trikehawks(トライクホークス)の旅日記

世界の旅の記録はじめ、BORGを使った天体写真や、尾瀬・戦場ヶ原などの高層湿原に咲く高山植物の撮影をライフワークにしています

チベット

チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #29 チベットのフライトは絶対に窓側! 超絶景に感動!

チベットでのすべての予定を完了し、ヤルツァンポ河沿いを空港へ。貢嘎(クンガ)空港は、ラサとツェタンの中間にあり、以前はラサ市街まで2時間弱もかかっていたが、現在は高速道路も開通し、ラサまでは1時間、ツェタンからも1時間ほど。2004年には新ターミナルも完成し、チベット風の立派な空港となった。
地図を見てもわかる通り、ラサの空港はヤルツァンポ河の河川敷のような場所にある。かつて、ラサを発着するフライトは、成都を早朝に発ち、夜明けとほぼ同時にラサに到着、折り返しのフライトは、陽が昇った後の午前中に帰っていた。これは、空気の薄いチベットでは空気抵抗が少ないため、両側に山が迫るラサの空港を発着するためには、着陸の邪魔になる上昇気流が発生する前の早朝に到着し、逆にラサを発つ際には、夜が完全に明けて、ヤルツァンポ河に発生する上昇気流に乗って高度を一気に上げていく必要があったため。そのため、雨季である夏にはとても欠航が多かったが、航空機の性能が良くなったことで、その自然条件を克服し、今ではほぼ終日離発着している。

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写真は撮っていないが、空港内の売店も比較的充実していて、値段は高めだが、ヤクの干し肉やタンカ、民族衣装やアクセサリー、チベットの医学書・四部医典の解説本など、ひと通りのチベット土産は揃っている。
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ラサを発着するフライトを利用する際には、その上空から眺める絶景は感嘆もの! 是非窓側の座席をゲットしたいところ。離陸してすぐは、網目のように地を這うヤルツァンポ河の流れに沿ったかと思うと、やがて眼下には万年雪を戴いた6,000~7,000メートル級の高峰が続く。
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まるでアルプスかヒマラヤ上空を飛んでいるかのようで、ところどころには氷河も確認できる。これは中国大陸を南北に幾筋にも連なる横断山脈とよばれるもので、ユーラシアプレートとインドプレートがヒマラヤ造山活動時にぶつかり合って形成されたもの。
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うまく窓側に座れても、だいたい隣や通路側の座席の乗客からカメラを渡されて、“代わりに撮ってくれ” と言われるけど。。。

チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅  終わり

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #28 淡水真珠の仏画を求めて昌珠寺へ

今回のチベット旅行最後の見学は、ツェタンの市街地にもほど近い昌珠寺(タントク寺・タントゥク寺)。中国語ではチャンチュともよばれるこの寺院は、チベット博物館でも見た、かつてチベットに住み着いていた羅刹女を鎮めるためにソンツェン・ガンポ王により建てられたチベット最初の寺院のひとつで、唐の文成公主がチベットへ嫁入りした当初はここで暮らしていたともいわれている。

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(ソンツェン・ガンポ王と2人の妃・文成公主と赤尊公主)
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仏像や壁画、曼荼羅もすばらしいが、ここでの見ものは何といっても29,026粒にも及ぶ淡水真珠に珊瑚や金を使って作られたタンカ(仏画)。約300年前にダライ・ラマ五世が母を供養するために納めたもので、その大きさは縦2メートル×横1.2メートル。中央に配された真珠の観音像は意外なほど小さいが、その純白の輝きとやさしい微笑みをたたえた姿は、残念ながらガラスと細かい網の金網を通してみるだけで、いくら支払っても撮影は厳禁(画像はまだ撮影が自由だった頃に撮影されたもの)。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #27 チベット最古の宮殿・ユンブラカン

チベット最終日の今日は、夕刻の国内線でラサを離れるので、それまではチベットの歴史の都・ツェタンの観光。まずは、市街から約5キロほど南東へ行った山間にあるユンブラカン(YUMBU LHAKANG)へ。漢字では雍布拉康と書き、日本語だと、ガイドブックや旅行会社によって、ユンボラカンとかユンブラカン、ヨンブラカンなど色々あるが、ここは英文表記に従って、ユンブラカンで統一したいと思う。

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海抜3,700メートルの小高い岩山に聳えるこの宮殿建築は、チベット最初の宮殿といわれ、いわばポタラ宮の前身にあたるもの。紀元前1世紀頃の創建だが、現在の建物のほとんどは1982年以降の順次修復されたもの。
この宮殿に行くには、岩山の山肌に沿った石段を20分ほどかけて上っていくのだが、これが結構きつい。
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体力に自信のない方には、観光客用の馬に跨って山上まで行くことができるが、値段は人数や時期にもよるようなので、交渉らしい。
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宮殿内部には、他の寺院と同様、煌びやかな装飾を施した仏像が祀られ、ラマ教の経典なども保存されているが、ここでの見ものは壁一面に描かれているチベット創世記の伝説を表した壁画の数々。
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神話世界の話ではあるが、後のチベット初代王となるニャティ・ツェンポが天から縄梯子を使って降りてきた際、それを見つけたヤクの放牧民が、“天から舞い降りてきた神” だと思い込み、肩に担いで自分達の王にし、ここにチベットの歴史が始まったとされる伝説や、その初代王のために建てられたユンブラカンの姿など、素朴ではあるが、鮮やかな色使いは神秘的なチベット草創期の伝説とあいまってとても興味深い。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #26 ツェタンのホテルは雅礱河酒店

チベット文化の発祥地・ツェタンでの宿泊は雅礱河酒店(YARLUNG RIVER HOTEL)。新市街に2008年に開業した新しいホテル。まだまだ開発中の場所で、ホテルの周りは移ってきたばかりと思われる官庁ばかりで、商店などは一切ないので、ちょっとした買い物や食事にもタクシーで出かける必要がある。ロビーにも売店はあるが、日中はほとんど閉まっている。

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それでも、これまでツェタンのホテルといえば澤当飯店しかなかった時代から比べれば、格段に町も大きくなっているし、何よりチベット族ではなく、中国人(漢族)がずいぶん増えた様子。
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結局、流しのタクシーも来ないので、ホテル内での夕食となった。しかし、1階のメインレストランは、市政府の役人が宴会をやっており、なにせやかましくて仕方ないので、2階のバーで臨時に食事を出してもらった。ホテルの料理人は、ほとんどその宴会にかかりっきりなので、メニューも限られてしまったが、味は割と良かった。

