From:ななころ
プライベートオフィスより


◆TATERUが第1四半期(2019年1月〜3月)の決算を発表

TATERUが本日13日に2019年1〜3月期の連結決算を発表。


・最終損益が60億円の赤字 ← 前年同期は4億3千万円の黒字

・売上高は前年同期比68.2%減の46億円

・経常損益は48億円の赤字
 ← 前年同期は6億4千万円の黒字

・営業損益は47億円の赤字
 ← 前年同期は6億7千万円の黒字


という予想された通り悲惨な決算内容となりました。

一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、見る影もなくなり、逆に急降下している状況です。


(2019年5月13日「2019年12月期 第1四半期決算短信」より)

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配当は無配となり、人気だった株主優待の3000円QUOカードの配布も打ち切られてしまいました。

今後はさらなる株価低迷を余儀なくされることでしょう。


(2019年5月13日「2019 年 12 月期における配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ」より)

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◆西京銀行は撤退、メインのアパート販売事業はボロボロ

これまでTATERU社は売上のほとんどをアパート販売で収益を上げていましたが、不正が発覚し、メインの融資先あった西京銀行が撤退を表明。


TATERUは西京銀行の株を所有するなど蜜月の関係だったが、株は売却され、関係も解消したと報じられています。


〜 記事一部抜粋 〜

西京銀、アパート投資向け融資撤退 タテルの不正受け

 不動産会社のTATERU(タテル、東京)が西京銀行(山口県周南市)などのアパート投資向け融資の資料を改ざんした問題を踏まえ、西京銀の平岡英雄頭取は10日の決算会見で、アパート投資向けの新規融資から撤退したことを明らかにした。

 この問題は昨夏に発覚。タテルは昨年12月、従業員31人が顧客のネットバンキング画面を偽造して預金残高を水増しするなど350件の不正を明らかにしていた。


 また、タテルが持っていた西京銀の優先株は今年1月までにほかの企業に売却され、タテルとの資本関係が解消されたことも明らかにした。

(2019年5月13日 朝日新聞記事より)

〜 ここまで 〜


結果として、アパートを販売したくても融資先がなくなり、TATERU社の収益源だったアパート販売事業はストップ。

36億円もの赤字となっています。


「不正が見つかったことによる営業自粛」としているものの、実態は融資先が無いために、アパートを売りたくても売れない状況が続いているのではないでしょうか。

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◆とうとうアパート販売実績グラフが消えた・・・

これまでTATERU社は、決算と同時に出していた決算説明資料では、四半期ごとのアパートの販売実績を表したグラフを誇らしげに資料に盛り込んでいました。


しかし、順調に右肩が上がりだったはずでしたが、2018年第三四半期から急減。

絶好調の時には1ヶ月255棟の成約数が、直近では「45棟」→「35棟」と激減していました。


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そして、今回の決算説明資料では、アパートの販売実績の掲載が盛り込まれなくなってしまいました。

アパートの成約数はどうなっているのでしょうか・・・


2019年12月期 第1四半期決算説明資料より)
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◆増加するアパートオーナー数の不思議

それにしても不思議なのはアパートオーナー数です。

なぜか相変わらず増え続けているのです。


2018年12月末時点で「2,198名」だったオーナー数は、2019年3月末時点では「2,338名」と、「140名」も増加しています。


管理戸数も「25,021戸」から「26,200戸」と「1,179戸」も増加。

1棟あたり平均8戸だとすると約147棟の計算となりますので、増加したオーナー数140名とほぼイコール。

ということは、アパート成約数は四半期で140棟はあると思われるのですが???



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◆TATERUアパート所有の危うさ

いずれにしても、TATERU社の存続はかなり危ないラインまで来ています。


保有する現金は今なお「98億円」ほどあり、在庫していた不動産を損切りして一括売却したため、それなりの現金が4月以降に入ってくる予定です。


(2019年4月5日「販売用不動産の売却に関するお知らせ」より)

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一方で、流動負債(1年以内に返済しなければいけない負債)の合計は「113億円」あるため、予断を許さないギリギリのラインであることは間違いないでしょう。


TATERU社のアパートは、かぼちゃの馬車やレオパレスのアパートと違って、サブリースではないため、TATERU社がたとえ倒産することになったとしても、直ちにオーナーが危うくなるわけではありません。



とはいえ、新築であっても埋まっていない物件を多数見てきていますので、「満室になるまで満室家賃保証」が付いていたりする場合は危険です。

家賃保証が外れても利益が出るようにしておかなければいけません。


また、万が一TATERU社が倒産し管理できなくなった場合、スムーズな管理切り替えも心配されるところです。

TATERUオーナーは「Xデー」に備えた対策をしておくことをオススメします。


さらには、TATERUアパートを所有し続ける危うさは、残念ながら楽待の動画で指摘されていた通りです。

このまま持ち続けていることが最大のリスクになってきます。




この動画からも分かる通り、TATERUオーナーには早急な対策も合わせて求められています。


ライフデザイン実践会にも1人サポートさせてもらっている方がいますが、金利交渉や売却、収益改善に取り組んでいるところです。

結果が出てきたらまたシェアしていきたいと思います。




◆編集後記

今日の夕方。

突然息子が部屋に入ってきて、「今日の体操行きたいくない。。。」と言ってきました。

毎週月曜日は18時〜19時まで体操教室に行っているのですが、お腹が痛くて行きたくないと言ってきたのです。


「これは何かあるな?」と感じた私は、別の理由があるのではと掘り下げて聞いてみました。


すると、アップでやっている「倒立2分」が辛くて行きたくないと泣き出してしまったのです。

小学4年生になっても相変わらず甘えん坊なのです。

先週遅れて体操に行っていたのも、冒頭でやる倒立を避けたくて、わざと遅刻していたことが分かったのです。


ただ、ここで逃げていては、これからの人生でちょっと辛いことがあるたびに、すぐに逃げ出す人生になってしまいうのではないか。


息子への理解を示しつつも、逃げ出さずに立ち向かっていけるように励まし励まし、説得すること60分。

なんとか行かせることができました。


子育てというのは、自分自身にも跳ね返ってくるので、本当に難しいですし勉強になるものですね。