From:ななころ
プライベートオフィスより
◆新型コロナウィルスはいつまで新型?
2021年は早々に緊急事態宣言に突入するという波乱の年明け。
「コロナ感染者数が1日で○○○人超えて過去最高」
「コロナで○○○人が死亡」
今年もコロナコロナで振り回される一年となりそうですね。
ところで、コロナっていつまで「新型」と呼ばれるんでしょうね?
コロナを新型コロナウィルス感染症と呼ぶのは日本ぐらい。
海外の報道をみていても、家族の友人や家族と話をしていても、新型という言葉は出てきません。
日本ぐらいでしょうか!?
これを「旧型コロナウィルス」と呼ぶようにしたら、どうなるでしょうか?
ここまで騒がれますかね?
◆次々、新型が出現するウィルス界
みなさんもご存知の通り、コロナは昔から何種類もあります。
ごくごく普通に広まっているウィルスですよね。
実際、今騒いでいる新型コロナウィルス「COVID-19」は、2019年に出現したSARSの仲間という意味。
2019年というと、もう1年以上も前です。
新型が次々出現するウィルスの世界では、年月で言えば十分に旧型です。
さらに、現在すでに変異種も出てきているということですから、型としても「COVID-19」は旧型と言えなくもありません。
いっそのこと新型という呼び方をやめるのはどうかなと思ったりもします。
「コロナウィルスとは?」(国立感染研究所)
「コロナウィルスとは?」(国立感染研究所)
でも、ここで言いたいのは、コロナどうこうの話しではないんです。
「それほど名前って大事なんですよ」というお話しです。
これ、心理学の用語で「ブーバ/キキ効果」って呼ばれたりします。
音の響きから、みな共通して同じようなイメージが湧いてくるという効果です。
この効果の威力を知っているので、企業は新しい製品に名前をつけることに全力を注ぎます。
ネーミング次第で売上が変わるとさえ言われているからです。
一方で、私たち不動産投資家はどうでしょうか?
いまだに良く目にしますよね。
「ニューハイツ」とか「ニューハイム」とか「ニューハウス」とか。
当時は「ニュー」とつけることは大きな意味があったのだと思います。
「新型のオシャレな家」というイメージを沸き立たせたかったのでしょう。
しかし、今では「ニュー」って付いていると逆に古く感じてしまいます。
「昭和の物件か」というイメージが湧いてきます。
「◯◯ニュータウン」と呼ばれるエリアも高齢化をイメージしますよね。
「◯◯ニュータウン」と呼ばれるエリアも高齢化をイメージしますよね。
アパート名やマンション名で古い印象を与えてしまうのです。
(あっ、旧型コロナじゃなくて、ニューコロナウィルスと名付けると良いのかな!?笑)
(あっ、旧型コロナじゃなくて、ニューコロナウィルスと名付けると良いのかな!?笑)
◆どうしても満室にならないのなら・・・
しかし、物件を中古で購入して、物件名をそのままにしている人がいます。
入居者や管理会社への周知がありますから面倒という気持ちも分かります。
ただ、ななころは絶対に物件名は変えた方が良いと思っています。
気持ちを込めて、じっくり考えた方が良いと思ってます。
統計的なデータが無いので分かりませんが、入居率にも大きな影響を及ぼしているのではないかと思うほどです。
実際にななころの物件は、築40年を超えても10年以上高稼働率を維持しています。
ですから、物件名を重視することは不動産投資の初歩の初歩ではありますが、入居率が悪い物件は、
「思い切って物件名を変えみてる!」
ということも試してみるのはどうでしょうか!?
1−3月は最も入退去が活発になる時期です。
コロナが入居募集に影響を及ぼす可能性もあります。
2021年も枕を高くして眠れるように、できることからやっていきましょうね!
このネーミングの効果を、大いに活用している企業の1つが小林製薬ですよね。
小林製薬の製品はどれもユニークなものばかり。
ネットで調べた「小林製薬の一番インパクトがある商品名ランキング」によると、
10位:チクナイン
9位:キズアワワ
8位:サカムケア
7位:ムズメン
6位:ナイシトール
5位:ケシミン
4位:ガスピタン
3位:のどぬ〜る
2位:ボーコレン
1位:熱さまシート
あなたはいくつ知っていましたか?
しかも、これすごいのが、商品名からだいたいの効果や効能や用途が連想できること。
ここまで秀逸の商品名を考えられる発想方法をぜひ学びたいものです。