◆不可解な動きを見せるスマートデイズ

かぼちゃの馬車を運営していた
スマートデイズ(旧スマートライフ)社が、
民事再生法の申請を行ったことが昨日報じられました。


4月9日「【速報】スマートデイズ民事再生申請、負債額60億円以上



会社を潰すことは、
初めから予測されていたことですので、
特に驚きはありませんでした。


しかし、今回のスマートデイズ社の動きには、
不可解な点がたくさん出てきたのです。



◆不可解な点1「なぜ直前で社長が交代?」

昨日も書きましたが、
民事再生法の申請の直前、
いつの間にか社長が交代しているのです。


これまで、親会社オーシャナイズの代表も務める
菅澤聡氏が今年1月より代表に就任していました。


しかし、菅澤聡氏がスマートデイズの社長を辞任し、
赤間健太氏が代表取締役に就任していたのです。


赤間健太氏は、親会社オーシャナイズの、
取締役CFOでもあります。


CFOは「Chief Financial Officer」、
企業の財務戦略の立案から執行までを担う責任者。

つまり企業のお金を動かすファイナンスのプロです。


なぜ、ファイナンスのプロが、
スマート社の代表に就任していたのでしょうか?


なぜ、1月時点でなく、
民事再生法の申請の直前に、
代表を交代したのでしょうか?



◆不可解な点2「なぜ民事再生を選んだのか?」

企業が倒産に追い込まれた場合、
大きく分けて2通りの方法があります。

1.破産

2.民事再生


※「会社更生」などもありますが、
 ここでは説明を簡略するために書きません。


「破産」は、会社を精算して終了となる一方で、
「民事再生」は、会社を存続する道を進みます。


今回、スマートデイズ社は、
「民事再生」の道を選択しました。

つまり会社を存続させるということです。


しかし、再生できる要因が無ければ、
通常は会社破産を選ぶしかありません。


再建への可能性や戦略、
再生できるほどの売り上げが残っていなければ、
民事再生の道へは進めません。


同様に世間を騒がした、
「はれのひ」や「てるみくらぶ」は、
破産の道を進んでいます。


それも当然です。

民事再生して事業を継続したところで、
そのような会社を信頼して取引する人はいません。


信頼できるスポンサーが現れれば別ですが、
それも可能性としては低いでしょう。


ですから、仮にスマート社が民事再生に進めたとしても、
誰がそんな会社を信頼するでしょうか?

どこに再建策の可能性があるのでしょうか?



◆不可解な点3「民事再生の費用はどこから?」

民事再生の手続きは、
負債額を大幅に圧縮できる一方で、
お金がかかります。


具体的には、負債総額に応じて、
裁判所に予納金を納付する必要があるのです。


今回の場合、負債額は60億以上とされていますので、
予納金は700万円もの金額が必要です。

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さらに、申立費用である弁護士費用として、
予納金と同額か1.5倍の費用が必要となります。


つまり2000万円近くのお金が必要となるのです。

しかも現金で。


1月のオーナー向け説明会で、
前代表の菅澤氏は、

「お金がありません。」

「お金がありません。」

とことさら大きく、
資金が無いことを口にしていました。


そのお金はどこにあるのでしょうか?

どこからそのお金を引っ張ってくるのでしょうか?


いずれにしても確かなことは、
この民事再生の申請によって、

かぼちゃの馬車オーナーに対する債権額は圧縮され、
支払われることはほぼ不可能となってしまいました。。。


しかし、スマートデイズの動きは、
実はもっと不可解な点があるのです。


長くなったので、次回に続きたいと思います。