From:ななころ
プライベートオフィスより

◆前回のあらすじ

前回の記事では、

・不動産投資家の多くが、大なり小なり一度は物件購入に失敗している

・「失敗はするもの」と考えて投資した方が良い

・失敗を経験した時に、挽回する人とドン底まで行く人に別れる

・挽回できる人の特徴とは?

といったことをお伝えしてきました。


それでは、今問題になっているスルガ銀行で、失敗物件をはめ込まれてしまった人達はどうなのでしょうか?

挽回できるのでしょうか?



◆スルガ融資案件の9割は厳しい!?

私の完全な予想ではありますが、スルガ銀行から融資を受けて物件を購入して、苦しんでいるサラリーマン大家さんが、全国に10,000人弱いるのではないかと考えています。


その根拠はこうです。

スルガ銀行の収益物件への融資額はおおよそ2兆円だと報告されています。

単純計算で1人平均1億円の融資を受けているとすると、1万人のオーナーがいることになります。


詳しくは以前の記事をご覧になって欲しいのですが、1万人のうち、収支がうまくいっているのは1割の1千人ほどしかいないと考えています。

残りの9割、9000人かそれ以上は、収支が悪くて苦しんでいるのではないでしょうか。

(かぼちゃの馬車オーナーは1000人ほどです)


スクリーンショット 2019-08-06 18.20.12

(スルガ銀行 2019年3月期 決算情報より)



◆スルガが提示している解決案は乗るべき?

一方で、スルガ銀行は、第三者委員会の調査を受けて、不正融資が横行していたことを全面的に容認。


シェアハウス物件だけでなく、その他の収益物件にも不正が日常茶飯事的に行われていたことが暴かれました。


そのため、かぼちゃの馬車オーナー被害者団体の活動や社会情勢、そして金融庁からの指示もあり、問題収束に向けて対応せざるおえない状況に追い込まれています。


そして、不正融資によって融資を受けてしまったサラリーマン投資家への解決案を、提示してきています。


それに対して、かぼちゃの馬車オーナー被害者団体は、「代物弁済」の一点突破で、一切交渉には応じない姿勢を見せているようです。


それでは、シェアハウス以外のその他収益物件を掴まされた人たちはどうするべきでしょうか?

その解決案には乗るべきなのでしょうか?

スルガ銀行



◆スルガが提示する解決案

それでは、スルガ銀行はどんな解決案を提示してきているのでしょうか?


今年5月15日に、スルガ銀行は驚くべき解決案を発表しました。


シェアハウス向け融資およびその他投資用不動産融資に関する元本一部カットについて」(2019年5月15日)によると、大きく分けて2つに別れます。


1.金利引下げ

2.元本一部カット



金利引下げだけでなく、元本の一部カットまで提示しているのです。

私自身は、あれほど強気だったスルガ銀行が元本カットなどありえないと思っていましたので、本当に驚きました。

(かぼちゃの馬車オーナーに対しては、金利1.2%前後を提示しているのにも驚いています)


解決手段としては、次の2つを提示しています。

1.裁判による民事調停

2.民間ADRによる和解斡旋



どちらも耳慣れない言葉の人も多いかと思いますが、

・裁判では、裁判官1人と民事調停委員(一般人)2人で組織された「調停委員会」

・民間ADRでは「調停人」 ※今回調停人として認められているのは1人だけ

が、お互いの言い分を判断して、妥協案を提示してくれます。


車の事故を例えるのであれば、過失割合を決めていく作業です。

8:2、7:3、5:5、、、、


そして、双方が妥協案に納得すれば解決となります。


※2019年7月12日「スルガ銀行、元本カットに向けたADRのポイントとは?



◆どれを選ぶかでその後の人生が大きく変わる!

もしスルガ銀行から融資を受けて苦しんでいるのであれば、この解決案には絶対に乗るべきだと私は考えています。


たしかに後ろめたい気持ちや他人の批判があるかもしれません。

(正直、自己資金1割を入れて、スルガ銀行から真っ当に融資を受けていた私としては複雑な思いです・・・)


しかし、車の事故と同じで、スルガ銀行の不正融資が確認されていれば、過失割合「10:0」はありえません。


与えられた権利&チャンスです。

絶対に行使すべきだと思います。

その後の人生や家族を守るためにも。



ただ1つ注意です。

「裁判による民事調停を選ぶか」、「民間ADRを選ぶか」は、より慎重に選ばなければなりません。


あらかじめどちらを選ぶべきかの情報をたくさん収集しておくと良いでしょう。

ライフデザイン実践会の情報交換グループでは、この部分をまさに精査しているところになります。

その選択で、その後の人生が大きく変わってしまうのですから・・・。


(ここでは詳しくは書けませんが、どうやらスルガ銀行は民事調停を勧めているようです。ということはどちらを選んだ方が良いか分かりますよね。)


いずれにしても、前回もお伝えしましたが、ここから挽回できるか、どん底にいくかは、失敗した後の諦めない意思と行動力です。


もう悲しい連絡をこれ以上聞きたくないのです。


今苦しんでいる人は、どうか前を向いて行動していってくださいね!

心より応援しています。



◆編集後記

明日から家族でスウェーデンに旅行に行くため、ブログの更新はできないかもしれませんのであらかじめご了承ください。


なぜスウェーデンかというと、以前からブログを読んでくださっている人はご存知かもしれません。


私は6年ほど前からホームステイを受け入れています。

適正なお金を頂きながら、子供や私自身の英語力向上につながると思い始めたのですが、本当に素敵な体験をさせてもらってきました。


これまで36カ国100組以上の外国人を我が家に受け入れてきたのですが、その中でも強く印象に残るゲストの1人がスウェーデンのおじいちゃんです。


今から4年ほど前、1人でiPad片手に、我が家に来てくれたのです。

74歳という年齢で来てくれたことにも驚きでした。



彼は若い頃に仕事で日本に来たそうです。

今から60年ほど前のことでしょうか。


当時の日本は高度成長の真っ只中。

スウェーデンには無いビルや人の多さに驚いたそうです。


そして文化も習慣もまるで違う日本に来ていろいろなことにも驚いたそうです。

何より日本人の親身になってくれる国民性に深く感銘を受けたそうです。


それから時が経ち、「元気なうちにもう一度日本に来たい!」と夢を叶えに日本に来たのです。

それが我が家だったのです。


そして・・・

(次回以降、スウェーデン旅行記つづく)