(豚肉と青椒の炒め)
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(豚肉と胡瓜の炒め)
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(空心菜の塩炒め)
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(豚細切り肉と生姜の炒め)←これはバツグンに美味かった!
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雅礱河酒店(YARLUNG RIVER HOTEL)
山南乃東湖北大道18
TEL : 893-7800333

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #25 歴代チベット王の陵墓・蔵王墓

カンパ・ラから再び峠道を下り、ヤルツァンポ河に沿って一路東へ。チベット発祥の地とされるツェタン(澤当)までは160キロ・3時間半の距離。

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チベットの神話によると、チベット族の祖先は神猿であり、このツェタンという名前も “猿の土地” という意味。その伝説の説明は後に譲るとして、チベット初期の王朝があったこの町で最初に訪れたのは、郊外のチョンギェ(瓊結)県にある蔵王墓。その名の通り、吐蕃王国の歴代王の墳墓群で、この古墳が集まるヤルルン谷は “王家の谷” ともよばれ、これまでに16基の墓が確認されている(名前まで判明しているのはそのうちの7つ)が、確認されていないものも含めると、21基の陵墓があるといわれている。

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その中で、伝説上では33代といわれているが、実質吐蕃を建国した初代ソンツェン・ガンポ(松賛干布)王の陵墓は保存状態も良く、頂部には僧院が建てられており、実際に上ることができる。
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(吐蕃建国の父 ソンツェン・ガンポ像)
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頂部からはヤルルン谷が一望のもと。一見、ただの盛り土かと思っていた小山が、実際に高いところから眺めてみると、明らかに人工的な陵墓であることがよくわかる。
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瓊結の集落も一望のもと。山の尾根に沿った万里の長城のような城壁は、かつて英国と争った際に築かれたもの。中腹には寺院があるが、これは文化大革命でかなりの部分が破壊されており、痛々しい姿がそのまま残されている。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #24 聖なる湖・ヤムドゥク湖を見下ろすカンパ・ラへ

水葬場に立ち寄った後は、ヤルツァンポ河を右手に見ながら西へ。途中、羊飼いや小さなチベット族の集落を過ぎながら20分も走ると、川の流れと別れを告げていよいよ峠にさしかかる。
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ここからはぐんぐんと高度を上げ、あっという間に河の流れははるか眼下に。昔はすべて未舗装で、夏の雨季になるとそこかしこに流れが出来、この道を通るたびに窪みやぬかるみに動けなくなった車を押したものだが、今はすべて舗装されているので、崖崩れがない限りは通れなくなることはなくなった。しかし、以前はチベット第二の都市・シガツェ(日喀則)に行くための唯一のルートであったこの道も、北側に谷に沿った新ルートができたおかげで交通量はずいぶんと減り、そのおかげで坂をあえぎあえぎ登っていた大型ダンプに邪魔されることもなく、スムーズに行くことができるようになった。
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初めて来た人だと、“うわぁ~” と声を挙げそうな絶景の峠道を右に左に大きく揺られながら登ること約1時間。海抜4,900メートルのカンパ・ラ峠に到着。チベット語で “ラ” とは “峠” を意味するので、厳密にいうと “カンパ峠” ということになるが、カンパ・ラ峠の呼称の方が一般化している。カンパ・ラの海抜は4,900メートルというガイドもいれば、4,750メートルというガイドもいる。またかつては峠道の途中に “5,400メートル” というペンキ書きの看板もあって、それを基準にすると、峠の海抜は5,500メートルほどになってしまい、正直、どれが正確な数値かわからない。

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このカンパ・ラの魅力は、荒涼たる峠道を越えた瞬間に眼下に広がる紺碧の聖なる湖・ヤムドゥク湖(羊卓雍湖。略して羊湖とも。)のその神々しいまでの絶景。
海抜4,400メートルに佇むヤムドゥク湖はチベット3大聖湖のひとつ。チベット語で “高原にあるトルコ石の湖” という意味をもつ通り、そのどこまでも深い青色の湖水はまさに神秘的。湖のかなたには6,000~7,000メートル級の峰々が連なる。
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駐車場に隣接する展望台には、ヤクやチベット犬などがいるが、これはすべて観光用のもので、うっかり撮影すると、しっかりと撮影料(10~20元)を徴収されるのでそのつもりで。
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(2011年8月に撮影したヤムドゥク湖)
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(2011年11月に撮影したヤムドゥク湖)
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ここには8月と11月に訪れたが、8月に来た際は時間にも余裕があったので、峠を越えて湖畔まで下りてみた。
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ちょうど菜の花(中国の菜の花はほとんど油の搾取用)が満開で、菜の花の鮮やかな黄色と湖と空の青、そして雪山の白が折り重なり、素晴らしいコントラストの風景を眺めることができた。もともと夏のチベットは雨季にあたり、午前中はほとんどが雨や曇り、場合によっては雪が舞うこともあるほどだが、運良く快晴の湖を堪能することができた。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #23 ラサ郊外の水葬場へ

チベットには死者を葬る5つの方法 “塔葬” “鳥葬” “火葬” “土葬” “水葬” がある。このうち最も知られているのは “鳥葬”。“天葬”ともよばれ、遺体から儀式により魂を抜いた後、ただの肉塊となった身体をナイフや石で裁断し、焚かれた煙と血の匂いに集まってきた鷲などの猛禽類にすべてを食べさせることによって死者を “昇天” させるもので、一般のチベットの人々は現在もこの鳥葬によって葬られる。私が初めてチベットを訪れた25年ほど前は、セラ寺の裏手にある鳥葬台に昇って、儀式を終えたばかりの様子を見せてもらったものだが、現在は外国人は一切立ち入ることができなくなってしまった。
“塔葬” はダライ・ラマやパンチェン・ラマなどの活仏に限って施される方法で、一言でいえば即身仏(ミイラ)。そのミイラを納める霊塔は、大きなものだと高さ10メートルを超え、金箔や宝石で全体がきらびやかに飾られている。中でも有名な歴代ダライ・ラマの霊塔は、ポタラ宮を訪れれば実際に見ることができる。
“火葬” は活仏に次ぐ位のラマや高官に施される儀式で、もともと木材自体が手に入りにくいチベットで、その遺体を焼いて葬るということは、生前の故人が尊敬される立場だったことを示している。
“土葬” は、伝染病や犯罪者に対する儀式で、輪廻転生の考えが一般的なチベットで、“今後生まれ変わることがないよう、土に埋めてしまう” ことで、このような病気や犯罪が二度と起こらないようにという思いが込められている。
“水葬” は、主に成人していない子供や乞食を対象に施される儀式で、“ひとりの人間として認められない” という考えから、遺体をそのまま、または関節から切断して河に流すもの。流された遺体は水中で腐って分解され、魚などの餌になることから、古くからチベットで魚を口にしないのはこのためといわれる。

