2010年09月22日

拉致被害者家族 柳田法相に要請

北朝鮮による拉致被害者の家族らが、新たに拉致問題を担当する柳田法務大臣と面会し、「問題の解決に向け、目に見える活動をしてほしい」と訴えました。
拉致被害者の田口八重子さんの兄で家族会代表の飯塚繁雄さんや、横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんらは、22日に内閣府を訪れ、拉致問題を担当する柳田大臣と面会しました。この中で飯塚さんは「拉致問題は2002年以降進展がなく、家族は皆、焦燥感を持っている。いつまでに問題を解決するという目標を設定し、目に見える活動をしてほしい」と訴えました。これに対し柳田大臣は「これまでに集めた情報を、現在精査しており、それを踏まえ一生懸命頑張りたい。被害者に早く帰っていただくことがすべてです」と応え、解決への意欲を示しました。また柳田大臣からは、今後、家族会の会合などに参加する機会を増やしていく意向も伝えられたということです。面会のあと横田滋さんは「拉致問題の解決には北朝鮮との交渉が必要だと大臣には伝えました。直接話をして、きちんとやってくれる人だと感じました」と話していました。また横田早紀江さんは「これまで大臣がかわるたびに、何度この道を歩いてきたかと思いました。新しい大臣は拉致問題に対してしっかりした考えを持っている感じがしたので、今はそれを信じたい」と話していました。

拉致被害者家族 柳田法相に要請 NHKニュース


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