2008年10月26日
●モロヘイヤを家庭菜園で栽培するときの注意点
健康野菜として取り上げられ、栽培が簡単なことから、種をもらって自宅の家庭菜園でモロヘイヤを育てたことがある人も多いのではないでしょうか。
最近では、家庭菜園用の種も市販されているので、直まき、または、プランターでも栽培が可能です。
高温多湿の日本でもよく育ち、成長は早くて半年で約2m程の高さにもなります。
中心の茎は3cm程の太さになり、繊維の材料になるくらいですから硬くて食べられません。
青ジソに似た葉をしていて、その若い葉だけを摘んで食用にします。
家庭菜園で特に注意する点はモロヘイヤの種には毒性があるという点です。
種子に含まれるストロフェチジンという強心配糖体は、かつてアフリカで矢の先に塗る毒として用いられた毒成分です。
日本でも牛が食べて死亡する事故が、かつてありました。
自宅で家庭菜園をする場合には、子供が誤って実や種子を口に入れたりしないように注意する必要があります。
花や実、根や太い茎等も食べない方が安全です。
但し厚生省の検査で、人が食用にするモロヘイヤの葉には毒成分が含まれないことが確認されていますので、葉の部分は安心してお召し上がり下さい。
厚生省が当てにならなくても人類の長い歴史が証明していますから安全です。
野菜の毒性は、ジャガイモの芽のソラニン等、以外と身近なところにありますので、注意が必要です。tryseao at 16:10│モロヘイヤを家庭菜園で栽培するときの注意点