
中学生のみなさん、ワールドカップは「世界で一番サッカーの強い国はどこか」を決めるだけの大会ではありません。実は世界史を知ると何倍も面白くなります。
ワールドカップを見るときに、中学生ならば知っておきたいこと。
①サッカーはイギリスで生まれました。19世紀にサッカーのルールはイギリスで作られました。当時のイギリスは、世界一の大国。船や鉄道、貿易によって
世界中とつながっていました。だから船乗りや鉄道技師、商人、鉱山技術者によって、サッカーもまた世界中に広まっていったのです。
つまり、サッカーはイギリスが世界に運んだ文化だったのです。
②ヨーロッパは世界中に植民地を持っていました。19世紀から20世紀にかけて、イギリス、フランス、ベルギー、ポルトガル、スペインなどは、アジア、アフリカを植民地として支配していました。植民地では学校や軍隊でサッカーが教えられました。そして今では、セネガル、ガーナ、コートジボワール、アルジェリアなど強豪国が生まれたのです。
だからヨーロッパ対アフリカは、特別な試合になるのです。
③優れた選手がヨーロッパのリーグでプレイしてる理由は? アフリカの国の代表選手を見ると、ほとんどの選手がヨーロッパのリーグで活躍しています。これは、言葉のつながり、歴史的、文化的な交流が関係しています。
選手の国籍とそのルーツを知るともっと面白い。
たとえばフランス代表には、祖先がセネガル、アルジェリア、モロッコ、マリなどの出身の選手が多くいます。移民の歴史や植民地のつながりが、現在の強いチームを作っています。一つの代表チームにも世界史がぎゅっと詰まっているのですね。
ワールドカップは、90分の試合の中に200年の世界史が交差する舞台です。ゴールが決まるたびに、その国の歴史や文化が一緒に感じられる、それこそが世界中を熱狂させる本当の面白さなのです。
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