ワンマンのチケットを買ってくれると


1stミニアルバムから

「完成未完成の僕ら」


2stミニアルバムから

「ファンファーレ」

「時間よ戻れ」


2st.シングルから

「金銭問題」


そして、完全新曲の

「30歳」


その5曲入りのミニアルバムが特典として付いてきます


なので、今回は「30歳」という曲について



「30歳」この曲は


葛藤と苦難と、ポジティブな諦め


それと感謝の言葉。


なんてね



23歳の頃、ニートをしててずっと家にいた。


一回就職したんだけど、ブラックというか給料が4万円しか貰えなくて凄く挫折してすぐ辞めた


それからはずっと家に居て


日がな一日過ごした


その頃丁度、神聖かまってちゃんの「ともだちを殺してまで」というかミニアルバムがでて


僕はそれをなんだか適当にずっと聴いていたのを覚えているんだけど


なんだか、またバンドやってみたいな


って思ったのはそのアルバムのお陰だと思う


音楽を始めたきっかけが、ブルーハーツやゴーイングステディなら神聖かまってちゃんは再トライのきっかけなんじゃないかな


とにかく


「ロックンロールは鳴り止まない」と「23歳の夏休み」って曲が妙にその時の僕にはハマったのだ


その頃、何にもなかったから


なんでも出来る気がした


それから色んな人にあって、色んなこと覚えて


色んな自分にも出会った


まぁそれから、7年ぐらい経った頃の僕は、丁度23歳の僕が一周したみたいな僕で


上手く言えないけれど、何だか色んなものを持ってるような、逆に本当になんにも持ってないような気分だった


だから色んなことをやりたがった


仕事も変えたりしてみた


そんな時、偶然聴かせてもらった「ロックンロールが鳴り止まない」が一気に23歳の僕の部屋とか、孤独とか、不安とか、気持ちとか


そんな事を思い出させてくれて


なんだかめちゃくちゃセンチメンタルな気分にさせて


すっごく沁みてしまった


その時の風景とかタバコの煙とかずっと覚えてる。


がんばろーとかありがとうーとかいっぱい


音楽を聴くと一瞬であの頃に戻れる


お前を14歳にしてやるぜってヒロトが言ってた

なーとか色んな事思って


30歳にしました。タイトル

年齢が大事なんかなって笑


色々考えてみたけど


だだひとつだけ


伝えたい事を、伝えたい人に伝えれたら俺は幸せだなとそう思う


それなら全部そうかもしれないし、全部そうじゃないかもしれないけど


ラブソングだ


なんてね




良い曲なんで、聞いてくださいな




30歳」


30歳になってしまった  

正直色んな事を考えていたんだ

辿り着いた場所は道の途中で

手のひら開いたら何もなかった 

一旦全部諦めてみたら

やりたい事が多い気がして

じゃあ全部やってしまおうなんて

今の俺はそんな感じ 


君と聞いた音楽が素敵で

シンプルで最高の娯楽だ

これをやってる僕が好きで

君に歌いたい歌が出来た

出来たら良い事言えたらいいな

明日も頑張ろうってなれたらいいな

くだらない事でずーとずーと笑い続けてるお前が好きで

僕があなたと聞いた音楽いつまでも鳴っていた


不安が僕を締め付けてた

恋が僕を突き動かした

愛が僕に居場所をくれ

友が話をきいてくれた


溢れてしまって叫んだことや

鳴りやまないギターの音が

イビツで綺麗な全てのものが

今の僕を作ってたのだ


一人で生きてるつもりもなくて

側にいてくれて本当にありがとう

クズで間抜けでしょーもない俺はあなたにとって何になれる?

どうせだったら空だって飛べるぜ

そういう男に俺はなりたい

なんだかちょっとアホっぽいけど今の俺はそんな感じ


諦めてから掴んだ手とか

泣き止まない昔の君が

正しさとは随分遠い

気がしてた本当の心


溢れてしまって叫んだことや

鳴り止まないギターの音が

歪で綺麗な全てのものが

今の僕を作ってたのだ

僕の書いた曲にワールドイズユアーズという曲があります

実はサビ自体は去年の夏ぐらいには何となく出来てたのだけど

どうしても一曲のスストーリーとしてまとめあげる事の出来ない曲でした  

この曲の仮タイトルは「全は一」でした
 
全ては繋がっていて一つのものである

これが全体的なテーマです

でも

綺麗事ばっかり言っても

綺麗な事ばかりやれるわけじゃない人間が

一人は皆の為?

