10月18日(金)、SNCF(フランス国鉄)・RATP(パリ交通公団)の運転士とコントローラー(車掌)が予告なしにストライキを行いました。(画像は全てTF1よりお借りしています)

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フランスは19日(土)から11月3日(日)までトゥーサン(toussaint・万聖節)のヴァカンスとなり、人々はお墓参りの為にフランス中を大移動します。

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ところが、ストライキはパリを始めフランス全土で行われ、ニース、

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マルセイユでは一台のTER(地域旅客輸送サービス)も走りませんでした。
(他の地域ではTER(地域旅客輸送サービス)の稼働率は55%)

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パリではパリ市内と郊外を結ぶRER郊外電車が運休・遅延し、乗り換え駅に当たるパリの北駅は多くの利用客で大混雑を極め混乱状態が一日中続きました。

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夕方にはフランスの西部(ブルターニュ地方)、南西部(ボルドー方面)へのTGVが発着しているパリモンパルナス駅にも大きな遅延が見られるようになり、19日(土)の朝に勤務する運転士や車掌はいないとのことです。

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このストライキを誘発した原因は今週の水曜日、フランス北東部シャンパーニュ・アルデンヌ地方において
TER(地域旅客輸送サービス)とトラックが踏切で衝突した事故にあります。

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この事故により乗客11名が負傷(運転士含む)しましたが、運転士一人で事故処理対応を行わざるを得ず、人員削減で車掌の乗務を無くしたのは乗客の安全を欠くことになったとの主張です。という事で労働条件と安全性の改善を求めてのストライキなのだそうです。

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とは言いましても本当の彼らの主張は別のところにあります。マクロン政権が新しく打ち出した「年金改革案」にCGT(フランス労働総同盟・労働組合)が
反対しているのです。

「全ての職業の年金を共通化する」という事で、SNCF(フランス国鉄)・RATP(パリ交通公団)等10種類の職業に認められている早期退職、特別年金算出方法等の優遇措置が無くなることについての抗議行動ということになります。

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本来であれば、このストライキは12月5日に予定されていたものですが、長引く政府との交渉にしびれを切らし、人々が移動するバカンスを狙ってフライングで行動を起こしたという事でしょう。

フランスはストライキやデモを行う権利が認められていますが、予め届け出が必要となります。今回の様に予告無しのストライキは認められないはずですが、彼らは、

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「自分たちの生命や健康を脅かす危険性があった場合には予告無しのストライキは認められる」という労働法の条項に沿っていると主張しています。

一方SNCF(フランス国鉄)の社長ギヨーム・ペピ氏は組合に対し「このストライキは合法ではない。旅行者を驚かせ、正しい情報を提供する等のミニマムなサービスも提供せず、予告無しにストライキしたことは容認できない」と述べました。

さて、このストライキはいつまで続くでしょう。

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