仙台市でも自転車レンタル実験を10月よりスタートするニュースが出ました。仙台市では1982年に実施しましたがうまく行かず、本格導入に至らなかった教訓がありました。最近「名チャリ」や富山、北九州の成功事例も出てきましたので再挑戦となったようです。
仙台市の再チャレンジの記事と28年前の教訓の新聞社の社説、富山、北九州の記事を合わせてご紹介いたします。

街でエコ乗り 仙台市コミュニティサイクル 10月利用実験

自転車手軽に借りどこでも返却

 仙台市は10月、都心部に複数設置する駐輪拠点であれば、どこでも自転車を返却できる「コミュニティサイクル」の利用実験に乗り出す。期間は約1か月の予定。手軽で環境にやさしい自転車の利用促進をはかり、バスや地下鉄といった公共機関を補完する役割などを期待する。氏は実験の検証を経て、2011年度以降、民間主体での事業化を目指す。

市一元管理に自信 民間主体で事業化へ

 実験の計画範囲は、青葉区の東二番町通りと中央通りの交差点付近を中心とする半径約1キロ。5か所以上の駐輪拠点を設置し、50台以上の自転車を各拠点に振り分ける。
 「コミュニティサイクル」は、富山市が今年3月に事業をスタートさせたほか、名古屋市や広島市などが利用実験をおこなっている。事前に登録したうえで、短時間は無料、長時間の場合は利用時間に応じて料金を加算するのが一般的だ。
 仙台市都市整備局交通政策課は「県内で試行する自治体は聞いたことがない」と説明。放置自転車対策、中心市街地の活性化への効果も期待する。
 市中心部では1982年、今回と同様の「シティーサイクルシステム」が民間主導で試行された。だが、利用者が返却しなかったり、駐輪拠点間の台数調整がうまくいかなかったりしたため、本格導入に至らなかった。
 同課は「技術の進歩で一元的な管理システムが可能になり、過去の課題は解決できる。コストを抑えた持続的なビジネスモデルについてアイデアを募り、将来的には民間主体で実現をはかりたい」と意気込む。
 市は現在実験を実施する運営主体を募集中で公募型プロポーザル方式を採用する。運用状況をインターネットや携帯電話でリアルタイムに把握できるシステムを構築する必要がある。事業費は1000万円以内。
 提案書の提出期限は6月4日。連絡先は市交通政策課022(214)8303.
(2010.05.23 河北新報)

◎以下が河北新報の今年2月6日のコラムです。今回の仙台市の「コミュニティサイクル」実験を予測?提案?した内容です。(原文のまま)

              
〜河北春秋〜

 30年ほど前、仙台市の中心部で無料自転車を100台配備する社会実験があった。きっかけは市民のアイディア。行政も協力、お祭り気分で行われた。やじ馬の小欄も試しに行った。
 駐輪場を20か所ほど設け、好きな場所から借りて目的地近くの駐輪場に返す。便利で楽しい企画ではあったけれど、結局、実験は実験で終わった。ちゃんと返さない不心得者が結構いたからと記憶する。
 ずいぶん昔の話を持ち出したのは、昨秋から各地で同じような取り組みが始まったからだ。今回はコミュニティサイクルシステム」という名がつけられている。放置自転車対策とエコが目的。
 名古屋では「名チャリ」と称して実験が行われ、東京丸の内でも。ほかに環境省や、ここど交通省が広島など各都市で実験済みか実験中。富山では実験ではなく、本格的に事業を来月から開始する。
 実験ではそれぞれ工夫を凝らして、電動自転車を導入したところもある。富山の場合は会員登録が必要だ。自転車の貸し借りはコンピュータで管理し、30分以内の利用は無料。越えるとお金がかかる。
 仙台でのケースは利用者のモラル頼みだったのが、まあ、敗因のひとつ。人間の良識にそれほど期待できないのは、最近の相撲界や政界を見れば証明済みだ。富山のような仕組みならきっとうまくいく?
(2010.02.06 河北新報)

