From:ななころ
プライベートオフィスより

◆前回のあらすじ

京都でセミナーがあったため、前回の記事からちょっと時間が経ってしまいました。


前回は一見すると堅調に見えるとスルガ銀行の決算も、別の角度から見ると黄色信号が灯っていることをお伝えしました。

主に3つに懸念ポイントがあり、収益ローンの延滞率上昇が止まらないのが気になりますね。。。

みなさんはどう感じられているでしょうか?


そして、ここ最近、もっと重大な不正が明るみになろうとしているのです。

今、スルガ銀行から融資を受けている人たちに案内が届き出しているのです。


重大な不正とはなんでしょうか・・・



◆スルガ銀行から届いている1通の案内

かぼちゃの馬車問題を受けて、スルガ銀行の不正融資が徹底的に調査されました。

第三者委員会が設置され、2018年9月に報告された調査報告書は衝撃的でした。。。汗


300ページを超える報告書には、スルガ銀行の不正融資に関する実態が赤裸々に語られてました。

「100件のうちまともな融資は1件あるかないか」と言われるほどの実態。


しかし、まだ大きく取り上げられていない問題があります。

それが「カードローン抱き合わせ融資問題」です。


今、スルガ銀行から融資を受けているオーナーたちのもとに、1通の案内が届いています。

以下のような案内です。

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◆抱合せ融資問題

多くの融資でカードローンやフリーローンとの抱き合わせ融資が行われていました。


先ほど紹介した第三者委員会の報告書には、以下のように報告されています。

「行員アンケートにおいても、167名の行員が、フリーローンやカードローンの借入れを条件とした融資を実行した(又は実行したことを見聞きした)と回答した。」

(第三者委員会の報告書 P.107より)


なんとっ!?

金利7%以上というありえないほど高い金利のフリーローンやカードローンを、さも必須かのように、融資実行時に抱き合わせで融資していたのです。


1000万円の融資を、金利7%、期間10年で借りると、金利だけで400万円近く払うことになります。

高利貸しもびっくりの金利ですよね。


普通でしたら、こんな高金利の融資を受ける人はあまり多くはありません。

しかし、融資実行時は感覚もマヒしていますし、融資をする条件かのように言われれば、融資を受けざるおえません。


こうした行為は、「優位的地位の濫用」と言われ、強く禁止されています。

銀行が強い立場を使って、強制的に借り手企業に不公平な取引を押し付けているからです。


実はかぼちゃの馬車オーナーの中には、物件は代物弁済で解決はしたものの、フリーローンやカードローンについてはまだ解決していないオーナーも大勢いるのです。


今こうした「抱合せ融資問題」を明らかにする動きが出ており、スルガ銀行も対応に追われれているのです。

今回の案内には、以下のようなアンケートで実態調査を行っています。

【アンケート】
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◆不正な抱合せ融資だったとしたら?

以前の記事でもお伝えしている通り、スルガ銀行にとって、フリーローンやカードローンは堅調な収益基盤を支えている柱の1つといっても過言ではありません。

融資残高はワンルームローンやシェアハウスローンに匹敵し、利回り11%を超えています。

恐ろしいですね。。。汗


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(2020年9月期決算より)


もし、フリーローンやカードローンの多くが、不正な抱合せ融資で実行されたのもだとしたら・・・

スルガ銀行の屋台骨が崩れる可能性もあると考えられるのです。


抱合せ融資ですから、1棟収益ローンが苦しくなっているサラリーマン大家も多いですから。。。

最悪は総崩れになってもおかしくないのです。




◆まだまだ明るみになっていない不祥事はいっぱい

このようにスルガ銀行は、一見すると復活している決算内容に思われるのですが、闇はまだまだ深いです。


とてもブログではお話できないような、おかしな取引事例もいっぱい目にしています。

(そこに有名な業者や有名コンサルが絡んでいるケースも・・・汗)


たとえば、

「えっ?本当の売主はいったい誰なの???」

「これって、契約自体が成り立ってないよね!?汗」

といった不可思議な事例がスルガ銀行融資案件ではいっぱいなのです。


長年、いろいろな取引事例や売買契約書を見てきたななころも、最初混乱しましたよ。

たぶん、どんな不正が行われているか良く分かっていない人も多いのではないかと思います。


ですから、スルガ銀行の不正融資の実態は、これからさらに明らかになっていく可能性があるのです。

引き続き注目していきたいと考えている次第です。


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◆編集後記

今日はこれから、スルガ銀不正融資で悩んでいるサラリーマン大家さんを救済するための団体の幹部会に参加してきます。


ハッキリ言って、ななころにはメリットはありません。

それどころか、完全にお金と時間と家族を犠牲にして、立ち上げから関わってきました。


さらに言うと、途中、関わっていたNPO団体におかしな動きがあったりと、さまざまな問題があったりして苦労しました。

人間関係、お金の問題もありました。


しかし、ようやく形になりつつあります。

まだ何も成し遂げたわけでもありませんし、始まったばかりです。


とはいえ、ちょっとづつちょっとづつ実を結ぼうとしています。

スタートラインに戻る道筋がわずかですが見えています。


「投資は自己責任なんだから放っておけば良い」というご意見もあるかと思います。

ただ、ななころの主義として、関わった人は最大限サポートしてあげたいなと考えている次第です。