ラサ(拉薩)からカンパ・ラを通ってヤムドゥク湖に行く途中、ヤルツァンポ河(雅魯蔵布河)にかかるヤルツァンポ大橋を渡るが、橋を渡って右折し、川沿いに走った最初の大きなカーブのところに、現在も使用されている “水葬台” がある。

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以前は空港とラサを往来する際に必ず通る橋で、当時は軍事上の理由から撮影も一切禁止だったが、新たに空港を結ぶ高速道路が完成したことや、チベット第二の都市であるシガツェ(日喀則)まで、河の北側を通る新しい道路ができたことで、観光客がこの橋を渡るのはせいぜいヤムドゥク湖に行く時ぐらいになってしまったが、ここは是非とも途中下車しておきたいところ。
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水葬は一般的には夜に執り行われるので、観光客が足を踏み入れても特に問題が起こる心配はないし、アクセサリーや仏像を並べた露店が出ることもある場所なので、ひとつのチベット文化を感じる重要なスポットとして立ち寄ってみるのもいいと思う。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #22 チベット最大の寺院・デプン寺

ラサ市内で最後に訪れるのは、チベット最大規模で、ゲルク(黄帽)派3大寺のひとつ・デプン寺(哲蚌寺)。市街から西へ約20分、ヤルツァンポ河を望むガンポ・ウツェ山の南斜面にびっしりと立ち並ぶ堂宇は圧巻。

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かつては15000人もの修行僧を抱え、1959年の中国政府によるチベット侵攻までは、世界最大の規模ともいわれたこの寺院は、歴代ダライ・ラマが修行を重ねたところとしても知られる。現在は数百人の修行僧しかいないが、訪れてみるとその20万平米にも及ぶ要塞のような規模の大きさに驚かされる。
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ポタラ宮や大昭寺とは異なり、寺院内部は有料ではあるが、比較的自由に写真撮影ができる。部屋ごとに撮影料(10~30元ほど)が徴収されるので、色々撮っていると結構な金額になってしまうが、どれも歴史的・文化的価値のあるものばかりなので、ここはケチらずに撮りまくった。
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(下)宝石を用いた冠を戴く弥勒菩薩
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(下)ゲルク派の始祖・ツォンカパの像
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デプン寺の標高は3800メートルにも及ぶ。緩やかではあるが、斜面を登りながらの見学なので、まだ高度順化しきっていない身体にはちょっときついが、一望するラサの街並は素晴らしい。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #21 今日の夕食はチベット料理

今日の夕食はチベット料理。不覚にもレストラン名を失念してしまったが、市内にはたくさんのチベット料理店があり、だいたいどこもメニューに差異はないので、代表的な料理をご紹介。

(ヤク肉と葱の辛味和え)
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(大根の酢漬け)
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(ヤク肉とトマトの煮込み)
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(チベット餃子・モォモォ)
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(ヤク肉と芹の炒め)
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(ポテトコロッケ)
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(ヤクの焼肉)
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私の場合はもともと獣肉好きなので、ヤク肉も大好物。香辛料も適度に効いてビールも進む!

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #20 大昭寺の仲見世・八廓街

チベット仏教の中心寺院である大昭寺(チョカンまたはジョカン)を取り巻くようにして、浅草の仲見世のような商店街が800メートルにわたって続く。これが八廓街(パルコル)で、仏具や民族衣装などの商店がずらりと並び、チベット最大のショッピングストリートになっている。ガイドブックによっては、八角街や八郭街とも書かれるが、すべて同じ場所のこと。

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チベットでは、どの寺院に行っても時計周りが基本。一周回すとお経を一回唱えたことになるマニ車も時計回りであると同様、この八廓街も時計周りなので、大昭寺を正面にして、左側から入っていく。
両側には3階建てのチベット建築が並び、どこも1階が商店になっている。マニ車や如意、仏像などの仏具をはじめ、アクセサリーやチベット生地も豊富で、お土産ならここに来ればすべて揃ってしまう。
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アクセサリーなんかは、リヤカーを使った露店でも売っている。同じチベット圏なので、九寨溝で売られているものと同じものもたくさんあるが、定価はあってないようなものなので、値段交渉しながらのショッピングは結構楽しい。
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ここは、チベット族にとっても “おのぼりさん” が必ず訪れるスポットなので、綺麗な民族衣装や髪飾りをつけたチベット族の人々を眺めているだけでも面白い。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #19 チベット仏教の中心・チョカン(大昭寺)

チベットの中心というとポタラ宮と思いがちだが、チベット文化圏で暮らす人々にとっての信仰の聖地は大昭寺(チョカンまたはジョカン)。

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古地図によると、このあたり一帯はもともと湖であったが、当時のチベット王ソンツェン・ガンポにネパールより嫁入りした王女がここに仏像を祀りたいと、唐から嫁入りした文成公主の助言も得ながら、羊の背中で土を運んで埋め立てをし、7世紀(647年)に寺院を完成させたもの。
門前の広場では、毎日たくさんの巡礼が五体投地を繰り返している。どちらかというと、午前中の方が巡礼の数が多く、午後は観光客が多いので、一心腐乱に祈るたくさんのチベット族の姿を観たいなら午前中がおすすめだが、午前11時までは巡礼のために開放されているので、観光客が入ることはできない。また、正面から大昭寺を撮る場合は逆光になるので、寺院の写真が目的なら午後がいい。
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“チベット人なら一生に一度は訪れたい” という大昭寺は4層の平面配置で、たくさんの梁や柱を取り入れた建築で、チベットの他、ネパールやインドの様式も取り入れている。壁面には無数の極彩色の壁画が並び、チベットの数々の伝説の他、釈迦の物語が描かれている。
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2階の楼上に上がると、金箔を多用した堂宇が光り輝き、下を覗くと五体投地をする巡礼、その向こうにはポタラ宮が堂々と佇んでいる。。。 ラサを代表する光景のひとつだ。
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(寺院内部は撮影禁止。これは20年近く前に撮影したもの)
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(正面の広場で繰り返される五体投地)
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(堂々たる風格のポタラ宮)
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大昭寺
拉薩市老城区
OPEN: 9AM-5PM ※季節により変更有。また11AMまでは巡礼のみ入場可
入場料:CNY 85
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #18 “高原の宝” ヤク像とポタラ宮の勇姿

ヤクはチベットには欠かせない動物。畑を耕したり、荷物を運んだりするのはもちろん、毛皮は衣服や靴、皮舟にもなるし、肉は食用に、ミルクはバターに、そして糞は燃料として活用され、まったく捨てるところがない。そのためチベットでは “高原の宝” といわれ大切にされている。拉薩市の中心部、北京路と林廊路、羅布林卡路が交わるロータリーにある公園には、黄金のヤクの像が輝いている。