◎以下が富山、北九州の試行後、試行前の記事内容です。


自転車シェア 期待を乗せて 富山に続き北九州でも事業化

利点「待たずに乗れる」
 自転車を街中のあちこちで好きな時に借りて返却できる「コミュニティーサイクル」が富山市で国内で初めて事業化されて一カ月半。利用者も徐々に増えてきた。続いて北九州市でも事業化されたこの仕組みは、バスなどと並ぶ新たな公共交通となる可能性も秘めている。(小山謙太郎)

 使いこなす人は?富山市内で利用者に尋ねてみた
 「ステーション」と呼ばれる無人の拠点。6日夕、買い物袋を提げたパート職員古畑久仁子さん(57)が、乗ってきた自転車をここに返していた。自宅は歩いてすぐ。「1日、2〜4回は乗るかな」
 朝は自宅近くから職場前までの1キロ、勤め帰りはスーパーや図書館に寄って2キロほど。「雨が降ったときは、路面電車に乗り換えて帰宅してしまう。自分の自転車よりも融通が利きます」

脱マイカー提唱
 富山駅まで電車で来て、自転車に乗り換える利用者も多く、市が提唱する脱マイカーへの期待がかかる。会社員男性(54)は「バスや路面電車と違い、待たずに乗れるのがいい」と話す。
 3月20日から利用が始まり、4月30日時点で登録者は719人。計5404回の利用があった。自転車は150台が用意されているものの、1日あたりの延べ利用回数は132回にとどまる。
 市から運営を委託されているシクロシティ(東京都)は、「4月は肌寒い日が多かった。これから暖かくなれば増えていくのでは」と期待する。宿泊客へのサービスに使いたいとホテルから法人契約の打診もあるという。「富山で成功すれば他都市にも広げたい。広告効果のある大都市への展開が考えられる」

役所とも契約へ
 北九州市では、駐輪場や観光貸自転車を運営してきたNPO法人が小倉駅を中心に拠点10カ所を置き、3月27日から事業を始めた。
 こちらは電動自転車。24時間借り出せて基本料金は月525円。利用時間の累積1時間ごとに105円かかる。
 5月6日現在、一般会員は85人。会員が250人集まれば運営費を賄えるという。市役所の各部署と団体契約をする予定で、企業にも「外回りに使って」と呼びかける。
 拠点設置などの初期投資には、両事業ともに国から1億円を超す補助金が出ている。自転車政策に詳しい古倉宗治・住信基礎研究所研究理事は「公共交通ととらえれば、新幹線や道路と同じインフラ整備だと言える。ただし自転車の潜在需要に見合う規模にすることが大切」としている。
(2010.05.09 朝日新聞)

 自転車共同利用 会員1か月で646人…1か月評価

  富山市の中心街で先月始まった自転車の共同利用システムの定期パスを持っている会員はスタートから1か月で646人となっています。
 富山市で先月20日に始まった自転車の共同利用システムは、会員登録をすればまちなかにある15のステーションから合わせて150台の自転車を24時間いつでも利用でき、どのステーションにも返却できる仕組みです。

 運営会社のシクロシティは、今月22日までに登録した定期パスの会員が646人、また、延べ利用回数は4448回にのぼると26日発表しました。

 盗難や破壊など自転車の被害はないということです。

 このシステムは、パリなどヨーロッパで普及していますが、日本で事業展開するのは富山が初めてということで、利用状況の分析については半年後の9月をめどにまとめたいとしています。

 シクロシティでは、「季節が良くなるこれからのシーズン、もっと多くの方に利用してほしい」と話しています。

(2010.04.26 16:50分現在 北日本放送)

国土交通省辻元清美副大臣が富山共同利用自転車に試乗

 辻元清美・国土交通副大臣が17日に来県し、公共交通のバリアフリー化や環境負荷を減らすことを目指す交通基本法の制定に向けたタウンミーティングを開いた。辻元副大臣は富山市内のライトレールや自転車の共同利用事業を視察、県内の首長やNPO法人の代表らと意見交換した。

