From:ななころ
スターバックスより

◆とある日の昼下がり

だんだん日差しが強くなってきて、もうすぐ夏がやってくる気配。

夏と言えば、思い出すのが、大学時代の頃にあった背筋の凍る体験。


夜遅くまで話し込み、そのまま友人の家のこたつの中で昼まで寝ていた私。

ハッと目覚めると、友人はすでにバイトに出ていて部屋には誰もいない。


玄関の扉を開けるとすぐキッチンがあり、その奥に6畳ほどの部屋がある1Kの狭い部屋。

部屋は静まりかえり、カチカチと動く時計の音しか聞こえない。

両手の手の平を頭の後ろにしながら、ぼんやりと天井を見つめていた。


すると突然、

古い団地によくある鉄製の扉が、「ドンドンドン」という激しい音がした。

最初は誰か訪ねてきたのだと思い、ほっといた。


すると「ドンドンドン」という音がさらに激しくなる。

次の瞬間、「ドーーン」という音とともに、大きく扉が開いた。


焦った私は急いでこたつから身を起こして玄関の方に目を向けたが、玄関には誰もいない。

勢いよく開いた玄関扉はすぐに閉じたが、なにかがそこにいる。


誰もいないが、なにかがいる気配。

背中に走る悪寒。。。

体中から冷や汗が吹き出す。。。


怖くなった私は、着の身着のままで、鍵も閉めずに部屋を飛び出した。

「いったい何だったんだろうか・・・汗汗汗」


そして、友人がアルバイトを終えるまで近くのファミレスで時間を過ごした。

その日はずっと震えていた。。。


アルバイトを終えた友人にその話しをしてみると、

友人「えっ?お前もあったの?」

私「えっ?いつもあることなの?」

友人「いつもじゃないけど、俺も1回あるんだよね。」

友人「いたずらだと思ってたんだけど」

私「えぇ〜?お前、怖くなかったの?」

友人「別になんかあったわけでもないし。」



そんな話しをしたことを、15年ぶりに会ったその友人と先日話しをしていたら、どうやらその部屋は事故物件だったらしい。

当時、金の無かった友人が少しでも家賃を安くするために、「これは良い」と思って借りた部屋だったそうだ。

この時期になるとどうしても思い出してしまう。


世の中にはこういった物件が数多くあるようだ。

(漫画「霊能者と事故物件視てきました」)
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◆お化けはなぜ怖い?

こういった心霊体験は、若いころはよくしていました。

中学生の頃、昼間寝ていたら、いきなり神縛りにあって動けなくなったり。。。

そのためお化けを必要以上に怖がっていた記憶があります。


しかし、実際はお化けそのものを見たことは、まだ1度もありません。

「なにかいそうだなぁ」「なにかいるなぁ」という気配だけです。


実際に襲われたり、何かに取り憑かれたりといった経験はもちろんありません。


私の親戚に霊感がやたら強いという言う女性がいます。

その女性いわく、普段生活している中で、あらゆる場面で霊に遭遇するそうです。


猫や犬と同じぐらいの頻度で会うそうです。

学校や家といった建物の中が多いそうですが。

あまりにも頻繁過ぎて、霊は特別なものではなく、まったく怖くもないそうです。


そんな話しを聞いた瞬間、私の考えが大きく変わりました。

「お化けというのは見えないから怖いんだな」と思うようになったのです。

その瞬間から心霊体験というのはほとんどしなくなりました。


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◆不安や恐怖もお化け

なぜこんな話しをしたかというと、「将来の不安」や「リスクへの恐怖」も同じだなと思ったからです。

目に見えないから怖いのです。


そして、不動産投資も同じです。

不動産投資の相談を受けていて、よく感じることがあります。


私の不動産投資スタイルは「地方高利回り」ですが、地方の15%とか20%を超す高利回りの物件を狙います。

少ない資金の人間が、なるべく少ない物件数で、短期でキャッシュを積み上げ、できる限り長期間安定して収入を得るためのに最適な投資法だと考えているからです。

もちろん入居需要など現地調査も欠かさない上での判断です。


しかし、地方の人口減少や空室や家賃下落を怖がって、都心に物件を求める人は少なくありません。


成果を上げていればいいのですが・・・


都心エリアで物件を購入にこだわるばかりに、たった毎月5万円〜10万円のキャッシュフローを得るのに、数千万円、数億円の借金をしている人があまりにも多いのです。

赤字まで出してしまっている人もいます。


都心の新築ワンルームマンション、新築狭小アパート、シェアハウス投資物件などがその最たる例です。


彼らに聞くと、「地方は怖い」といういうイメージがあります。

地方はよく分からないので怖いのです。


一方で、「都心は安心」というイメージがあります。

そのイメージだけで儲からない物件を買ってしまう人が、なんと多いことか。。


お化けと同じですね。

「怖いな」と感じたら、それはあなたが見えないことによる恐怖を感じているだけかもしれません。

怖いなと思ったら、そこに光を当ててみることだと感じている次第です。



◆編集後記

このお化けの話し。

実は子供を言い聞かせるのに、昔から大人がやっている手法だったりしますよね。


「そっちいったら危ない!お化けが出るぞー!」

「早く寝ないとお化けが出る時間だぞー!」



たぶん、

・夜に笛を吹くと蛇が出る

・お墓で転ぶとキズが治らない


なんかも見えないお化けへの恐怖心を利用した、言い聞かせなのでしょうね。