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千仏崖の北口からすぐ目の前なので、千仏崖からポタラ宮への散歩の途中で休憩するのにもちょうどいい。
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ヤクの像から北京路を東にすすむと、目の前には巨大な宮殿・ポタラ宮が威風堂々! 道の南側に続く小高い薬王山の東の端には “照景台” という展望台があり、入場料2元を支払って石段を上ると、ガイドブックでも良く見かけるポタラ宮の素晴らしい全景を眺めることができる。

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南西から東の方角を眺めることになるので、午前中は多少逆光になってしまうが、それでも十分に感動的な絶景を楽しめる。
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これだけ素晴らしい撮影スポットでありながら、ツアーなどでは意外に訪れることも少ないので、是非ここはちょっと早起きして、千仏崖から高原の宝、そして薬王山展望台の散歩に出かけてみては。帰路は流しのタクシーもすぐに拾える。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #17 至極のコレクション・チベット博物館

ノルブリンカの正面に、1999年に開館したチベット博物館(西蔵博物館)がある。3階建のチベット風建築で、2階と3階部分にある総面積1万平米もの展示室に10万点を超える文物が陳列されている。

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正面の石段を上り、入口を入ってすぐ左にあるフロントでは、各国の言語に対応した自動解説器を借りることができ、展示物の説明板に記入されている数字を入力すると、かなり詳しい説明を聞くことができ、その展示物の充実さもあり、2時間や3時間はあっという間に費やしてしまう。
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チベットの歴史遺産や文化遺産は2階の正面から左側。旧石器時代の出土品から歴代指導者の玉印、仏像、経文、マンダラ、タンカ、民族衣装、楽器、四部医典(医学書)などどれをとっても一級品。しかも自由に写真撮影もできるので、チベット好きにはたまらないスポットだ。
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(人体の経絡を示した四部医典)
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(チベット創世記の伝説に登場する羅刹女図)
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(色鮮やかなタンカの数々)
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3階にはチベットの自然をテーマにした展示物が多く、時間があればこちらも是非見てみたいところ。ただ、2階の右半分には、中国政府によるチベット繁栄の歴史をアピールする展示物が並ぶ。“中国政府のおかげでチベットはこんなに発展できました!” というプロパガンダ。。。 ちょっと白けてしまう。

西蔵博物館(TIBET MUSEUM)
拉薩市羅布林卡路19号
OPEN:10AM-6PM(月曜休館)
 ※季節により変動あり
入場料:CNY35

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #16 身体に優しいラサのお粥専門店

ノルブリンカを見学した後は市内で昼食。ポタラ宮とのほぼ中間にあるレストラン・老拉薩粥坊中餐館へ。その名前の通りお粥の専門店で、身体の機能が落ちがちのチベットで、これはうれしい限り。

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味付けはしっかりとはしているがどれもあっさりめでとても食べやすい。チベット料理はもちろん、四川系などの香辛料を多用するレストランが多いチベットでは少数派だが、疲れた胃にも優しい味。

(干し豆腐と葱の辛味和え)
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(キノコと牛肉の塩味炒め)
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(定番! トマトと卵の炒め)
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(あっさりでも旨味バツグンの野菜粥)
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(カリフラワーと玉葱の鉄板炒め)
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(大好物の葱油餅)
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(焼き餃子)
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ポタラ宮、ノルブリンカ、チベット博物館いずれも徒歩圏内なので、是非おすすめ。

老拉薩粥坊中餐館
拉薩市林廊西路(西蔵電視台向い側)

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #15 夏の離宮・ノルブリンカ

ポタラ宮から北京中路を西へ2.5キロほど行くと、夏の離宮・ノルブリンカ(羅布林卡)がある。1755年に造営され、既に250年の歴史をもつこの離宮は、“宝の園” という意味をもち、36万平米もの広大な敷地に、金箔を多用した豪華で瀟洒な宮殿が散在している。

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大きな獅子が守る入口を入り、整備された林を抜けると、最初にあるのがダライ・ラマ7世による最初の宮殿、ケルサン・ポタン(格桑頗章:KESANG PODRANG)。
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中庭には、パラボラを使った太陽光湯沸かし器がまだ現役で頑張っている。以前はチベットのどこにでも見られたが、最近はほとんど見かけなくなったチベット名物。
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また、この宮殿の屋根の上には、これも珍しくなったチベット犬が飼われている。北京や上海では “富の象徴” のひとつで、1頭100万円以上するとか。。。
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そして、“新宮” ともよばれるノルブリンカを代表する宮殿、タクテン・ミギュル・ポタン(達旦明久頗章:DUGDAN MIGYUR PODRANG)へ。夏にはたくさんの花々に囲まれる美しい2階建の宮殿は、黄金の屋根が光輝き、神々しさを感じるほど。
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1954年にダライ・ラマ14世によって建造されたこの宮殿には、当時の家具や寝室、レコードプレーヤーやラジオなどがそのまま保存され、博物館としての価値も高い。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #14 垂直のヴェルサイユ・ポタラ宮

しばらくぶりの更新。中国に行っていたが、中国ではブログを更新しようにも、画像が扱えないので、何かと不便。。。

早朝に千仏崖を見物した後は、そのまま歩いてポタラ宮(布達拉宮)へ。現在は政治的・宗教的問題で主が不在だが、チベット仏教の最高指導者・ダライラマの宮殿で、単体としては世界最大級の建造物といわれている。

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青蔵鉄道が開通してからは観光客が増え続け、夏のシーズンに団体で訪れる場合は、事前に予約を入れ、指定された時間に行かなくてはならないし、見学の制限時間も設けられるほどだが、冬から春にかけては比較的自由に見学することができる。
13階建のポタラ宮は外観からもわかる通り、大きく白宮と紅宮に分かれており、白宮は政治を司り、紅宮は宗教的中心とされている。まだ観光客が少なかった時代は、車で車道を上り、最上部に近い紅宮の裏側から入り、階段を下りながら見学できたが、現在は下から足で登りながら見学しなければならず、3700メートルの高地に聳える高さ115.7メートルのポタラ宮を見学するのはけっこうしんどい。しかも、宮殿内部は完全撮影禁止で、紅宮の屋上に至っては屋外であっても撮影禁止なので、その豪華絢爛たる仏像や壁画、霊塔をはじめとするチベット仏教美術の数々はしっかりと眼に焼き付けてくるしかなくなってしまった。
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白宮正面の石段をゆっくりと登っていくと、眼下にはラサ市街の眺望が広がる。
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いよいよ宮殿内へ。しかし内部撮影は一切禁止。
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“垂直のヴェルサイユ” とも称されるポタラ宮はチベット観光のクライマックス。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #13 地元の巡礼が集まる聖地・千仏崖

