◆スルガ銀行の実態調査の意図

前回の記事では、

・いよいよスルガ銀行に業務停止命令が、
 金融庁から出される見込み

・業務停止命令は、ここ16間で地銀初

・業務停止処分は数ヶ月になる見込み

・収益不動産への融資はしばらく完全にストップ

・そんな状況でスルガ銀行行員の動き

などについてお伝えしました。




現在、スルガ銀行は、
ゆうちょ銀行からの融資を含めて、

融資をしたオーナーに対して、
実態調査を行っていると思われます。


その背景としては、
金融庁から指摘&指示があります。


一方で、実は裏には、
もう1つの意図もあるのではないか!?


スルガ銀行から融資を受けている人には、
どのような影響があるのでしょうか? 



◆不良債権化する可能性を実態調査

今年に入って、融資を受けているオーナーには、
スルガ銀行から調査の電話が入っています。


また、ゆうちょ銀行から、
住宅ローンの融資を受けている人へは、
面談による調査が入っています。


その背景として、

・不正が行われていたのか?

・融資した物件の収支はどうなっているのか?

・収支は回っているのか?

・不良債権化する可能性はどうなのか?


そういったところを調査していると思われます。


今年4月ごろに、私のところにも、
担当から電話がかかってきましたが、
そのような意図のことを聞かれました。

(私が融資を受けたのは2010年です。)


スルガ銀行から融資を受けている物件の家賃収入は、
スルガ銀行の口座に振り込んでもらていますので、
担当はある程度、私の収支を把握しています。


「こんなに収支が出ているのは珍しいです。」

と思わず銀行の担当者が本音をぽろり。


収支の悪い融資案件が、
かなり多いことが想像されます。


このように一件一件電話して調査して、
どのくらい不良債権化する可能性があるのか、
実態を把握しようとしているのではないでしょうか。

顧客をグリップしておく狙いもあるのでしょう。

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◆一気に処理をする準備に入っている!?

そして、調査を行った上で、
不良債権化しそうなものに関しては、

一気に処理を行う準備に入っている
のではないでしょうか。


つまり、返済が滞りそうな案件に関しては、
預金や資産や担保価値があるうちに、

「できるだけ回収しておいた方が良い、」
という判断もあります。


そのため、
回収にかかり出す準備に入っている、
可能性もあるのです。


なぜなら、それだけ銀行側も
切羽詰まってきているからです。


新規の融資は止められ、
収支の良い案件は他行に借り換えられ、
融資残高は減っていき、
不良債権だけが積み上がってゆく。。。


実際、2018年1Q(4月〜6月)の決算書では、
不良債権が前年同期末比「1064億円急増」し、
融資残高は「935億円減少」しているのです。



◆追い込まれた銀行は容赦ない・・・

こういう時の銀行は、
なりふり構いません。


バブル崩壊後の銀行の動きを見れば、
どれだけ情け容赦ないかが分かります。


不良債権処理に追われた銀行が、
貸し渋り、貸し剥がしを行ったことにより、
1998年(H10年)から、
自殺者が急増したとも言われています。


出典:警察庁「平成29年中における自殺の状況」
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また、ゆくゆくは他の銀行に吸収されるにしても、
吸収前に不良債権を処理させてから、
吸収合併する可能性もあるのです。

(嫌なことはやらせておきたいですから。)



◆不良債権は儲かる!

そして、この不良債権を、
虎視眈々と待っている業者がいます。


「不良債権なんて、なんで欲しいの?」



と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、
実はこの不良債権が儲かるのです。


長くなったので続きます。


(つづく)


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