◆スルガ銀行の株価下落が止まらない・・・

スルガ銀行の株価は、
2018年1月18日からずっと下がり続けています。


1月17日は、スマートデイズ新社長より、
かぼちゃの馬車オーナーに対して、
破綻についての説明がなされた日です。


日経平均も下がっているため、
影響度合いを図りづらいところではありますが、
過去1年でも最安値を更新し続けています。


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◆第三四半期の決算報告から読み取れることは?

そんな中、2018年2月7日に、
第三四半期(10月‐12月)の決算報告がされています。


かぼちゃの馬車への融資を、
ほぼ一手に引き受けていたとされるスルガ銀行の決算に、
どのような影響があったのか?


スルガ銀行の説明資料の表を見ると、
昨年に比べて、四半期だけで、
248億円ほど融資実行額が減少しています。


上期の減少が昨年比50億円ですから、
下期(2017年10月)に入り、
急激に融資を絞ったということが分かります。


オーナー説明会でスマートデイズからの報告によると、
2017年10月にスルガ銀行の方針転換により、
融資が付かなくなったとのことでした。

時期もピタリと一致します。


かぼちゃの馬車への融資ストップにより、
融資額が大幅に減っていることが、
この決算報告からも読み取れます。


<2017年下期>


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<2016年下期>
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◆延滞率もジワリと上昇


また、延滞率もジワリと上昇しています。


「延滞率=3ヶ月以上延滞債権 ÷ ローン残高 」

で表される延滞率ですが、
0.05% → 0.09% → 0.12%と、
ジワリと上昇しています。


それでもまだかなり低い水準となりますので、
今後この数字がどう変化していくかが、
注目されるところです。


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◆今後どうなっていくのか?

良くも悪くも、スルガ銀行は、
サラリーマン不動産投資家への融資を、
引っ張ってきた銀行です。


スルガ銀行の融資姿勢が、
収益物件の価格動向に大きく影響していると言っても、
過言ではないと考えています。


先日の記事「かぼちゃの馬車破綻で、これから予想されること(3)
で詳しく書きましたが、


1棟マンションや1棟アパートの価格が、
たった3年で1700万円も値上がりしているのは、
スルガ銀行の積極性が大きく影響していたことでしょう。


そのスルガ銀行が急激に融資額を減らしていることを考えると、
この影響は全体に広がっていくことが予想されます。


そして、物件価格も全体的に下がっていくことでしょう。



◆編集後記

これまでは、スルガ銀行は、
不動産投資に対して一定の理解を示し、

横並びの銀行の中で、
がんばってきた銀行だと私は考えていました。


それだけに今回のかぼちゃの馬車の件については、
スルガ銀行の融資姿勢が残念で仕方ありません。


スルガ銀行の方から
「こんな案件(かぼちゃの馬車)は止めた方がいいですよ」
とアドバイスしてあげて欲しかった。。。


「担保ありき」「属性ありき」のような融資だけでなく、
真の金融アドバイザーとして対応して欲しかった。


優秀な不動産投資家を見極める目と、
本当に儲かる物件かを見極める目を、
銀行員も日々養っていって欲しいなと思います。


過去の実績やリスクばかりを見るのではなく、
未来に対して融資をする銀行が現れて欲しいと、
強く感じるのは私だけでしょうか。。。


銀行員の方には頭が良くて、
優秀な方が多いのだと思います。


お役所や支店長や上司からいつも言われて、
日々大変だと思います。


それでも、
日本の経済の明るい未来のために考えて融資をする、
銀行や銀行員が出てきてくれることを願っています!