拉薩(ラサ)を訪れたら、是非少し早起きして訪れてほしいのが “千仏崖”。ポタラ宮から北京中路を挟んで南に聳える薬王山の西壁にある磨崖仏群で、チベット中から巡礼が集まってくるチョカン(大昭寺)と異なり、ここは庶民が毎日祈りに集まる場所。観光客の姿もほとんどない。

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チベット語で “サンゲドゥング” とよばれる千仏崖は観光地ではないので、案内や看板などはなく、ちょっとわかりづらい。入口は金珠東路沿いにある南側と、羅布林卡路沿いの北側の2ヶ所。いずれも地元のチベット族が早朝から続々と入って行くので、場所を探すよりは、チベット族に付いて行く方がわかり易い。チベット仏教では、時計回りが原則なので、正式には金珠東路にある南側から入り、薬王山の西の山肌に作られた参道を利用するのが正しい訪問の仕方。
参道に入ると、青(空)・白(雲)・赤(火)・緑(水)・黄(大地)の5色の旗・タルチョや、観音菩薩の真言である “オンマニプミフン” が彫られたマニ石などの仏具を売る露店が並ぶ。
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上を見上げると、無数のタルチョが山上から吊るされ、見事なほどにたなびいている。巡礼の人々は、“オンマニプミフン” を唱え、携帯用のマニ車を回しながら、列をなして千仏崖へと向う。
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10分も歩くと、右手後方に見事なマニ塚。巡礼が来世での幸せな生まれ変わりを願って置いていった小さなマニ石が長い年月を経て積み上がってできたもので、その高さはゆうに10メートル近い。さすがに崩れ落ちないようにと鉄枠が設けられており、一見仏塔のような印象も受けるが、近くで見てみると、ひとつひとつのマニ石にすべて異なる図柄や彩色が施されており、なかなか興味深い。
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その先には大小1000体を超えるといわれる仏像が彫りこまれた千仏崖。700年近くの昔に、地元の有力者が、仏画も買えなかった貧しい庶民のために寄贈したものといわれ、現在も地元の一般庶民の信仰の対象として賑わっている。
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極彩色に彩られた無数(1000体どころではないと思う)の仏が見つめる前では、たくさんの巡礼が早朝から五体投地を繰り返しながら経文を唱えている。その数たるや数100人にも及び、その宗教の力の大きさに圧倒されるばかり。
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観光コースにはほとんど入っていない場所なので、是非早朝に時間を見つけて訪れてほしい場所。ただ、外国人が複数で訪れて写真を撮っていると、10~20元の入場料を徴収されるが、それ以上の価値はある。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #12 拉薩のおすすめホテル・新鼎大酒店

10数年ぶりに訪れたチベットで予約したホテルは、2007年に開業したばかりの新鼎大酒店(XINDING HOTEL)。チベット式と西洋式の融合建築で、7階建ての5星級ホテル。

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場所は、拉薩中心部の南・拉薩河(ラサ河)の中洲を埋め立てた新市街のひとつ・太陽島にある。部屋も広く、チベットにある他のホテルと同様、各客室には酸素ボンベが備えられている(有料)。
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このホテルの売り物は、何といってもベランダから見るポタラ宮の勇姿! ちょうど真北の方向にダライ・ラマの宮殿・ポタラ宮があり、階段状に造られているホテルの5階以上のベランダ部分(誰でも立入できる)から真正面に望むことができ、日没後ともなると、わざわざ市内まで行かなくても、ライトアップされた美しいポタラ宮をゆっくりと堪能できる。
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5星ホテルだけに、そこそこ金額は張ってしまうが、この付加価値は捨て難い!
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新鼎大酒店(XINDING HOTEL)
拉薩市中和国際城金珠二路8号
電話:891-6808555
http://www.xddjd.com/

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #11 青蔵鉄道 車窓の絶景 当雄から拉薩へ

絶景のニンチェンタンラ山脈を抜けて当雄(ダンシェン、ダンシュン、ダンション)へ。ここの海抜は4293メートル。まだまだ富士山よりも高い場所ではあるが、ここまで4500~5000メートルのチベット高原を走ってきたので、なんだかだいぶ下がってきたような感じがする。

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当雄は “選ばれた牧草地” という意味をもっている通り、町の周囲にはこれまでの風景とは異なる草原が広がり、ちょうどチベット族の人々が収穫をしている姿を目にすることができた。この町の羊八井には地熱発電所があり、近くにあるお寺の名前が “熱振寺” ということからもわかる通り、古代から地熱・火山活動が知られる場所。2008年にはマグニチュード6.6の大地震と1000回を超える余震があったが、車窓から見る限りはその被害からはもう立ち直っているようで、比較的真新しい建物が多い。
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当雄を出てしばらくすると、高度はグングンと下がり、海抜は3000メートル代に。周囲の山からも雪が消え、気温も上がり、青蔵鉄道のクライマックスは終了。あと数時間で拉薩(ラサ)だ。
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食堂車で3回目の食事。列車に乗っている時間はほぼ24時間なので、ちょうど夕・朝・昼の3食を車内で食べることになるが、炒めものが多いながらもメニューも割と多く、十分に満足できるレベル。ビールや白酒などのアルコールも販売しているが、地ビールである西蔵啤酒(チベットビール)はなんと5元! 車内販売などは価格が高いのが普通だが、日本円でたったの60円程度で500ミリの缶ビールが買えるので、実は前日の夕食時から既に5本ぐらい呑んでいて、高度が高いこともあって結構早く酔える。
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そして、途中で最大20分程度遅れていた列車は、定刻の14時55分に拉薩に到着。拉薩駅は、失礼ながらチベットとは思えないほど大きく立派でまるで空港。下車して、最前部に行って、先頭の機関車を入れて写真を撮ろうかと思ったが、あっという間に切り離されて行ってしまった。。。
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拉薩は抜けるような晴天。今日はホテル周辺で大人しくして、明日からの拉薩観光に備えよう。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #10 青蔵鉄道 車窓の絶景 ニンチェンタンラの6000メートル峰