 非公開の会合後、辻元副大臣は「日本は高齢化が進み、環境へも配慮しなければならないなかで、公共交通は格差が進み、壊れていっている」「富山は住民参加も得て、モデルのような活動をし、注目されている」と、富山市の自転車事業などを評価した。

 北陸新幹線の未着工区間や並行在来線への支援問題については「基準づくりをしており、夏ごろまでにはしっかり公表させてもらいたい。国の財政が非常に厳しく、あれもこれも造る時代ではない。整備新幹線以外でも、自治体や事業者、住民と協力し合える態勢がつくれる所で事業展開をしていく」と述べた。

(2010.04.18 朝日新聞)


24時間レンタル自転車『アヴィレ』 富山市街地でスタート(中日新聞)

 

拠点15カ所


 富山市の中心市街地で二十四時間、自転車を借りたり返したりできるレンタル事業が二十日、始まった。フランス・パリの自転車活用システムを日本で初めて導入。二酸化炭素(CO2)排出量を抑制するため、欧州の大都市に広がる事業が日本でも拡大のサイクルを描けるか注目される。

 レンタルできるのは、JR富山駅前など市内十五カ所で、計百五十台を設置。借りた場所以外へも返却できる。事業の愛称は「アヴィレ」。フランス語でミツバチを表す「アベイユ」と街を表す「ヴィル」を合わせた造語で、ミツバチが花から花に移るように自転車が市街地で活発に利用される姿をイメージした。

 事前に登録したICカードかメンバーカードで自転車が置かれる端末に暗証番号などの情報を入力して利用し、二回目からはカードをかざすだけで解錠、自転車に乗れる。

 基本利用料金は、次世代型路面電車「富山ライトレール」(本社・富山市)と共用のICカード「パスカ」だと毎月五百円で、メンバーカードなら同七百円。レンタル料は三十分まで無料、六十分までが二百円。その後、三十分ごとに五百円かかる。

 二十日現在の登録数は五百人以上。富山で成功すれば各地に広がる可能性がある。

 二十日に同市で開かれた事業開始のセレモニーには、森雅志富山市長や運営会社「シクロシティ」(東京都)のトマ・ゲドロン社長、ボランティアら約百六十人が出席。森市長は「次世代の都市像をつくりたい」とあいさつ、ゲドロン社長も「買い物環境にインパクトを与える」と強調した。登録はシクロシティのホームページ(http://www.cyclocity.jp/)などで受け付ける。 (永井響太)

 
ヴェリブ
 フランス・パリで2007年7月に始まったレンタル自転車の共同利用システム。料金は、富山市と同じで30分まで無料。パリ市内1451カ所で約2万600台を貸し出す。シクロシティの親会社であるジェーシードゥコー社が運営する。同社はフランスを中心に、スペインやベルギーなど欧州64都市で4万2000台以上を提供している。

(2010.03.21 中日新聞) 

 


 〜富山市で自転車レンタル事業スタート(2010.03.20)〜

 24時間利用可能な登録制貸自転車事業が20日、富山市中心部で始まった。自転車市民共同利用システムと呼ばれる同事業は、各地で試験導入が進むが、自治体から委託された民間企業が事業運営するのは全国初。森雅志市長らが「エコ貸自転車」に乗って大手モールなどを巡り、市民らに利用を呼び掛けた。
 市が環境モデル都市の取り組みの一環として実施し、自転車購入費など初期投資にかかった約1億3500万円は全額、環境省からの補助金で賄った。事前登録数は約500人で、事業の愛称は「アヴィレ」に決定した。
 グランドプラザで行われた式典で、森市長は事業によって市内電車環状線など公共交通の利用促進にもつながるとし「次世代の都市像を実現したい」と力を込めた。この後、15カ所の駐輪場に自転車150台を配備した。
 月額700円の基本料金が必要で、30分以内に返却すれば、利用料金は無料となり、超過すると課金される。
(2010.03.20 共同ニュース)

