとまた違う景色が見えてくるものですね。やっぱり山は登ってみなけりゃ、分からない。

当日は撮影禁止だったので、すみません本の紹介のみです。今どきなんでなの?と思ったら、お隣のトークショーはEXILEの橘けんちくんなのでした。会場に至るまでの長ーい女子の列は、なるほどそういう訳だったんですね。おじさんはようやく理解できました。(笑)

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平成30年度 都立高校最終応募倍率

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昨夜遅くに都立高校の最終応募倍率が出ました。
今年はかなり動きがありましたね。地元の旧第9学区で2日目の応募数との比較で15名以上増減があった高校は、以下の通りです。男子では、29名減った小金井北、15名減った保谷。そして反対に24名増えた田無、16名増えた久留米西。女子では、15名減った小平南、17名減った小平西。反対に29名増えた久留米西、15名増えた武蔵。受検者の4割以上が不合格になる高校は要注意ですね。小金井北の男子女子、小平南の女子、東村山の男子女子がこれに当たります。より一層気を引きしめて、本番に臨みましょう。

都立高校の最終応募倍率に関しては、教室でも中3生には号外プリントで配布いたします。東京都教育委員会のHPでもご確認できます。

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アスリートの言葉から

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冬期オリンピックも7日目を迎えました。昨日は、スピードスケートにスキー複合、スノーボードと日本はメダルラッシュでしたね。これでオリンピックも一気に盛り上がるのでしょうか。

女子スピードスケート1500メートルの銀メダルに輝いた小平奈緒選手のコメントが印象的でした。「白い氷とリンクを自分のものにしようと集中した。実力は出し切った。」 やはり自分の言葉できちんと話すアスリートは、魅力的ですね。小平選手は前回のソチ五輪ではメダルに届かず、単身スケート強豪国のオランダへ渡りました。そこでみっちり鍛えられたのが精神面だったそうです。実はこの小平選手、大勢の前に立つのが大の苦手。そこでオランダのコーチは、レース直前には激しい言葉で彼女を鼓舞したそうです。「一緒に滑る相手は敵だ。殺せ。食べてしまえ。」 いやはや、さすが厳しい勝負の世界ですね。3日後にひかえている500メートルも楽しみです。次のレースに関しては、本人はこう語っています。「自分らしいレースで、ゴールの先に見える景色を楽しみたい。」 

いよいよ都立高校入試まで1週間です。みなさんも気持ちを高めてゆきましょう。

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