那曲(ナクチュ)を過ぎると、雪を頂いたニンチェンタンラ山脈が目の前に迫ってくる。

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いずれも6000メートルを超える高峰でありながら、ほとんどの山には名前すらない。。。 このあたりの平地の海抜がだいたい4500~4700メートルなので、それを基準に考えればたいした山ではないが、やはり日本とはスケールが違う。車窓に次々と現れる純白の峰々はカメラ好きにはたまらない絶景!
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当雄(ダンシェン)までの約1時間半はまさに青蔵鉄道のクライマックス 今回、西寧を午後3時に出発する列車を選択したのは、この区間を通過する時間を予め考えてのもの。乗車したK917/K9801列車よりも遅い夕方以降の時間帯に出発する列車に乗車すると、最高地点である唐古拉を通過する際は既に陽が昇っているので、明るい陽射しの中で見ることができるが、那曲~当雄間は午後に通るので、せっかくの絶景が逆光になってしまう。。。 ま、最高地点を選ぶかニンチェンタンラを選ぶか好みはあると思うが。。。 あともうひとつの理由は、終点である拉薩の海抜は約3600メートル。高度順化のためには、昔はホテルでゆっくり休んだ方がいいと言われたが、逆に呼吸などの身体の働きが鈍くなり、高山病になりやすいということで、最近では適当にホテルの周囲をゆっくり散歩するなど軽く身体を動かして酸素を多く取り込み、お茶や水などの水分を大量に摂取した方が順化が早くなることがわかっている。西寧を夜に出発する列車だと、拉薩への到着も夜で、そのままホテルに入って休むことになってしまうので、乾燥したチベットで十分な水分摂取もできず、睡眠中に身体の水分が蒸発し、血液粘度がアップしてしまうことで心臓に負担がかかり、身体にとってはあまり良くない。夕方に到着すれば、まだ明るい時間にホテルの周囲を散歩して、適度に動くことで酸素を多く体に取り込むこともできるし、夕食と併せて水分摂取も睡眠前に十分できるということで、高山病を避けるためには一番いい方法。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #9 青蔵鉄道 車窓の絶景 納木錯

安多を出てしばらくすると、右の車窓に真っ青な湖が突然現れた。海抜4718メートルに広がる世界最高所の塩水湖・納木錯(ナムツォ)だ。ここから始まるニンチェンタンラ山脈で最も美しく最も神聖な場所のひとつとされ、チベット三大聖湖としてチベット族にとっての特別な場所

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日本人はせいぜい青海湖ぐらいの知識しかなく、まったく馴染みのない湖だが、線路脇ギリギリまで迫る美しい湖水は恐ろしいほど青く、強烈に印象に残る風景。
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いよいよニンチェンタンラ山脈も近づき、見るからに凍りつくような冷たい光景が迫ってきた。
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陽も完全に昇り、午前10時20分に海抜4513メートルの那曲に到着。この時点で10分弱の遅れだったが、もともと6分の予定だった停車時間は3分に短縮して出発。
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車窓には牧のヤクを多く見かけるようになり、よりチベットらしい風景になってきた。那曲(ナクチュ)は黒い河を意味していて、まさにその名前の通り、くねくねと曲がりくねって流れる幾筋もの川が車窓に続く。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #8 青蔵鉄道最高所・唐古拉(タンラ)峠へ

深夜、ゴルムド(格爾木)に到着し、慌しいホームの雑踏の音で目が覚めた。その後も徐々に高度が上がっていくにつれ、軽い息苦しさと頭痛を解消するために何度も水分補給しながら浅い眠りを繰り返す。

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途中、上り列車との交換のために沱沱河に一時停車。海抜は4547メートル。ゴルムドから先、列車内には酸素が供給され、車内は禁煙(中国人が守るかどうかは別として)になるが、海抜2900メートルのゴルムドの気圧を基準にしているらしいので、やはり普段よりもゆっくり歩くとか、水分をたくさん摂るとか、大きな声は出さないとか、高山病にならないための注意は必要。万一我慢できなくなった時は、車掌に申し出れば、供気口から酸素を直接取り込むためのチューブを貸してくれる。
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そして午前7時半過ぎ、海抜5072メートルの唐古拉(タンラ)峠を通過。青蔵鉄道の最高地点だ。まだ周囲は暗いので、世界最高所の駅である唐古拉駅(5068メートル)を車窓から確認することはできなかったが、車内の電光掲示板に海抜が随時表示されるので、これだけでも十分感激できる。
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それからしばらく走って、ようやく夜が明けてきた。中国はすべて北京時間で統一されているので、西に行けば行くほどズレが生じる。チベットあたりだと、実際には北京と3時間の時差が発生する位置関係なので、夜が明けたのは午前9時近く。燃えるような鮮やかなオレンジの雲間から強烈な太陽が射しこんできた。
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朝食はごく一般的な中国風。万頭にお粥、たくさんの漬物にゆで卵。気圧が低いせいで沸騰する温度が低く、やはりご飯の炊け具合はイマイチだが、ゆで卵はバツグンに美味く、4つも食べてしまった。。。
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海抜4702メートルの安多で停車。10人ほどの乗客が降りていった。青蔵鉄道は単線区間も多く、対向列車との交換のための停車も多く、どちらかが遅れると当然対向列車も遅れるので、なかなか時刻表通りに運行というわけにはいかない。安多に到着したのも10分ほどの遅れがあったが、もともと2分の予定だった停車時間はドアが開くと同時に出発ベルが鳴り、ホームに降りることはできなかった。。。残念。
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安多を過ぎると、周囲は永久凍土が続き、寒々しい景観へと変わり、いよいよ青蔵鉄道の真骨頂、6000メートル級の峰々が連なる念青丹拉(ニンチェンタンラ)山脈へと進んでいく。
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #7 青蔵鉄道の食堂車で夕食

青海湖を過ぎると、車窓の景観は殺伐とした寒々しい風景が続く。天空鉄道の醍醐味である6000メートル級の山々が続く絶景は、一夜走った後のゴルムド(格爾木)から先なので、今日は青海湖を車窓から楽しんだ後は早めに夕食を済ませ、明日に備えて休むだけ。
午後6時半を過ぎて予約してあった夕食時間になった。車内では、お弁当やちょっとした菓子やつまみ、アイスクリームなどの車内販売もあるが、せっかくの列車の旅、食堂車を予約した。
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食堂車は編成の中ほどにあり、一番チケットの価格が高い軟臥(SOFT SLEEPER)車の隣りに連結されているので、移動はすぐ。4人掛けのテーブルが全部で10台ほどあるので、一度に40人近くが食事でき、予め予約しておけば、車掌が迎えに来てくれる。
料理は、炒めものを中心に5~6品の料理を用意してくれる。人数にもよるだろうが、一人あたりの予算はおおよそ700~1000円ほど。ピリ辛の四川料理風の味付けが多いが、やはり作りたての温かい料理は嬉しい。海抜が高い分、沸点が低いので、白飯はどうしても固めの炊き上がりだが、スープに入れて雑炊のようにすれば結構食える。
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満足して寝台に戻る頃はもう陽が暮れて周囲は暗い。車両の入口には海抜と外気温がリアルタイムに電光表示される。11月の中旬ではあるが、外の気温は既にマイナス16℃。海抜は4500メートルを超えてきた。
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明日はいよいよ天空鉄道の真骨頂。チベット高原を縦走する。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #6 中国最大の青海湖畔を走る