皆は一人の為?     

はぁ?

でしょ

むしろ、それはいい言葉だなぁ

と思ってた小学生の僕が

大人になるにつれて

はぁ?と思ってしまう様になってから

しかし、改めてなんとなくながら

人や環境の

繋がり

というものをなんとなく信じて

感じたつもりになって

俺は仏教や、哲学者や、偉い人が

たどり着く

全ては一つだ

に辿り着きたかったの

でもそれは

なんか偉そうな事が言いたいのではなくて

そう思えたら

面白そう

ただそれだけなんす 


僕らに起こる物事は捉え方によって見え方が変わってくるものが

沢山ある

それをどう感じるかによって

不幸にも、幸福にもなる

そんな当たり前の話は

ミクロの世界から

宇宙規模に至るまで

全てにある 


気がする




ミクロを信じれば
 
目に見えない事がある事が信じれる

宇宙規模を信じれば

自分が理解出来ない大きな事がある事を信じれる

面白くするには

もう良くわかんないものを

信じる

それだけだぜ

って話

やっぱり気持ちが伝わるとか

幽霊がいる

とか

目に見えないものも

なんかある気がする

と思えばそれもきっとあるのだろう

じゃあ

それを科学的に考えても

学校で習った

分子と原子ってのに置き換えて考えると

空気も

僕も

木も花も

ガラスのコップやコンクリートも

全部それで出来ててるから

見たことないけど

分子と原子

でもそれがあるなら

じゃあもう離れているものなんか無くて

連続して繋がっている

それは大きなくくりでは

一つだったりするし

でも、全部違うよ

ってなればそれは全部

別々にだってなる

感じ方次第で

なんにでも変わるやん

って俺は一人で思ったわけです

でも、一人で思った

ってことは

もしかしたら少しずつ誰かに

そう思わされてるだけかもしれない

なぁなんて考えたら

じゃあもう

わけわかんねーー!

ってなったりもするけど   

でも

なんとなく俺なりに

全ては一つって考え方も

あり

やったりするのです

言葉も、想いも、友情とか、恋とか、愛とか、憎しみとか

生とか死とか

そういうものから

親とか周りにいる人とか

音楽とか、漫画とか、アニメとか

小さな努力とか

何もしなくて

逃げ出しまくった自分とか

全部が全部

俺を作ってて

でもそれだけじゃなくて

もっと風とか花とかも

俺には必要で

俺は沢山になにかをもらって

俺になったんだなぁ

って

結局、宇宙規模とかミクロとか言っても

自分の事ばっかりやったり俺はするから

俺なりの解釈で

一人は皆の為に皆は一人の為

ってのが

それならば

じゃあなんとなく



わかる



かな

ってそんな感じ

で、最後に



タイトルが「全は一」

から

ワールドイズユアーズになった経緯は

これ悩んでる時に

ワールドイズユアーズって書いてる

Tシャツを着てた人がそばに居て

世界はお前のものだ!

って最高やん!

って会話をしたから

結局ひとから全部貰ってるんすよ

全部



俺からも

ちょっとでもあげれてたら良いけどね




P.S
めっちゃ話、歪曲したけど

俺宗教勧誘の人とかじゃないんで

安心してくれ!

思想強めのただの鈍臭いおっさんやから!!






