2005年11月22日

現実、妄想を上回る

f51738a1.JPG 帰国してからずっと、早く行きたい、早く行きたい、とジリジリしていた、鎌倉は長谷にあるイタリア料理店「ナディア」に行ってきた。まさに1年以上のご無沙汰。
 そんなにも長いあいだ行かないでいたので、いわゆる「恋の結晶作用」というやつで、その店の料理をむやみに美化してしまって、ようやく食べに行ったはいいが、「あれ、この程度だっけ、思ったより美味しくないや、ガッカリ」なんてことになったらどうしよう、と内心ソワソワしていたのだが、どうしてどうして、原シェフの料理は、私なんぞのぶきっちょな妄想で凌げるような、生半可の結晶ではないのだった。

 ま、そんなこと、はじめっからわかってましたけどね。
 本日、いただいたもの。
 
   前菜:レンズ豆とヤリイカのオーブン焼き
     (豆好きなので。とりわけ豆と魚介の組み合わせにはめっぽう弱い。
      歯ごたえ、「プリッ」と「パリッ」の中間みたいな感じ。塩加減、絶妙。メロメロになる。
      イカを食べて美味しい、と思ったのは、パリの L'Assiette のイカのソテー以来だ。
      Luluのはもっとスッピンの、素っ気ない料理だったけど。あれも、食べたときは、
      値段のことを考えると「ソテーしただけやん?」と思わずにいられなかったけど、
      値段のことを忘れた今、改めて思い出してみると、再食したいもののひとつだな。)

  パスタ:ヒシコイワシとウイキョウのスパゲッティ
     (トマトソースだったのが意外。シェアしたので、やや物足りず。1人前とるべきであった。)

    魚:イサキのロースト
     (皮がパリパリの焼き加減が完璧。写真を載せたかったけど、ピンボケだった。
      付け合せはポテトのロースト、そしてリボリータ。
      前菜で泣く泣く諦めたリボリータを付け合せで食べられるとは。感激。)

    肉:イノシシのロースト マウンテンペッパーベリーソース
     (ジビエの季節ということで。マウンテンペッパーベリーというもの、
      初めて食べたけれど、ブルーベリーと胡椒を足して2で割ったような不思議なものだった。
      それじゃ、ブルーベリーと胡椒でも作れるじゃんという話になりそうだが、
      そんなに甘く(味がね)もないらしく、ブルーベリーで作ったら、
      もっと甘ったるいソースになりそうなのだ。)

 デザート:クルミのトルタ、生イチジクのタルト
     (お奨めを2つ挙げられると選べなくなる、という頭の悪さ。
      実家で飼ってる犬はおやつをいちどに2つもらうと固まってしまうが、まさにそんな感じ。
      どっちも食べればいいんじゃん、と気づくところが、犬より少しましなところか。
      とりわけ美味しかったのはクルミのトルタ。味も見た目もじつにキレイ。
      いままで食べた原シェフのデザートとはあまり似ていなくて、新鮮だった。
      いや、いままでのだって、美味しくてキレイには違いなかったんだけど。
      こういうスタイルのも、きっちり作っちゃうんだなあ、と感じ入る。)

 早めの入店だったのに、帰りの電車が心配になるくらいの長居をしてしまった。それほど楽しい、一日の終わり。


 ちなみに、今日は一時帰国中のラブレーのKさん、そしてゾラのUKちゃんが一緒だった。昼過ぎに鎌倉で待ち合わせて、買い物・散歩など。市場にも行って、昨日あんなに買ったのに、またしても野菜をバカスカ買ったのは、はい、知能犬並みの私です。
Posted by truiteaubleu at 23:41 │イカ calmar  | 魚 poissons