2009年12月24日

拉致可能性ある越前市の女性公表 特定失踪者調査会

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 北朝鮮による拉致問題を調べている民間団体「特定失踪者問題調査会」は23日までに、福井県越前市の女性1人を拉致の可能性が否定できない失踪者として新たに公表した。

 公表されたのは同市平出2丁目、河合美智愛(みちえ)さん=失踪当時(20)。同調査会によると、河合さんは1984年4月2日、勤めていた市内の繊維会社から昼食のために、自家用車でいったん帰宅。昼食後に会社に向かったが、そのまま行方不明になった。車も見つかっていない。

 失踪当時の身長は169センチ。おでこが広く、口元に小さなほくろがある。失踪後、実家に1〜2回、無言電話が掛かってきたが、名前を呼び掛けるとすぐ切れたという。

 河合さん失踪後、家族は行方不明者を捜すインターネットのサイトに情報を登録。同調査会側はこれを見て2003年の発足当初から、河合さんを拉致の可能性を捨てきれない失踪者として把握していた。今年10月、家族が調査会に捜索を願う手紙を出したことをきっかけにやりとりが始まった。

 河合さんの家族によると、県内男性が1994年、東北地方の旅館で「かわいさん」と呼ばれ、「武生(現越前市)から来た」と話す女性と会ったという情報がある。

 同調査会の荒木和博代表は「84〜87年は全国で若い女性の失踪が相次いだ」とし「目撃情報もあるがあいまいな点もある。公表により新たな情報に期待したい」と話した。救う会福井の池田欣一会長は「今後、河合さん家族と連絡を取り、解決に向け、情報交換などできる限り支援、協力していきたい」としている。

 同調査会は、特定失踪者のうち、失踪状況や北朝鮮での目撃情報などをもとに、拉致された可能性が濃厚と思われる人を1000番台リスト、このほかの失踪者を0番台としている。これまでに名前を公表した本県出身者または失踪当時の本県在住者は、1000番台が3人、0番台は河合さんを含めて2人。


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