◎富山市ホームページから自転車レンタルのお知らせアドレス

http://www.city.toyama.toyama.jp/division/kankyou/kankyouseisaku/cycle/cycle.html


       〜富山市でレンタルサイクル事業(事前報道2010年1月)〜

富山市は、3月20日から始める、市民が自転車を共同利用する「コミュニティーサイクル」の使い方や料金などを29日発表した。路面電車の電停そばなどに15カ所の駐輪場を設けて計150台を配置し、30分以内ならば基本料金で何度でも乗れる仕組み。全国に先駆けた「脱マイカー」の本格的な試みで、森雅志市長は「全国のモデルになるよう取り組みたい」と意気込む。
 自転車の利用には、富山ライトレールのICカード乗車券「パスカ」か、専用のメンバーカードが必要になる。
利用を希望する人は、インターネットの専用のページで事前に登録。原則として、クレジットカードで決済する。
自転車の使用時、駐輪場に設置された端末にカードをかざすと、自由に使えるようになる。基本料金は、パスカが月500円でメンバーカードが700円。3月1日〜19日に登録すると、250円と300円に割り引かれる。
借りた自転車は一回30分以内に返せば、一日に何度乗っても無料。好きな駐輪場に返却すればよい。ただ、30分を超えると、超過30分までは200円、それ以降は30分ごとに500円の超過料金がかかるので注意が必要だ。
中心市街地に設置する駐輪場は、北は富岩運河環水公園から、南はグランドパーキングや北陸銀行本店まで。富山駅南口や市役所前や城址(じょう・し)公園などの主要施設や、環状線周辺の歩道に設置する。市は「環状線と自転車を乗り継いで、近距離の移動手段になれば」と期待する。
事業を担うのは、フランスに親会社を持つ「シクロシティ」(東京都)。欧州64都市でコミュニティーサイクルを展開しており、パリでは2年間で5400万回の利用があったという。
富山市環境政策課によると、今回の事業の初期投資には1億5千万円かかり、1億3500万円は国が負担する。料金収入や駐輪場の広告費で運営するため、市の支出はない見通しという。
(2010、1、30 朝日新聞)

◎以下が「名チャリ」最新記事です(実験結果アンケート)

「名チャリ」導入を」97%  

 名古屋市は26日、昨秋実施した市中心部で自転車を貸し出す社会実験「名チャリ」の利用者アンケート結果を発表した。回答者の97・6%が本格導入に肯定的。マイカーから公共交通への利用転換や街中のにぎわい創出を促す効果も確認できた。市は今秋、前年度の無料から有料に変えて実施し、本格導入に向けた検証を進める。
 名チャリ導入は「良い」が83・7%を占め、「どちらかといえば良い」(13・9%)と合わせ肯定評価が圧倒的だった。導入された場合、77・3%が「利用したい」と回答。利用により「中心部を効率よく移動できる」「経済的」との意見が多かった。
 導入によって都心部への来訪手段がマイカーから公共交通へ変わる可能性を尋ねたところ、22・5%が「変わる」、53・4%が「目的によっては変わる」と回答。特に来訪目的が買い物や遊びの際は「公共交通+名チャリ」を選択する可能性が十分あると分かった。
 特筆すべきは、利用中に「予定外の場所へ行った」が50・3%、「新たな店や風景の発見があった」が59・9%もあった点。駐車場に縛られるマイカーと異なり、身軽な自転車での移動が新たな人の流れを生み、街のにぎわいづくりにつながる可能性が示された。
 名チャリは昨年10〜12月の60日間、都心の30カ所のステーションに300台の自転車を用意。3万人の登録会員が延べ10万回利用した。アンケートは会員1万人に郵送形式で実施、5606人から回答があった。
 市は今秋、前年度と同規模の名チャリを有料制で実施する。ステーション設置場所、協賛金、ボランティアなどを提供してくれる企業、団体を募集している。(問)市自転車利用課=電052(972)2858
(2010.04.27 中日新聞 宮本隆彦)

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