希薄化率と言った場合、その内容としては大きく分けて2つの異なる指標が考えられるので、厳密な内容が必要な場合にはどちらを指しているのか注意する必要がある。

<その1>

公募増資などで発行済み株式数が増加する場合に、 どれくらい株式が増加するかを表す比率。要するに、株式数増加率。

計算式は、
希薄化率%  = 株式数増加率%  = 100 x 新規発行株式数 / 既発行株式数

<その2>

公募増資などで発行済み株式数が増加する場合に、(従来からの株主からの視点で)発行株式数がふえることで1株の実質的な権利内容が目減りする度合いを表す指標。

計算式は、
希薄化率% = 100-100/(100+株式数増加率%) 

  =  100 - 100 x 既発行株式数/( 新規発行株式数+既発行株式数 )
その意味合いを簡単に言い換えると、
  • 1株あたり利益は、希薄化率分だけ減少する
  • したがって、発行前後でPERは一定と仮定すると、株価は希薄化率分だけ低下すると考えられる
ということになる。