◆【速報】スルガ銀行に6カ月の一部業務停止命令

週内にも、スルガ銀行へ処分が出ると、
各紙で報じられていましたが、
本日処分が下されたようです。


〜 記事一部抜粋 〜

スルガ銀、6カ月の一部業務停止に 国内銀行で5年ぶり

 金融庁は5日、シェアハウス融資で多数の不正があった地方銀行のスルガ銀行(静岡県沼津市)に対し、不動産投資向けの新規融資を6カ月間禁じる一部業務停止命令を出した。スルガ銀ではすでに判明しているシェアハウス融資などでの資料改ざんといった不正に加え、創業家に関係する「ファミリー企業」への不透明な融資、さらに反社会的勢力への融資といった問題があると判断。企業統治(ガバナンス)上の重大な欠陥があったとした。

(朝日新聞2018年10月5日記事より)

〜 ここまで 〜


記事の中では、金融庁が示した処分理由として、

・シェアハウスなど不動産投資向け融資での問題

・ファミリー企業への融資問題

・反社会的勢力への融資問題

・当局への報告の問題点

・一連の問題の原因

以上の点を上げています。



スルガ銀行 社長が陳謝 一部業務停止「6カ月」

(FNNニュース2018年10月5日より)

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◆スルガ銀行の行政処分についての報告内容 

金融庁からの処分を受けて、
スルガ銀行からも今回の処分について、
報告がなされています。


しかし、その報告を読むと、
これまたツッコミどころが満載です。


たとえば、

「レントロールの改ざん 131件」

「二重契約等 225件」

「(抱き合わせ販売の禁止)違反 534件」

→ こんなもんでは済まないでしょう!?(驚)


一方で、

「反社会的勢力として取り扱っている顧客との間で新規に口座開設している件数46件」

→ えっ!?これだけ反社に対して厳しくなているご時世で、
  この数は多すぎではないでしょうか!?(驚)



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〜 一部抜粋 〜

当社に対する行政処分について

<別紙> 当社が現状把握している内容

今般の行政処分に当たって頂戴した金融庁からの指摘事項について、当社にて現状把握しておりますところは以下のとおりです。

(1)シェアハウスおよび投資用不動産融資に係る書類の改ざんへの関与・黙認等
.譽鵐肇蹇璽襪硫ざん 131件
⊆己資金の改ざん 1,101件
収入の改ざん 89件
て鷭天戚鹽 225件

上記には、当社職員が黙認はしないまでも疑念を抱きつつ融資を実行した案件も含みます。

(2)銀行法第13条の3第3号(抱き合わせ販売の禁止)違反 534件

(3)銀行法第52条の36第1項(銀行代理業の許可制)違反又はそのおそれのある不動産業者の数 88社

(4)創業家ファミリー企業への融資総額
〜篭伐肇侫.潺蝓軸覿箸悗陵算饒躋 488億円
∩篭伐肇侫.潺蝓軸覿箸ら創業家個人への融資総額 69億円

(5)反社会的勢力との取引排除の取り組み関する問題点
“深匆馘勢力として取り扱っている顧客との間で新規に口座開設している件数46件
▲ードローンの新規取引開始時には反社会的勢力と認定されなかったものの、その後新たに反社会的勢力として取り扱うようになった先について、既契約のカードローン枠内のカードローン残高増加を許容した件数 22件

(6)犯罪による収益の移転防止に関する法律第4条第1項(取引時確認等)違反
)/佑亮村租支配者情報を確認しないまま特定取引を実行している件数 18件
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〜 ここまで 〜



◆処分としては軽いが、軽くはない

このような内容に対して、
「6ヶ月の業務停止処分」はどうなのでしょうか?


正直、個人的にはとても軽いなと思います。

無期の業務停止が下されてもいいぐらいです。


しかし、過去16年間で、地銀に対して、
業務停止命令が下ったのは”初”であり、
6ヶ月間の停止は過去最長の処分です。

(これまでの業務停止命令は都銀ばかり)



また、「一部業務」というのは、
「収益不動産への新規融資」ということですから、

ほぼ収益不動産への融資でしか
利益の出していないスルガ銀行にとっては、
かなり重たい処分と見れなくもありません。


新規融資がストップさせられる中、

良質な案件から借り換えされて、
融資残高も急激に減っており、

不良債権化しそうなものだけが、
残ってしまっている状態ですので、

企業の存続すら危ういと僕は感じています。


今日は、速報が入ったたため、
急遽スルガ銀行の行政処分について、
取り上げました。


いよいよ、次回からは
スルガ銀行が業務停止になったことによる、
融資を受けている投資家への影響について、
考えていきたいと思います。

(つづく)


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