先日の記事でも取り上げましたが、
スルガ銀行が、「当面の間(調査中の間)」は、
かぼちゃの馬車オーナーの支払いを猶予することが報じられました。



「日住検監修 スマートデイズ被害者の会」を中心とする動きが、
一旦は奏功していると言えそうです。



◆議員へ実態調査を要請

そして、次のステップとして、
議員へ面会し、全容解明に向けて、
実態調査を要請する動きが報じられました。


〜 記事ここから 〜

“スマートデイズ”オーナーら 解決に向け実態調査要請

問題解決へ、実態調査を求めた。

被害を訴えるオーナーは、「要望書を提出します。よろしくお願いします」と話した。

不動産会社「スマートデイズ」が運営するシェアハウスをめぐり、約束された賃料が支払われなくなっている問題で、被害を訴えるオーナーらが、衆議院・財務金融委員会の議員らと面会した。

大半のオーナーが、スルガ銀行から融資を受け、その多くが1億円を超える投資をしていて、面会でオーナーらは、融資の実態などの調査を議員らに求めた。

被害訴えるオーナーは、「直接聞いていただけるというのは、進歩というか、第1ステップ」、「国会なり公の場で、この問題をしっかり世に知らしめてもらって、世論の醸成をぜひお願いしたい」などと話した。

オーナーらの支援団体によると、シェアハウスをめぐっては、「スマートデイズ」以外の業者が運営するシェアハウスでも同様の被害を訴えるオーナーがいるとしていて、支援団体は、幅広く救済を行っていく考え。

58

26

(2018年3月9日 FNNニュースより)

〜 ここまで 〜



◆スルガ銀行も引き下がれなくなった

社会問題になっていくことは予想していたものの、
議員を巻き込んで、ここまで話しが大きくなってきたことに、
驚きを隠せません。

かなりオオゴトになってきたなという印象です。


これは、かぼちゃの馬車オーナーにとって、
良いニュースだとも言えますし、
悪いニュースだとも言えると思います。


ここまで大々的にニュースや新聞で取り上げられ、
議員までを巻き込んで話しが進んでいますので、

スルガ銀行としても、
社を上げて取り組まなければならない、
と考えていると思われます。


世論としては、「スルガ=悪」のような、
そんな流れになってきていますので、
払拭しなければ、今後の社運を左右しかねません。


スルガ銀行がどのように対応していくのか、
今後の不動産投資市況を占う上でも、
非常に注目されるところです。



◆消費者契約法などでも問題!?

スルガ銀行としては、
本当であれば、身の潔白を証明して、
「全面的に無実」を訴えていきたいところです。


しかし、あれだけ大々的に、
スマートデイズ社や販社と組んで、
セミナーを開催しています。


「業者と組んで、かぼちゃの馬車をPRしていた」
と疑われても仕方ありません。


現役銀行員という方からコメントを頂いていますが、
コラボセミナーのようなビジネスマッチングには、
本来であれば、厳格なルールがあるようです。


業者と契約し、顧客には事前に同意をとり、
業者とは同席しないなど、
詳細な手順を踏まないといけないとのことです。


これらのルールを大きく逸脱している可能性すら、
指摘されています。


さらには、「消費者契約法」にも、
触れる可能性を指摘されています。


たしかに全銀協のホームページに書かれている、
「消費者との契約のあり方に関する留意事項」の責務を、
スルガ銀行が全うしたのかは大いに疑問が残ります。


〜 引用 〜

消費者との契約のあり方に関する留意事項


2.銀行取引は銀行と顧客との契約関係として捉えられ、本来、銀行・消費者はそれぞれが自己責任にもとづいて行動すべきものである。しかし、現実には、銀行・消費者間には金融商品・サービスに関する情報量および交渉力において大きな格差が存在していることから、商品・サービスの提供者としての銀行には、消費者との間に適正かつ健全な取引関係を構築するうえで、そうした格差をできるだけ是正するよう努める責務がある。

(全国銀行協会ホームページより)

〜 ここまで 〜



◆スルガ銀行としての落とし所

上記のような疑義もあり、
「黒」かどうかは今は分かりませんが、
堂々と身の潔白を訴えること躊躇されるところです。


かといって、かぼちゃの馬車や類似シェアハウスの、
全オーナーの負債を免除することなどは、
スルガ銀行としても絶対にできないでしょう。


そこで、ある程度の落とし所が必要なります。


スルガ銀行の体面を保ちつつ、
議員や被害者の会も納得して引き下がってくれる。

そんな落とし所が必要になってきます。

要は”大人の解決”というやつでしょうか・・・。


ここから先は、誰でも彼でも読めるブログでは、
書きづらいところもあるため、
メルマガに譲りたいと思いますが、

いずれにしても、最終的には、
落とし所が用意されていくんじゃないかなと思います。


救われるオーナーも出てくると思います。



◆救われるオーナーと救われないオーナー

では、どんなオーナーが救われて、
どんなオーナーが救われないのでしょうか?


まず、救われるのが厳しいと考えれるオーナーを考えると、
不正に加担していたオーナーは当然として、
以下のようなオーナーは難しいと思われます。

※あくまでも私個人の勝手な考えです。


・不正を知っていたが、黙認していたオーナー

・スマート社や業者から何かしら見返りを受けたオーナー

・リスクを認識していたオーナー

・かぼちゃちゃの馬車以外にも物件を所有しているオーナー

・複数棟のかぼちゃの馬車を所有するオーナー



一方で、救われる可能性のあるオーナーとしては、

・身の潔白を証明できるオーナー

・知らないところで、勝手に不正をされていたオーナー

・かぼちゃの馬車1棟目のオーナー

・まだ建物が建っていないオーナー

といったところです。


普通に考えると「投資は自己責任」で、
片付けられてしまうところですが、

「不正を一切行っていない」と、
堂々と天に誓って言えるオーナーにとっては、
少しだけ光が差してきたと言えるのではないでしょうか。

8e30fb1535e71794437d02d8381cb8ae_s



◆編集後記

昨夜は、セミナーに参加した後、
品川にある喫茶店で、面談を行っていました。


すると、聞こえてくるわ、聞こえてくるわ。

「実勢価格」とか「積算」とか、
「儲かる」「稼げる」といった話が、
あちこちから。


いかにもなスーツを着た営業マンの、
怪しい投資話に真剣に耳を傾けるサラリーマン。

尖った系のメガネをかけた営業マンの、
パソコンに見入るサラリーマン。

(傍目には、私も十分に怪しいですが笑)


かぼちゃの馬車事件が起こった直後でも、
まだまだ投資熱は簡単には冷めないようです。