西寧を出発して約2時間。左の車窓に光り輝く湖面が見えてきた。。。 中国最大の湖・青海湖だ。

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海抜3000メートルを超える内陸にありながら塩水湖である青海湖は、米ユタ州のグレートソルトレイクに次いで地球上で2番目に大きな内陸塩湖。日本最大の琵琶湖の6倍もの面積をもっているが、残念ながら環境破壊などの影響で、年々水位が下がり、縮小傾向にあるらしい。
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7月から8月にかけては、湖畔に菜の花が咲き乱れ、まさに黄色い絨毯のような絶景が有名だが、残念ながら青蔵鉄道の車窓からは見ることができない。それでも車窓に続く真っ青な湖水は、殺伐とした荒野が続く青海省にあって、一服の清涼剤のように美しい。

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #5 青蔵鉄道の出発駅は西寧西

いよいよ青蔵鉄道への乗車時間が迫ってきた。チベット・ラサ(拉薩)への列車は、北京や上海、広州、成都など、各主要都市からはるばるやって来るが、列車によっては西寧までに1晩以上かかるものがあり、また1日に1本か隔日運行の区間もあるため、シーズンになるとチケットの確保も困難。時間に制約のある観光客にとっては、すべての列車が集まる西寧から利用するのがほとんどで、本数も多いのでチケットも取りやすい。西寧から拉薩までは1960キロ・約24時間の距離で、いわゆる “天空鉄道” といわれるチベット高原の列車の旅が楽しめるのもこの区間。
開通以来、チベット鉄道旅行の人気は高まるばかりで、ハブとなる西寧駅の処理能力も限界ということで、現在改築中。今は、西寧西駅が青蔵鉄道の出発点になっている。

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西寧西駅は市中心部から約15分ほど。ま、西寧駅改築工事中の仮出発駅ということもあるが、プレハブのような駅舎はちょっと寂しい。。。 駅前は車両の通行が制限されており、駐車場も離れているので、海抜2000メートルを超える場所でスーツケースを牽いて歩くのは結構しんどい。
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今年(2011年)はチベット平和解放60周年にあたる年だが、チベットからすると平和解放とは名ばかりで、“侵略” 以外のなにものでもない訳で、テロを警戒してかセキュリティは厳しい。空港並の荷物検査を終え、広いホールのような待合室へ。“仮” の駅なので、売店もほとんどなく、パーテーションで区切られた軟臥(SOFT SLEEPER)利用客専用の待合室で待つと、ほどなく乗車時間。
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今回利用する列車は、蘭州始発のK917列車。ここ西寧でK9801列車と連結される。
ホームには既に列車が到着済で、出発まで10分ほどあったので、ちょっと遠かったがホームの先頭まで行って、天空鉄道を牽引する機関車を撮影。
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ついでに車内も撮影。YWは硬臥(HARD SLEEPER)車で、日本でいうところのB寝台。3段ベッドの6名一室のコンパートメント。車内のプレートには、英語とチベット語が併記されている。下段は日中みんなが座って利用するので、比較的スペースはあるが、中段と上段はやはり圧迫感があり、中腰になるのも厳しい。。。
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RWは軟臥車で、4人一室の扉付きで中から施錠もできる。この軟臥車は基本的に1列車に1両しか連結されていないので、最大32名までしか利用できず、夏のシーズンになると確保はとても困難とのこと。
スーツケースは各コンパートメントに持ち込むことができ、下段のベッド下に収納できるが、軟臥の場合、マットが厚いのか、大型のスーツケースは入らない場合があるので、その場合は通路の上にあるスペースに入れるか、車両の出入口のスペースに置いてもらうこととなる。各車両にはちゃんと車掌がいるし、基本的に、寝台車には、他の車両の乗客が入れないように常に施錠されているので、盗難や紛失の心配はほとんどないようだ。
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各車両とも、中国の一般的な寝台列車にはほとんど備えられている無料の給湯器があったり、酸素の供気口があったりと、快適に過ごせるような設備が整っている。トイレも中国式の他、数は少ないが洋式のものもある。
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そして午後3時4分。スルスルと静かに列車が西寧西駅を出発。いよいよ天空鉄道の旅のスタート!

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #4 チベット仏教の聖地・タール寺

イスラム料理で腹ごしらえした後は、南西郊外・湟中にあるタール(塔爾)寺へ。西寧からは湟中まで高速が通っているので約40分で行くことができる。

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タール寺は、チベット仏教ゲルグ派(黄帽派)の創始者であるツォンカパが誕生した地を記念して1560年に建てられたゲルグ派6大寺院のひとつ。ゲルグ派はチベット仏教最大の派閥で、6大寺院には、このタール寺の他、ラサのガンデン寺、セラ寺、デプン寺、シガツェのタシルンポ寺、蘭州に近いラプラン寺と、名だたる名刹が並ぶ。
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山門をくぐって最初に出迎えてくれるのが有名な八塔。正式には如意宝塔といい、釈迦の8大功徳を表しているとされる。1776年に建てられたもので、その高さは6.4メートル。レンガを積み上げた覆鉢型のモニュメントはタール寺を代表する景観。
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最盛時には4000人近い僧侶が在籍していたというが、文化大革命後にその多くがより位の高いラプラン寺に移動し、現在は300人程度しか残っていないとのこと。
タール寺最大3000人を収容する大経堂や、ツォンカパの生誕地に建てられた仏塔から寺院となった大金瓦殿、文殊菩薩を祀る九間殿など、ゆるやかな斜面に堂々たる殿宇が立ち並ぶ。
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そして最後の見ものは、“タール寺三絶” のひとつであるバター細工。原色の色鮮やかな顔料を混ぜたバターを使い、仏教の伝説や動物、花などを精密に具現化した彫刻。40人もの僧侶が2ヶ月かかって彫り上げるもので、旧暦1月15日の元宵節に合わせて公開されるが、その後は専用の酥油花院で保存されるが、原料はバターなので、気温が上がる夏を過ぎると、部分的に溶けたり崩れたりしている様子がわかる。
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約1時間半かけてタール寺を見学した後は、西寧市街へと戻り、いよいよ青蔵鉄道へ!

