奈良公園をテクテクと歩いていくと、こんなものをやっていました。
角切り会場
奈良公園の牡鹿が、観光客や鹿同士を怪我させることが無いように、この時期になると角を切ってしまうんですね。

実際にはほとんどの鹿は一頭一頭捕まえて切ってるらしいのですが、伝統行事として年に数日だけこういうこともやっているんだとか。
事前に調べた訳ではなく偶然その開催日に当たったので、私の旅にしてはラッキーでした。きっと同行者の運気でしょう。


会場に入ると、立派な角を持った牡鹿が何頭かおりました。既に気が立って喧嘩してます。
人も多いしねー、興奮しますよねそりゃ。

鹿追い中
角切りが始まると勢子(せこ)達が鹿を追い込み

鹿、捕獲中
上手い具合に誘導された鹿の角に向けて、捕獲用の縄をつけた器具を投げつけると。

鹿、格闘中
上手い具合にいくと、角が縄で絡み取られます。

目隠し中
一頭が捕まった頃には、他の鹿に角を切るところが見えないように目隠しをするという気の使いよう。

鹿、拘束中
会場に設置されている柱を使って縄を手繰り寄せ、

確保完了
鹿の捕獲成功。

寝床?
神の使いなので、地べたに寝かせて、という訳にはいきません。用意周到です。

角切り開始
神の使いに一般人が手を出すわけにはいきませんので、角を切るのは神官の役目です。

角切り中
のこぎりで早速作業開始。

角切り完了
成長途中の角を切ると出血することもあるそうですが、出来上がった角は大丈夫だそうです。神経も通っていないんだとか。

鹿の角
角切り完了。
切った角は神前に供えられます。

そんな感じで。人間と鹿のガチバトルはなかなか楽しかったです。


そこから春日大社に向かい、参拝。
こういう有名スポットでは外国人観光客の姿も多く見ます。

二月堂、三月堂の辺りでは修学旅行生の姿も多く見かけました。
中学生かなー?

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そして東大寺大仏殿。

日本三大大仏の一つを名乗って憚らない東京大仏の地元に住む私が、本家の大仏を見にやってきましたよ。

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うん、やっぱりでかかった。

大仏殿という建物で囲われているせいでしょうか、それとも目の前まで近づけるからなのでしょうか、とにかく大きく見えます。
有事の際にはこれが二足歩行ロボとして日本の危機を救ってくれるのだから東大寺の技術力は侮れません。あ、妄想なんで気にしないでください。


大仏様のご尊顔
大仏様のご尊顔は、鼻の穴まできっちり作りこまれたクオリティの高さだというのは有名な話です。

大仏様の耳
ですが、耳の作りは意外と雑でした…


大仏様の姿をしっかりと目に焼き付けた後は、いよいよ本日のメーンイベント、鹿の餌やりです。

大仏殿の辺りは奈良公園の中でも一番鹿が多い場所だというのは同行者の談。
一番鹿が集まる場所で、たくさんの鹿と戯れて欲しいという心遣いに感謝しつつ、ここで初めて鹿せんべいを購入します。


しかせんべい1

しかせんべい2

しかせんべい3

しかせんべい4


ホントにこんな感じでした。
奈良は恐ろしいところやぁ(ガクガクブルブル


最後に奈良町をぶらぶらして道に迷いつつ散策終了。


夕飯は道頓堀まで出て千房のお好み焼きを頂きました。


翌日に続きます。