
うちのような小さな教室でも近年、理科離れを強く感じます。そして興味を持てないため、理解して頭に入れるのも一苦労。そんな中学生たちをこれまで見てきました。そんな中学生たちにおすすめの一冊がこちらです。
「家電は物理学である」テレビ、電子レンジ、エアコン、IH調理器、掃除機、洗濯機。私たちが毎日何気なく使っている家電は、物理学の法則が形になったものです。本書はそれらの家電がなぜ動くのか、難しい数式ではなく身近な例を通して解説しています。ニュートン力学、電磁気学、熱力学だけでなく量子力学、相対性理論まで登場しますが、「こんなところにも、使われているのか!」と驚きながらスイスイ読み進められます。
学校で学ぶ知識は、テストで得点を取るだけのものではありません。今生きているこの世界を理解するための「見方」を身につけることです。私たちは毎日、物理学が生み出した技術の中で暮らしています。AIもスマートフォンも新幹線も家電もその土台には、理科があります。
「こんなの覚えて、何になるの?」と思っている中学生にこそ読んでもらいたい一冊です。
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