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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #3 回教徒の町でイスラム料理

せっかく西寧までやって来たので、何か珍しい食べものはないかとガイドに聞いてみると、やはり “チベット料理” と “イスラム料理” という答え。チベットはこれから向う先なので、それではイスラム料理にしましょうと、地元のイスラム料理店へ。
中国でイスラムは “清真” と表記される。誰が最初につけたか知らないがイスラム教は “清く正しい” ということ。たしかに戒律は厳しいし、お酒もご法度(ということになっている)なので、ある意味正解といえば正解だが。。。
昼食に選んだのは、東関清真大寺にほど近い匯豊楼というレストラン。雑食で何でも口にすることから回教徒が絶対に食べない豚肉を出さないイスラム料理店には、必ず “清真” の看板が掲げられている。
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店内には、ピンクのかわいらしいブルカを被った女店員が10数名。注文はガイドとお店に任せて、2階にある半個室のようなスペースで待つこと10分。スパイスの香ばしい香りとともに、次々と料理が運ばれてきた。
(春雨と羊肉の炒め)
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(スパイスを練りこんだ万頭)
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(ニンニクの芽と羊肉の炒め)
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(チンゲン菜の炒め)
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(羊スペアリブの炙り炒め)
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(羊のアキレス腱と野菜の炒め)
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(鶏肉とピーマンの炒め)
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(草魚と野菜のスープ)
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味付けは基本的にピリ辛で、全体的に羊の油と香辛料の独特の香りが漂う。私は羊肉は大好物なので、どれも美味しくいただいたが、いかんせん量が多すぎて相当残してしまった。中国で食事する場合は、すべてたいらげるよりも、多少残す方がマナーといわれる。“こんなに食べきれないほどのたくさんのお料理をいただきました” という訳で、逆にどんなに美味くてもすべて綺麗に食べ切ってしまうと、“足りなかった、ケチ” となり、提供した側の面子は潰れるらしい。もったいない習慣ではあるが、ただ、実際に不味かったり口に合わない場合に、平気で料理を残しても相手は気を悪くしないので、ある意味便利な習慣ともいえる。
 
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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #2 西北中国最大のモスク・東関清真大寺

前漢時代からの歴史ある町・西寧を代表する観光地がチベット仏教の聖地・タール寺と西北中国の四大イスラム寺院のひとつ・東関清真大寺。
まずは、市中心部に近い巨大なモスク・東関清真大寺へ。

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東関清真大寺は、市街の東関大街に位置しており、他に西関大街にある西関清真大寺や、小橋大街に近い小橋清真寺など、市内にあまたあるイスラム寺院・モスクの中で最大の規模を誇り、600年以上の歴史をもっている。3000人収容の礼拝殿を含め、一度に1万人ものムスリム(回教徒)を受け入れることができる巨大寺院。
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ちょうど今日は金曜日。ミナレット(尖塔)から流れる礼拝の合図 “アザーン” とともに、白い帽子を被った回族の男性たちが次々と集まってきた。西寧で暮らすイスラム教徒はおおよそ100万人といわれ、特にこの東関大街には多くの回教徒が集まっている。
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イスラムの礼拝は1日5回行われるが、そのうち祝日にあたる金曜日は、少なくとも1回はモスクに行って礼拝するというのが決まりらしく、白い帽子を被った男衆がそこかしこから続々と集まってきて、あっという間に道まで溢れてしまった。
我々観光客がいようがいまいがお構いなしに一心腐乱に祈る姿は強烈な印象を与えてくれる。


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チベット天空鉄道(青蔵鉄道)の旅 #1 11時間かけ、青海省都・西寧へ

2011年の8月と11月にチベットに行く機会があった。20代から30代にかけての頃は毎年通っていたチベットだが、実に10数年ぶりの訪問。
今回は2度とも、2006年開通の “世界最高所の鉄道” である “青蔵鉄道” を利用してのチベット行。青海省都・西寧からチベット自治区の区都・ラサ(拉薩)までの1956キロをほぼ24時間で結ぶ高原鉄道は、中国人はもちろん、世界中から観光客が殺到している人気ルート。
まずは青蔵鉄道の出発点・西寧へ。
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13時50分発の中国東方航空で成田を出発し、途中、上海で国内線に乗り継いで西寧に到着したのは23時50分。日本と中国には1時間の時差があるので、実質11時間かけてやって来た。
青海省の全人口の4割が住んでいるという西寧は既に海抜2300メートルあり、8月でも空気はひんやりしている。見かける人々はみんな中国人ではあるが、漢族はじめ、回族やチベッ(蔵)族、モンゴル(蒙)族など、宗教や特徴が異なる人々が混在している。
西寧の空港から市街までは約30キロ・40分。青海省は貴州省と並んで中国では最も貧しい省のひとつではあるが、さすがに空港から市内へ向かう道路はよく整備された高速が通っている。

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西寧のホテルは市中心部にある青海賓館(QINGHAI HOTEL http://www.qhhotel.com)。青海省最大級の22階建てで、銀龍酒店と並んで最高級のホテル。
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なにぶんホテルに到着したのは深夜1時を過ぎていたので、部屋の写真を撮るのも忘れてそのまま寝入ってしまったが、部屋も広いし居心地はいい。
明日は早速、青蔵鉄道に乗車してチベットへ向かう。列車の出発は午後3時なので、それまでは西寧の観光。

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6月25日より、チベットは外国人立入禁止!


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今年はチベット(西蔵)が解放されてから60周年にあたる。“解放” というのは中国政府による微妙な言い回しだが、チベットにもともと暮らしていimages[4]たチベット民族にしてみれば、“侵略” された屈辱の日が1951年5月23日。
シルクロードでも頻繁にウイグル族の暴動が起こっているが、チベットでもことあるごとに漢民族支配や中国共産党に対するデモが発生している。
そんな折、中国側からニュースが入った。
“6月25日から7月25日までの1ヶ月間。外国人のチベットへの立入は禁止。(政府の公式発表はなし)”
数日前、ダライ・ラマ14世が政治からの引退を表明したばかりだが、中国政府はその後継者との会見を拒否しているとか。
今回の突然のこの決定の裏に何があるのかはわからないが、なんだか政治的なキナ臭い感じが。。。
私が初めてチベットを訪れたのはもう25年も前のこと。それ以降、10数度訪れているが、その度に国から計画的に移住させられた漢民族がどんどん増えてチベット族の割合は減り、チベット文字の看板は漢字にとって代わり、チョカン(大昭寺)前の五体投地の巡礼の数は減少し、そして “世界最高の場所を走る天空鉄道” の開通により、その “漢化政策” は決定的にスピードアップされた。
年々近代化されていくチベットの姿は個人的には残念に思う。

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