2025-02-19
子どもの時から図鑑を見ることが大好きでした。世の中で生きていくのに必要なことは、すべて図鑑から学んだと言っても過言ではありません。今さらながら買い与えてくれた両親に感謝しております。ファーブルの昆虫記から昆虫図鑑へ、シートン動物記から動物図鑑へ。思えば、読み物系もほとんどが動物が主人公のものばかりでした。
最近では図鑑も動物や植物以外にもさまざまな物が出ています。定評ある小学館からは、今年春に「はじめての国宝」が出ました。これから日本の歴史を学ぶ小学6年生に強くお勧めいたします。大人が読んでも十分面白いです。ページを開くと、まず原寸大の縄文時代の火焔型土器に心奪われます。どっしりとした力強い形、うずを巻くように盛り上がったかざり。うーん、なかなかのインパクトですね。続いて、抹茶とともにその形や色を楽しんだ窯変天目茶碗。茶碗を焼く時の化学反応によって生まれた不思議な模様は、まるで宇宙の底を覗くような気持ちにさせられます。見開きページでワンテーマが完結しているので、どこからでも読むことが出来ます。博物館や美術館に行く前に予習しておくのもまた良きですね。自分だけのお宝ーぼく宝を見つけてみてください。
学習塾トレック 塾へのお問い合わせは ☎️042-494-4534 一ノ木