From:ななころ
プライベートオフィスより

学生の頃、サッカーで真っ黒に日焼けしていたのと、口や目が似ているということでタイガー・ウッズと呼ばれていたことがありました。

当時は「全然似てない」と激しく抵抗していましたが、ニュースが出るとなぜか気にしてしまうもの。

「がんばれ、タイガー!」


◆前回のあらすじ

かぼちゃの馬車問題など数々の不正や社内体制が明るみになったスルガ銀行。


融資実行額は最盛期の1/10となり、コロナ融資等で他の銀行が融資残高を伸ばしている中で、ほぼ融資はストップした状態が続いています。


それどころか、貸出金期末残高は「前年同期末比1,977億円減少」しており、みるみる減少しています。


しかし、表面上は今期業績を純利益110億円と上方修正するなど堅調です。

自己資本比率も行政処分前の10%以上の水準に戻してきています。


=== 記事一部抜粋 ===

スルガ銀、今期業績を上方修正 純利益110億円

スルガ銀行は12日、2021年3月期の連結純利益が前期比57%減の110億円になりそうだと発表した。従来予想は60億円だった。シェアハウス関連融資の返済支援での金利下げ対応が予想より少なく、利回りの低下が抑えられた。物件費の減少も寄与する。

(2021年2月12日 日経新聞記事より)

=== ここまで ===


上方修正の理由としては、

・前回発表予想と比較して貸出金利息が上回る見込み(思ったりよりも金利を引き下げなくて済ん?)

・経費が下回る見込み(人が減ったので人経費も事務所費も減った)

といったことをあげています。


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(スルガ銀行 2021年3月期 第3四半期より)


※前回記事「スルガ銀行2021年3月期決算、不動産投資への融資はどうなっている?



◆上昇し続ける不良債権比率

ところがです。

あまり報道されていませんが、依然として1棟モノのローンはくすぶり続けています。


今回の決算でも、不良債権比率が上昇していることが読みとれます。

「不良債権比率15.78%」と非常に高い水準です。

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しかもこれ、氷山の一角に過ぎないと、ななころは見ています。

スルガ銀行も実際はどのくらいが不良債権化するか、分かっていないのではないかと思っています。


というのも、オーナー自身が現在置かれている状況を良く分かっておらず、危機感を感じている人が少ないからです。

「私はどんな不正をされていたのでしょうか?」と聞いてくる人までいます。

むしろ気が付かないように目をつぶっている人もいます。


相談ベースの感覚値ですが、5人に1人は現時点ですでに結構まずい状況です。

それなのに指摘されて初めて気がつく人もいます。


5人に3人はなんとか回っているものの将来的に厳しくなることが予想される人。

ちゃんと回っている人はわずかです。


最近はコロナの影響もあってか、「自己破産する予定です」といった声を聞くことも多くなりました。

(自己破産はあまり良い選択肢ではないのですが・・・)


都心の物件ほどコロナの影響を受けていますので、これから悲惨なことになるかもしれません。

ちょっと怖いです。。。



◆スルガの不正を追求できるのも残りわずかか!?

危機感にいち早く気がついた人たちは今、団体となりスルガ銀行と集団交渉を進めています。

一部元本カットの実現、金利引下げを目指しています。


その規模は150名を超えていますが、ただスルガ銀行の1棟モノ融資の全体の数を考えるとごくごくわずかです。


スルガ銀行の第三者委員の報告書によると、「まっとうな融資は100件に1件あるかどうか」という行員の証言もあります。

ほとんどの融資で不正が行われていた可能性があることを考えると、本当に少ない数です。


「不法行為に基づく損害賠償請求権」は3年で時効を迎えます。


いつから3年とするかは判断が分かれるところですが、スルガ銀行の数々の不正が明るみとなった第三者委員の報告書が発表されたのが「2018年9月7日」です。


仮にそこから3年だとすると、今年「2021年9月には時効」を迎えることになります。

※被害者又はその法定代理人が損害および加害者を知った時から3年間


投資は自己責任ではありますが、スルガ銀行に大規模な不正があったことも事実です。


しかし、ほとんどの人は泣き寝入りで、そのまま払い続けていくことになるのでしょう。

むしろ払い続けられれば良い方なのかもしれません。


日本金融史上最大の破綻劇と言われる北海道拓殖銀行が破綻した際の公表不良債権は9349億円でした。

それに対して、スルガ銀行は現時点で1.1兆円を超える1棟モノ融資があります。


いったいどのくらいの割合が不良債権化することになるのでしょうか・・・



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◆編集後記

「3秒ルール」

食べ物を落とした時、3秒以内に拾い上げればセーフという良く分からないルールがあります。


ななころはこのルールを、続けたい習慣に活用しています。


たとえば、朝走っているのですが、眠たくてサボりたい時もあります。

寒くて布団から出たくない時もあります。


そんな時、この「3秒ルール」を使います。

目が覚めたら3秒以内で布団から出る。

布団から出たら3秒以内で着替える。


着替えてしまえばこっちのもの。

あとはどんなに眠くても、どんなに疲れていても、どんなに寒くても、走りにいけます。


3秒以内だと感情が入る隙間が無いので、機械のように体が動くのです。


逆に「今日は走るのどうしようかな?」と考えてしまうと、絶対にアウトです。

「今日はやめよう」となり、結果サボることになります。


なにかやると決めたら「3秒ルール」ですぐに動き出す。


これ、結構効果的なので使ってみてくださいね。