清瀬市の学習塾トレックのエブリディ

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2020/10

深まる秋とアランフェス協奏曲

Aranjuez
Warner Classics
2020-10-02

 今回はスぺイン音楽です。ホアキン・ロドリーゴのアランフェス協奏曲。ギター好きなら一度はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。ジャズ・ギタリストによる編曲版もまたたくさん出ていますね。今回、素晴らしい新録盤が出たのでご紹介いたします。
フランス生まれのスペインにルーツを持つギタリスト、ティボー・ガルシアの新作。ギターのテクニックを感じさせない極めて自然な歌わせ方、背景を描くオーケストラの的確なバッキング、録音もまた素晴らしく音楽が立体的に立ち上がってきます。名曲は時代を超えて何度でも新しく生まれ変わるということをまざまざと感じさせてくれる音盤です。これはアナログ盤でぜひとも聴きたいですね。

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小泉八雲 放浪するゴースト展


鬼滅の刃ブーム、スゴいことになっていますね。先週から映画が劇場公開されました。歴史的記録で興行成績トップだそうです。映画界にとってはまさに恵みの雨です。なにしろポスターの広告からして「その刀で、悪夢を断ち切れ!」ですからね。教室の小学生たちに話を聞いてもその興奮ぶりたるや。
こちらは鬼滅の刃ではなく、怪談で知られる小泉八雲展が東京にようやく巡回してきたので行ってきました。今年はなんでも生誕170周年ということです。その生涯をざっとたどると、ギリシャのレフカダ島に生まれ、幼くして両親の離婚により母を失い、アメリカでの窮乏生活を経て、古事記に魅了されて日本にやって来て、やがて怪談物語を書くようになるまでのライフヒストリーを展覧会はバランスよくまとめています。なかでも印象的なのは、若き日、アメリカでの文学修行時代を支えてくれたワトキンさんとの交流です。八雲はことあるごとにワトキンさんに手紙を書いたのですが、それが今なお残されています。ワトキンさんは小さな紙きれ一つであっても八雲が書いて物は捨てずに保管していたそうです。ワトキン宛の書簡がたくさん張り付けられた壁面は本展でも一番の感動的なところだと思います。
この秋の夜長、久しぶりに小泉八雲を読み返してみようかなと思いました。教室には本展のカタログと八雲の怪談話を集めた小冊子を置いておきますので、自由に手に取ってください。

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檀流クッキング入門日記

檀流クッキング入門日記 (中公文庫)
檀晴子
中央公論新社
2020-08-21

自宅ではたいていキッチンのテーブルにPCを置いて仕事をしているのですが、気分転換によく料理をします。このコロナ自粛期間中にはそれこそ毎日のようにパンを焼いていました。パン用の小麦粉を調達するのが一時大変でしたが。(笑) 今回紹介するのは、「檀流クッキング入門日記」 料理エッセイでもよく知られる作家檀一雄を義父とし、そのふるまいを間近に見てきた著者による料理入門記です。いつも人を楽しませることを考えて、腕まくりしながら料理を作る主人。理想の食材を求めてそのまま旅に出てしまうような自由な生き方にちょっと憧れてしまいますね。
当たり前のことですが、今の時代は男子も料理を出来た方が良いに決まっています。手に入る食材を使って、栄養やコストを考えて、明日の自分のために美味しいものをつくる。独りで生きてゆくためには、必須のスキルだと思います。出来れば中学生のうちから少しずつ始めましょう。幸い今はyoutube でそれこそ世界中のレシピを学ぶことができます。以前よりぐっとハードルは低くなっていると思います。そろそろアップルパイ焼く中学生男子が出てきてもいいと思うのですが。

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東京六人組

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
東京六人組
オクタヴィア・レコード
2017-11-22

日曜日は所沢ミューズでクラシックの演奏会へ出かけました。ピアノ+木管アンサンブルの東京六人組。管楽器はフルートにクラリネット2、オーボエ、ホルンといった編成。ふだんは在京オーケストラで活躍する若手の演奏家たちが集まったグループです。
今回の演奏会では、フランス近代を中心にラヴェルが2曲。ラ・ヴァルスは今回初演となりました。オーケストラで聴くことの多い曲ですが、これをわずか6人でやると大忙しなんですね。難所、難所の連続でジェットコースターに乗ったような感じ? 曲の演奏が終わった時は満場の拍手。こんな時期ですからブラボー!は無かったですが、紙に書いてステージに見せている方もおられました。やはり音楽は演奏家と観客が作ってゆくものだと感じ入りました。
音楽は今、先の見えない困難な時代の中にあります。音楽はただ演奏家がいれば成り立つというものではありません。音を響かせる音楽ホール、そして音楽を聴いてくれる観客がなにより必要です。音楽の場がなんとか生き延び欲しいものです。

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魔法使いの弟子-東京六人組デビュー!-



ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 & シューマン:ピアノ五重奏曲(ピアノと木管五重奏のための六重奏版)

トヨタvsテスラ

週刊東洋経済 2020年10/10号 [雑誌]
週刊東洋経済編集部
東洋経済新報社
2020-10-05

これは面白いですね。先週出たばかりの週刊東洋経済であります。日本のモノづくりを代表する車メーカーであるトヨタが今どんな岐路に立たされているか。これからの日本のモノ作りはどう変わってゆくのか。そして電気自動車がこれからの社会をどのように変えてゆくのか。これは早速、中学生の社会の記述問題に落としこんで、みんなで考えてゆきたいテーマです。それにしても内容をうまく表している表紙ですね。本文の記事も青と赤で基調にしてデザインされています。

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大統領を動かした女性ルース・ギンズバーグ


今回ご紹介するのは先頃亡くなったルース・ギンズバーグさんの絵本です。副題には男女差別とたたかう最高裁判事とあります。1933年にユダヤ人の両親のもとに生まれて、両親はヨーロッパからアメリカニューヨークに移り住んだ人たちでした。1950年にコーネル大学へ進み、やがて弁護士を目指して法科大学院へ進学します。ます。当時の大学は男女比は4:1。デートにさそわれたいと思えば、かしこくないふりをしなければならない時代。勉強熱心なルースは誰にもに見つからないようにトイレで勉強したそうです。
自由の国アメリカでさえもかつてそんな時代があったのですね。それでは今現在の日本ではどうでしょうか。日本の教育において男女格差は存在するでしょうか。高等教育における男女格差をここでは見ていきましょう。高校の就学率は男性が96.3%、女性が96.9%と女性がわずかに上回ります。しかし大学への進学率となると男性が55.6%、女性が48.2%と7%以上の差が出ます。さらに大学院へ進学する割合は男性が14.7%、女性が5.9%と専攻分野によって男女の偏りが見られます。(いずれも18年調査による) 現在の日本は教育よりもむしろ社会での格差が大きい社会と言えそうですね。あなたはどのように考えますか?

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