
地元清瀬市でも小中学生たちに一人一台、Google Chromeがようやく配布されましたね。
政府の言うところのGIGAスクール構想。このコロナ下においてICT教育の普及を積極的に進めていると言いたいところですが、その内実はどうなんでしょうか。子どもたちに聞けば、とりあえずおうちのWIFIとつないでおいてねとだけ先生から言われているとのこと。ロックダウンされたときの非常時用なんでしょうか。なお日暮れて道遠しですね。
経済産業省の思い描く「未来の教室」ー教育の改革とIT産業の振興を一気に進める、一石二鳥の未来図は果たしてそんなに上手くいくのかなぁと思っています。そもそも端末のメンテナンスやサポートを今後どうしていくのでしょう。日に日に沈んでいくこの国の未来をなんとか救いたい、IT産業こそがその救世主なのだという気持ちは分からないでもないですが。いつも一番に考えるべきなのは、その教育を受ける子どもたちの未来です。これまでの子どもたちの学びをICT教育とどのようにつなげていくかが大事なんだろうと思います。いきなりペーパーテストが無くなるわけではありません。英単語を覚えたり、漢字を練習することがなくなるわけではありません。
コロナによるロックダウン以降、小中学生の基礎学力の低下を日々実感しています。成績が中位であっても、基本の英単語が書けない子、また問題文を読み取れない子が増えました。元々あった傾向なのでしょうが、このコロナ禍がより一層拍車をかけたようです。
この小さい教室で出来ることをひとつひとつやっていくしかないなと。
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