  

「ワールドイズユアーズ」


逆転なんて出来なかったたろう

思い通りにならなかったろう

夕暮れも終わってく

紫色の空なにもかも塗りつぶしてく


晴れてる空に閉ざした心

遅れている僕らの夜汽車

遅いなどないのだろ

何度だって僕らやり直す、またミスもする


帰り道は集団のなかでひとりぼっち

誰とも繋がるネット世界でひとりきり

携帯電話で世界を見ている

つもりになっている


人は皆の為、皆ひとりの為って

なんだかピンとこないけど

君は誰かの為、僕はあなたの為というのなら

なんだか少し僕にもわかる気がすんだ


僕がボールを投げてくようにあなたの意思も届くのだろう

重力を含んでる想いそれがあれば時空すら超えて行くだろ、だから歌うよ


風は言葉を乗せ

僕ら土へ還る

意思に電気が心熱く燃えて

僕ら全ててであり全て一つであるというな

嫌いなあいつも、優しいあなたも僕だろう


強い事ってなんだろう

僕ら分子と原子でさ


そこにぼくらがいて

ここにあなたがいる

見えないものから宇宙すら握り込んで

僕ら昨日があり

繋ぐ明日があると言うのなら

生まれた意味など生まれる前にはあるだろう

これから僕らは新しい世界で夢を見る






高校二年生の時に同じクラスに谷くんという男の子がいた  


谷くんは背が高くてひょろっとしている感じの男の子で、見た目は悪くないが口数は本当に少ない男の子だった  


僕が良く一緒にいたグループの中以外で喋ってるところは全然見たことがなかったし  


僕は谷くんと仲が良かったが谷くんの事はあんまりしらなかった  


本人が全然何も言わないのだ

 

谷くんの事で知っている事は放課後は大体スーパーでバイトをしているという事ぐらいで


何になりたいとか  


誰が好きとか


全然話したこともないし、聞いたこともなかった


ただ僕らは

 

アニメと漫画が好きで


とってもオタクだった 


世の中とはなんだろう?


という事に関しては2人でとっても語り合った  


僕自身が喋った事はまるで覚えてないが


僕の部屋は西日が強く


ある日


真っ赤な夕日から紫になって真っ黒になるまで 


2人でずーっと夕日で黙って見てた時に


谷くんがボソッと呟いた


「世界が終わる時はきっとこんな感じやで」 って言葉は何年たっても忘れそうになかったりする


そんな谷くんやから、人から変なやつ扱いされる事も多くて


ヤンキーの友達は谷くんと一緒に遊んでると「何であんな陰キャラと遊んでるん?」みたいな事を良く言われたので 


「谷くんおもろいでー!」って伝えてみたりしたのだが


仲良くなる事は一向になかった


そんなある日


放課後音楽室の扉を開けると


谷くんが居て


僕には気づかない様子で


窓の外にまるで鯉に餌でもやるみたいに


財布の中の小銭をポイポイ投げていた


それこそ、1円や10円とかじゃなくて500円玉や、百円玉を  何枚も何枚も投げていて


僕はビックリして  「谷くん!!!?何してんの!!?」  って大声で呼びかけた


そしたら、谷くんがまた小さい声で


「あぁ、山本さんか・・・」 


「見てみ、面白いで」  


って窓の外を指差した


下には


「アイツ、アホやー!!拾え拾えー!!」  って僕のヤンキーの友達が数人で笑顔でお金を拾っていた


谷くんは僕に


「普段僕のことをバカにしてるやつらも、お金あったら思い通りやお金ってこうやって使うんやで」


って教えてくれた


その時僕がみたのは


笑顔の谷くんと、笑顔のヤンキーの友達で


誰一人として


笑ってない奴がいなかった


世の中の縮図を見た


とはこの事か、と言わんばかりに


僕はその光景を


なんだか凄いものを見たなぁと思いながら


でも、ホンマは  俺も下行って拾たいなぁ・・・

と、ただただ眺めていたのだった


高校を卒業してからは谷くんに会う事はな


一度だけ来た年賀状には


「世界で一番丸い球体ってなんだと思う?」


という質問のみの手紙だった


20歳ぐらいの時に


やっぱり谷くんの事が気になってこっちから


最近どうですか?


とメールをした事があるのだが


たった二行 


「山本さん一つだけ教えとくわ  パティシエはマゾのする仕事や」


って返事が来た


あれから、もう10年経つけど


谷くんは今どんな生活をしているんだろうか?


また一つ昔を思い出して気になっている  

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