今月のおすすめ本は、池内了著「時間とは何か」ちくま文庫です。
「時間って時計の針が進むこと」という自明の理と思えることから出発して、宇宙、物理、生物、さらには人間の感じ方まで、時間の本質を探っていく一冊です。難しい数式なしに、分かりやすいたとえ話や身近な現象で、説明していきます。
「時間は、どこでも同じ速さで流れていない」
「過去から未来はなぜ一方向から流れるのか」
「生き物の時間と宇宙の時間の違い」
この本は、知識を増やす本ではなくて、「ものの見方」を変える一冊です。
本書が向いているのは、理科や宇宙について興味ある子、「どうして?」と考えるのが好きな子、長い物語は苦手だけど、面白い話なら読める子です。
時間をめぐって、さまざまなトピックが盛り込まれています。一冊読み終わると、「学ぶって、面白い」と誰しも思うことでしょう。
文系、理系も関係も無く、「考える人」になって欲しいと思います。

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