かぼちゃの馬車と同様のシェアハウス投資スキームで、
急成長し、破綻した(しそうな)会社が数社あります。


そのうちの1社が、
「ゴールデンゲイン社(GG社)」です。


「金を得る」という、
いかにもな社名の会社ですが、
その実態は怪しいことだらけでした。


一部の営業マンは売り方も強引で、
接待攻勢もかなりのものだったようです。


そして、昨年2017年11月末に、
オーナーには一斉に次のような、
一方的な通知が届きました。


かぼちゃの馬車オーナーに対して、
賃料減額の通知が届いた時期にも一致します。


=== 通知 ===

「需給バランスの激変に伴う予想以上の早さによる市況の悪化により、シェアハウス居住者(賃借人)が支払う賃料の支払いやシェアハウスの運営・管理費用を捻出することが極めて困難な状況となっております。つきましては、誠に申し訳ございませんが、当社は貴殿に対して、本件契約の解約の申し入れをさせていただきます。」

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このような通知を受けたオーナーは、
為す術もなく、呆然としたことでしょう。

手放そうにも残債が大き過ぎて売れない。


自分で運営するにも、
当初の想定家賃が高過ぎて、
満室でも毎月の銀行返済額に届かない。


この先、何十年と赤字を垂れ流して、
給与から返済していかないといけません。


まさに八方塞がりの状態です。



◆レオパレス問題を放置した結果がこれ

今回、GG社の通知に書かれているサブリース解除の理由が、

「需給バランスの激変に伴う予想以上の早さによる市況の悪化により」

ということです。


このように市況の変化を理由にすれば、
おとがめが無いということを、
GG社の人間は熟知しているのでしょう。


なぜなら、レオパレスをはじめとした
サブリースを展開する大手会社も、以前より、
市況の変化を理由に一方的にサブリースを減額or解除を、
行ってきているからです。


そして、特におとがめを受けるわけでもなく、
これまで通り事業を続けているのです。


たとえば、以前にレオパレスが、大家に対して、
家賃保証(サブリース)を強引に解除or減額する通知を、
全社的に行いました。


その時の解除or減額の理由も、
「2008年ごろのリーマンショックを端に発した、
賃貸需要の著しい低下により仕方が無かった」です。


この問題は、国会でも審議され、
集団訴訟に発展するほどになっています。





記事:2018年1月15日「突然の家賃保証(サブリース)の解除通告・・・



しかし、何ら改善されることなく、
サブリース問題は放置されてきました。

悪しき前例を作ってしまったのです。


その結果、今回のシャアハウス投資事件では、
「おとがめが無い」ということをいいことに、
多くの犠牲者を生んでしまいました。


今でも無知の地主やサラリーマンに対して、
サブリースという甘い文句で誘惑しているのです。



◆お金をかき集めるだけ集めたら、あとはドロン


いつでも市況を理由に、
一方的にサブリースを解除できるわけですから、
もうこれは言ったもの勝ち状態です。


「30年保証」を謳って、
お金を集めるだけ集めたら、
あとはドロンするだけですから。


その通り、GG社は、
多額の負債を放置したまま、
事務所を撤退したという報道がされています。


負債を負った会社を放置しておいても、
何もおとがめは受けないのです。


ゴールデンゲイン社の社長、役員、従業員、
そして関係者は今ごろほくそ笑んでいるのでしょうか。


〜 記事一部抜粋 〜

シェアハウス事業のゴールデンゲイン、本社事務所から退去

 シェアハウス企画・販売を手掛けるゴールデンゲイン(株)(TSR企業コード:014435802、港区、日向司社長)の問い合わせが増えている。取材を進めると3月1日までに、これまで本社だった港区内の高層ビルから退去していた。旧本社だった事務所のドアには移転告知と連絡先の携帯電話を記した紙がガムテープで張られている。
 3月8日、ゴールデンゲインの日向社長は東京商工リサーチ(TSR)の取材に応じ、「(本社)事務所は引き払ったが事業は継続している。現在、転居先を探している最中で営業はこれまで通り続ける」とコメントした。

(東京商工リサーチ 2018.03.13)

〜 ここまで 〜


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(2016年頃のゴールデンゲイン社のホームページより)



◆私たちが知識武装するしかない

このように、ありとあらゆる手を使って、
私たち投資家を誘惑してきます。


かと言って、殻に閉じこもっていては、
何も得ることはできません。


ゲーム・ドラゴンクエストのように、
冒険せずに、最初の町でウロウロしていては、
成長することはできません。


すでに未来が分かっているような、
「過去の延長線が未来」といった、
つまらない人生で終わってしまうことでしょう。


ですから、私たち自身が知識武装するしかありません。


知っているか知らないかで、
大きく結果の違う不動産投資の世界です。


積極的に投資家同士で情報交換をし、
メンターやセカンドオピニオンにアドバイスを受けるべきです。


自らの人生を自由に描けるように、
知識武装しながら一緒に戦っていきましょう!

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