現実、妄想を上回る

帰国してからずっと、早く行きたい、早く行きたい、とジリジリしていた、鎌倉は長谷にあるイタリア料理店「ナディア」に行ってきた。まさに1年以上のご無沙汰。
そんなにも長いあいだ行かないでいたので、いわゆる「恋の結晶作用」というやつで、その店の料理をむやみに美化してしまって、ようやく食べに行ったはいいが、「あれ、この程度だっけ、思ったより美味しくないや、ガッカリ」なんてことになったらどうしよう、と内心ソワソワしていたのだが、どうしてどうして、原シェフの料理は、私なんぞのぶきっちょな妄想で凌げるような、生半可の結晶ではないのだった。
ま、そんなこと、はじめっからわかってましたけどね。
本日、いただいたもの。
前菜:レンズ豆とヤリイカのオーブン焼き
(豆好きなので。とりわけ豆と魚介の組み合わせにはめっぽう弱い。
歯ごたえ、「プリッ」と「パリッ」の中間みたいな感じ。塩加減、絶妙。メロメロになる。
イカを食べて美味しい、と思ったのは、パリの L'Assiette のイカのソテー以来だ。
Luluのはもっとスッピンの、素っ気ない料理だったけど。あれも、食べたときは、
値段のことを考えると「ソテーしただけやん?」と思わずにいられなかったけど、
値段のことを忘れた今、改めて思い出してみると、再食したいもののひとつだな。)
パスタ:ヒシコイワシとウイキョウのスパゲッティ
(トマトソースだったのが意外。シェアしたので、やや物足りず。1人前とるべきであった。)
魚:イサキのロースト
(皮がパリパリの焼き加減が完璧。写真を載せたかったけど、ピンボケだった。
付け合せはポテトのロースト、そしてリボリータ。
前菜で泣く泣く諦めたリボリータを付け合せで食べられるとは。感激。)
肉:イノシシのロースト マウンテンペッパーベリーソース
(ジビエの季節ということで。マウンテンペッパーベリーというもの、
初めて食べたけれど、ブルーベリーと胡椒を足して2で割ったような不思議なものだった。
それじゃ、ブルーベリーと胡椒でも作れるじゃんという話になりそうだが、
そんなに甘く(味がね)もないらしく、ブルーベリーで作ったら、
もっと甘ったるいソースになりそうなのだ。)
デザート:クルミのトルタ、生イチジクのタルト
(お奨めを2つ挙げられると選べなくなる、という頭の悪さ。
実家で飼ってる犬はおやつをいちどに2つもらうと固まってしまうが、まさにそんな感じ。
どっちも食べればいいんじゃん、と気づくところが、犬より少しましなところか。
とりわけ美味しかったのはクルミのトルタ。味も見た目もじつにキレイ。
いままで食べた原シェフのデザートとはあまり似ていなくて、新鮮だった。
いや、いままでのだって、美味しくてキレイには違いなかったんだけど。
こういうスタイルのも、きっちり作っちゃうんだなあ、と感じ入る。)
早めの入店だったのに、帰りの電車が心配になるくらいの長居をしてしまった。それほど楽しい、一日の終わり。
ちなみに、今日は一時帰国中のラブレーのKさん、そしてゾラのUKちゃんが一緒だった。昼過ぎに鎌倉で待ち合わせて、買い物・散歩など。市場にも行って、昨日あんなに買ったのに、またしても野菜をバカスカ買ったのは、はい、知能犬並みの私です。
Posted by truiteaubleu at 23:41
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イカ calmar
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魚 poissons