2008年10月26日

●モロヘイヤとは


モロヘイヤ

 モロヘイヤは、現在ではどこのスーパーでも手に入れることのできるポピュラーな野菜ですが、日本で本格的に栽培が始まったのは意外と最近で1980年代に入ってからのことなのです。

 モロヘイヤは、正式な名称を「シマツナソ(縞綱麻)」と言い、別名で「タイワンツナソ」とか、細長い実の形から「ナガミツナソ」とも呼ばれているシナノキ科の植物です。

 これらの名前を聞いたことのない人でも、通称のモロヘイヤという名前を聞けば、野菜売場に陳列してあるあの野菜だな、とすぐに思い浮かぶ方が多いと思います。

 1980年代の後半から、この野菜がビタミンやミネラルが豊富に含まれていることから健康野菜として注目されるようになり、モロヘイヤという名前で栽培されてどこのお店でも市販されるようになりました。

 「シマツナソ」は「ツナソ(綱麻又はジュート)」と同属の植物で、ジュート繊維を生産する代表的な原料植物です。

つまり、モロヘイヤ(シマツナソ)は、食用の他に、繊維の原料となる植物でもあるので、古代から人間の生活にとっては、無くてはならない重要な植物だったのです。

ジュート麻は、熱帯やその他の地域で、米や、砂糖、ココヤシ、羊毛、コーヒーなどの農産物を入れて運搬する「南京袋」の材料として有名な繊維で、バングラデシュやインドで最も多く生産されています。

 

 モロヘイヤの原産地はエジプトで、クレオパトラも好んで食べていたと言われています。

 エジプト生まれの通称「モロヘイヤ」は、もともとアラビア語で「王様の食べる野菜」という意味なのです。

 古代エジプトの伝説に、どんな薬を飲んでも治らなかった王様の難病が、モロヘイヤのスープを飲んで治ったという話があります。

 それ以来、モロヘイヤをアラビア語で「王様の野菜(ムルキーヤ)」と呼ぶようになったことがモロヘイヤの語源だと言われています。

 モロヘイヤは、王様だけに食べられていたわけではなく、エジプトや中東の原産地の庶民の人たちが、日常的にこのモロヘイヤの、特に柔らかい新しい葉を、古代から現在に至るまで野菜として食べ続けてきたのです。

雑炊

 また東南アジアや、地中海地域、アフリカなど世界中の広い地域の人々が、モロヘイヤを古代から野菜として食用にしていたと言われています。
 モロヘイヤの葉は、細胞が傷ついて空気に触れると粘り気を出して納豆のように糸を引きます。

アフリカ北東部では、オクラとともにたいへん好んで用いられる食材です。

 またエジプトを中心とする地域では、葉を細かく刻んでぬめりを出し、スープとして食べています。

 このように、モロヘイヤは古代エジプト以来、世界中の人たちの食卓で欠かせない野菜のひとつとして現在に至るまで広く愛用され続けています。


 また日本では、最近健康食品と注目され、様々なモロヘイヤを含む食品が出回るようになってきました。

 モロヘイヤを粉末にし、そば、うどんなどの麺類やパンなどに添加したり、即席スープ、お茶、ふりかけや、せんべい、クッキーなどのお菓子類にも使われています。

 また粉末のモロヘイヤも市販されているので、天ぷらやフライの衣に混ぜたり、赤ちゃんの離乳食にも安心して利用できます。


tryseao at 16:26モロヘイヤとは 
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