From:ななころ
プライベートオフィスより

◆日本の未来に対する不安

前回の記事では、これまで主流だった経済学とはまるで逆の考え方が、今アメリカを中心に日本を巻きんで議論になっているということをお伝えしました。


これまでの主流の経済学では、

・国の支出が増え、借金が膨らむと、その国の信用は低下していく。

・どんどん返済負担はしだいに重くなり、いずれ国家の財政は破綻する。

・だから公共投資を減らし、借金を減らし、財政を健全化すべきだ。


このように考えられていました。


それが、まったくの逆。

・自国の通貨で借金をできる国は破綻することがない

・デフレ時はどんどん借金をして、公共投資するべきだ

このような理論なのです。


「天動説と地動説」ほどの考え方に違いがあるのです。


この理論を、「MMT(現代貨幣理論)」と言います。

この「MMT(現代貨幣理論)」とはいったいどんなものなのでしょうか?


※前回の記事「日本の財政は破綻するのか?




◆「MMT(現代貨幣理論)」とは?

この「MMT(現代貨幣理論)」をわかりやすく解説している本があります。


最初は私も眉唾で読んでいたのですが、実に面白い!

専門用語を使わずに誰でもわかりやすく解説しているため一気に読めます。


目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】


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この本の内容を要約して短く説明するには私に力不足ですので、多くの人に本を読んで欲しいと思います。


この本のポイントを上げるとするならば、

・これまでの日本の「デフレ対策」はすべて逆だった?

・社会通念がひっくり返る「貨幣」「税」「銀行」の役割とは?

・税の役割とは、財源確保ではない?

・銀行が預金通貨という通貨を創造する?

・財政赤字をめぐる誤解とは?

・日本は財政破綻はするのか?

・主流は経済学の間違いとは?

といったところになります。


著者「中野剛志」さんご本人が、勉強会で説明している動画もありますので貼り付けておきます。

本を読んだ後にこの動画を見ると、より一層理解が深まります。





◆日本の財政破綻するのか?

そして、この著書の中に、日本の財政破綻について言及したページがあります。


この本では、逆説的に「日本が財政破綻させる方法」を考えることによって、いかに財政破綻がありえないかを解説しています。


一般にいわれる「財政破綻」のパターンは3つ。

1.政府が債務不履行に陥ること

2.ハイパーインフレになること

3.金利が急騰すること

いずれのパターンも「日本が財政破綻することは極めて確率は低い」としています。


「いずれのシナリオも、国家に「財政破綻したい」という狂気に満ちた政治的な意志がなければ、実現することはかないません。日本の財政破綻を予想する議論が、どれだけ馬鹿げているか。これで、お分かりいただけたのではないかと思います。」

(目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】第8章より)



◆不安は残る・・

この著書やMMT(現代貨幣理論)を知ることによって、日本経済について少し安心しました。

財政破綻はありえないということと、国家の借金は悪ではないないということが分かったからです。


一方で、根本的な解決は何もされていません。

日本政府や日銀は「MMT(現代貨幣理論)」をトンデモ説と捉えています。

もっと「MMT(現代貨幣理論)」について議論するべきではないでしょうか。


また仮に、政府が「MMT(現代貨幣理論)」を採用し、財政支出を増やして公共事業に投資するとなったとしても、適切な投資になるのだろうかという不安も残ります。

政治家や一部の財界人の私腹を肥やすことになるだけなのではないか、という不信感も拭えません。


ですから、これから日本がどこに向かおうが、どうとでも対応できるようにしておくこと。

「私たちにできることをする」というのは、今もこれからも変わらないと考えている次第です。


私の目標は「いつでもどの国でも食べていけるような経済基盤を確立すること」です。

お互いがんばっていきましょう!



◆編集後記

ライフデザイン実践会を運営してきて10年になろうとしています。

これまでいろいろな人たちとお会いしてきました。


今でもお付き合いのある人。

疎遠になってしまった人。

いろいろです。


しかし、ここ最近、昔からの付き合いのある人たちから、

「ななころさんのお陰で今の自分がある」

と言われ、涙が出そうになるぐらい感動しました。


私自身まだ何かを成し遂げたわけではありません。


しかし、今お付き合いしている人だけでなく、久ぶりにお会いした方にまでこのように言ってもらえることは、誇れるものの1つだなと感じています。


こちらこそありがとう。

私も感謝しています。